学戦都市アスタリスク 壬生の狼   作:PS

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余談ですが、皆さんは2019年の鈴鹿八耐を見たでしょうか?
あのような結末を誰が予想できたでしょうか。


第二話 接触

 《鳳凰星武祭(フェニクス)》が終了し、結果は星導館学園の天霧綾斗とユリス=アレクシア・フォン・リースフェルトの優勝で幕を閉じたが、結果のことなど気にすること無く、船曳は自身の作業スペースでひたすらキーボードを叩いていた。衣服は変わらず甚平を身に着けているが、今日は自身が一番気に入っている浅葱色の布地に背中には『誠』の白抜き文字が印字されている甚平を身に着けていた。

 いつものように開けた窓から吹く風に風鈴が煽られ、心地よい音を奏でているのをしばし堪能する。没頭することは良いことではあるが、休息はいつでも必要である。

 腰掛けた椅子に深く腰を落とし、背もたれに背を預ける。耳をすませば風鈴の心地よい音が疲れた身体を癒やしていく。

 ウトウトと船を漕ぎ始め、そのまま眠りに落ちようかというところで――。

 

 ピンポーン。

 

 という耳障りな音が意識を無理やり覚醒させた。陰鬱な気分になりながらも来客を知らせるテレビドアホンの前に立つと、更に顔を顰めさせる。

 

(やはり来たな)

 

 カメラに映っているのは星導館学園生徒会長、クローディア・エンフィールドであった。

 先日助けた少女がユリスを通して生徒会長のクローディアに自身の情報が行き届くと考えれば、この訪問は当然のこと、居留守など使えば更に自分の首を締める結果になる為、ここはしっかりと対応することを決める。

 

「はい」

「こんにちは、クローディア・エンフィールドです」

「わざわざご足労いただきありがとうございます。なにか自身の身に進展でもありましたか? 事前に連絡も無くわざわざこちらに出向くとは」

「事前に連絡を差し上げなかったことは失礼いたしました。ですが、少し確認したいことがございますので、上げていただいても構いませんか?」

「今開けます」

 

 そういうと船曳はエントランスのドアを開けるボタンを押す。部屋に来るまでは少し時間がある為、来客者を迎い入れる準備をする。

 程なくしてまたチャイムが鳴ると船曳は玄関へと足を向ける。玄関の扉に手を掛けた途端に左足の警告音が鳴るが、構わず扉を開ける。

 

「……随分と大所帯ですね」

 

 玄関の扉を開ければクローディアだけかと思っていれば、その他にも人がいることを確認した。クローディア以外に玄関の前にいたのは五人。

 その内の二人は見覚えがある顔。停学の切っ掛けとなった私闘を行った少女、刀藤綺凛。この前ネット上で顔を見たユリス=アレクシア・フォン・リースフェルト。その他の二人は見覚えが無い二人の人物。優男な細身の男と無表情な小さな女。そして――。

 

「お兄さん!」

 

 船曳の姿を見るや腰に抱きついてきたメイド服を身に着け獣耳を生やした少女、フローラ・クレム。その様を見たクローディアが怪しく笑う。

 

「さて、船曳さん。私達が来た理由はわかりますね?」

 

 だが、想定外の事態が起こっても船曳の精神は揺るがなかった。まずは腰に抱きついてきた少女を軽く小突いて後退させると――。

 

「誰だ? 君は?」

 

 突き放すように、そして咎めるような視線をフローラへと向ける。

 

「えっ、お兄……さん……?」

「おい、貴様」

 

 呆然とするフローラを庇うようにして前へ出たユリスは船曳を睨む。船曳はそんな姿を一瞥すると視線をクローディアへと向ける。

 

「とりあえず上がってもらえませんか? これがうるさいのと、この敷居をまたいだ瞬間に警備隊と学園関係者が飛んでくるので」

 

 船曳は警告音が鳴り続ける左足のGPSを指差しながら、この訪問の首謀者であろうクローディアに入室を促した。

 

