「それではー夏美ちゃんとコタロー君の結婚を祝してー」
「「「「「「「「「「カンパーイ」」」」」」」」」」
2011年春、年始から長期休暇を取って魔法世界に武者修行に行っていたコタローと、卒業旅行と称して魔法世界に行き、それを連れ帰ってきた夏美はあれよあれよという間にこういう事になっていた。
「ハハハ、おめでとうコタロー、夏美。いやー付き合っていたのは知っていたけどまさか武者修行から連れ戻されて即結婚とは中々面白い事になったな」
「言わんといてや、千雨姉ちゃん…まあ、ふらふらと修行の旅に出る事もあっても、帰ってくる場所は夏美の隣やからな、これで良かったんや」
「もーコタ君…また修行の旅に出るつもり?あんまり帰ってこないとまた連れ戻しに行くからね?」
「おうおう、おあついねーお二人さん…もう一枚行っとこうか、笑ってー」
そう、和美が写真を撮影した。
「まあ、半年間の長期休暇の予定だし、残り二カ月は二人でゆっくり新婚旅行でも…という訳にゃいかんか、夏美は麻帆良でOLだし」
「そうですねー休暇は残っていますが職場復帰しますかー?」
「ああ、そうやな…夏美の仕事が始まったら俺も職場復帰する事にするわ」
「それは助かるよ、コタロー君。ネギ君も君の代理で忙しそうだったからね」
「そんな事言わない、フェイト。忙しいのは確かだけれどちゃんと準備して行ってくれていたからそこまでではなかったよ、コタロー君」
まあ、コタローが長期休暇という事になるとその上司が代理という事になるのである、当然警備部門の副長も頑張ってはくれていたが。
さて、コタロー達の結婚であるが、同時に大学進学組の卒業の時期でもある。ので、各自の進路を昔の出席番号にちなんで簡単に紹介しよう。
1番:相坂 さよ 超が残していった…と言うかネギに与えて一度壊れたタイムマシン(カシオペア)を修理、改造して大戦中の麻帆良学園に行ったり来たり、紆余曲折の後、麻帆良学園地縛霊から解放された。その後も成仏せず、和美の守護霊(背後霊?)の座に収まった。
2番:明石 裕奈 母の遺志を継いで、メガロメセンブリアのエージェントとなる予定。 キツイ仕事らしいが、持ち前の明るさで飄々と任務をこなす事だろう。
3番:朝倉 和美 既に国際太陽系開発機構の機構史編纂室室長という立場で私達の活動の記録係を行っている。が、室長のくせして非常勤職であり、ジャーナリストとしての活動も継続予定。
4番:綾瀬 夕映 現在、アリアドネー騎士団にて勤務中。ネギといろいろ話し合った結果、とりあえずあと2年は兵役を継続しつつアリアドネーで修士号相当の学位を取得する予定。博士号をこちらでとるか、あちらでとるかは検討中らしいが、アリアドネーの性質上、軍務と勉強を並列させてもらえるというのは良い事である。将来はどういう形になるかはともかく、国際太陽系開発機構に所属を希望。
5番:和泉 亜子 魔法による治癒で背中の傷を消せた事をきっかけに、高校卒業後魔法世界へ留学。一級治癒術師の技能を得て帰国。春からは最近設立された軌道エレベータ公社の治癒師として活動予定。密かに木乃香を師と仰ぎ研鑽を積んでいるらしい。
6番:大河内 アキラ 国際太陽系開発機構の下に新設された軌道エレベータ公社にエレベータキャビンアテンダント候補として入社予定。宇宙飛行士並みの厳しい訓練をパスできれば、記念すべき史上初のエレベータキャビンアテンダントの第一期生として活動する事となる。
7番:柿崎 美砂 同じくエレベータ公社に入社。ステーションホテル部門に所属予定である。
8番:神楽坂 明日菜 魔法世界の礎として封印中
9番:春日 美空 なんやかんやあったが協会所属の魔法使いとして活動中。本人は好き勝手というか自由にするつもりだったらしいがマスターであるココネの希望に流されたらしい。
10番:絡繰 茶々丸 ネギの秘書として活躍中。茶々丸型のロボットは過酷な環境下での太陽系開発の要となる予定、というかその任を担う聡美はそのつもりで研究を進めているし、補助ロボットとして茶々丸ダッシュ型は既に先行量産化されている。
11番:釘宮 円 手堅く国家公務員という事で税関職員になった。聞いた話では、麻帆良にも税関が開設されることになるだろう、という事で選んだ職らしい。
12番:古 菲 麻帆良学園の街に小さいながらも道場を開く予定。年々規模を増す麻帆良の格闘大会を総ナメにしつつも、その態度は常に謙虚。長瀬楓とは永遠の武者修行仲間。毎年正月にネギに挑む勝負は恒例行事になりつつある。超包子の幹部会の仕事は主に味見役。
