ほむら「美樹さやーー「私がガンダムだ」はぁ?」   作:わんたんめん

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…………ワンチャンホーリーマミさんのフラグ立たないかも。


第34話  魔法少女が救われる街  神浜市

「神………浜…………市………?いえ、それよりも、貴方その目は     

 

「さ、さやかちゃんの目が………金色に………!?」

 

「ほら見たことか!!アタシの言ったこと、嘘じゃなかっただろ!?」

 

「美樹さん………貴方は     

 

さやかが表を上げた瞬間、目に飛び込んだ金色に、そしてその虹彩が虹色蠢くその瞳。一種の気味悪さが出てくるソレに一同は杏子を除いで絶句した様子でそれを見つめる。

 

「……………どうしたんだ?そんなびっくりしているかのような顔を揃って     

 

「ッ……………!!」

 

周囲の人間が目を見開いている理由がわかっていないのか、首を傾げているような反応を見せるさやかにマミがいてもたってもいられなくなったのか、急にその場を後にする。

 

部屋の奥に向かった彼女を呆然とした様子で見送るさやか達だったが、程なくしてすぐにマミがまた戻ってくる。ただ、その手には彼女の所有物なのか、手鏡が握られており、さやかの眼前に腰を下ろすとその手にしていた手鏡を押しつけるようにさやかの前に差し出す。

 

「美樹さん、これで貴方の眼を見なさい。」

 

「……………?」

 

「早くッ!!!」

 

突然手鏡を押しつけられたことに怪訝な顔を見せるさやかだったが、マミの有無を言わせない姿勢に困惑気味な様子を隠しきれずに受け取ると、言われた通りに手鏡に自身の眼を映し出し、初めて己の瞳が金色に光っているのを目の当たりにする。

 

「……………本当に金色になっている………しかもこれは虹彩が虹色に…………?」

 

ようやくそこで事態の異常性を認識したのか、さやかは目を見開き、恐る恐るとした様子で手鏡から視線をマミたちに向ける。

 

「…………………それで…………どうしたんだ?」

 

「どうしたはこっちのセリフよ!!何か変になったりとかないの!?」

 

またキョトンと首をかしげるさやかにマミは彼女に詰め寄り、心配そうにさやかに様子を尋ねる。そのことにさやかは考えるように視線を上に向けると、思い当たる節がないのか、フルフルと首を横に振る。

 

「いや、特に……………これといって何か変化があると言うわけでは…………ああ、でも…………」

 

「さっきから、妙な感覚がする。ここから離れた、どこか違う場所…………確実にそこで何かが起こっている。」

 

「…………それが、神浜市なの?」

 

「そう……………だと思う。」

 

まどかの確認に表情に影を落としながら曖昧な返答をするさやか。その様子にほむら達三人は難しい表情を浮かべ、訝しげな様子でさやかを見つめていた。その目は揃ってさやかの金色に輝いている目を視界に収めていたが、しばらくすると、すうっと色が抜け落ちるようにさやかの目は元の水色へと戻っていた。

 

(……………一体、なんなのかしらね。彼女のあの目は。)

 

(……………思えば、前にも不自然なことがあったわ。)

 

気まぐれでほむらへ念話をかけたマミだったが、返ってきた言葉に意外そうな表情を向けると念話でさやかがマミの窮地を救い、病院送りになった直後にほむらがやってきた時の話を始める。

 

(あの時の私は貴方に拘束されていて動けなかった。病院の中の魔女の秘密を知っているのは私だけだったし、貴方の拘束を解くことが出来なかった以上、貴方の生存は諦めるしかなかった。)

 

(それは…………そうよね、それを美樹さんが知っていたからこうして私は生きているのだし…………)

 

(いいえ、あの時点で彼女は知らなかったわ。美樹さやかはその場にいなかった私の諦めを察したことで、貴方に危険が迫っていることを知った。)

 

直前までさやかも自身に危険が迫っていることを知っているわけではなかったと言うことにマミは思わず言葉を失う。なぜならそうでなければ魔女の体の中から別の存在が出てくるというのに、さやかの対応に向かうタイミングが明らかにおかしいからだ。

 

(……………もしかしたら、この時間軸の彼女には魔法少女以外の力もあるのかも…………)

 

(そんなの…………ありえるの…………?)

