学戦都市アスタリスク 壬生の狼   作:PS

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今回はフィクション上の設定があります。

内容を鵜呑みにせず、あとがきを読んでください。


第八話 秘密兵器

 暗部隊が銀河に対して緊急の特殊作戦部隊を編成して数日が経った。

 

「勝ったな」

「勝ちましたね~」

 

 星猟警備隊(シャーナガルム)の暗部隊部署。その中の一室である作戦企画室で特殊作戦部隊の実行部隊に選出された隊員二名が《獅鷲星武祭(グリプス)》の中継を見てそう呟いた。

 隊員が見ているのは特殊作戦部隊を編成する要因となった星導館学園のクローディア・エンフィールドが率いるチーム・エンフィールドのテレビ中継。

 《獅鷲星武祭》に出場しているチームは残り4チーム。星猟警備隊としては《獅鷲星武祭》の七日目に出場チーム同士の小競り合いをヘルガが対応したということ以外、特段大きな問題は起こらず、順調に日程を消化している。

 

「戻りました」

「お弁当買ってきました」

 

 作戦企画室の扉をノックして、同じく実行部隊に選出された隊員達が買い物袋を持ちながら入室してくる。

 

「組長は?」

「ヘルガ警備隊長と打ち合わせをしているみたいですよ。もうすぐ戻って来ると思います」

 

 作戦企画室にいる隊員は八名。船曳を除いた実行部隊の隊員達である。

 

「結果は?」

「見ての通り」

「ポテチくれ」

「まずお弁当を食べたらどうですか?」

「あれ? エナドリなくね?」

「あっ、買い忘れました」

 

 なんとも危機感がない会話をしている隊員達であるが、特殊作戦部隊を編成して数日経過したら既にこのような有様になっている。実行部隊は想定し得る様々な作戦行動の検証を終え、緊急出動の体制を整えている。後は特殊作戦部隊の諜報部隊からの情報と船曳の実行指令を待つだけの状態である。

 暗部隊の部署では諜報部隊の隊員達が血眼になって情報収集に精を出しているのに対して、完全防音処理された壁一枚を隔てた作戦企画室では《獅鷲星武祭》の中継をかけ流しながら能天気な会話をしている暗部隊の役職者がいる。

 警備隊長であるヘルガが見たら激昂しそうな構図になっているが、責任者である船曳も現状に口を出していない。その理由は既に実行部隊の隊員達が臨戦態勢であるから。今の状態の作戦企画室が仮に襲撃されたとしても実行部隊の隊員達は襲ってきた者達を返り討ちにできるのだ。その理由は船曳の意識改革が強く影響しているからである。

 

「戻った」

 

 ノックもせずに無愛想な言葉で作戦企画室に入ってきたのは船曳。

 

「お疲れさまです」

「マフィアの状況はどうでしたか?」

 

 隊員からの質問を聞きながら、制服のジャケットを椅子に掛け、その椅子に腰を下ろす船曳。船曳の前には隊員達が買ってきてくれた蕎麦の弁当が置かれている。

 

「警備隊長殿の話では、予想していたほど活発にはなっていないらしい」

「てっきり前の警備隊殺傷事件でこっちが疲弊していると思って大きな取引でもあるかと思っていたんですが――」

「組長が殺っちまったから、大きなところは慎重になっていると考えていいのか……」

「油断はできません。パレートの息がかかったチームが六花に来ている」

「まぁ、どちらにしても《星武祭(フェスタ)》の後は少し探りを入れるのがいいだろ」

「遅くないですか? 今からでも少し闇市場に干渉してもいい」

「おいおい、表の奴らが闇市場に行ったらいざこざを起こすに決まっている」

「闇市場の暗黙のルールはここから出ていった奴が知っています」

 

 特殊作戦部隊の実行部隊が特殊作戦に関係がないマフィアへの対応の協議を始めだしたのに対して、船曳はその協議に関わらずに黙々と蕎麦を啜り続ける。

 残っためんつゆも飲み干し。作戦企画室のパソコンを立ち上げ、今回の特殊作戦に関わる全てのデータをモニターに表示していくが、隊員達はまだ協議を続けている。

 モニターに表示されている画面をパソコンで見ている船曳は星導館学園を上空から見た平面図を見つめる。平面図の一部は色付けされており、特に女子寮が位置している箇所は赤く色付けが施され、その場所で銀河がクローディアに介入してくる可能性が高いと実行部隊は予想している。

 だが、ここで想定している様々な可能性はクローディア、もしくはクローディアと共に《獅鷲星武祭》に出場している学生が星猟警備隊に“通報してくる”ことが前提の作戦である。もし星猟警備隊に通報して来なければ、ここで想定している全ての作戦行動が水泡に帰す。

 

(あの女、何を考えている……)

 

