ほむら「美樹さやーー「私がガンダムだ」はぁ?」   作:わんたんめん

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やっぱりガンダムって強えな!!特にダブルオー系は!!


第48話 ドッペル

「…………だぁー…………つっかれたぁ…………」

 

月咲をドッペルごと一本背負いをし、まだその衝撃を物語っている土煙を背景にして杏子は水飛沫を上げながら寝そべっていた。

 

「?…………戦っていた時間こそ少なかったはずだが、そんなだったか?」

 

「ちげぇーよ、精神的にだよ精神的。だって多少育った使い魔ばっかでグリーフシードは落とさねぇわ、魔女みたいな力使ってくる魔法少女と戦う羽目になるわでこっちとしちゃ赤字よ大赤字。」

 

その杏子に不思議そうにさやかが声をかけると寝っ転がったままさやかにムッとした不服そうな表情を見せながら色々と派手な戦闘だったにも関わらず、自分たちに全く利益のようなものがなかったことに文句を垂れる。

完全に魔法少女的には骨折り損になったことにさやかは眉を潜めることもなくそれもそうだと納得し、その杏子の文句に心に波を立てるようなこともしなかった。

 

「……………とりあえず、マミ先輩達と合流しよう。一応引き剥がしはしたが、そこから先は二人に任せっきりになってしまったからな。」

 

「その必要はないわね。こっちはもう終わった…………いえ、それ以前のことだったもの。」

 

ひとまず、さやかがマミ達と合流しようと杏子に提案を投げかけていたところにちょうどマミが二人の近くにやってくる。

 

「んお?」

 

「?」

 

そのマミの言葉に杏子が寝っ転がったまま顔を向け、さやかが無言で首を傾げているとそこに遅れてフェリシアがやってくる。豪快に足元から水を跳ね上げながらどこぞのスーパーヒーローのような着地をした彼女に目を丸くする二人だったが、少しするとフェリシアが小脇に抱えている人物に目線がいく。

深紅の色合いをした和服のような格好をしたその人物は天音月夜に他ならなかった。フェリシアに抱えられているにも関わらず、ぐったりとしている様子から気絶しているのが察せられる。

 

「この人、美樹さんに柱にぶつけられて、相手を請け負った私達が戦おうとした時にはもう意識が朦朧としている状態だったの。」

 

「そんでオレが軽くハンマーでたんこぶできるくらいまでに抑えて叩いたらぶっ倒れた。」

 

「た…確かに私は柱にぶつけはしたが………衝撃か何かで昏倒したのか?外傷は見当たらないようだが………」

 

「まぁいいんじゃねえの?手間が省けたし。」

 

まさか月夜と月咲と引き剥がすために天音月夜の方を柱にぶつけたが、それが原因で月夜がノックアウトするとは微塵も思っていなかったのか気まずい表情を見せるさやかに杏子が手間が省けたと別に気にすることじゃないと言うように気遣う。

 

「そ、そうか。ところでほむらの方はまだなのか?念話か何かで連絡は来ていないか?」

 

「暁美さんは…………そうねぇ…………一応魔力反応は感知できているから大丈夫だとは思うのだけど…………」

 

話題を切り替えるついでにほむらの安否に対して言及すると、どこか心配そうな表情を見せたマミが一応は大丈夫だろうと答えた。

その次の瞬間、今まで天井に張り付くように張っていた水が突然魔法が解けたように地球の重力にしたがって地面に全て地上に落下し、閉鎖空間での音の反響も相まってすごく耳障りな音が響き渡る。

 

「つ、冷たッ!?今度はなんなんだよ!!また敵かっ!?」

 

「いや、どうなんだこれは…………?」

 

突然のことにフェリシアが思わず警戒心を立たせるが、さやかはその現象に判別がつけられず困惑した表情を見せる。

 

「安心しなさい。おそらく私がウワサの本体を倒したからでしょう。」

 

「暁美さん!?いつの間に…………その様子だと特に問題なく倒せたみたいね。」

 

いつまにかほむらが戻ってきたことに皆揃って驚いた表情を浮かべるが、マミから安堵の表情を向けられるとほむらは黒髪を軽くまとめ、それをたなびかせる。おそらく、みんなが揃って気づかなかったことから、ほむらは時間停止を使って帰ってきたのだろう。

 

「ええ、途中でマギウスの翼の構成員と鉢合わせるわけにはいかなかったから、さっさと戻ってきたわ。それとやっばりウワサの本体はグリーフシードは落とさないようね。雰囲気は似ているけど、根本的に魔女とは異なる存在なのでしょうね。」

 

「ということは、とりあえずそこのフェリシアの不運はなんとかなったってことか。で、どうする?コイツら。」

 