 

 

 

「では、《鳳凰星武祭》の準決勝、決勝当日もこの部屋にいらしたと――」

「はい、何度も申し上げている通りです。停学処分となった後はこの部屋から一度たりとも出てはいません。その証拠もここの部屋に備えられている監視カメラを有している警備隊に問い合わせてもらっても構いません。それに伴ってそこのメイド服の少女も面識はありません」

 

 先程から幾度も似たような舌戦を船曳とクローディアは繰り返している。クローディアは船曳が外出していたという事実をあの手この手で引き出そうとしているのだが、船曳は毅然としてどんな言葉も同じ言葉で突っぱね返す。

 船曳の部屋に入室した六人はリビングダイニングへ通されると、クローディアとフローラがダイニングチェアに並んで座り、クローディアの対面にダイニングテーブルを挟んで座った船曳、残りの四人はクローディアとフローラの後ろに立ち、事の成り行きを見守っていた。

 しばらくクローディアの口撃が続けられていたが、毅然として対応する船曳にとうとうクローディアは折れた。

 

「わかりました。今この場での判断は私ができるようなことはありません。あなたがおっしゃるとおり、まずは警備隊に問い合わせてみます」

「そうしていただきたいです。むしろそうしてから行動を起こすべきだったのでは? 思い込みで私に何かしらの制裁を加えようとするのはまさしく権力の乱用かと思われますが?」

「はい、今度からはしっかりと確認をすることにいたします」

 

 嘘である。クローディアは船曳の部屋を訪れる前に星猟警備隊に《鳳凰星武祭》期間中の監視カメラ映像を星猟警備隊から提供してもらっていたが、どれもただ日常を謳歌している映像だった為、星猟警備隊の情報を信用していなかったのである。

 内心はどこかでボロを出すだろうと高をくくっていたのだが、舌戦で負けることになり、なおかつカウンターを食らうとは想定外だった。

 

「確認はそれだけですか?」

「ええ、お手間をおかけしました」

「いえ、私も想定外でしたが、暇な時分です。とても良い時間を過ごすことが出来ました」

 

 船曳はダイニングテーブルに置かれたグラスを手に取り、中の麦茶を一口含む。

 

「それにしても、本校から《鳳凰星武祭》の優勝にくわえて四強入りとは、今シーズンは良い成績を残せるのではありませんか?」

「ええ、後は停学者というペナルティがどのような影響を及ぼすか、ですね」

 

 話題を変えたと思った矢先にまたしてもクローディアからの口撃。これには毅然として対応していた船曳も苦笑を浮かべる。

 《鳳凰星武祭》で優勝という快挙を成し遂げた星導館学園だが、船曳という停学者が出た事実もある為、それに対するペナルティがどのように影響するかは分からない。これに関しては弁明の余地は何もない。自他共に腹黒いと称するクローディア、負けっぱなしでは終わらない。

 これ以上クローディアと会話を続けても埒が明かないと思った船曳は停学前に私闘を行った綺凛を見遣る。

 

「刀藤さん、傷は大丈夫かな? 四強入りした程だから心配は無いとは思うが」

「はっ! はいっ! 大丈夫です」

「そうか、それは何よりだ」

 

 そういうと今度は《鳳凰星武祭》の優勝ペアを見遣る。

 

「それから、優勝おめでとうございます。天霧さん、リースフェルトさん」

「ありがとうございます」

「ふん」

 

 素直に称賛を受け取った綾斗と素っ気なく顔を背けるユリス。綾斗は特に船曳に対して悪印象は持ってはいないが、ユリスは先程のフローラへの対応のせいで悪印象を持ってしまったようだ。

 

「それと沙々宮さんも四強入り、おめでとうございます」

「どうも」

 

 次に紗夜に称賛を送るが、こっちも素っ気ない対応をされてしまう。

 