 諜報部隊の情報ではクローディアは六花の宿泊施設には滞在することなく、無防備にも女子寮に毎日戻っているという。確かに寮生活を義務付けられてはいるが、六花の、何よりも銀河最大の汚点とも言えるテロ事件の首謀者と目されている人物との面会を望んでいるにも関わらず、毎日銀河のお膝元に戻っているのだ。

 船曳達から見れば頭がいかれていると思うのは不思議でもなんでもない。

 それでも、六花に住んでいる以上はあらゆる犯罪行為から命を賭して守るのが星猟警備隊の任務である。更に打算的なことを言えば、企業が学生の望みを阻止するために妨害工作を働いたという事実を握れば星猟警備隊が企業に対する圧力を強めることもできる。

 様々な理由から六花で起こった事件の捜査に圧力を加えて妨害されてきた星猟警備隊から見れば、今回のクローディアの一件は上手く便乗できれば六花での治安維持活動に大きなメリットをもたらしてくれる。

 当然ながら、何かを間違えれば星猟警備隊にとって致命的なデメリットになりかねない。

 

「…………」

 

 腕と足を組んでパソコンを見つめる船曳の姿は傍から見れば何かを思案しているように見えるが、実情は手詰まりの状態。何も思案できることはない。

 

「――で、組長はどう思います?」

「はぁ?」

 

 そんな中、マフィアへの対応に船曳の意見を求めてきた隊員の声に船曳は抜けた声で反応する。

 

「今回はHRMSのならず者が六花に入っているので、頼りないですが表の奴らにもう少し干渉してもらうのはどうかと思っているのですが」

「なんだ、結論が出なかったのか?」

 

 隊員達のマフィア対策の協議は何も今に始まったことではない。普段は公安部隊に所属している隊員は《星武祭》の期間は六花内にいる情報提供者と協力してマフィアを厳しく取り締まる時期だ。それが今年はクローディアの爆弾発言によってこのような体制になっている。いくらヘルガ達の部署がカバーしてくれているとはいえ、何日も現場を離れているのは公安部隊の隊員にとってはあまり好ましくないのだろう。それは船曳も理解している。だが、ここ数日の協議は船曳が意見を述べることもなく結論がでていた為、船曳は隊員達の話しにあまり耳を傾けてはいなかったのだ。

 

「少なくとも脅威となるような事柄は警備隊長殿から聞いていない。それに、いくらここから出ていった奴がいても警備隊の大半は六花のマフィア社会を分かっていない」

「だからこそいい時期です。少しは修羅場を体験してもらったほうが警備隊にとっても後にいい影響を与えてくれる」

「一理ある。だが、俺達が浪士組時代に行った行動は今でも蒸し返す奴らがいる。変に刺激してまた対立するような状態になれば六花は混沌する。前は人権解放というお題目と警備隊長殿の力添え、更には《蝕武祭(エクリプス)》の発見という結果で世間を黙らせることができたが、今の情勢でマフィア社会に介入する意味はない」

「我々が六花の情勢を気にしますか」

「しなければならん。警備隊の制服を着ている以上はな」

 

 まだ煮え切らない表情をしている隊員を見ながら船曳は背を椅子に預けると一つ息を吐く。

 

「まぁ、いずれお前の野望は実現できると思える。それを見届けることができる保証はないがな」

「そうそう。それに、六花の闇市場は統合企業財体やマフィアの力関係を図るにはうってつけの場所だ」

「俺達も闇市場には世話になっている。それに、もう用済みだと判断したら潰せばいいだけ。まだ利用価値はある。だろ?」

「……六花は本来なら日本の領土。奴らが占拠している場所を開放できれば日本政府が六花に介入できる中継地にできる」

「壮大な理想だな。再開発エリアという絶好の場があるにも関わらず、日本政府が手を出さない。それは今の日本政府に介入できるほどの財力や権力もない証拠だ」

「そう焦る必要はないさ、ゆっくり、じっくりと締め上げていけばいい。だろ? ほれ」

 

 今すぐにでもマフィアを排除する為に行動を起こすべきと提案する隊員に向けてポテトチップスを頬張っていた隊員が宥めながらポテトチップスの袋を差し出した。

 

「……大丈夫です」

「残念」

 

 協議は終了し、作戦企画室にはポテトチップスが砕ける乾いた音と今日の《獅鷲星武祭》の結果から対戦の解説や勝敗の予想をしているテレビ中継の音声だけが流れる。

 今日も収穫はなしかと全員が思っていた時――。

 

「失礼します! 諜報部隊から報告があります!」

 

 と、作戦企画室の扉の外側から隊員の声が聞こえた。

 

「少し待て」

 

 船曳はそう言うとポテトチップスを食べている隊員に視線を送る。視線を受けた隊員はポテトチップスの袋を扉から死角になる位置に配置すると船曳に視線を向けて二度うなずく。それでもまだ船曳は怪訝な面持ちで隊員を見ている。船曳の意図を汲み取れなかった隊員は他の隊員に目をやると、一人の隊員が口元を拭うようなジェスチャーを送る。ようやく意図を汲み取った隊員が口元を拭って船曳を見る。

