ほむら「美樹さやーー「私がガンダムだ」はぁ?」   作:わんたんめん

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すごくひさしぶりに二日連続投稿をした………


第41話 One Seconds TRANS-AM

「ぎぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁl!?!???!!!??」

 

無数に空へと伸ばされた絶交階段のウワサが展開した領域の中に甲高い悲鳴のような絶叫のような声が響く。最初は引きずられるように宙摺りになりかけたが、今はさやかに引き上げられたのかちゃんとザンライザーの機体の上にその両足に下ろしている。だがそれでもザンライザーのスピードは怖いものがあるのだろう。

 

「うるさいから少し黙ってくれないか?」

 

「アンタのせいでこうなっているんでしょうがぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

至極冷静な口調でさやかからそういわれたレナはうがぁーッ!!と噛みつかんばかりの勢いで犬歯をあらわにしながら憤慨する。そのレナの怒りにさやかは後頭部に手を添えると面倒くさそうに髪をかき乱す仕草を見せた。

 

「まぁともかくお前がウワサを呼び寄せてくれたおかげで秋野かえでのおおよその位置はわかった。」

 

「え、な、なんでわかるのよッ!?」

 

「んー………第六感だな。それはともかく、使い魔のような存在がこちらに接近している。」

 

さやかの第六感という言葉にいまいち納得がいかないレナだったが、同時に使い魔という言葉に促されるように前方に視線を向けると黒くさび付いたような南京錠の外見をもった存在が前方の空を覆いかけていた。

 

「なによあの大群!?ももこたちの援護は厳しいだろうし………」

 

「あんなに喚いていたのに意外と冷静なんだな。」

 

「同じこと言うようだけど、ア・ン・タ・の・せ・い・な・ん・だ・か・ら・ね!!!」

 

「わかったわかった…………」

 

何気ないさやかの言葉にレナはワナワナと震えるとさやかを指さすと一文字いうたびにさやかに詰め寄り、強調するように向けていた指の圧を強める。その指から逃げるように両手を挙げながらさやかは苦笑いを浮かべるが、少しすると鋭い目線を使い魔の群勢にむける。

 

「ああまで一枚の壁のように固まられると普通の魔法少女では袋叩きだな。だが      

 

さやかは右肩に懸架しているGNソードⅡブラスターを構えると使い魔の群れにむけてビームを発射する。放たれたビームは使い魔の壁を貫通するだけにとどまるが、さやかはそのままGNソードⅡブラスターを横薙ぎに振るい、使い魔の壁を横一文字に切り裂いた。

 

「よし、一定数減らしたな。水波レナ、私に掴まってくれないか?具体的に言うと首回りに。」

 

「レ、レナ猛烈に嫌な予感がするんだけど………」

 

不信がるレナだが、恐る恐るさやかの首にしがみつくように腕をまわすとブラスターをもとに戻したことでフリーになった右腕でレナを抱えるように持ち上げる。

 

「えッ!?ちょ、ちょっとこれって      

 

「ザンライザー!!前方の使い魔を頼む!!」

 

レナが今の態勢になにか一言言いたげだったが、さやかはそれをガン無視してザンライザーに使い魔の迎撃を命ずると片腕でレナを抱えたままザンライザーから飛び降りる。するとザンライザーは放出する粒子量を増大させ、加速をかけると使い魔群へ向けてバインダー部分からミサイルとビームマシンガンを掃射して使い魔の掃討にかかる。

 

「な、なによアレ………」

 

ザンライザーの性能に目をパチクリさせているレナだったが、自由落下中のさやかたちに別方向から使い魔が近寄ってくる。それを見据えたさやかは左肩のGNバスターソードⅡを空いている左手で真ん中あたりの持ち手を保持して前面に持ってくるとバスターソードの装甲を展開し、そこからGNフィールドを展開する。

 

「このまま突破する!!」

 

忠告のようでそうでもなさそうな言葉をさやかが言うとGNドライヴから粒子を放出し、フィールドを展開したままシールドバッシュのような形で使い魔にタックルを仕掛ける。使い魔がフィールドと激突するとフィールドの強度に打ち負けたのかその身を粉々にしながら霧散していく。

