開発許可証についてはパワーローダー先生が持っているから改造できると言う発言から妄想
開発許可証を取得している人間が作ったもの以外をヒーローが事件現場で使用することは原則禁止されており、使用したヒーローには罰則が課せられる
ヒーローを許可証持ちであると騙した場合は刑事罰が課せられる
ロックシードは特許取得前にオールマイトが設計図ごと買い取っており、それを元にI・アイランドの研究者が作ったと言うことに表向きはなっているので問題なく使える
となっています何かの媒体での言及がありましたら教えてくださると嬉しいです
「うう…アポなしで良いって言ってたけど…周り上級生ばっかり…春休みなのにみんな雄英の施設を使うために毎日来てるのか…すごいや…」
「やあ!どうしたんだい?入試のときに忘れ物でもしちゃったかな?」
すると、僕に話しかけてくる上級生
金髪を逆立てていて、つぶらな目をしていた
「あっあの!僕は今年度のサポート科の新入生で!でも雄英から課題を出されていまして!それで!その課題を持ってきた次第でありまして!!」
「あー良いよそんなガッチガチにならなくても、それなら職員室に案内するね
俺は通形ミリオ!!君は?」
「はい!緑谷出久です!!よろしくおねがいします!!通形先輩!!」
「ミリオで良いよ!すごいね君!まだ入学式も迎えてないのに課題を出されるなんて…きっと先生達は君に期待しているんだよ!だから胸張って歩きな!」
「はい!ミリオ先輩!!」
そうしてミリオ先輩に案内されて僕は職員室の前にやってきた
校舎の中は何もかもが巨大で圧倒される
「大きなドアはバリアフリーなんだ…すごい…流石雄英…合理的な理由で大きく作っているんだな…」
「君すごいね!俺はそこまで考えたことなかったよ!
さあ!ついたよ!職員室!
すいません!通形ミリオです!失礼します!今年度のサポート科の新入生が課題を持ってきたので案内してきました!」
ミリオ先輩がそう言って職員室に入ると、職員室は一度静まり返る
「えっ…早くない?パワーローダーさんが緑谷くんの家に電話してからまだ4日しか経ってないわよ?」
とミッドナイト
「イヤ…パワーローダーが電話ヲカケタノハ夕方…ツマリ彼ハソコカラ実質3日デ完成サセタトイウノカ…」
エクトプラズム
「コイツはシヴィー…」
プレゼントマイク
「えっとりあえずどうします?今日パワーローダーさん席外しているんじゃ…」
13号
「ってなると…やっぱり…」
セメントスら各先生方が顔を見合わせる
すると、奥の席に座っていた人が立ち上がる
ボサボサの髪の毛に長い捕縛布をマフラーがわりにかけた全身黒ずくめのヒーロー
「俺のサポートアイテムを想定して作ったものなら俺が見るのが合理的だろ」
イレイザーヘッド先生だった
…………
「じゃあ、生徒指導室を使うか、どうせ使う機会なんてないから座る場所のある物置になってるけど
それで良いな?」
「はい!よろしくおねがいします!」
二年…いや、進級して三年の通形ミリオが案内してきたのは4日前にパワーローダーさんが電話で話したサポート科主席生徒の緑谷出久
なんでもオールマイトさんが腰につけていたロックシードとかいうエネルギーパックの発明者であり、その実力を値踏みする意味を込めて今回、アングラヒーローであり正体を知られない可能性が高い俺の個性と弱点の情報を与えてどんなものを作ってくるのかで今後の授業の展開を早めるか、足取りを合わせるかを考える…ということだったが、この生徒…個性を消すという情報だけで自分がイレイザーヘッドだということに気づいてそれに合わせたものを作ってきたというのか…わずか3日で
「イレイザーヘッド先生って…」
「相澤で良いよ、ヒーロー名を呼ばれるのは好みじゃない」
「はい!相澤先生って、雄英で教師をしていたんですね」
「そうだね…あまりメディアには出ないから分かるはずないんだけどね…どうして俺だってわかったんだい?」
まずはこれだ、個性を消すという事なら別に俺以外にもヒーローはいる
「えっと…目を使うことで個性を消すヒーローをイレイザーヘッドしか知らなかったので…一つ質問を出来たので聞いたら当たっていました」
「それで…違うと言われたらどうするつもりだったんだ?」
「ほかの、目を使って個性を消す能力を持ったヒーローを探して、参考にして共通で使えるものを作ろうと思っていました」
「架空の個性の可能性は…って言うのは合理的じゃないな
じゃあ早速みせてくれ」
「はい!」
そう言うと、緑谷は小型のアタッシュケースを開けて中の品を見せてきた
それは現在俺が使っているゴーグルによく似たもので、液体の入った細めのパックが横に2つ置かれていた
「俺が使っているゴーグルに瓜二つだな」
「はい!使用感を変えないようにあえてイレイザーヘッド愛用のゴーグルからデザインは変えていません!」
別に愛用してるわけじゃないんだけどな
だからこれは正直『解っている』
「解っているな…ヴィランと戦闘を行う上で装備の使用感はかなり重要だ、例え同じ機能であっても形が変われば行動が微妙に変わる、その微妙な行動の変化が隙を与えてしまうことはよくある
あえてデザインを変えないのは合理的だ」
「では本筋、この液体パックの説明です!ズバリ!『人工涙液タンク』です!