 

「入ってくれ」

 

 隊員を見た船曳はすぐに扉の前で控えている隊員に入室を促した。

 

「報告します。ッ!」

 

 作戦企画室に入った隊員は室内に入った瞬間に作戦企画室の空気に飲まれてしまい、言葉に詰まってしまった。

 作戦企画室には船曳と暗部隊の役職者が物々しい雰囲気を醸し出しながら入室した隊員を見ている。先程までこのような雰囲気はなかったが、恐ろしいほど早い様変わりようである。

 

「どうした、報告しろ」

「はっ、失礼しました」

 

 船曳の声で我に返った隊員は手元にあるバインダーに視線を落としながら口を開いた。

 

「六花に銀河の実働部隊が侵入しました」

「正体は分かるか?」

「確認を急いでいますが、おそらく『夜吹の一族(ナイトエミット)』と思われます」

「他に情報は?」

「現在は侵入したこと以外、報告できることはありません」

「そうか、ご苦労、下がってくれ」

「はい、失礼しました」

 

 報告に来た隊員が作戦企画室から退出したのを確認すると、全員が視線を合わせる。

 

「よりにもよって夜吹の一族か」

「銀河の本気度が伺えますね」

「いくら腕が立つといっても所詮は学生。殺しのプロ相手に勝てるわけがない」

「それより厄介なのは暗殺を計画している可能性が高いってことですよね? あの一族を使うってことは」

「どうします組長? 私が握っている銀河の汚職を公表して揺さぶりをかけます?」

「それで止まるような相手じゃないだろ」

「私は組長に聞いているの、どうします?」

 

 全員の視線がまだ言葉を発していない船曳に集まる。

 船曳は少し俯き、思案する。考えが纏まると座っていた椅子から立ち上がる。

 

「まず、尼子の提案だが、今回の作戦で尼子の手札を使うことはしない。効果が見込めない」

 

 尼子と呼んだ女性隊員の提案を退ける船曳。

 

「ではどうします? 学園内で暗殺されれば打つ手はありません。なんとか掻い潜って学園の敷地から出てもらうしか我々は介入できません」

「ああ、だから、“割り切る”」

「割り切る?」

 

 船曳はモニターに映る星導館学園の平面図を前にして割り切ると言った言葉の意図を説明する。

 

「予想の通り、銀河は学園内で対象の暗殺を企てるだろう」

「はい、ですから、そこに介入する為の口実を作らなければ――」

「いや、もし学園内で対象が暗殺されたら、俺達は手を引く」

「なっ!」

「はぁ!」

 

 船曳の発言に数名が驚愕の声を上げる。

 

「本当に言っているんですか!?」

「ああ、対象が暗殺されたら俺達は手を引く。それが警備隊にとって最もダメージがない」

「ここまで整えておいて手を引くなんて言ったら諜報部隊の奴らが何を言うか――」

「おい、少し落ち着け、まだ組長の話は終わっていない」

「でも、手を引くだなんて――」

「納得がいかないことは承知している。だが、もし対象が暗殺から逃れても、あの一族が学園の敷地から出すことは考えられない。そこに介入できる余地がある」

「どういう意味です?」

 

 未だに船曳の意図が読めない隊員達が船曳にさらなる説明を求める。

 

「俺達が新選組だった頃にも、何度かあの一族と戦ったことがあるのは覚えているか?」

「ええ、かなり厄介な術を使いましたね。人が本能的に避けるような術」

「そこは別に大した問題ではない。何度か引っかかれば、いずれ昔の感が蘇るだろ」

「まぁ、それは――」

「最も苦しめられたのが奴らの通信妨害だ。覚えているか?」

「はい、隣県にまで及ぶ範囲の妨害でした。六花で使われたら全域に影響がでるかと」

「それは同時に、対象の暗殺に失敗したと判断できる材料になる」

 

 船曳はモニターに映るある部分を指差す。

 

「おそらく、ここに逃げるように誘導するはずだ」

「学園の港湾ブロック……」

「そうだ、都市部の港湾ブロックと違って学園の港湾ブロックは物資の搬入時以外はほぼ無人だ。ここに誘導して防犯用の設備を掌握すれば、逃げ道はほぼない」

「そこは外部から侵入できる道はあるんですか?」

「入れる場所は3ヶ所だが、外部に限ると2ヶ所だ。水上ルートと車両ルート、水上ルートは船で港湾ブロックに渡れる。車両ルートは都市部と繋がっていて、学園の地下を通って港湾ブロックに繋がる。無論、学園の許可がない車両は通ることができないが、今回はこの車両ルートで侵入する」

「すでに実働部隊が入っているので、学園にも手を回しているでしょう。セキュリティはどうするのですか?」

「あっ! ついにあれを使いますか!」

 