 

「ア、アレだけじゃなくてアンタ自身も飛べるの!?空を飛べる魔法少女なんて聞いたことないわよッ!?」

 

「魔法少女など、空を飛んでなんぼの存在ではないのか?」

 

「それはあくまで創作上の話でしょ!?」

 

そんなこんなの掛け合いをしながらフィールドに包まれた二人は使い魔をもろともせずに領域内を突き進んでいく。

 

「見えた!!あそこだ!!」

 

領域内を突き進んで少しするとさやかがかえでの姿を見つけたのか声を張り上げる。その声にレナがわずかに驚いた反応を見せながらさやかの顔を見ると、その彼女が向いている視線の方角に自身のそれを向ける。

 

「か、かえで…………!!」

 

レナが視線を向けた階段の一角にはウワサに連れ去られたかえでの姿が五体満足で視界に映っていた。見ている限りにはかえで自身に確たる外傷のようなものは見受けられないし、かえでの方から空を飛ぶさやかとレナの二人を見つけたのかこちらに向けて手を振ったため、丸一日近くウワサの領域内にいたにもかかわらずなんともないように見える。

しかし、かえでを見つけた時のレナの声色はうれしさの反面気まずそうなものが入り混じっているのをさやかは見逃さなかった。とはいえレナとかえでを引き合わせないわけにはいかないため、高度を下げ、かえでのいる階段に降り立つとレナを下ろした。しかし、さやかは何か視線のすぐ先にいるかえでの姿に違和感を覚える。

 

「……………水波レナ。少しまずいことになったかもしれない。」

 

「ど。どういうことよ?」

 

突然のさやかの言葉にレナは不信な表情を隠しきれずにさやかに問い詰めを行う。自分の軽率な行動のせいで危険な目に合わせてしまった友人を目の前にして、さやかがかえでに向けているその表情からまるでその人物自体を疑っているような雰囲気を出していることに困惑を隠しきれないのだろう。

 

「冷静になってみれば自然と気づくことだ。秋野かえでは絶交階段のウワサに連れ去られてからほぼ丸一日が経過している。それにも関わらず彼女が傷一つない状態というのはいささか不自然だ。」

 

そういうとさやかは冷や汗のようなものをにじませながらGNソードⅡのショートとロング、その二振りを構えると臨戦態勢を整える。そのことにレナがその真意を確かめようとさらに追及を重ねようとしたとき     

 

「あっれ~?おっかしいなぁ~?どうしてそんなに警戒しているのかな~?()()()()のところはすっごく居心地がいいところなのに~。」

 

おおよそ一日ぶりに聞くかえでの声。しかしその声質は以前とはまるで別人のように変わり果てていた。その名前のように紅葉したもみじのように鮮やかな赤色の虹彩はその奥底がひどく濁り、歪な、狂気的な笑みが二人を捉える。

 

「やはりそういうことか!!ここまで近づかなければ違和感すら感じ取れなかった!!」

 

「ちょ、ちょっと!!一体なにが起こっているのよ!?」

 

かえでの豹変ともとれる変わりざまにさやかは険しい表情を浮かべながら警戒心を最大限まで引き上げ、レナはまだ現状を理解できていないのか狼狽した様子でさやかに詰め寄る。

 

「おそらく………今の彼女はウワサから洗脳のようなものが施されていると考えられる!!こちらの目的がウワサの破壊だと知られているのならば、彼女は私たちを全力で排除しにやってくる可能性もある!!」

 

「そ、そんなッ!?」

 

「階段さんには近づけさせないよ~。」

 

さやかの矢継ぎ早な説明だったがレナは悲痛な表情を見せると、立ちはだかるかえでに訴えるような視線をぶつけるが、当のかえではそんなレナの訴えをはねのけるように自身の得物である杖を握った右腕を二人に向ける。その場違いなほんわかな口ぶりは彼女からにじみ出る狂気的な雰囲気を肥大化させ、プレッシャーとなって二人に襲い掛かる。

 

