だいたい出久くんがチートです
お前ムコセーのデクな!!
そうだよ…ボクは無個性だよ…
無個性のクセにヒーローになんかなれるわけねぇだろが!!
そうだね、ヒーローになんかならないよ
俺は将来プロヒーローになって高額納税者番付に名を連ねるのさ!
よし、それなら
「かっちゃん、今回の籠手はどうだった?」
「悪くねえが、少し軽すぎるな」
「じゃあ手首にウェイト増やしておくよ?」
「いっそ全体的にプラス4キロくらい欲しいな、叩きつけた時の威力が不安だ」
「うーん、あまり殺傷力あげるのはまずいと思うよ?」
「いーんだよその辺は調整するから、死なねえ程度にこっちが調整すれば良い」
「あ、それと火炎瓶用のボトルの追加ね」
「おう、お前も受験の準備あんのに悪りぃな」
「何言ってんの、こういう経験がボクには大事なんだよ」
「…まあお前の頭なら不安もねぇか」
「さて!受験日まで一年切ってるしその日までにしっかりと調整させてもらうよ未来のNo. 1ヒーローさん」
ボクはこの最強のヒーロー候補の最強のサポートアイテム職人になろうと決めたのだった。
………
俺は爆豪勝己、現在中学三年生だ。
今は朝のホームルームの時間、教師が進路希望調査のプリントを配っていた
「さて、今から進路希望のプリントを配るけど…まあみんなヒーロー科だよね?」
その言葉を皮切りに教室内が一気に沸き立つ、クラスメイトのほぼ全員が個性を使う
「うん、みんないい個性だ、でも校内では原則として個性の使用は禁止な」
…聞き捨てならない言葉が飛び出る、少し分からせてやるか
「皆とか一緒くたにするなよセンセー、俺『ら』はこんな連中と仲良く底辺にはいかねー…」
「あー、爆豪と緑谷は雄英志望だったか…」
そう言った瞬間、クラス中がざわざわと輪をかけて騒がしくなる
「国立の⁉︎今年偏差値79だぞ⁉︎」
「倍率も毎度やべーんだろ⁉︎」
「そのざわざわがてめーらの限界だ!!
俺はあのオールマイトをも超えてトップヒーローとなり!必ずや高額納税者ランキングに名を刻むのさ!!そして!!」
教室の隅で寝息を立てる幼馴染を指差して
「そこの緑谷出久は将来プロのサポートアイテム職人となり!!特許料とアイテムの利益で億万長者となる!!そしてそれを身にまとうのは…俺だ!!」
「あー…まぁそういうことだ、お前らも負けんなよー…」
なんだこの教師、ヤル気あんのか?
………
そして放課後
「かっちゃん!!」
「どーした?出久」
帰り支度をしていると出久がスマホ片手に話しかけてきた
「みてよこれ!!今朝の事件!!ニュースサイトのトップページにある!!」
「いやなんだよ今朝の事件って」
「新人ヒーローのデビュー戦だよ!!M t.レディっていう、巨大化の個性を持ったヒーローだよ!すごいなぁ…この個性ならどんなに巨大な物も振り回せるし災害救助にも素早く対応できる!コスチュームは伸縮自在が前提だけど、そうだなぁ…この巨体とビジュアルで重火器をぶっ放したらかなり絵になると思わない?」
「ブツブツウルセェ」
「そんなバッサリ言わなくても!!」
「出久、この後時間あるか?
ゲーセンにでも付き合えよ、新しい装備のヒントになんだろ?」
俺はあのオールマイトを超えてNo. 1ヒーローになる
そしてこいつもNo. 1のサポートアイテム職人になる
俺とコイツの道にきっと敵はいねぇ…
だいたいこんな感じで進みます
よろしくお願いします