「それとフローラさん、さっきはごめんね。それと、災難だったね」

「…………」

 

 最後にフローラに声を掛けるが、玄関前での出来事と先程まで繰り返されていたクローディアとの舌戦の影響か、顔を俯かせ、何も答えない。

 

「さて、お話は終わりでしょう、これ以上話すことも無いと思われますが」

「そうですね、これでお開きとしましょうか、皆さん」

「あっ! あのっ! 船曳さん」

 

 この場での話し合いを終了しようとした矢先、綺凛が船曳に声を掛ける。

 

「どうしたのかな? 刀藤さん」

「あのっ、復学なされた時、また私と戦っていただけませんか」

 

 綺凛からの提案に船曳は瞑目し、無言でグラスを口に運び麦茶を含む。

 言外に『理由を言え』という旨の言葉を受け取った綺凛はその旨を汲み取り、口を動かす。

 

「あの時、私は未熟でした。今でもまだ、船曳さんに勝てるとは思っておりません。ですが、あの時から私は変われました。だから、今の自分の力がどこまで船曳さんに通用するのか――」

「断る」

 

 理由を述べていく綺凛の言葉を最後まで聞かず、船曳は拒絶の言葉で一蹴する。

 

「……理由を伺ってもよろしいですか」

 

 険しい顔つきをしながら綺凛は船曳に理由を問う。船曳は瞑目しながら口を開く。

 

「他人の物差しにするなんざ、時間の無駄だ」

 

 手に持ったグラスを置く船曳。

 

「それに――」

 

 そう言うと船曳は目を細く開き、全員を見遣る。

 

「“井の中の蛙の一番争いなんざ、俺の眼中には無い”」

 

 そう言い放った船曳の言葉に各々が反応した。綾斗と綺凛は剣客故か、自身とは別格の強者だということを感じ、息を飲む。

 しかし、その二人とフローラを除いた女子三人は敵意を隠そうともせずに顔を顰めた。

 

「それは、どういう意味でしょうか」

 

 女子三人の気持ちを代弁するように、クローディアが口を開いた。

 

「どういう風に受け取ってもらっても構いません。さて、これで十分でしょう」

 

 話し合いは終わりだ。というように、船曳は腰を上げる。

 

「そうですね。では、私達もお暇いたしましょう」

「ああ、いくぞフローラ」

 

 不愉快だとでも言うようにユリスはフローラを半ば強引に立ち上がらせ、いの一番に玄関へと向かっていった。その他の面々も同じようにその背に続いていく。

 全員が部屋の敷居を跨ぐと玄関へと向き直る。そこには見送りに来た船曳が立っていた。

 

「では船曳さん、今度訪問する時は連絡を入れますので」

 

 最後の挨拶にとクローディアは微笑を浮かべて船曳を見る。

 

「…………」

「船曳さん?」

「ん? ああ、すみません、わかりました」

「ええ、それでは」

 

 その言葉を最後に、扉を閉めようとしたクローディアに船曳はふと声を掛ける。

 

「ちょっと待ってください」

「はい?」

 

 扉を閉めようとした矢先、船曳から静止の言葉を掛けられる。

 船曳は玄関に来てからクローディアには目もくれず、ある一人の人物を注視していた。その人物の姿を玄関で見ていた船曳はいたたまれなくなったのか、扉を閉めようとしていたクローディアを止める。

 船曳は玄関に背を向けて歩き出すとキッチンへと向かう。冷凍庫から氷菓子を一つ取り出すともう一度玄関へと向かう。

 

「フローラさん」

 

 注視していた人物はユリスに手を繋がれたまま、未だ俯いているフローラ・クレムだった。

 名前を呼ばれたフローラは顔を上げる。その目には少し涙が溜まっていた。

 

「ちょっと」

 

 船曳は顔を上げたフローラに手招きをする。

 

「貴様、フローラに何をするつもりだ」

「大丈夫です、お嬢様」

 

