ほむら「美樹さやーー「私がガンダムだ」はぁ?」   作:わんたんめん

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いやー…………杏子ちゃんは強敵でしたね…………(執筆難易度的に)

頑張ったけどそれでも杏子ちゃんに対するのがこれでいいのか不安だぜ…………


第32話 Affectionately

(なんで…………なんでそんな風に…………誰かの前に平然と立ち塞がれる………!!)

 

杏子は自身の眼前に立ち塞がって、魔女からの攻撃を防いでいるさやかの背中を有り得ないものを見ているかのような目で見つめる。

 

『誰かを助けるのに、理由なんざ必要なのか?』

 

さやかの背中を見つめている杏子の脳裏にその言葉が反芻する。その言葉をさやかはさも当然というようにあっけらかんとした顔で言ってのけた。そのことが余計に杏子を困惑に貶める。

 

(いや、理由は確かにある………あるんだろうけどよ!!)

 

理由は確かにさやかは口にしていた。自分をワルプルギスの夜との戦いに参加させるために助ける理由としては、杏子を生かしておく理由としてはそれで十分だ。それでも彼女にはその理由が無くとも、さやかは自身を守るために前へ出てくるのが目に見えてしまっていた。

 

『アンタの目に写っているのは、私じゃない。昔のお前自身だ。』

 

(確かにそうだ………お前が昔の自分に見えたから無性にイラついてその誰かを助けるために息巻いていた自分を否定するためにお前に喧嘩を売った。)

 

だけど結果は自分の過去の現し身だと思っていたさやかに事実上の敗北、さらには彼女自身に助けられる始末であった。さながら今の自分を否定されているように、お前は間違っていると明確に言われてしまったように。

 

(……………情けねえな。昔のあたしに喧嘩ふっかけて、惨めな思いして、負けて、助けられて、散々な結果に終わっちまったじゃねぇか……………)

 

 

あたしの人生、なんだったんだろうな

 

 

 

 

 

 

「ッ……………!?」

 

背後から感じた嫌な予感に思わずさやかが顔を後ろへ振り向いた。そこには座り込んでいる杏子の姿しかなかったが、さやかの鋭い感覚は今の意気消沈としている彼女が纏っているものに覚えがあると言わんばかりに警鐘を鳴らす。

 

(この感覚…………魔女と相対した時と同じ………!?)

 

目を見開きながら愕然としている杏子の胸元ーーーーソウルジェムを見つめる。その埋め込まれるようにつけられている赤い宝石は徐々に黒い淀みを中に内包し、覆いつくさんとしていた。

 

「気をしっかり持て!!佐倉杏子ッ!!!」

 

声を荒げて杏子にそう投げかけるが、杏子の表情は優れることなく、その抱えた闇が一層深まるようにソウルジェムの穢れが加速度的に増えていく。

 

(こんなところで、彼女を死なせてたまるものか…………!!)

 

さやかは険しい表情を見せながら片手で懐からグリーフシードを取り出すと、杏子のソウルジェムに向けて投げつけた。半分正面を向いた上で片手で投げるというかなり不安定な姿勢でなげたが、うまいこと杏子の胸元のソウルジェムにコツンと音を立てて触れると、ソウルジェムの中に溜まっていた穢れを吸収していく。しかし穢れを吸収されて綺麗になった彼女ソウルジェムはすぐにまた穢れに覆われ始める。

 

「ッ………………くそっ!!」

 

それを目の当たりにしたさやかは一瞬目を見開くと、歯を食いしばりながら悪態を吐く。

 

「そんなに…………そんなに私に打ち負かされたのが悔しいかっ!?」

 

バリアを展開したとはいえ、全包囲から攻撃を仕掛けられ続け、衝撃でグラグラと揺れているバスターソードⅡを両手で押さえつけながら、背後で座り込んでいる杏子に向けて叫ぶ。

 

 