 セキュリティについての質問に対して数人の隊員が興奮した声を上げる。

 

「なんですか? 一体何があるんですか?」

「安心しろ、セキュリティは問題ない」

「——お楽しみということで」

 

 不敵に笑う隊員達に困惑する隊員達。困惑している隊員のほうが多いが、構わず船曳は説明を続ける。

 

「学園に突入後、対象を保護して脱出する」

「その後はどうします? 必ず銀河が警備隊に圧力を加えてくるはずですよ」

「そこは警備隊長殿とメディアの力を使って牽制する。そもそも放っておいても銀河が自滅するような手段を選んだんだ」

「思惑通りに銀河が動くでしょうか?」

「動くさ、むしろ損失の穴埋めを手伝ってやるともいえる。だが、もし警備隊に圧力を加えてくるようなら……、尼子、後悔させてやれ」

「さっきは効果が見込めないって言っていましたが?」

「想定通りに進めばお前の手札が有効だ」

「分かりました。その時は後悔させてやりますよ」

「組長、他の企業はどうするでしょう?」

「傍観を決め込むに決まっている。極論を言えば、銀河か警備隊のどちらかが勝手に落ちる。こんなうまい話にわざわざ介入してくる必要はないからな。作戦については以上だ。何か他に質問はあるか?」

「もし対象の保護を妨害してくるようであれば、どうしますか?」

「斬り捨てろ」

 

 考える素振りも見せずに言い切った船曳。

 

「これは、銀河に大損させるチャンスだな」

「だが、これは全て対象が暗殺から逃れられた場合だ。暗殺されれば手を引く」

「組長、定期的に連絡は取っているんじゃないですか? 自分の学校の生徒会長ですよ」

「阿呆、俺があの女と今から連絡を取れば銀河にいらん警戒を与えるだろうが」

「警備隊の任務は民衆の生活を守ることです。警戒されようとも、手を打っておくべきでは?」

「安心しろ。あの女、保険はしているようだからな」

「どういうことです?」

「どういうわけか知らんが、あの女、影星の一人を抱えているんだ」

「それが何か関係あるんですか?」

「その抱えている影星は夜吹の里の出身だ」

「それは、信頼に足るのですか?」

「さあな、それはあの女の人望にかかっている。さて、以上だ。諜報部隊は解散させて、通常の任務に戻ってくれと伝えてくれ」

「よろしいので?」

「合図は敵がしてくれるからな。宮ヶ原、作戦計画書を作る。手伝ってくれ」

「はい、組長」

 

 作戦企画室に船曳と宮ヶ原と呼んだ男性隊員が残り、その他の隊員達は諜報部隊に解散の指示を与えると自身のデスクで仕事を再開した。

 日が完全に落ちた頃に船曳が作戦企画室から出て、その足でヘルガの元へと向かっていく。作戦企画室で既にヘルガに作戦計画書の承認を受けてもらう旨のメールを送っていたので、いつものようにヘルガと二人で打ち合わせを行うことができた。作戦計画書についてはいくつか懸念を示したヘルガであったが、船曳は既に実働部隊が六花に侵入しているという事実を盾にして半ば強引に押しきって作戦計画書にヘルガの署名捺印を貰うことができた。

 それに伴い、実行部隊は《獅鷲星武祭》が閉幕するまで星猟警備隊の部署で待機することを船曳は決断。すでに《獅鷲星武祭》に残るのは4チーム。この状況から早くて今夜。遅くとも決勝戦の前に動き出す可能性が高いと判断した為である。

 

 

 

 

 船曳が待機を指示してから一夜明け、そのまま通常の勤務時間が近づくにつれて特殊作戦部隊から通常の職務に復帰した暗部隊の隊員達が数人ほど部署に出勤してきていた。

 

「組長、部署勤務の隊員から陣中見舞いっていろいろ持ってきてくれましたよ」

「そうか、礼を言っておいてくれ」

 

 作戦企画室では船曳を含めて六名が滞在しており、その内の三名は仮眠を取っている。

 

「そろそろ起こしましょうか?」

 

 船曳と共に起きていた隊員が腕時計を見て船曳に進言する。

 

「そうだな、そろそろ交代だな」

「はい、ほら、“起きて”ください」

 

 丁寧な言葉の一部分に殺気を併せた隊員。

 そのようなことをすれば当然――。

 

「!?」

「はっ!?」

「ッ!?」

 

 ガバッ。という擬音がつきそうな勢いで飛び起きる仮眠を取っていた隊員達。この反応ができるということは戦闘感覚が鈍っていない証拠である。

 

「交代ですよ」

「——冗談の悪い起こし方はやめろ」

 

 一人がそう愚痴りながらも、仮眠を取っていた隊員達はそれぞれが船曳達と交代する形で業務の準備を始める。

 

「磯井と鎌田、それと大刀洗がいないな」

 

