かっちゃんは入試の時点でヒーロースーツの籠手(made by 出久)を持ってる設定です
持ち込み自由って言ったのは雄英なので私は責任を持てません
どうぞ
雄英高校の受験から帰るとかっちゃんから電話がきた、多分受験のことでの話だろう
「もしもし?どうしたのかっちゃん」
「出久、怒らないから答えろ」
なんだろ?籠手の機能に不備があったのかな?前日のメンテでは特に問題は見られなかったが実戦での使用感がイマイチだったか?
「ニトロの圧縮機構をつけたのは前日のメンテだな?」
「あー…」
何かと思えばあれか、前日のメンテで思いついたままなんとなく実装したニトロ圧縮レバー、あれは会心の出来だった
「もしかして使う機会があった?それならもう少し気合い入れて調整を」
「やり過ぎだバカ!!高層ビルごと山みてぇなロボットが木っ端微塵だ!最大火力で撃たなかったからまだマシだったが最大火力でぶっ放してたら確実に死人が出る威力だったぞ!!」
「でも五体満足なあたり流石だね」
「反省の色すら見せねぇな…まあ結果的にあの女子は助かったみたいだから怒らねぇよ」
「籠手の硬さはどうだった?ていうかヒーロー科の試験ってどんなのだったの?山みたいなロボットってもしかしてロボ・インフェルノ?てことはロボットとの市街地戦?あと」
「ウルセェ!いっぺんにまくし立てるな!」
息を落ち着かせてかっちゃんはボクの問いに1つづつ答えてくれた
「籠手の硬さは問題ない、鉄製のロボットブン殴ってもビクともしねぇ、このままヒーロー課の授業にも持ち込める、試験内容はロボットをヴィランに見立てた市街地実習、ロボ・インフェルノだった…出久」
「何?かっちゃん」
「今まで本当にありがとう、あとこれからも頼む」
「うん、ていうかナチュラルにボクも受かってる前提なんだね」
「当たり前だろ、お前で受からなかったら俺も受かってねぇよ、じゃあ切るぞ」
「うん、また明日学校で」
電話を切ってスマホを充電器に戻す、今からやることは山ほどある
「まずはかっちゃんのヒーロースーツに使う素材を決めないとな…」
安心してよかっちゃん、君を最高最強のヒーローにしてみせる。
………
「どうした天哉?いつも以上に難しい顔になってんぞ?」
「兄さん…僕は…このままヒーローになっても良いのだろうか…」
「…なにやらやけに深刻そうだな…話してみろ」
「雄英高校の入学試験…あれは受験生のヒーローとしての適正を図るのが目的だったんだと思う…」
「うん、それで?」
「あの時…僕はあの0Pヴィランを無視して逃げてしまった…瓦礫の下に別の受験生がいることにも…気づいていた!なのに僕は試験に合格することしか考えていなかった!こんなことではヒーローになっても兄さんのようには…」
「天哉、なにも気にすることはないさ
お前がヒーローになるまでにはまだまだ時間がある、それまでにしっかりとヒーローとしての心構えをしていけばいいんだ」
「…ありがとう兄さん…結局愚痴みたいになってしまったね…」
「なーにヒーローである以前にお前の兄さんなんだ、何かあったらいつでも相談に乗るさ…じゃあそろそろ行ってくる」
「もう夜だよ?サイドキックに任せた方が…」
「そんなこと言ってられないさ、今の話を聞いたら余計にな!しっかり見とけよ、ヒーローインゲニウムの活躍をな!」
「ああ、兄さん、いってらっしゃい!」
「ああ!行ってきます!!」
そうして僕は兄を夜の街へ見送った
あの時、試験で0pヴィランを破壊したあの受験生はきっと試験に合格したことだろう
「…また、彼と会いたいな…」
そんなことを考えて夜は更けていくのだった
インゲニウムが家に帰ってきてるのかどうかなんて知らないです
多分弟が受験なので心配で戻ってきてたんだと思います