「元々はそちらがイチャモンにも等しい理由でこちらに仕掛けてきたのが原因だ!!それにも関わらずこちらの言い分も全く聞き入れず勝手にお前の過去の姿を重ね合わされて、挙句の果てには勝手に絶望されるなど、正直言えばいい迷惑も甚だしいところだッ!!」

 

魔女からの攻撃に衝撃に揺らされながらもさやかは歯を食いしばることで持ち堪えながら杏子に激昂する。

 

「そういう面では確かにこの状況を生み出したのが、お前に責任があるというのは否定できない側面なのかもしれない!!だがーーーー」

 

二人を包んでいたGNフィールドが魔女による猛烈な攻撃により、徐々にヒビが広がりを続けていく。それでもさやかはその場から一歩も後ずさることなく、杏子を守り続ける。

 

「例えお前が………いくら私に噛み付いてきたとしても…………こうなった以上、私はお前を守り続ける!!目の前で消えていく命を、見過ごすことはできないっ!!それが私の…………魔法少女としての、在り方だからだ!!」

 

「だがそうされるのが嫌だったら、強くなれ!!肉体的にという意味では無く、精神的にッ!!!そしてもし私がお前のように、間違いを犯しそうになったその時、私を止めてくれッ!!」

 

「だから…………生き続けてくれ…………生きる未来をその胸に………その魂に…………持ち続けてくれ………佐倉杏子ッ…………!!」

 

GNフィールドがガラスが割れるような音を響かせ、徐々に崩れていく。比例して隙間を潜り抜けていく触手が増え、さやかの体を掠め、一度治したさやかの体に傷を残していく。盾として構えているバスターソードⅡにも触手が直接ぶつかり、地面に突き刺した剣先がガリガリと削る音を立てながら押し切られそうになるが、さやかはその場から動かず、GNフィールドを再形成しながら構え直す。

 

「ううッ……………!!」

 

体全体につけられた切り傷から呻き声を漏らしながらもさやかはおそらく『本来の美樹さやか』が使っていたであろう音符のような記号が散りばめられた魔法陣を傷の一箇所ずつに展開させ、その傷を癒す。

 

「ダブルオー……………ガンダム……………」

 

しかし、再形成したGNフィールドも苛烈な攻撃の最中、無理やり展開してしまったのが悪い方向に傾いたのか、すぐにヒビが入り始める。その中で、さやかはぽつりと自身が纏っている武装の大元となっているガンダムの名を呟いた。

 

「争いを止めるための力…………そうなのだろう…………?」

 

さやかが身体的に限界を迎え始めているのか、肩で息をするように荒い息を吐き出しながら視線を両肩のGNドライヴに向ける。

 

「争いを止めるというのは…………何も片方が死んで、もう片方が生き残るだけ………その程度のものなのか…………?それで、お前は満足できるのか…………?」

 

下を向いて俯き、悲痛な表情を浮かべながら語りかけるような口調で細々と言葉を溢すさやか。

 

「私は…………嫌だ…………!!そんな未来、誰も…………望んでいない…………!!」

 

脳裏に浮かんだビジョンを振り払いながら、さやかは俯いていた顔を上げ、前を見据える。

 

「お前が…………本当に争いを止める力を持っているのだとしたら…………子供の蟠りぐらい…………乗り越えて見せろぉぉ!!!!」

 

魔女の結界中に響き渡るように、さやかは声がはちきれんばかりの絶叫で叫んだ。しかし、それを聞き届ける者は彼女の側で倒れ尽くしている杏子以外、存在しないはずだ。

 

だが、彼女のソウルジェム………もといダブルオーはそのさやかの声に応えるようにGNドライヴから放出されるGN粒子を爆発的に増やし、さやかと杏子の視界を緑色に光り輝く粒子で覆い尽くした。

 

 

 

 

 

『ッ…………い、今のは…………一体…………!?』

 

GN粒子に覆い潰された視界を再び開いたさやかは目の前の光景に驚愕のあまり、言葉を呑んだ。

そこは先ほどまでいた白と黒の二色で覆われた魔女の結界ではなく、光輝いている白い空間だった。

 