 準備を進めていた隊員がこの場にいない隊員の名前を上げる。

 

「その三人は昨日の深夜からある場所で待機してもらっている」

 

 隊員の疑問に答えたのは船曳。

 ヘルガから作戦計画書に署名捺印をもらったあと、船曳は三名の隊員に対してある指示を与えている。その三名は昨日の内に作戦企画室から出ていっており、現在まで戻ってきてはいない。

 

「ちゃんと待機しているんですか?」

「していなければ困る。では三時間後に――」

 

 質問をはぐらかした船曳は座っていた椅子の背を倒して仮眠の姿勢に入る船曳。

 余談であるが、作戦企画室と船曳のデスクの椅子はスポーツカーのシートに採用されるシートブランド品であり、リクライニング機能や収納式のフットレストまでついている代物である。船曳の愛用品であり、居住地にも同じ物がある。当然ながら相応の値段であるが、その全ては船曳の私金から揃えられている。

 閑話休題。半数が起きて半数が仮眠を取るという行動を繰り返し、時刻は少し昼を回った頃。

 現在起きているのは船曳と男性隊員、女性隊員が一人ずつ。仮眠を取っているのは男性隊員が二人と女性隊員が一人。

 作戦企画室に籠もっている特殊作戦部隊の隊員達は船曳を含めて全員が暗部隊の役職者の為、部署勤務も他の隊員に比べると重要度の高い書類審査や管理職としての業務が多い。

 今年は予定外である特殊作戦部隊の業務が舞い込んできた為、予定していた業務予定が大きく遅れているのが現状である。しかし、特殊作戦部隊の業務も一定の落ち着きを見せている為、起きている人物は本来の業務を黙々とこなしている。

 船曳はパソコンに表示されている時刻を見る。もう少しでまた交代の時間になることを確認すると作成中の書類に保存を施した時――。

 

 ダンダンダンッ!

 

 と、大きな音が作戦企画室の扉から響いた。

 音の大きさから仮眠を取っていた隊員まで起き出し始める。

 

「騒々しいぞ、入れ」

 

 船曳は視線を扉に向けることもなく、淡々と扉を叩いている隊員に入室を促した。

 

「失礼します! 隊長方! 緊急事態です!」

「何が起こった?」

 

 慌てふためく隊員を尻目に船曳は冷静に何が起こったのかを問う。

 

「現場に出ている隊員達との連絡が途絶えました!」

 

 その言葉を聞いた船曳は作業していた手を止め、事態を報告してきた隊員に視線を向ける。

 

「全員と連絡が取れないのか?」

「はい、突如として通信不能状態になりました」

「他に情報はないのか? 警備隊内のシステムに障害は? 六花全体ではどうなっている?」

「警備隊内のシステムに障害は確認されていません。ただ、外部との連絡が全く取れない状態です。推察ですが、おそらく六花全体に障害が発生しているかと」

「組長」

「実行部隊、出るぞ」

 

 椅子から立ち上がった船曳は特殊作戦の実行指令を下す。

 船曳に続くように立ち上がった隊員達は作戦企画室内の装備品が入っているロッカーを開けると中から防弾ベストを取り出す。

 

「警備隊長殿と連携して外に出ている隊員の安否を確認、その後は警備隊長殿の指示に従って行動しろ」

「承知しました!」

 

 指示を受けた隊員が作戦企画室から出ていった姿を見送ると船曳も防弾ベストを身に着け、打刀を腰に差す。

 

「準備は?」

「いつでも」

「行くぞ」

 

 船曳を先頭にして特殊作戦部隊の実行部隊が遂に武装して作戦企画室から出る。

 暗部隊の部署では少ない隊員達が様々な手段を尽くして六花の現状の確認に奔走している。

 その姿を横目に船曳達は暗部隊の部署を後にする。

 

「お前達は先に降りて外に待機していろ。俺は別口から出る」

「正面で待っています」

 

 船曳を除いた隊員達がエレベーターで下に降りていくのに対して、船曳は星猟警備隊本部の非常階段に向かい、足早に階段を駆け下りていく。理由は停学処分を受けている学生が星猟警備隊の制服を着ている姿を暗部隊以外の隊員に見せない為である。

 星猟警備隊の隊員は仕事柄、監視対象の顔を覚えている人物が多い。それは船曳も例外ではない。だが、一旦外に出てしまえば船曳の顔を知っている者はほとんどいない。更に船曳は外の勤務は制帽を目深に被っているので、目立つような格好をしていてもあまり顔を知られることはない。

 非常階段を下り終えた船曳は最早お約束というべきか、制帽を被り、そのままビルの正面に向かう。

 正面にはエレベーターで降りていた隊員達が防弾ベストを着用して船曳を待っていた。

 エレベーターで降りてきた隊員達はビルから出るまで防弾ベストを着用していない。その理由は星猟警備隊の正式な備品――ヘルガは着用を認めている――ではないからである。

 暗部隊が特殊作戦の際に着用する防弾ベストは第二期新選組時代の名残が色濃く反映されているデザインなのだ。

 浅葱色を基調にしており、肩口には白色のダンダラ柄、背中には当然『誠』の白抜き文字である。

 