「冗談はほどほどにしてほしいところだが…………」

 

歯がみする表情を見せながらさやかは一歩一歩ゆったりとした足取りで階段を降りてくるかえでにさやかは手をこまねいていた。そばにいるレナに目線を向ければ悲痛な、おびえたような表情で階段を降りてくるかえでを見据えていた。彼女も友人であるかえでを傷つけたくないのが丸わかりだ。ここでさやかがどいてしまえば、ろくな抵抗を示すことができずにかえでに攻撃を受けるか、はたまたとらわれてしまうのは目に見えている。

 

(だが同時に、ここまで領域の深部まで踏み込んだことで本体らしき気配も捉えている………だが距離が離れている………!!)

 

さやかはこの絶交階段のウワサが広げた領域の中にいる本体をイノベイターの感覚により、その居場所を察知していた。しかし、それを口や念話によって伝えることはできない以上さやか自身が出向いて叩くしかないが、この状況でレナのそばを離れるのは少々心もとない不安要素が残る。

 

「どうして逃げるのかな?」

 

「ッ……………」

 

かえでが一歩階段を降りれば、さやかたちも後ずさるように階段を降りる。そんないたちごっこのような駆け引きを続ける。ザンライザーをけしかけて彼女のいる足場を崩すことも考えたが、そんな手荒な手段をとるのは最終手段と心にとどめる。

 

 

「水波レナ、少しでいい。数秒間だけでいいから彼女を足止めできないか?」

 

「……………少しでいいの?」

 

苦肉の策のように絞り出した提案。さやかはレナの雰囲気からかえでと矛を交えることへの嫌悪感の一つは出ると思っていたが、思いのほかレナの反応が温厚なものだったことに驚きの意味を含めて彼女に視線を向ける。

 

「いいのか?正直いって罵声の一つや二つは受ける覚悟だったのだが。」

 

「それは、レナだってかえでに攻撃するのはいやよ。でも足止めして、アンタがその間に大元を叩けるっていうのなら、やる。」

 

「……………5秒だ。5秒だけ頼む。その間で確実に仕留める。」

 

さやかは宣言のようにそういうと手持ちの装備をGNソードⅡの二振りから右肩のGNソードⅡブラスターに切りかえる。

 

「たったそれだけ?絶対足りないでしょ。」

 

「いや、それ以上お前の心的負担と秋野かえでへの負担をかけられない。最速で最短の時間で仕留める。」

 

さやかの言葉に腑に落ちないように首をかしげるレナだったが、いったん棚にあげたようで三又の槍を構え、さやかの影で臨戦態勢を整える。

 

(カウントスリーで出る。準備は?)

 

(OKよ。いつだってやってよね。)

 

念話でお互いに確認をとるとそのままスリーカウントを取り始める。1でかえでが階段をさらに降りる音が響き、2でレナの槍を握る手に力が籠められる。

 

(3!!頼んだ!!)

 

「たぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

3が数えられたタイミングでさやかが猛烈な勢いで上空へ飛びあがり、それにつられるようにかえでの視線が追うように上へ向けられる。そのできあがった死角を突くようにレナの持つ三叉の槍の穂先がかえでを捉える。

 

「ッ!?」

 

さすがにレナが攻撃に転じるとは考えていなかったのかかえではその場違いな笑みからようやく表情を崩し、焦った表情を見せ、その迫る槍の穂先を持っていた杖で防ぐ。

 

「ひ、ひどいよレナちゃん………!!」

 

「後で謝ってあげる………後でかえでの好きな毎週20食限定の高級焼きプリンも買ってあげる………だから今はッ!!!」

 

悲痛な表情を浮かべながら心理的にけしかけてくる操り人形のかえでにレナは振り払うように槍を手にする手にさらに力を籠める。

 

 

 

(試し運転なしのぶっつけ本番………正直いってこのシステムを稼働させることによって、私自身の身にどのように変化があるのかわからない。)

 

上空に飛び上がり、GNソードⅡブラスターを本体の気配のいる方角に向けるとそのように考えこむ。その真下ではレナとかえでがお互いの得物をぶつけあっている。友人同士が矛を交えることになることなど、さやかはもちろん誰もみたくない光景だろう。