ひとまずフェリシアが連続して不幸に見舞われることは回避したことを確認し合うと杏子の視線が完全に伸びている天音姉妹に向かうと、それにつられるように三人の目線も姉妹に向けられる。

 

「アタシはさっさと叩き起こして色々吐かせた方がいいと思うぜ?さっきの魔女を身に纏った状態が一体なんなのかも気になる。」

 

「魔女を身に纏う…………?そんなことができるの?」

 

「実際この二人はやってきた。まぁ、倒せないほど強力ではなかったのが功を奏したのかこの通りだが。」

 

魔女を身に纏うという荒唐無稽な話にその場にいなかったほむらは怪訝な表情で尋ねるが、さやかは実際にその状態で仕掛けてきたのだから事実だと言いながら柱に寄れかかって気絶している月咲を肩に背負う。

その時にたまたま彼女のソウルジェムと思われる胸元の赤い宝石に目を向ける。

 

「……………どうやらあの魔女を身に纏ったような状態を発動させると、これまで溜まっていた穢れが消失するようだ。直前まで見えていたはずの穢れが綺麗さっぱり無くなっている。」

 

そう言われ、さやかが肩で担いでいる月咲の胸元にその状態と戦ったマミ達の目線が向けられると皆揃って納得した声を上げる。

 

「つまり、神浜市で穢れが溜まりきるとあんな風に自動で穢れを浄化するようなシステムみたいなものがあるから解放されるってことなのかしら?」

 

「だったらなんで奴らが魔女とかウワサ使って他人を襲わせる必要があるんだよ。」

 

「私的には神浜市限定でインキュベーターが機能停止してしまう状況も関係ありそうな気がしないでもないのだが。」

 

「……………ともかく、まずはその二人をどこかに寝かせるなりしたらどうかしら?一応ここはマギウスの翼とやらの拠点のようだし、あんまりゆっくりしていると不審に思った連中が来るわよ。」

 

てんやわんやとさやか達が話している時にほむらが鶴の一声をあげるように姉妹をとりあえずどうにかした方がいいと優先事項を伝えると議論を白熱させていた三人は少々恥ずかしそうにすると姉妹を地下空間にあった教会にある巨大なパイプオルガンのような場所の水が敷かれていない床に二人を寝かせた。

 

「なぁなぁ、ちょっと一つ聞きたいことがあるんだけどさ。なんであいつらから魔女が出てきたんだ?」

 

姉妹を床に寝かせるとフェリシアが唐突に魔法少女から魔女が出てきたその理由を尋ねる。その突発的な疑問にさやか達は咄嗟に表情を面に出さないように固く硬らせる。

 

(どうする?)

 

(そうよね、言われてみれば結果的に生きているとはいえ魔法少女の身体から魔女が出てくるっていうかなり不味いところを見られているのよね………すっかり忘れていたわ。)

 

(アタシは隠すに一票。これはそうそう受け入れられるもんじゃねぇよ。といっても時間の問題だとは思うけどよ。)

 

(そうね。私も余程隠せない状況にならない限り、これは話すことではないわ。)

 

「?…………どうして揃って黙ってるんだ?」

 

「……………いや、少しそれどころでは無くなってしまったようだ。」

 

「え…………美樹さん?」

 

最終的にソウルジェムと魔女の関係性を話すことはやめておくことで固まったさやか達。しかし、話をはぐらかそうとしたところに唐突にさやかがそれどころではなくなったと状況の変化を確信した言葉に怪訝な視線がさやかに向けられる。

さやかはその説明を求める視線に答えるより先に背後のパイプオルガンのような地下空間に似つかわしくない荘厳な祭壇の方を振り向くとGNバスターソードⅡを引き抜き、その剣先を向ける。

 

「出てきてほしい。どのみちそちらから出てくるのは折り込み済みなのだろう?」

 

「え、まだなんかいやがんのか?特にそれっぽい反応はねぇんだけど…………」

 

「そうみたいね。だけど、美樹さんの直感というか気配察知能力はかなり信頼できるから何も言わないけど…………」

 

「いまさらね。もう何も言うことはないわ。言ったところで変わるわけないもの。」

 

「なんかタイミングよく話逸らされた気がすんけど…………まぁいいや、おいこら!!さっさと出てきやがれー!!」

 

さやかが戦闘態勢に入ったことに狼狽えながらも杏子達はそれに連なって各々の武器を取り出す。フェリシアも悩ましげな表情を見せていたが、とりあえず話は後にすることにしたようでハンマーを構えた。

 

「…………貴方がたは、ウワサを消して回っている魔法少女ですね?」

 