「こっちだ」

「えっ? 組長、まだ三人が――」

「大丈夫だ」

 

 そう答え、歩きだした船曳。

 しかし、船曳が向かう方向にも隊員達は違和感を覚える。

 

「組長、駐車場の位置はそっちでは――」

「いいから黙ってついて来い」

 

 船曳が向かう場所は暗部隊が使用している車両が止められている駐車場ではない。そもそも星猟警備隊の敷地から出てしまった。それでも船曳は歩みを止めることはない。

 船曳の先導で進むこと数分。船曳がある場所で歩みを止めた。

 

「ここだ、三人もここで待機してもらっている」

「ここですか……」

 

 着いた場所は六花の行政エリアにある貸倉庫。船曳の立っている眼の前には横に長い倉庫があり、その倉庫のシャッターは閉じられている。

 船曳が強めにシャッターを叩く。すると、シャッターがゆっくりと上に上がっていく。

 

「わお……」

「これは……」

 

 シャッターが開くと、まず目に入ってきたのが三台の車両。

 

「お疲れさまです」

「準備は?」

「我々も車も万全です」

 

 倉庫の中にいた隊員が船曳へ声を掛け、船曳もその声に応じる。中にいたのは三人の男性隊員。船曳がこの場所での待機を指示した隊員達である。

 

「あの、組長」

「なんだ?」

「ここの車は?」

 

 一人の隊員が船曳へ問う。

 倉庫の中にある車両に共通しているのが左右対称に貼られているデカール。

 そのデカールのデザインは狼犬が牙をむいて地を駆ける姿のシルエット。その狼犬の足元には走って来た軌跡を辿るように小さな星が散りばめられている。

 狼犬が用いられている理由は星猟警備隊の“ガルム”の部分。ガルムとは北欧神話に出てくる冥界の番犬。

 足元にある星の意味は星猟警備隊の“シャーナ”の部分。シャーナとはスウェーデン語で星という意味。

 倉庫にいた隊員の一人が星猟警備隊の語源からデザインしたオリジナルのデカールである。

 そのデカールの存在を妨げないように、左右に01、02、03の数字のデカールも貼られており、その数字は各車両に割り振られている。

 

「全てマフィアや密売組織から押収した車両だ」

「色々と聞きたいことがあるのですが……」

「事務的なことは後回しだ。まずは星導館学園に侵入する作戦を説明する」

 

 そう言いながら、船曳は02のデカールが貼られている車両を指差す。

 02のデカールが貼られているのは日本製の5ドアハッチバック。出荷状態のままでもサーキット走行に対応していることを意味する伝統の赤いエンブレムが特徴的な車両である。

 

「この02車両は暴動鎮圧を想定した車両だ。放水砲のような本格的な装備はないが、収納スペースにはEMPが搭載してある」

「EMP!?」

「一体どこでそんな物を!?」

 

 EMPとはパルス状の電磁波のことであり、電子機器類にサージ電流を発生させて損傷を与える電磁波。またはその電磁波を用いた非殺傷兵器の略称として使われることもある。落星工学の発展によって動力の大半を万応素で補う技術が確立されて廃れるかと思われたが、EMPも対抗するように万応素を動力とする兵器も無力化できるように進化していった。

 

「今や六花の闇市場は世界最大の市場だ。どういった経緯で流れてきたのか分かっていないが、取引をしている業者の一人がジャンク品として仕入れてきた物をリビルトしたんだ」

「かなりの値段でしたが、効果は実証済みですよ」

「効果範囲は? まさか六花の全域に及ぶとか言わないですよね?」

「現代の科学を用いても、大気圏で爆破させるタイプじゃなければEMP兵器の効果範囲は狭い。一つの学園の敷地面積に影響を与えることはない。だが、今回向かう港湾ブロックとそこに通じる地下道路付近に影響は出るだろうな」

「流石にそれはまずいんじゃないですか?」

「今の六花の状況を考えてみろ。全域が通信不能の状態になっている。そこに俺達が出動したという事実を当てはめれば、自然と考えは行き着くだろ。まぁ、少し警備隊長殿にメディア戦略を取ってもらうことにはなるがな」

「三台とも専用のプロテクト済みですよ。車内にいればEMPの影響はありません」

「もう既に頭が痛くなってきました……」

「とにかく、相手のセキュリティ網にEMP攻撃を与えて港湾ブロックに侵入。対象を保護して脱出する。磯井と鎌田は02車両に乗れ、運転はどちらがしてもいい」

「承知しました。磯井さん、俺が運転してもいいですか?」

「前に動かしたのは俺だからな、今回は譲ってやるよ」

「次に03車両だが――」

 