13番:近衛 木乃香 マギステル・マギとして、私達の計画だけでは掬いきれない少数の人々・無辜の民のため日々戦い続ける為に勉強中。マギステル・マギ資格は既に取得したので表向きの医師免許を取得したら世界に向けて旅立つ予定。月詠が刹那のストーカーと化しているのでその迎撃でドタバタな日々とならないか、危惧している。フェイトの協力も取り付け、ネギの故郷の人々の石化を治す為の研究も行っている。
14番:早乙女 ハルナ 現在売り出し中の作家である。主に魔法世界側でかなり売れっ子となりつつあり、卒業後は執筆に専念する予定らしい。
15番:桜咲 刹那 マギステル・マギである木乃香の忠実なる従者。看護師資格も取得しており、木乃香が医師免許を取得するまでの間、麻帆良大学病院で勤務予定。剣の修行も欠かしていない。なお、月詠からストーカーを受けており、マスターである木乃香と仲良く迎撃中。
16番:佐々木 まき絵 教員免許を取得、麻帆良中学の体育教師になる予定。いまだにネギラブ勢であり、他のネギラブ勢と共にネギに猛烈アタック中。
17番:椎名 桜子 持ち前の勘の冴えを生かした職業をと、証券会社に就職予定。本気を出したら色々とヤバイ事になりそうな気がする。
18番:龍宮 真名 仕事人。という冗談は置いておいて、大学卒業後、傭兵として紛争地域を転々とする予定…だそうだ。太陽系開発機構の警備部門教官職でスカウトしたが断られてしまった。
19番:超 鈴音 詳細不明。おそらく未来の己の戦場で戦い続けている事だろう。
20番:長瀬 楓 高校卒業後、放浪人生修行人生。マナと同じく機構の警備部門にスカウトしたが必要な時は力を貸すが、と断られてしまった。
21番:那波 千鶴 那波重工の代表代理として雪広あやか等と行動をともにし、ブルーマーズ計画推進の大きな力となってくれている。計画が軌道に乗った段階で、かねてからの自らの夢であった保育士の道に進むつもりだと聞いている。
22番:鳴滝 風香 クリスマス事件で出会った魔法世界の王子様と高校卒業後に結婚、娘が生まれたらしい。
23番:鳴滝 史伽 クリスマス事件で出会った魔法世界の王子様と高校卒業後に結婚、娘が生まれたらしい。
24番:葉加瀬 聡美 私の彼女。国際太陽系開発機構の麻帆良研究所所長。茶々丸型を中心とした開拓用ロボットの研究に明け暮れている…だけではなく、魔法研究、マナ科学研究を趣味でこなしており、その特許収入は莫大な額に上る。国際マナ科学学会理事。
25番:長谷川 千雨 私。国際太陽系開発機構の研究局局長。茶々丸型の人工知能に関する共同研究を行いつつも基本的には別研究。最近は占いの魔法を応用した高精度シミュレーションを手掛けている。趣味で魔法研究、マナ科学研究にも取り組み、その特許収入は莫大な額に上る。国際マナ科学学会理事。
26番:エヴァンジェリン 登校地獄の呪いは継続中だが、キャンパスライフを満喫している。とりあえず、院に進み博士号を取ったら別の学部・学科に再入学するつもりらしい。
27番:宮崎 のどか 麻帆良大学工学部所属で、このまま博士迄進学の予定。国際太陽系開発機構の研究職を志望しており、こちらとしても堂々と採用できるだけの成果を引っ提げて門をたたいてくれることを期待している。
28番:村上 夏美 冒頭の通り、コタローと結婚した。本人は麻帆良にオフィスを持つ一般企業のOLとして就職した。セキリティーなどを考え、転職を進めるかは…まあ状況次第。
29番:雪広 あやか 雪広コンツェルン代表として、ブルーマーズ計画推進に尽力。国際太陽系開発機構の設立にも大きな尽力をしてくれた。常にネギの傍らにあり、大きな支えとなってくれている。ネギの斜め後ろにいれるだけで幸せなのだとか。
30番:四葉 五月 フランス・中国・トルコに留学後、麻帆良に戻り、超包子を切り盛り。 麻帆良の街の飛躍的な発展とともに経営も順調に拡大中。超包子の株式会社化も検討中。
31番:ザジ・レイニーデイ 彼女は魔族の監視者であるらしい。私達の情報交換会に時々ふらっと現れては無茶振りをしたり、単にお茶を飲んで帰ったりという事をしている。
「ところで、千雨姉ちゃんとハカセ姉ちゃんはええ加減結婚せえへんのか?」
「…できねーよ、女同士だし…できるようになればするが」
「そうですねー結婚ないしパートナーシップの為に移住する事は考えていませんしー日本でも早く結婚できるようになるといいですねー」
割と、魔法使い側では同性愛というか同性婚も子供は(富裕層なら)魔法で何とかなるので緩いというか認められている国も多いが。
「ああ、その事なら日本政府から君達を日本に留めておく方策を相談された際に婚姻関係になりたがっている事を伝えてあるから動きがあるんじゃないかな」
「フェイト…テメェはまた勝手に…」
「何かまずかったかい?」
「…いや、いい」
コイツの場合、完全に善意でやっているから始末が悪いのである。