やがて観念した様子なのか、パイプオルガンのような祭壇の麓から黒羽根を複数人伴った魔法少女が現れる。その魔法少女は黒羽根や白羽根とは違い、ケープで姿を隠しておらず、さやか達より歳が上のように見える落ち着いた雰囲気の女性だった。言うならば七海やちよと同じギリギリ成人していない19歳のような大人びた印象を受ける。服装は白いファーのついた格好に側頭部から一瞬髪かと見間違うほどの長いリボンがつけられていた。

 

「そうだ。そちらで言う黒羽根の魔法少女達がここまで私達のことを知らずに連れてきてくれたからそこまで下の人間まで情報を回してはいなかったようだがな。」

 

先頭の魔法少女の質問に皮肉が入り混じった言葉で平然とそう答えるとさやかは構えたGNバスターソードⅡの剣先を収め、左肩に懸架させて戻すと、落ち着き払った様子で腕を組んで佇む。すると両者の間で張り詰めた雰囲気が支配する中、黒羽根の先頭に立っている魔法少女が少しばかり視線を下におろして心配しているような表情を見せるのにさやかは気づいた。その視線を辿っていけばさやか達の近くで寝かされている天音姉妹の二人に目線が向けられているようだった。

 

「気絶しているだけだ。そこまで不安になる必要はない。彼女らと戦った相手から言われても何も信用はできないと思うが。」

 

「ッ………………そ、そうですか…………その子達が無事なのはワタシとしてもホッとできるのですが…………」

 

それを察したさやかが姉妹の無事を伝えると敵対している相手から気遣われたことが気不味いのか視線を逸らしながらもその礼の言葉を言う。さらにさやかが横たわらせている天音姉妹から距離を取る。さながら天音姉妹の身柄をマギウスの翼に譲っているように見えた。

 

「あの………それは一体どういうつもりですか?」

 

それが気になった白髪の魔法少女は怪訝な表情を見せながらさやかにその行動の真意を問いかける。

 

「どういうつもりと言われてもだな、そこの姉妹はお前たちの仲間なのだろう?それに向こうから情報を話してくれたから少しばかりだがお前たちマギウスの翼に関する情報を手に入れることができた。お前たちの上にはマギウスと呼ばれる三人組、おそらく魔法少女がいることとお前たちが解放の象徴としているドッペルについてだが。」

 

さやかが答えのついでにそう言うと、その魔法少女は頭を悩ますように額に手を当て、ため息をついた。

 

「ん…………んん、まだ背中が痛いでありますわ………………!!」

 

「あ、頭が………………痛い………………」

 

その時、先ほどまで気絶していた天音姉妹が意識を取り戻し、むくりと上体を起こすと黒羽根を率いていた魔法少女と黒羽根たちの目線が姉妹に向けられる。

 

「ピィッ!?み、みふゆ様ッ!?も、申し訳ございま    

 

「今だ!!逃げるぞ!!」

 

状況をとりあえず理解したのか、月夜が黒羽根を率いてやってきた魔法少女を視界に収めると慌てた様子で彼女の名前を口漏らしながらウワサを破壊されたことの謝罪をしようとしたところにさやかが突然声を張り上げたと同時にGNソードⅡブラスターのビームを水面に撃ち込んだ。

ブラスターの熱量で瞬時に温度を跳ね上げられ、一気に気化された水は小規模な水蒸気爆発を引き起こし、発生した水蒸気が辺りを包み込む。

 

「うぐっ………………なんて姑息なことを………………!!」

 

爆風に煽られ、歯を食いしばるみふゆは手に巨大なチャクラムのような円環の刃物を取り出すと、それを振るい水蒸気を霧散させる。そしてさやかたちがどこにいるか目を凝らすが、地下空間からさやかたちの姿は消えていた。すでにさやかたちが目標としていたフクロウ幸運水のウワサは撃破されている以上、さやかたちがいる必要性はない。脱出を最優先にして撤退したのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

「どうやらうまいこと撒けたようだな。」

 

「まったく、貴方のスピードには誰もついていけないのだから余計に時間停止を使う羽目になったじゃない。」

 

「び………………びっくりした………お前、あんな速さで動けんのかよ………」

 

地下空間から脱出したさやかたちは地上の建物のエントランスらしき場所へ出てきた。追撃がないことを建物への入り口に視線を向けて確認しているさやかを尻目に、脱出を最優先にしたばかりにさやかにおいていかれそうになり時間停止を駆使して杏子とマミを半ば無理矢理ついてこさせられたことに文句を垂れるほむら。そしてフェリシアはさやかに首根っこを掴まれる形でダブルオーの加速を体感し、その速さに目を丸くして茫然としてた。

そのことは流石にさやかもあまりにも突然に行動を起こしたものだったのかすぐにみんなに対して謝罪し、元々ウワサへの強襲を夕方ごろに行ったためか、日はほとんど沈みかけ、わずかなオレンジ色が夜空を彩っていた。

ようやく帰路につけると思っていたその時      

 