 

そのマミの呟きを最後にほむらは彼女との念話の回線を閉じ、一人思案に耽る。とはいえその内容は既にわかり切っているようなことであった。

 

(……………もう、私のこれまではあてにならないわね。)

 

繰り返すだけのこれまでが、先の見えないこれからに変わってしまったことにほむらは遠い目をしながら窓の向こうに見える空を見上げる。しかし、その先の見えないこれからは、さらにほむらを混迷の渦に引き寄せる。

 

 

 

 

 

 

四日後、ほむらの()()()()であれば、この日にワルプルギスの夜が見滝原を訪れる。結界を有して身を隠す必要がないというほどの強力な魔女とのことだったが、魔法少女でない人間の目に映ることはなく、10割がた災害として認識されるというのが通例とのことだ。

そのレッテルづけされる災害はスーパーセル…………要するに台風が大半を占めるというのがほむらの言葉。

 

だが、そのワルプルギスの夜がやってくる予定日にいざ出向いてみれば、そこは雲一つない全くの快晴日、一言でいうなら平和であった。

 

 

「どういうことだおい、こねぇじゃねぇか。」

 

「雨雲どころか、白い雲すら一つもないわねぇ………………」

 

ワルプルギスの夜が影一つすらその姿を見せないことに肩透かしを受けたのか、懐からチョコがぬりたくられた棒状の菓子を頬張りながら杏子が文句をあげ、マミは頬に手を当てながら綺麗に晴れた空を見上げている。

 

「………………やっぱり、例の神浜市で何かが起こっているのかしら。」

 

「可能性としては大いにあるかもしれない。現に、みんなも見たのだろう?私が見たモノとほとんど同じ内容の夢を。」

 

訝しげな表情を見せながら神浜市の名前をあげるほむらにさやかがそう言うと三人の表情は揃って困ったような顔を浮かべる。実はというとこの四日間の間、ほむら達三人もさやかと同じ姿形をした魔法少女が夢に出て、なおかつ神浜市というワードを聞いてしまったのだ。

 

『運命を変えたいなら神浜市に来て。この町で魔法少女は救われるから。』

 

これはその夢に出てきた魔法少女が語った内容。それぞれ四人が見た内容を平均化させた言葉ならともかく一字一句違わないことが余計にさやか達を悩ませる要因にもなっていた。

 

「行くにしても、見滝原から神浜へは電車を使わないと厳しい。」

 

「……………マジで行くのか?親父が宗教広めてた身だからアタシが言うのはちょっとアレな気がするけどさ、ぶっちゃけ怪しくねぇか?」

 

「……………確かに…………救われるって言うことは、魔女化の運命から逃れられるということだものね。そんな大きいことどうやって…………でも、魔法少女が救われるって言うのは気にならないかしら?真実がどうであれ。」

 

 

行くという決意がありありと感じられるさやかにストッパー気味に訝しげな表情を見せる杏子に魔法少女が救われるというのに若干の興味があるマミとそれぞれの反応を見せる中、ワルプルギスの夜が来ない以上、これからどうするかを考えるほむら。

 

(やっぱり、神浜市へ向かうのが一番いいのかしら。あの地点に関しての情報なんて何一つとして持ってはいないけど…………)

 

ほむらは自分の目の先で神浜市へ行くか行かないかの議論を続けているさやか達を見つめる。

 

 

(私もこの時間遡行をやり始めたばかりのころはあんな感じに暗中模索の日々だった。)

 

ワルプルギスの夜を打倒するというゴールにようやくそのステージに差し掛かったところでの怒涛の勢いで巻き起こる新たな状況。その状況はまるで振り出しに戻されたスゴロクのようだ。

 

(だけど、今は一人じゃない。巴マミを死の運命から救い出すことができた。佐倉杏子を引き入れることができた。)

 

(何より、信じてくれるとは思わなかったことを信じてくれたこの時間軸の美樹さやか、貴方がいる。)

 

もはやこの時間軸でほむらの目の前で今まで起こってきた出来事が繰り返されることはほとんどない。言い方を変えれば、今まで出来なかったことが出来るかもしれないという希望にも繋がる。