 

(さらには明確に敵の姿が見えているわけではない状況での狙撃…………実際にやろうとすると成功率は奇跡的な数字だろう。)

 

「だが!!奇跡は数字といったもので語るものではない!!それに法外な状況、距離からの狙撃は…………すでに前例者がいる!!だったら私もそれにあやかるだけだ!!」

 

さやかは自身に言い聞かせるようにそう叫ぶと、構えたGNソードⅡブラスターをスナイパーライフルのように左手を銃身下部に支えるように添える。

 

「トランザムッ!!目標を狙い撃つッ!!」

 

 

トランザム。その単語をさやかが発した瞬間、さやかの身体を一瞬だけ淡い赤色に包まれた姿に変わる。それと同時にさやかがブラスターの引き金を引くとその銃口から巨大な光弾が発射され、猛烈なスピードで領域内を駆け抜ける。その放たれた光弾は離れたところにつり下がっていた金色の鐘  ウワサの本体を寸分の狂いなく貫き、鐘の音色を響かせる暇すら与えず爆散させた。

 

「目標の撃破を確認…………これが、あのニンゲンから教えられたGNドライヴのブラックボックス、トランザムシステム…………今のは1秒間だけのわずかな起動だったが、確かに猛烈な力の流れを感じた…………」

 

さやかが力の加減を確かめるように手を開いたり閉じたりしているときにはすでにあのさやかを包んでいた淡い赤色の光は鳴りを潜めていた。

 

「………………はっ、そうだ。水波レナと秋野かえでの二人は…………!!」

 

ハッした様子でさやかが自身の眼下を見下ろすと、ウワサが撃破されたことで洗脳状態から解放されたのか気絶したようにグッタリとしているかえでを抱き抱えているレナの姿が見える。

 

「大事ないか?」

 

二人のそばに降り立ったさやかはすぐに二人の状態を確認する。見たところレナは不安な表情を見せているだけで大丈夫そうだが、かえでに何かあるのならすぐに対策を講じなければならない。

 

「レナは比較的大丈夫だけど……………かえでのソウルジェムが…………!!」

 

そのレナの不安そうな視線に導かれるようにさやかがその視線を辿って行くとかえでの創作上の魔女がよくかぶっているトンガリ帽子の先端に付けられた橙色の小さなオーブのような宝石に黒いドロっとしたような穢れが生まれていることに気づく。それもその穢れの量は無視できる範囲を超えており、このまま放置したら大変なことになるのが目に見えていた。

 

「ザンライザーをすぐに呼び戻す。二人はそれに乗ってすぐに屋上に戻ろう。ここで領域の崩壊を待っていてはどこに放り出されるかわかったものではない。」

 

そういうとさやかは自分達のいる階段にザンライザーを呼び寄せ、不安定ながらも狭い階段の上に着地させる。するとすぐに主であるウワサが打倒されたことで領域の崩壊が始まったのか地響きのような振動をさやか達の体をゆらすと上と下、両方から階の崩壊が始まり、凄まじい勢いで三人に迫りくる。

 

「早く乗れッ!!」

 

さやかの声に急かされるようにかえでを抱えたレナはザンライザーの機体によじ登るとすぐに崩壊を続ける階段から浮遊し、領域からの離脱を始める。

直後、さやかも階段から飛び上がり、前回の魔女のように本体である魔女が倒された後に使い魔が悪あがきをしてきたことを鑑みて、そういうことがあっても対応できるようにザンライザーの近くで随伴を行う。

 

結論から言えば領域内に残っていたウワサの使い魔は領域の崩壊に合わせるようにその身を朽ち果てさせていただけでイタチの最後っ屁のような悪あがきをしてくることはなかった。

無事何事もなく領域の崩壊に巻き込まれることなく離脱すると、比較的領域の浅いところで撤退をしていたのかマミやほむら、いろは達が既に待ち構えていた。

 

「レナ!!かえで!!」

 

