反省はするが後悔はしない!
ちなみに最初のキャラ達の性格は想像に近いものなので原作と違っても石を投げないで下さい!
宜しかったらご覧下さい!それではどうぞ!
妄想が爆発してしまい思わず書いてしまった・・・
反省はするが後悔はしない!
宜しかったらご覧下さい!それではどうぞ! 「シッ!!」
ズシャャン!!
2人の男が激しい闘いを繰り広げていた。
一方は涼しい顔で刀の音とは思えない音を立てながら刀を振る男。もう一方はヘラヘラ笑いながら刀を何かしらの力で受け流しているアロハシャツを着た男。
「そろそろ大人しく斬られろやコラァー!」
ガキッン!
「はは!だったら当ててみろよ?ああ?」
ギンッ!激しい音を立てて両者が離れる。
「・・・やってやるよ。今度はよけるんじゃねぇぞ帝釈天様よ!」
そう、アロハシャツのこの男は帝釈天、別名インドラと言われる最強の闘神である。それに対するこの男はただの人間。正確には元人間の現仙人である。様々な事情があり人間から仙人へと転生を成すことができた才能の持ち主であるが流石に最強の闘神相手では攻撃は通じない。というか低級の神ですらこの男にしては攻撃を当てることが出来ないというほど別格であり、神ですらない仙人が闘えている時点でおかしいのである。そんな最強の闘神様、帝釈天に対してこの言い分である側から見れば嘲笑者なのだが・・・
「・・・纏、発!」
ドォォォンッと言う音と共に刀を持っている男の体が金色の光に包まれた。これはいわゆる気、仙術と言うもので普通は目視などできないものなのだが、この男の異常なまでの気の量がそれを可能としている。ちなみにこの男の使った纏とは全身の筋肉、骨に気を通し通常時の何倍もの動きを可能にすると言う至ってシンプルな技である。ちなみに技名を言うのは自分の使う技を意識するためである。
「すぅぅぅー・・・はぁぁ!!!」
キィィン!ガキッ!バキッ!
激しい剣撃がまるで嵐のように飛び交っている。だが、
「そらそらそら!そんなんじゃあ、いつまでたっても当たらねぇーぞ!」
アロハシャツの男は全ての攻撃をいなし、弾き、無力化した。
「ちっ!」
舌打ちを打ちながらまた一旦距離を取る。
「流石、腐っても闘神ってことだな。」
「いつも同じこと言ってるぞ?もう分かってんだろ?・・・あれ、使えよ。それしか俺には届かないぜ?」
その瞬間、刀の男の表情が変わる。やはりと言うような、分かっていたと言うかのようなそんな表情に。
「・・・結局こうなるか。分かっていたが、俺にはあれしかお前に届く技がないと改めて思い知らされると少し悔しいものだ。」
「おいおい、俺に届く時点で誇るどころか家宝にしていいレベルのものだぜ?何せ神ですらないお前の攻撃が届くんだからよ。」
アロハシャツの男がそう言い切り少しの間を置くと刀の男は刀を鞘に収めた。諦めたわけではない。己自身のみの力で放てる最強の一撃を放つための納めだ。
「・・・すぅぅぅぅぅ」
納めた刀の柄に右手を添えながら全身に行き渡すように深く、深く息を吸う。手足の指先の先の先、己の肉や骨の隅から隅に行き渡るように息を吸う。すると纏っている光がより濃くなってくる。
「ぅぅぅぅぅぅぅぅ、はぁぁーーーー」
限界まで吸うと一気に吐き出し脱力する。脱力し過ぎで体が前傾に倒れていく。どんどん倒れていき遂には地面と鼻がぶつかる寸前までいく。その瞬間男はその場から消えた。
そして瞬きの時間すら無くアロハシャツの男に肉薄した。
常人ならばそのまま地面とぶつかり転ぶだけだが、この男は実力のみで仙人に至った男である。この状態から相手に肉薄するなど朝飯前で、更には気の力と脱力からの加速も使っているため視認することが不可能なほどの速さを出している。このままタックルしても相当なダメージを与えられるがこの男の攻撃はここからである。添えられていた右手に瞬間的に力が入り、それと同時に体を捻り作っていたタメを解き放つ。流れるような動きで腰、肩、肘、手首を動かし刀身を引き抜く。そうして引き抜かれた刀身の速度は音速になる。これでも必殺の技と言ってもいいがまだだ、その刀身を力が逃げぬよう曲線の動きで振り、遠心力を刀の先端に全て乗せる。すると刀身は音速を超えまるで空間が斬られているが如く波打ち始める。空間を歪ませるほどの居合い斬り、これこそがこの男の最強の一撃。
「————天羽乃斬ッ!!!」
————————————-刀を振り切るが音はしない。あるのは手の平を斬られた男と刀を振り切った状態で止まる男がいるのみである。
「・・・ぷ、ハハハハハ!ったく何度見ても震えちまうくらいの居合いだな?」