『こ、この場所は…………いや、この()()は、一体…………!!』

 

突然の状況にさやかは困惑気味な表情を見せながら辺りを見回すと、さやかと同じようにこの謎の光輝く空間を漂っている杏子の姿が目についた。

 

『佐倉………杏子…………彼女も、この空間に?』

 

それを見たさやかは驚いた様子を見せると、ひとまず一緒にいた方が都合がいいと思い、地面を蹴り出すように足を動かし、杏子の元は向かおうとする。

 

『あの子のことは私に任せてくれないか?』

 

『ア…………アンタは…………!?』

 

そこにさやかを引き止めるように声をかけた人物が現れた。顎髭を携えた初老の男性、彼はほとんど黒一色の服に首に下ろした十字架のネックレス。一般的に牧師と呼ばれていそうな男性がそこにいた。

 

『何故………佐倉杏子のことを気にかける?』

 

さやかがそう尋ねると、その男性はわずかに笑みをこぼしながら乾いたような笑いを浮かべた。

 

『どうして、かね?親が娘を気にかけるのに、何か問題でも?』

 

男性がそう語ると、さやかは目の前にいる人物が、杏子の父親であることを悟った。死んだはずの人間がこうして目の前にいることにさやかはここが死の世界か何かではないのかと思ってしまう。

 

『……………ここは、そういう空間なのか?』

 

『………すまないが、それに答える解答は私は持ち合わせていない。だが、君が考えているほど悪い空間ではないのは確かだ。』

 

一応だったが、杏子の父親にこの不思議な感覚を抱かせる空間について聞いてみるも首を横に振りながらそう答える彼にさやかは心痛な表情を見せながら、別の質問をする。

 

『……………貴方は、彼女に対して、怒りの感情とかは持っていないのか?』

 

そのさやかの質問に杏子の父親は気まずい表情を見せた。

 

『……………あの悲惨な出来事は、全ては私の不徳が成したことだ。ようやく実を結び始めたと思っていた矢先に信者たちが私の話を聞いてくれていたのが全ては人々が盲信的に私の言葉に従っているだけだったと聞かされてしまえば…………』

 

その表情にどんどんやるせなさが湧き出していることをさやかは察する。

 

『…………あの子が、杏子が見たかったのは酒に溺れ、家内に向けて拳を振るう、そんな姿ではなかっただろうに…………』

 

顔を背けた彼から杏子に対する申し訳なさがこれでもかと言うほど滲み出ていた。

 

『だから私はあの子に伝えなければならない。自分を信じられなくなったあの子に、今再び、あの子が本当に望んでいたことを。』

 

『私は宗教の道に進んだ者として、何より親として最後の責務として、娘に説教を施す。』

 

説教というのは目上の人間から叱責のようなものを受けるネガティブな印象を受ける人間が多い。しかし、本来、説教というのはそのようなネガティブなものではなく、経典や教義をわかりやすく他者に教え、導くための施しだ。

彼の説教が本来の意味の方であることを察したさやかは彼の、父親として最後の務めを見届けることにした。

 

『………………最期に私からの願いを聞いてはくれないか?』

 

『……………何か?』

 

唐突に彼からの願いにさやかは間の抜けた表情をしながらその詳細を尋ねる。

 

『君の知っての通り、杏子は今は荒んだ性格だが本当は他人を慈しめる優しい心の持ち主だ。だから…………これからも共にいてやってほしい。』

 

そう言って彼は和やかな笑みを浮かべる。その表情は神父や牧師としての慈愛の笑みというより、親としての親愛を持った笑みであった。

 

『それは…………彼女次第だ。』

 

『…………それもそうか。なら、私からそれとなく伝えておこう。』

 

それを最期に彼はこの空間を漂っている杏子の元へ向かう。その後ろ姿を静かに見守るさやか。

 

(…………君に感謝を。こうして未練がましい幽霊にも等しかった私に、贖罪の機会を与えてくれてーーーー)

 