「ももこ、グリーフシードってまだあった!?かえでのソウルジェムが!!」

 

レナは着地したザンライザーから飛び降りるやいなや、近くに来たももこにかえでのソウルジェムが危険な状態に陥っていることを伝える。短い掛け合いながらもかえでの状態を把握したももこはザンライザーの上で横たわっているかえでに駆け寄る。

 

「どうしよう………今は持ち合わせが………さやかちゃん、あいつグリーフシードとかおとさなかった!?」

 

「先ほどまで展開されていた領域の崩壊から脱するのに手いっぱいでろくに調べていない。少し周辺を探し回ってくるができればだれかの持ち合わせを使うのが手っ取り早いと思うが………」

 

「いえ、その必要はないわ。あなたの言う通り探しに出るより、こうした方が時間もかからないのは確かよ。」

 

ももこの言葉にさやかは捜索にでるために屋上から飛び立とうとしたところで、やちよが呼び止めると彼女自身の持ち合わせのグリーフシードをかえでのソウルジェムに当て、中にため込まれていた穢れを取り除く。ひとまず窮地を脱したことに一同は安堵した雰囲気に包まれる。

 

「さやかさん………一体なにがあったんですか?」

 

「いや、水波レナがあのウワサを呼び寄せた時点で秋野かえでのいる座標のようなものもわかったからひとまず彼女たちを引き合わせることを最優先にした。一応秋野かえでも五体満足で傷一つも見受けられなかったから一瞬大丈夫かと思ったのだが………彼女、どうやらウワサに洗脳を施されていたらしくてな………」

 

「多分、かえでは魔力のリミッターを外されていた。じゃないとレナと力比べで張り合えることなんてありえないわよ。その分魔力の消費も激しかったのでしょうね。それが察せていたのかわかっていたかはどっちでもいいけど、ともかくそのウワサの本体を秒殺したってところね。」

 

「えっと、レナとさやかちゃんが?」

 

「レナをほとんど無理矢理に近い形でつれさったそこのバカに決まっているじゃない!!レナは頑張ってかえでの足止めしてただけなんだから!!」

 

いろはが尋ねたことから始まったさやかとレナの説明にびっくりした表情を見せていたところにかけられたももこの言葉にレナは恨みがましい表情でさやかをにらみつける。

 

「……………終わり良ければ総て良し、ということで流してもらえないだろうか………」

 

その鋭い目線にさやかは苦笑いを浮かべながら脂汗をにじませ顔を蒼白にしていた。受け答えに問題なさそうだが、反応がいささかオーバーな気がすることにレナは首をかしげる。

 

「美樹さん?」

 

「……………ダメか?」

 

「そこで正座。」

 

「……………正直いって、結構舞い上がって調子に乗った。すまなかった。」

 

顔を青くしたまま笑みを見せているさやかは彼女の背後から聞こえてくる冷えたトーンの声に渋々といった感じにその声に従うままその場で正座の姿勢をとった。その様子はまるで介錯を待つ罪人のようにも見え、さやかが座ったことで背後に隠れていたマミとほむらの姿が現れる。ほむらは例のごとく呆れてものがいえない感じの表情だったが、マミは反対に満面の笑みを浮かべていた。その雰囲気に似合わないとその場にいた全員が思うのは当然のことだ。なぜなら今のマミの笑顔には決定的に抜けている箇所があったからだ。いわゆる目が笑っていないというやつである。

 

 

「……………自業自得、身から出た錆とはこのことか………」

 

ふとしたところでそんな言葉が脳裏に浮かんださやかは達観したような、ある意味すがすがしいような表情を見せる。そこからしばらくマミによる説教が屋上で無慈悲にも行われるのだった。なおその説教の声に当てられたのか、その最中でかえでが目を覚ましたが、状況が状況だったため、困惑必至だったのは別の話。

 




さて、ひとまず絶交階段のウワサの話はこれまで………あとはどこでさっさんをからませるか、または光堕ちマミさんフラグはへし折れるのか………

マギレコ世界にさっさんを武力介入させるのは……………

  • ガンダムだ
  • ガンダムではない
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