 フローラを呼んだ船曳を睨むユリスに大丈夫と声を掛け、ユリスと繋いでいた手をほどいて船曳の下へ向かうフローラ。それを見た船曳も自身が出られるギリギリの位置まで行くと、フローラと目線を合わせるように膝を折る。

 そして手に持った氷菓子をフローラへと渡す。フローラが無言のまま氷菓子を手に取ると、いつかの再現か、右手をフローラの頭へとやるとそっとなでてやり、言葉を掛ける。

 

「この季節、熱中症になったら大変だからね」

 

 その言葉は、星猟警備隊(シャーナガルム)の車両に一緒に乗った時と同じ言葉だった。その言葉を掛けられた瞬間、フローラの頭の中にはあの時の優しいお兄さんとのやり取りが再生され、目の前で自身の頭をなでている船曳の姿はその時の姿と完全に重なった。

 

「お兄さん!」

 

 フローラがそう言葉を発すると、船曳はフローラの頭から右手を離して立ち上がる。

 

「それでは皆さん。道中、お気をつけください」

「はい、失礼しますね」

 

 クローディアは微笑みを浮かべながら言うと静かに扉を閉じた。

 船曳は六人の気配が遠ざかるのを感じ取ると扉の鍵をかけ――。

 

「俺も――甘くなったな」

 

 ポツリと、言葉を零した。

 

 

 

 

 船曳の部屋からマンションのエントランスに戻ってきた六人はエントランスに備えられている談話スペースに集まると、ユリスが腹に抱えていた物を爆発させた。

 

「なんなのだ! あの男は!!」

 

 ダンッ! と拳を談話スペースのテーブルへと落としたユリス。

 

「リースフェルト、怒るのは分かるけど、場所を考える」

 

 その様を見た紗夜が宥めるように言うが、当の紗夜もいつもの無表情な顔の眉間に皺を寄せていた。

 

「そんなことは分かっている! フローラを助けた男だと聞いていたが、どういうことだクローディア!」

「ユリス、まずは落ち着いてください」

 

 紗夜に宥められながらも、まだ怒りが収まらないユリスに対して今度はクローディアが声を掛ける。

 

「まず、船曳さんが停学期間中に外出をしていないことの証拠にと警備隊の監視カメラ映像の確認を行ってほしいと言われたことですが、それはすでに確認済みです」

「なんだと! ではここに来た意味は何だったのだ!」

「私の考えでは、警備隊から提供された映像は偽造であると考えています。同時に、船曳さんは警備隊と何らかの関わりを持っているのかもしれません。まあ、当校の卒業後に入隊が内定していたのですから、関わりが無いとは言い切れません。そこから考えられるのは、警備隊が船曳さんの監視を名目として船曳さんを警備隊の管理下に置き、船曳さんは警備隊で何かしらの活動をしていると考えるのが妥当でしょう」

 

 そう述べたクローディアの考察に、またもユリスが噛み付いた。

 

「それが事実ならあの男も警備隊も信用が出来ないじゃないか!」

「そんなことは分かっております。ですので、今後は彼の情報を我々が独自に探っていくのが妥当でしょう。ですが、それも少し問題がありますね」

「クローディア、それはここの建物のことを言っているよね?」

 

 クローディアが言葉にした問題を綾斗が聡く指摘していく。

 

「はい、むしろなぜこんな場所に居住地を持っていることを疑問に思うべきでした。本来なら六花に住むなら外縁居住区が一般的です。中央区の正しく一等地とも言えるこの場所は、本来なら統合企業財体の役員が住むような場所です。それに伴ってセキュリティも外縁居住区の比ではありません。彼がここに籠もってしまうようなら、私達には探る術はありません」

「なら、あの男がここから出ていった時に情報をできるだけ集めるのだな」

「はい。と言いたい所なのですが、彼も私達が接触してきた以上、下手な動きをするとは思えません。それに、彼の後ろにいるのは警備隊です。現状はこのまま停学期間を継続し、彼が尻尾を出した時に一気に飛びかかるのが良いでしょう」