心の中でさやかに礼を述べながら、彼は杏子の体に触れる。次の瞬間、今度は眩い光がさやかの視界を覆う。

 

 

 

 

 

眩い光が鳴りを潜め、目が開けられるほどに収まるとそこは再び白と黒の二色だけが彩っている魔女の結界に戻っていた。

 

「夢…………ではないよな?」

 

いつのまにか先ほどまでさやかと杏子の二人を覆っていたGNフィールドに全方位攻撃をしていた触手は戸惑っているように二人から距離をとって様子を伺っていた。

さやかは魔女の動向を警戒して、GNフィールドを維持したまま後ろにいた杏子に振り向いた。先ほどまで滲み出ていた魔女の呪いと似たような感覚は既に消え失せていた。

 

「………………大丈夫か?」

 

そうとしながらもだんまりとなっている杏子に一抹の不安を抱いたのか、さやかはとりあえず彼女に声をかけた。

 

「………………夢みたいな………浮いたような感覚がした場所で、死んだはずの親父に会った。」

 

俯いた状態で表情こそ伺うことはできないが、杏子はどこか、震えているような声色で語る。父である彼の最期の謝罪と贖罪を。

 

「…………理解してやれなくてすまなかった、お前を一人ぼっちにさせて寂しい思いをさせたって。」

 

「悪いのは…………あたしだってのに…………そんな言葉が、聞きたかった訳じゃなかったのに…………!!」

 

俯いた顔を手で覆い、静かに嗚咽を溢す杏子。その感情を押し殺しながらも、それを抑え込むことができず、すすり泣いているような声をさやかは背中で聞いていた。

 

 

「……………今のお前には酷かもしれないが、手を貸してくれ。お互い、今は生き残ることが先決ではないか?」

 

「…………………」

 

さやかの頼みに杏子は無言を貫く。だが、腕で顔についた何かを拭う仕草を見せると、わずかに赤く腫れた顔をしながら立ち上がった。

 

「今は…………今だけは手を貸してやる。」

 

「……………ありがとう。」

 

ぶっきらぼうな口ぶりだが、さやかの後ろで槍を構え、協力を約束してくれた杏子にさやかはお礼を言いながら彼女へ振り向いた。その次の瞬間、杏子は目を見開いて変なものを見てしまったかのような反応を見せる。

 

「お、おまっ!?なんで目が金色に光ってんだよ…………!!」

 

「……………なんのことだ?」

 

さやかの目が金色に輝き、なおかつその虹彩が蠢いていることに杏子は唖然とした様子でさやかに問い詰めるも、当のさやかは小首をかしげるだけで、その現象には気づいていない素振りを見せる。

 

「き、気づいていないのかよ………!!」

 

「………いや、そもそもとしてそんなことを言われたのが初めてなのだが……今は調べようがないだろう。さてっと………この状況、どう切り抜けるべきか…………」

 

杏子の言葉にさやかは不思議そうにしながらも現状では考えることではないと頭の隅っこに追いやって正面を見据える。今現在、二人は展開されたGNフィールドの中にいるが、周囲には二人を取り囲み、警戒しているように見える魔女の触手が至るところに張り巡らされていた。その現状にさやかは後頭部に手を当てて難しい表情を見せる。

 

(おそらくこの魔女の本体はあの木の蔦のような触手を伸ばしていたあの黒い人形だろうな。)

 

さやかは脳内に攻撃される直前に見えていた状況を思い起こしながら対処策を考える。あの高くそびえ立っている赤い巨大オブジェに、ひざまづき、祈りを捧げていた人形が本体なのは明らかだった。さらには床から木の蔦のような触手がいくつも生えてきていたことから、今さやか達が立っている床はその魔女のテリトリーと判断していいだろう。

 

(…………どのみちこの蔦の包囲網を突破しなければならないのは明白。話はそれからか。)

 

しかし、少しでも動きを見せれば即座に対応してくるのが目に見えているため、動くことすらままならない状態なのは事実。GNバスターソードの影で唸っているとーーーー

 