 次に船曳が指差したのは03のデカールが貼られた車両。

 欧州製の5ドアSUV。主にスーパーカーを製造するメーカーが作り上げた車両であり、スーパーカーを彷彿とさせる外観ながら、SUVの特徴である室内の快適性とオフロードも走り抜ける走破性を高い次元で両立させた車両である。

 

「用途は輸送、通信中継、バリケードの突破など、あらゆる状況を想定した車両だ」

「見ての通り、特注のプッシュバンパー付き、室内にも型落ち品ですが軍事用の装備もあります。もちろん改造にあたって構造変更申請はしていますよ」

「かなり黒に近いがな、車検の時に中の装備品には見せていない」

「絶対にヘルガ警備隊長に何か言われますよ」

「その時に考える。大刀洗、運転はお前が、宮ヶ原、尼子、灘、漆も03車両だ」

「大刀洗に運転させる? 本気ですか?」

「ひどい言い様ですね灘さん。これでも大型免許を持っているんですよ」

「では、私は組長と一緒に真ん中にある01の車両に?」

「ああ、薬袋は俺とこの01車両に乗れ」

 

 最後に、02車両と03車両に挟まれるように止まっているのは01のデカールが貼られた日本製の3ドアハッチバック。他の車両と違い、外見から大きく手が加えている。

 フロントには張り出したバンパーに加えてカナードが左右に二枚ずつ、合わせて四枚が装着され、フロントに加わる空力の意識が伝わってくる。フロントフェンダーも大きく手が加えられ、エンジンルームの熱を逃し、ホイールハウスからの空気抵抗を逃がす狙いを伺わせる。左右のサイドシルもリアタイヤに向かいながら上に流れるような構造に変更。リヤには車幅ギリギリのラインまである巨大なアーチ状のリアウィングが取り付けられ、高速走行時のダウンフォースの獲得を強く印象づける。リアフェンダーもフロントフェンダー同様、ホイールハウスの空気抵抗を逃がす設計がされている。リアディフューザーも高速走行時のダウンフォースの獲得やリヤに流れる空気を整流する為に大きな開口部がある。

 外見だけでも上述した装備からどこかの競技用のマシンであると言われても違和感は持たれないだろう。強いて言うなら気持ち程度にルーフに乗っている覆面パトロールカーが付けるような赤色の回転灯だろうか。

 

「この01車両は追跡、先行を目的とした車両だ。制圧に使う武器等は一切装備していないが、徹底的にスピードを追求している」

「ラリーを意識した改造をしています。中にはロールケージに6点式シートベルト、シートも変更、スペアタイヤと工具ボックス、消化器も搭載済み。あとエアバックとかエアコン諸々、不必要な物は全部外してあります」

「……なぁ? 車検――」

「通してませんよ」

 

 01車両のある違和感に気づいた隊員の疑問に01車両の説明をしていた隊員がかぶせるように答える。

 違和感の正体はナンバープレートの有無。他の二台に取り付けられているのに01車両には取り付けられていない。

 

「許可されていない車を公道に走らせるんですか!?」

 

 船曳と共に01車両に乗ることになった薬袋という女性隊員が抗議の声を上げる。

 

「六花の道路なんてあってないような物ですから」

「理由になってない!」

「薬袋さん、落ち着いてください、ここの車両は全部が違法改造ですから」

「だから理由になってない!」

「うるさいぞ阿呆。時間が惜しいからさっさと乗れ」

 

 強引に会話を断ち切った船曳は01車両の運転席のドアを開けるとそのまま乗り込み、車内で出動する準備を始める。02車両と03車両の運転を務める隊員も担当の車両に乗り込み、エンジンを始動させる。

 

「薬袋、細かいことを気にしている時間はない、今は任務を優先しろ」

「足で向かうには遠すぎますからね。それに、こういうのがあってもいいじゃないですか」

「組長を含めて若い衆が色々と頑張っていたようだから、今回ばかりは目を瞑ってやれ」

「俺は車の存在を知りませんでしたけどね」

 

 あからさまに狼狽している薬袋に言葉をかけるのは同じく車両の存在を知らなかった隊員達。この隊員達は違法改造されているとはいえナンバープレートが付いている03車両に乗り込む為、幾分か気持ちに余裕があるのだろうか。船曳と共にナンバープレートが付いていない01車両に乗る薬袋へそれぞれ一言ずつ声を掛け、03車両に乗り込んでいく。

 

「――はぁ」

 

 ため息を一つ吐き出し、覚悟を決めた薬袋は01車両の助手席のドアを開ける。

 

「うわ、すごいですね」

 

 薬袋の目に飛び込んできたのは白い塗装が施されているパイプ――ロールバー又はロールケージ――が車内を囲うように溶接して張り巡らされている車内。それ以外にも本来ならカーペットやカバーで隠されているはずの車内の金属板が露出しており、船曳が座っている運転席のステアリングに付いている配線などもむき出しの状態である。