 

 

「…………私は行った方が賢明だと思うわ。今はこれまで起こっていたことが起こらなかった原因を探ることが重要のはずよ。」

 

「おいおいおいお前まで…………これじゃあ3対1じゃねぇかよ。」

 

「貴方が行かないって言っても引きずってでも連れて行くわ。原因がすぐに見つかるとは思えないし、何より私たちには普段の生活がある。それを疎かにしないためにもフットワークの軽い貴方は必要なのよ。」

 

ほむらまで行く側に立ったことに肩を竦める杏子だったが、ほむらから無理矢理にでも連れて行くと言われると観念したようにため息をついた。

 

「ハァ…………わかったわかった。で、今日はどうすんだ?」

 

「決断したのなら行動も早い方がいいでしょう。でもうかつな行動は控えること。単独行動なんては以ての外。私達はいわば新天地へ乗り出す開拓者なんだから。」

 

「だが、情報は出来るだけ手に入れるべきだ。そのくらいの無理は容認した方がいいんじゃないのか?」

 

「まぁ虎穴に入らずんば虎子を得ず、なんてことわざもあることだからね。」

 

ほむらの忠告に指摘を入れるようにさやかが情報を手に入れる努力はした方がいいと言うとそれにマミが同意の声を上げる。それにほむらは難しい顔をしながら肩を竦めるも状況次第と便利な言葉で話を仕切る。

 

 

 

 

「神浜市、ねぇ……………あんまアタシは風見野から出たことなかったから周りのことなんざてんでさらさらだったけどよ、なかなか綺麗な街並みじゃねぇかよ。」

 

「一応携帯でわかるだけ調べたけど、結構交通網とか発展しているのね。」

 

地図上から見て神浜市は見滝原から北西方向。その北西へと線路の上を走っている電車の中でさやか達は神浜市の地理情報を共有していた。杏子が外の風景を見つめ、マミは手にしていた携帯で神浜市のホームページを見ていた。

 

「………………一応確認だけしておくけど、今回はあくまで神浜市に関する情報。主に魔法少女に関するものが一番望ましいわ。」

 

「…………思ったんだけどさ、それキュウべぇの野郎を問い詰めた方が早えんじゃねぇの?どうせ神浜市にいる魔法少女にもアイツ絡んでんだろ?」

 

ほむらの今回の行動目的を共有している最中、ふと杏子が思い出したかのようにインキュベーターの名前を挙げる。確かに魔法少女が絡んでくるのであれば、その元凶であるインキュベーターに聞けばなんらかの手がかりが得られる可能性は高い。

だが、これまでの時間遡行の積み重ねか、インキュベーターを忌々しく思っているほむらは嫌そうな表情を見せる。

 

「まぁ、わざわざ暁美さんが足を運ぶ必要はないのだから、私が聞いておくわ。それとなりに交友は持っているからね。」

 

「……………お願いするわ。」

 

その表情を見たマミが代わりにインキュベーターにあたると名乗りを上げたことにほむらは申し訳なさそうにしながら感謝の言葉を述べる。

 

「…………マミ先輩、奴は質問に聞かれなければ答えを出すことはない。だから包み隠さず聞きたいことを素直に聞いた方が賢明だ。アレはただ言われたことに対してしか答えることができないただの機械の端末でしかない。向こうはコチラを劣等種か何かと下に見ているようだが。」

 

「ハッ、なんじゃそりゃ。」

 

さやかのインキュベーターに対する所感を述べると杏子は鼻で笑いながら電車の窓枠に肘をかけ外の風景を視界に収める。

 

「だけどマミ。さやかの言ってることは合ってると思うぜ。アイツ、こっちが聞けば大体は答えるはずだからな。さやかの名前もそれで知ったからな。」

 

「……………わかったわ。助言、感謝するわ。」

 

一転変わって杏子がさやかと同じような助言を送り、それにマミは朗らかな笑みを見せる。そして四人を乗せた電車は件の神浜市に向かう線路を進んでいく。

 

魔法少女は救われるという、その真実を確かめに行くために。

 

しかし、日がさせば影が映るように、魔法少女あるところには切ってもきれない存在がいる。

 

 

 

 

 

 