「おい、ひとまずアイツの攻撃を逸させればなんとかなるんだよな?」

 

「そうだが……………。何か手はあるのか?」

 

「………………一つだけ条件がある。コイツのグリーフシードをあたしに寄越せ。やれねぇことはねぇけど、魔力食うんだよ。」

 

「その程度か………問題ない、好きにしてくれ。」

 

杏子は少しばかり申し訳なさそうにすると、条件として目前の魔女のグリーフシードを要求するが、特に魔力云々について事実上の無制限となっているさやかは必要ないため、すんなりとその申し出を受け入れる。

 

「………お前マジで言ってんの?見る限り一度もグリーフシード使ってねぇだろ。」

 

だが、そのことを知らない杏子は呆気に取られた表情をみせながらさやかを問い詰める。それにさやかは困った様子で視線を上に向けた。

 

「あー…………少し特異な性質なんだ、私のは。だから多少無理してもどうとでもなる。」

 

「………………あとで魔力使えなくなったって言われても知らねえからな。」

 

「了解した………………来るッ!!」

 

次の瞬間、今まで静観を保っていた魔女の触手が痺れを切らしたのか再び総攻撃を仕掛ける。さやかは展開し続けていたGNフィールドを構え、その攻撃に備えるが、衝撃が凄まじく、二人がいた一帯は巻き上げられた土煙で見えなくなった。

 

 

 

結界の中で聳え立つ赤いオブジェで祈りを捧げるように座り込む人型の魔女。その彼女の目の前に瞬間移動のように突如として杏子とさやかの姿が現れる。

現れた二人は互いの獲物である大剣と槍を突き出すが、それよりも先に魔女が新たに出した足元からの触手で二人の体を貫いた。

 

だが、その二人は触手に貫かれるや否や、まるで最初からそこにいなかったように霧散して消滅していった。

 

 

「攻撃の意識が逸れた!!反撃に出る!!」

 

その声は先ほど霧散したはずのさやかの声。触手たちの攻撃で巻き上げられた土煙が盛り上がるとそこからGN粒子を放出させて空を駆けるさやかが現れる。

 

『ーーーーーーーー!!!』

 

それを見た魔女は声にならない叫び声のような号令を挙げると、触手たちを一気に空を駆けるさやかに集中させる。その触手攻撃を空という自由を得たさやかは軌道を複雑に変えながら攻撃コースから逃げることで尽くを避ける。

 

「お前の攻撃は見えている。当たりはしない。」

 

切り抜け、自身を見下ろすように佇んでいるさやかに魔女はさらに攻撃を仕掛けようとするがーーーー

 

「おいおい、足元がそんなにお留守でいいのかぁ?」

 

瞬間、先ほどまで触手が生えてきていた地面から真紅の意匠が施された槍が無数に突き出され、針塚のように埋め尽くし、触手を蹴散らす。その勢いは止まらず、やがて魔女の足元から特大の槍が地面を割りながら出現すると、その穂先に捕らえられた魔女は赤いオブジェへ磔台のように押さえつけられる。

 

「断ち切るッ!!!」

 

そしてさやかがGNバスターソードⅡの柄を両手で持ちながら身動きの取れない魔女に接近すると、肩に担ぐように構えたバスターソードⅡを体ごと回転させながら横一文字に振るった。その威力は魔女ごと背後にあった巨大な赤いオブジェを両断し、消え失せる。

その消え失せた魔女のあとを追うように魔女の結界も揺らぎ始め、白と黒のモノクロの空間から緑の生茂る風見野に、二人は戻っていた。

 

 

 

 

 




GNフィールドの中でGN粒子の放出量を増やす→GN粒子が外に出ていかないから中のGN粒子の濃度が上昇→擬似的な脳量子波交信領域を拡大する状況ができた。

大体こんな感じ。

次回からは……………ついにワルプルギス戦に突入するつもり………だってさっさんが魔女化しないからね!!

マギレコ世界にさっさんを武力介入させるのは……………

  • ガンダムだ
  • ガンダムではない

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