ドライアイと聞いたので自動で涙液を補給して目を開けていられる時間を増やすことができるようにしました!
毛細血管ほどの細さのチューブが丁度目尻の位置に来るように調整して装着すれば首元につけることを考えて設計したタンクから人工涙液が随時補給されます!」
「ほう…なら一度着けさせてもらうぞ」
ゴーグルを装着する、チューブを目尻の位置に来るように調整しようとすると、ゴーグルのバンドにチューブの位置を示すように絶妙な凹凸をこめかみに感じることができる
「…こめかみの圧迫でチューブがどこにあるかを示すのか…これならすぐにチューブの位置を合わせられるな
で、涙液タンクはうなじにかけるのか…これには何か理由があるのか?」
「はい!相澤先生の武器は頑丈な捕縛布!それを普段はマフラーのようにクビに巻いています、首元の涙液タンクを捕縛布のマフラーに隠すことができます!
首元のタンクが空になったら引っ張ったらすぐに取り外せます!そのまま捨てても生分解性プラスチックなので自然にも優しいです!
リロードについては新しいタンクをまた首元にかけてゴーグルのバンド後ろのチューブの接続部をタンクのどこでもいいので刺してもらえればそれで大丈夫です
実験ではタンク1つで4時間は持ちます!首を動かす動作を多めにしても2時間30分ほど持ちました!」
たしかに予想以上だ…環境にも配慮してそのまま捨てても問題なく戦えるとは…
「だが、タンクにチューブを接続したらそのまま垂れ流しか?」
「いえ、ゴーグルのバンドが緩むと弁が閉じて涙液の補給が止まるようになっています」
「ほう…つまり使わないときにはゴーグルを外しておけばそれだけで良いと…そしてゴーグルをつけている時だけに涙液の補給が行われる
タンク1つで最大4時間…戦闘を2時間30分も連続して行うことはほぼない…あったとして準備をしてから突入するような大掛かりな作戦が前提…それでも液が切れたら捕縛布で隙を作れば巻いて刺すだけで次のタンクにできる…ほう」
なるほど…オールマイトさんが手放しで絶賛するのも頷ける
たった3日でここまでの製品をここまでの完成度で実現できるとは
「とりあえず…課題としては96点だな…まさしく俺に必要な装備だが、このままだと冬や寒冷地ではタンクの冷気で体温を奪われてしまう」
「その時のために冬季用のファーのオプションがこれです!」
「最初から出しておいた方が合理的…いや、プレゼンならこうでいいのか…だがこれだとどこにも刺さるというタンクの長所が死んじまうんじゃないか?」
「いえ!このファーは首に当たる部分だけを覆うようになっています、上半分のどこにでも刺さる利便性は確保されています
そして、タンクの部分だけを剥がせて、ファーは首に残る仕様です」
「そうか…満点だよ、このまま買い取りたいくらいだが俺には特許料を買うほど金は出せない、お前が一刻も早く開発許可証を取得する日を待っているよ」
「…!はい!ありがとうございました!」
そして緑谷が雄英を去った後、パワーローダーさんが戻ってきた
「パワーローダーさん、今日緑谷が来ましたよ」
「うっそ!もう!?
で、どうだった?」
「想像以上…ですね、なんだったらこのまま現場に持っていきたいくらいですよ」
「君がそこまで言うって凄いね…なんなら緑谷くんに相談するかい?彼ならきっと格安で譲ってくれると思うけど…」
「それは駄目でしょう、学生の時点でこのレベルなんですからいずれ経験を積んだ暁にはさらに多くの同年代ヒーロー達のサポートアイテムを作るでしょう、その時のためにも今我々が安く買い叩くのは合理的じゃない」
「まあ…そうだね…」
「それに、プロの現場に持っていけないだけで、学校内なら問題なく使えるんでしょうから」
「使う気は満々なんだね!?」
緑谷出久…こいつに必要なのはやはり経験か…
「そこまで言うなら技術面では教えられることないなぁ…刺激と…経験…それがあればどんどんグレードアップしていくでしょ彼」
「ならヒーロー基礎学の授業を見学させてやりますか?」
「そうだね、基礎学の見学と自由制作の時間を交互にとって貰えばきっと彼にとっては素晴らしい経験になると思うよ!それで行こうか!」
覚悟してかかれよ緑谷…
雄英はお前に人一倍の試練を与えるぞ…
plus ultra…乗り越えてみな!
雄英高校は私有地とか言ったバカは私です
相澤先生のセリフを修正しました。