「………………これは…………魔女か?それに誰かと戦っている…………?」

 

その異変に気付いたのは例によってさやかであった。以前から魔法少女でもないのに関わらずなんとなく魔女の存在を感知できていたが、今回はそれに連動するように彼女の虹彩が水色から蠢く虹色にすげかわる。

 

「幸先がいいのか悪いのかよくわかんねぇな…………。」

 

やってきて早々   というよりまだ差し掛かっただけなのに早速魔女絡みになったことに悪態をつきながら槍を構える。一般人も乗り合わせる電車の中でそんなことをしていいかと言われれば答えはノーだ。

 

しかし、電車の中の空間は既に異質なものに変わっていた。先ほどまでいたはずの人々の姿は跡形もなく。代わりに魚のような外見をした使い魔が車内を跋扈していた。

 

「全くね。これじゃあ落ち着く暇もないわ。」

 

そう言いながら澄ました顔でマスケット銃複数を取り出したマミが一斉掃射で使い魔の群を殲滅する。車内の状況をクリアーしたさやか達は車輌と車輌を繋ぐ扉の前で突入の準備を行う。

扉に手をかけたさやかが確認のために振り向くとそれに他の三人が頷く仕草を見せる。

そしてさやかは電車の扉を思い切り開けはなつ。眼下に広がる魔女の結界はこれまでのものと比べると比較的明るい空間だったが、辺りを飛び回っている工事用の足場のようなものがどう足掻いても今いる空間がきみの悪いものであることを認識させる。

 

「…………いたわ!!あそこ!!一人、いえ二人で魔女と戦っているわ!!」

 

マミの声にさやか達の視線がその方角に向けられる。そこには生き物でいうサンショウウオのような風貌をしている魔女、そしてケープを被った魔法少女がコンパクトサイズのクロスボウでその魔女と交戦している光景が目につく。

しかし、一人しか戦っていないことに訝しげな表情を見せるさやかだったが、すぐにその近くで負傷したのか横たわっている黒いケープをかぶった魔法少女を見つける。

 

一人は倒れ、もう一人も戦闘慣れしていないのか動きが悪く、明らかな劣勢にさやかが電車から飛び降りようとした瞬間、魔女の動きに変化が現れる。

サンショウウオの外見をした姿形からドロっと粘性のある液体にその身を溶かすと、先ほどまで戦っていた魔法少女と倒れた魔法少女ごと飲み込みどこかへ飛び去っていく。

 

「ッ………さやか、追いなさい!!あとで追いつくから!!」

 

「了解!!」

 

見るからに危険な状況に陥っていたことにほむらが咄嗟にさやかにそう命ずると同時にツインドライヴからGN粒子を放出させ、電車から飛び立つ。クリアに輝いている緑色の粒子を魔女の結界にふりかけながら一気に球体と化した魔女の元へ接近する。

 

「向こうのスピードはこちらの比ではない。これなら!!」

 

スピードに差があり、追いつけると判断したさやかは左肩からGNバスターソードⅡを手にするとツインドライヴの出力を上げ、空に二つの円の軌跡を残しながらさらに魔女に接近する。

 

「でぇやぁ!!」

 

一気に間合いを詰めたさやかはその黒い球体に向けて、上段に構えたGNバスターソードⅡを振り下ろす。しかし、黒い球体自体を切断するには至らなかったのか、鈍器で叩いたような鈍い音が響き、吹っ飛ばされた魔女は二人の魔法少女を取り込んだまま、その巨体を神浜市のビルの一角に向けて突っ込んでいった。

 

「ッ……………!!」

 

思わずやってしまったというような表情を見せたさやかはすぐさま魔女が墜落して行ったビルに向けて針路をとり、その施設の屋内庭園のような場所に降り立つ。

まだ衝撃で舞い上がった土煙が覆う中、さやかは辺りを見渡す。

 

う、うぅん……………

 

「ッ…………いた!!」

 

微かに聞こえた呻き声。耳聡くそれを聞いたさやかはすぐさま声のした方角へ足を向ける。そこにいたのは遠目から見た時にクロスボウで戦っていた赤い線の入った修道女の白いケープをかぶった魔法少女だった。

 

「良かった…………無事のようだな。」

 