 身体を滑り込ませてシートに座る薬袋。座ったシートは驚くほど身体をしっかりとホールドしている。

 

「シートベルトは全部着けろ。さっきも言っていたがエアバックは取り外してる。万が一事故ったら身体を固定してくれるのはシートベルトだけだ」

「怖いこと言わないでください」

「あとこれも着けろ」

 

 船曳が薬袋へある物を手渡す。

 

「ネックロックですか?」

「ああ、シートベルトで身体は固定しているが、首はそれがないと守れないからな、いくら《星脈世代(ジェネステラ)》と言っても高速走行時の衝突はかなりの衝撃だ」

「さっきから事故の時の話しかしていませんよね!?」

「悲観的に準備して楽観的に行動する。リスク管理の常識だろ」

「そんな常識よりまずは社会的な常識を遵守してください」

 

 ぶつくさと文句を垂れながらも船曳を手本にシートベルトを着用していく薬袋。

 腰部、肩部、脚部と合わせて6本のベルトがしっかりと身体を拘束している。

 

「がっしりとしてますね」

「苦しかったら余っている帯を緩めて調整しろ。あまり締めすぎると血の流れを止めてしまうからな。次はこれだ」

「インカムですか?」

「ああ、エンジンを始動したら使える。01の車内では通常の会話はまずできない。エンジンの音が邪魔するからな。同時に、専用の回線で02と03で通信できる」

「現状の状況下で通信ができるのでしょうか?」

「ジャミングの対策はあの一族と02のEMPを基準にした対策をしているが、その効果はこの場で確かめる」

 

 船曳が本来なら意匠を凝らした内装の一部分に埋まっているはずのイグニッションスイッチに手を伸ばす。無論、そのような内装パーツはなく、代わりに赤いスイッチカバーにイグニッションスイッチが隠されている。

 スイッチカバーを開けるとそのままイグニッションスイッチを押す。

 途端、大きなエンジン音が倉庫内に響き渡る。

 

「すごい音!」

『どうやら正常に作動しているようだな』

 

 薬袋が漏らした一言を船曳の耳がインカムを通して聞き取った。

 

『02と03の回線を繋ぐ』

 

 また船曳がスイッチを操作していく。

 

『02及び03、応答しろ』

『こちら02車両。01、03との通信を確認』

『同じく03車両。問題なし』

 

 船曳達が施したジャミング対策は見事に夜吹の一族の通信妨害を遮断していた。

 

『これより星導館学園へ向けて緊急出動する。01が先行して道路を確保。星導館学園の港湾ブロックへ向かう』

『六花の観光客にもインパクトが残る走りを期待していますよ』

『雨が降り初めて路面はハーフウェット。直前にタイヤは交換していますが、冷えている状態です。クラッシュなんてやめてくださいよ』

『プロのドライバーじゃないんだ。リスクのある走りは極力避ける』

 

 各車両のドライバーが一通り会話を終えると同じタイミングでスイッチを操作。回転灯が点灯し、サイレンが響き始める。

 

『薬袋、聞こえているか?』

『はい、聞こえています』

『膝のあたりに助手席側に向いているスイッチ類が分かるか?』

 

 船曳の指示で自身の膝のあたりを見渡す薬袋。

 船曳の言葉の通り、膝の方に助手席に向いている長方形の機械があり、トグルスイッチとダイヤルスイッチがある。

 

『見つけました』

『一番上の左側のスイッチが今はINの方を指しているはずだ。それをOUTに変えると外のスピーカーに繋がっている。INの時は車内と02、03との通信。OUTの時は外のスピーカーだ。切り替えながら俺達との通信と外へ緊急車両が走行することを知らせろ』

 

 薬袋が指定されたスイッチを操作し、緊急車両出動の為、進路を開けるように言葉を発する。

 船曳は01車両のエンジン音で薬袋の声が聞き取れないが、他の車輌の隊員には01車両から発せられる薬袋の声が聞こえたと連絡が入った。

 準備はすべて完了。遂に船曳が01車両のギアを入れる。

 曇天が広がる六花の空のもと、六花の行政エリアにサイレンをかき消す雄々しいエンジン音が響き渡った。

 

 

 




今回は車の改造について本文の注意点を書きます。

ラリー規則にありますが、一体型を含め、バンパーの交換は許されません。
同時に、サイドスカートは装着、変更は許されますが、サイドシル(ドアの構造体)の変更は許可されません。

車の話はオルトネア氏との作品を作っていた中で使っていたものをこちらに移植させました。

ラリー競技に参加したいと思っている方はJAFが発行している国内競技車両規則に則った改造をお願いします。

車の改造については国土交通省が実施している自動車検査を遵守してください。大きな改造の場合は構造等変更検査を遵守してください。

改造にあたっては、専門のショップで行うことをおすすめします。

感想、評価、よろしくお願いします。
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