私立秀知院学園! 元貴族士族校であり、その制度が廃止された今でなお、富豪名家の出の者や天才秀才が集まる200年の伝統を持つ名門校である。
その生徒たちを纏め上げる生徒会役員達が凡人であるなど許される筈もない!
生徒会副会長、四宮かぐや! 国の四大財閥四宮グループの本家本流の子女であり、正真正銘の令嬢である。
その四宮が支える男こそ、生徒会長白銀御行!
質実剛健、聡明叡知、頭脳明晰。彼は貴族富豪の類いではなく、その頭脳と立ち振舞いから生徒会長の座に選ばれた。己が力で皆から生徒会長へと押し上げられた、カリスマを持つ者である。
そして、この生徒会室の中で、彼らは互いに思惑を巡らせていた。
その思惑とは、即ち。
どうやって、相手に
恋愛において告白を受け、了承すると言うことは即ち、敗北を意味する。
告白するという行為は求める心、相手を想う気持ちがその相手より強いことを意味する! つまり、気持ちにおいて告白を受け入れる側より勝っているのだ! 告白とは、相手を自分の中で特別な者とすると言う契約である。契約を持ち掛ける側と契約書にサインをし受け入れる側でどちらが有利なのかは明白。
なので、校内で噂をされるようなことがあれば、
「噂されているようですね。私たち」
「噂など、気にすることはないだろう。しかし、俺はお前とそういう関係になってもいいと思っている」
「あら、会長ったら。お上手ですのね、うふふ。私会長のそういうところが好きですよ」
「ははは、友人として同じように感じているよ。ただ、その先の関係にも興味はあるがな」
うふふ。
あはは。
というような、ちょっとビターな関係を醸す二人である。
いや、会話自体はビターどころかドロ甘であったが、とにかくお互いが告白とも取れるような言葉を上手く躱してカウンターし合うという文字通りの恋愛頭脳戦がここにはあった。
そんな日々を繰り返して、繰り返して半年。その間に二人は、互いに気の置けない親友のような関係に至っていた。互いに下の名で呼び合い、崩れた言葉で話して、普通に仲良くなっていた。
「御行」と呼びかけたかぐやが資料を渡し、
「ん、かぐや」と返事をしつつもそちらに目をやらずに、受け取って
「はい」とかぐやが返事をしたかと思えば、給湯室に向かう。
何が起こったかわからない人のために説明をしておくと、かぐやは処理の終わった仕事を白銀に渡し、目も合わせることなくその資料を受け取る白銀。そして、もうすぐ仕事が終わるから茶の準備でもしててくれと白銀が名前を呼び掛けただけで、その意をくみ取ったかぐや。
以心伝心を体現できる程に、互いの思考が読める二人には、その場にいる
彼らの恋愛頭脳戦はこれからだ!
はい。
これで終わりです。続きません。
読みたかったら自分で書くことだな、ふはは。
というか、互いにデレデレとか書いてて砂糖吐き出しますよ。
アニメ二期が来たら、続き考えてやるよぉ。