魔女を弾き飛ばして建物にぶつけてしまったことで中に取り込まれた二人に怪我はないか心配だったさやかだったが、それが杞憂で済んだことに安堵な表情を見せる。

 

「あ………貴方は…………?」

 

「詳しい話はあとだ。今は、お前の近くで倒れていたもう一人の無事を確認するべきだ。」

 

「は、はい!!」

 

自分のことを尋ねられたさやかだったが、今はそれよりも優先することがあるというようにもう一人の魔法少女のことを話題に挙げると、目の前の少女はハッとしながらその魔法少女を探し始める。幸い、その魔法少女自身も気絶こそしていたが、すぐに見つけることができた。ケープをかぶった魔法少女の言葉を聞くに、どうやら黒江という名前らしい。

 

「そ、その、助けてくれてありがとうございました!!」

 

「ん…………二人が中に取り込まれるのは見ていたのだが…………外の様子が見えたのか?」

 

「い、いえ………そういうわけではないんですけど、突然外から衝撃が起こったので、貴方なのかなと思って…………」

 

突然お礼の言葉を言われたさやかは首を傾げるもその直後の少女の推測に納得の表情を見せる。

 

「正直言って建物にぶつけてしまった時は焦ったのだが、二人が無事ならよかった。」

 

「あの、貴方も魔法少女なんですよね……?お名前聞かせてもらってもいいですか?今度お礼させてもらいたいんです。」

 

「別に気にしなくていいのだが、それではお前の気が許さないようだな。」

 

「す、すみません…………。」

 

さやかが気にしないと言ったところで少女に引く気がないのを悟ったのか、それに言及すると、少女は申し訳なさそうに顔を俯かせる。

 

「美樹さやかだ。見滝原で魔法少女をやっている。」

 

「見滝原…………結構距離がありますけど…………もしかして、美樹さんもあの夢を見たんですか?」

 

「………………その質問に答えるのは後にしよう。」

 

「えっ………………?」

 

さやかの言葉に思わず顔を上げた少女は背を向けたさやかが大剣を構えて戦闘態勢に入っているのを目にする。

 

「魔女が来る。それもさっきのやつと含めて二体だ。だが、これはなんというか……………」

 

さやかの言葉に歯切れの悪さを感じた少女だったが、その直後に広場に二体の魔女が現れる。一体は先ほど戦ったサンショウウオの姿をした魔女。そしてもう一体は砂のような髪をたなびかせ、黒いドレスを纏った女性のような魔女であった。

さらに大きさはサンショウウオの魔女を上回っており、両手でサンショウウオの魔女を掴むと、その体を引きちぎった。

 

「魔女が魔女を…………!?」

 

「……………すまない、今更だが名前を聞いてもいいか?」

 

「え、あ、た、環 いろはです…………」

 

魔女と魔女が争い、なおかつ片方を殺したことに少女が息を呑んでいる中、さやかは少女の名前を尋ねる。その突然のことに少女、環いろはは困惑気味ながらも自分の名前を告げる。

 

「……………いろは、お前の戦闘スタイルを鑑みるに前衛は向いていない。基本的に魔女の目は私が引きつけておく。だからお前は安全なところに身を潜めていろ。」

 

「え、で、でも!!」

 

「問題ない。すぐに私の仲間がやってくるはずだからそこまでの辛抱だ。」

 

それだけ言うといろはからの返答を待たずしてさやかは魔女に肉薄するとGNバスターソードⅡを力任せに振るい、魔女を吹き飛ばす。

 

(それに、別の方角から誰かが向かって来ている。おそらく地元の魔法少女だと思うが………………)

 

ほむら達とは違う方向から向かってきている存在に一抹の不安を抱きながらさやかは魔女に攻撃を仕掛ける。

魔女が魔女を襲い、なおかつ殺してしまうという異常。やはり神浜市には何かがあるのはさやかでなくとも目に見えて明らかであった。

 

 

 




次回、もしかしたらさやかが一段上のチートに足を突っ込むかも。

まぁ、自分の筆の進み具合と展開次第なのですが(白目)

感想お待ちしてます。作者の励みになるので。

マギレコ世界にさっさんを武力介入させるのは……………

  • ガンダムだ
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