アロハシャツの男は愉快そうにそう言うが刀の男は何も言い返せない。あまりの絶技ゆえ精神、身体共に極限まで使うため一撃のみで疲労困憊となる。
「はぁっはぁっ・・・はぁ〜〜、また手の平切る程度かよ!どんだけ硬いんだよお前の身体は!」
汗だくで喋るのも辛そうだが、あまりの悔しさにそう叫んだ。
「ハッ!仙人もどきでそれが出来る方がおかしいんだよ!それにお前、本気じゃねぇじゃねぇか。」
「本気も本気だったよ!嫌味か!」
「ちげぇーよ、アイツらとの技どころか最高出力を使ってねぇじゃねぇかよ?何で使わなかった?」
アロハシャツの男は真面目な顔でそう言ってきた。だから俺はこう言うしかない。
「・・・今が、鍛錬中だからだよこのバカ!鍛錬中に誰が本気で殺しに行くか?そりゃあ本気で戦うが殺し合いとはまた別だろ?そう言うお前だって反撃してこなかったじゃねぇか?」
「ハハハ!馬鹿はお前だ!俺が反撃したら一瞬で殺しちまうだろうが!」
「あぁ!?なんだともう一回やってやろうか!?」
「上等だ!来い来い!」
お互いがお互いを煽りヒートアップし、第2戦が始まる・・・かと思えたが
「・・・はぁ、やめやめ。気分転換に散歩してくるわ。」
そう言い残すと刀の男はアロハシャツの男の反応を待たずに何処かに行ってしまった。
「・・・ったく、勝手な野郎だ。」
「ほほ、丸くなられましたな。」
「あ?あぁ爺さんか。いつも気配消してくるんじゃねぇよ。」
「それは失礼。しかしあの帝釈天が子供1人にそこまで気にかけるとは、長生きはするものですな。」
「はっ子供ねぇ。あれを子供と言えるのは俺や爺さん、それとシヴァや超越者どものような化け物だけだ。よく考えろ、フェンリルの野郎をグレイプニルあれど単独でぶっ倒しやがった時点であいつは普通を卒業しちまっただろうが。」
「・・・酷ですな才能がありすぎるというものも。」
「あぁ酷だな。あの年で世界の頂が見えちまってるのもよ。薄々分かっちまってんだろうな、あと何千いや何百年もすれば俺も超えられちまうだろとな。・・・どんな気分だろうなあいつ、あの年でそんな事まで悟っちまうなんてよ。」
そうまだ消えぬ手の平の傷を見ながら言った。
———————————————————
「るらららららーら、ららるー」
適当な鼻歌を歌いながら散歩する。景色は綺麗で見ているだけで気持ちが洗われる。
「あー平和だなー。このまま茶を飲みながらぼーっとしたいものだ。」
少し前の俺なら言わなかっただろうそんな発言だが、今は少し落ち着いていいかと思っている。
「・・・手応えはあったが、まだまだ届かない。アイツですら敵わない奴がまだ何人もいる。遠い遠い頂きだ。」
半分嘘、半分本当の気持ちでそう言った。
「・・・半端とはいえ仙人なったから無断に時間があるし、それにこれ。」
ジャラッと手首についた黄金の腕輪が音を立てる。
「やる、とか言って渡されたけど、これ貰っていいのか?神具とかいう奴なんじゃあ。」
しばらくそれを見つめると近くの芝に寝転んだ。
「・・・あと一万年程度は生きられるんだっけか。イッセーたちもそれぐらい生きられるから嬉しいが・・・あまりにも時間が。」
武を極める時間が、気を高める時間が、力をコントロールする時間があまりにもありすぎる。
「・・・暇だ。・・・って何言ってんだ俺。」
まだまだやるべき事があるはずなのになぜか呟いてしまった。こんなこと聞かれたら帝釈天様や孫師匠にも折檻されてしまう。だがどうしても胸に空虚感が残ってしまう。
「・・・今度イッセーたちと気分転換に遊ぶかな。」
そう思い立ち上がった。するとパラっと一枚の手紙が落ちてきた。辺りを見回すが落としそうな人はいない。腰にある刀に触れ警戒しながら手紙を拾い、貼られている蝋を開ける。
「・・・『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。その才能《ギフト》を試すことを望むのならば、己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、我らの"箱庭"に来られたし』・・・なんだこれ?」
何を言っているのか分からない。こんなもの見てないふりをして捨てるのが吉。・・・だが少しわくわくしてしまっている。どんな事が待ち受けているのか、どんな出来事が起こるのか。そう思いを馳せた、すると
「ん?な、何だ!?手紙が光ってウォォォォォ!!」
咄嗟に手紙を捨てようとしたが手から離れない!強制ってやつかよ!
シュン。
そんなことを思いながら刀の男、那岐命(ナギ ミコト)はその世界から姿を消した。
『WELCOME TO THE NEWWORLD』
続く・・・のか?