「なら奴に会った意味は何だったのだ!」

「ユリス、落ち着いてください。何も今日ここに来たのはすべて無意味だったわけではありません」

 

 そう言うとクローディアはここに来る前に船曳から貰った氷菓子を胸のあたりに大事そうに両手で持っているフローラに目を遣る。

 

「フローラさん。あなたを助けたのは、あの人で間違いありませんね」

「はいっ!」

 

 クローディアの問に涙を浮かべながらもフローラは肯定の言葉を口にする。

 

「最初に拒絶された時、エンフィールド様とお話をされていた時は似ている違った人なのかなと思いました、でもっ、でもっ!」

 

 堪えきれなくなった涙を流しながら、氷菓子を潰れるくらい強く握り、訴えるようにフローラは口を開く。

 

氷菓子(これ)をくださって! 頭をなでてくださって! 最後にフローラに掛けてくださった言葉は、あの時のお兄さんでした! フローラを救ってくださったお兄さんは、船曳様で間違いありませんッ!!」

 

 フローラの心からの叫びは静かなエントランスに強く響いた。

 幸い、クローディア達以外には人がいなかった為、この叫びが誰かに聞かれることはなかった。

 

「フローラ……」

 

 断固としたフローラの姿に、怒りに満ちていたユリスが落ち着きを取り戻していく。

 

「ありがとうございます、フローラさん。これが今日ここに来た最大の理由です。私達の中で船曳さんをよく知っているのはフローラさんだけですからね。そして私との会話では一切尻尾を出すことが無かった船曳さんは、最後の最後で小さいですが尻尾を出してくださいました」

「では、やはりフローラを助けたのは――」

「船曳さんで間違いないでしょう」

 

 確信を持ったクローディアは全員を見遣る。

 

「今後、彼は星導館学園には欠かせない人になってくると思います。彼の在学期間は後一年ですが、その一年間は我が星導館学園に警備隊というこの六花では最大のカードを持つことになり得る重要な期間になります。彼の停学期間の解除時期はできるだけ早めるに越したことは無いでしょう」

 

 微笑みを浮かべて述べるクローディア。だが、その微笑みは正しく女狐と呼ばれるほどの嫌らしさを秘めていた。

 

 

 

 

「そうですか、やはりレヴォルフが絡んでいましたか。はい、分かってはいます。ですが問題は無いでしょう。指示通り殺してはいません。ああそれと、今日生徒会長から接触がありました。今後は気軽に外に出ることは難しくなっていくでしょう。はい、それに関しては部下にすでに伝えておりますので、詳しくはそっちに。ええ、では、また何かありましたら」

 

 通話を切ると船曳は腰掛けていた作業スペースの椅子に深く腰を掛ける。

 

(全く、本当に俺も平和ボケしたな)

 

 自嘲気味にそう頭の中で考える船曳。思い浮かべるは今日の訪問の最後に行った少女、フローラ・クレムへ向けた情け。

 

「……こんな姿を死んでいった奴らが見たらなんと言うかな」

 

 ふと零した声はボソリと言った程度で、監視カメラに取り付けられている集音マイクにも拾われることは無かった。

 船曳は椅子から立ち上がるとベランダへと向かう。今度はベランダに出ること無く、窓辺から見える夜空を見遣る。

 

「こんなに星が見える日は、酒も旨いだろうな」

 

 とは言いつつも窓辺から離れない船曳はただ夜空を眺め続ける。

 季節が移り、《鳳凰星武祭》の影響によってか、例年よりも暑かった夏が秋へと変わり、窓辺から見える空は美しい満月に変わる。そこから季節が冬に変わると今度は儚げな雪が空から降ってくる。年が開け、季節が春に変わろうとしている時期にもまだ船曳正の停学期間は終わることはなかった。

 




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