 

「もきゅきゅ       !!!」

 

突然さやかの胸めがけて小動物のような鳴き声をあげながら小さな白いナマモノが飛び込んでくる。咄嗟にさやかが驚きながらもそれを抱きかかえる、その白いナマモノの姿を見つめる。毛がまるでない白くつるっとした体にぴょこんとついた二つの耳。そして澄み渡った真紅の瞳。それはまさしくある意味さやかたちには見慣れたインキュベーターだった。しかし、そんなインキュベーターだったがそれは見てきたものより、一回りサイズを子供っぽく小さくしたようなフォルムで、人語を介さず、抱きかかえたさやかの服の袖を一生懸命に引っ張っていた。まるでその姿は必死にさやかにどこか行ってほしい場所があるかのようだった。

 

「こいつ………キュウべぇだよな?にしてはなんか小さくねぇか?」

 

「そう………ね。それにしゃべらないし………」

 

「オレこんなキュウべぇ見たことねぇぞ。」

 

杏子とマミはそのインキュベーターを不思議そうな表情でまじまじと見つめ、フェリシアも初めてみたような反応を見せ、そしてほむらは明らかに不機嫌な表情を見せ、いまにも拳銃を抜きそうな雰囲気を見せていた。

 

 

「もしかして、お前がいろはの言っていた小さなキュウべぇか?」

 

さやかはその小さなインキュベーターを見つめているうちにいろはが自身の妹であるういの存在を思い出すきっかけとなった小さなキュウべぇのことを思い出す。そして確認ついでにそういうと、その小さなキュウべぇはうなづく反応をすると、またすぐにさやかの袖を咥え引っ張りはじめた。

 

「………………自意識はあるようだが………ッ!?」

 

ちいさなキュウべぇがまるで自分を必要としているように服の袖を引っ張る姿に見当をつけられないでいると、突然さやかの脳内にビジョンのような映像が浮かび上がる。

 

それは木製の和風の橋のようなものが空間中に張り巡らせられた魔女の結界のような空間の中にいろはとやちよ、そしてもう一人、二振りの扇を手にした味方の魔法少女が閉じ込められている場面だった。三人は魔女に追い回され、疲労がたまっているのか険しい表情を見せ、その中でもいろははやちよに担がれて、みるからに衰弱しているようだった。

 

「お前………もしかして三人を助けてほしいのか?」

 

「!!………もきゅもきゅ!!もっきゅ!!!」

 

そのビジョンを見たさやかがいろはたちが危機的状況に陥っているとみると、そのビジョンを観させた小さなキュウべぇに尋ねる。そしてそのキュウべぇからの返答とみられる反応はまさに人間でいう肯定を表すように首を縦に振るものだった。

 

「………………すまない!!先に帰ってくれ!!すぐに救援に行ってくる!!」

 

『ええっ!!??』

 

さやかの申出にマミたちがそろって驚いているうちにさやかはその小さなキュウべぇを抱えたまま神浜市の夜空に飛び立っていった。残されたマミたちはダブルオーのGN粒子のきらめきの行く先を視線で追うだけで茫然とするのだった。

 

「キュウべぇ。お前は小さいとはいえ意思疎通を図ることができるみたいだな!!飛び出したところすぐだがナビゲートを頼む!!」

 

「も、もきゅ!!」

 

さやかの声にこたえるようにその小さなキュウべぇは必死に顔をむけるなどをしてさやかにいろはたちのいる方角を示し続ける。時間にして10分もたたないうち、ちょうどそこに地図があったら水名区と呼ばれる地域に差し掛かったところでさやかは魔女の気配を感じ取る。そのさやかが感じた魔女の気配と小さなキュウべぇが指し示した方角は同じだったらしく、さやかはその魔女の気配を頼りにいろはたちのところへ急ぐ。

 

「あ、あれかッ!?」

 

「もきゅもきゅ!!」

 

どんどん高度を下げていくうちに水名区の神社にやちよとビジョンでみた扇をもった魔法少女の姿が見えてくる。そして肝心のいろはがいないことにさやかは一瞬嫌な予感が脳裏をよぎるが、その予感は悪い意味で外れることとなる。

いろはがシーツのような白い布で目がふさがれ、拘束されていると思ったさやか。しかしその考えはすぐに否定されることとなる。いろはの桃色の髪が不自然に延ばされ、まるでいろはの髪から生まれた鳥のような造形の魔女。

そこでさやかは確信した。あれはいろはを拘束している魔女ではなく、いろはが生み出したドッペルであるということを。

 

「となるとあれは一種の暴走状態か!!」

 

いろはの状態を暴走していると見たさやかは小さなキュウべぇを左腕で小脇に抱えるとGNソードⅡブラスターを手にし、鳥のような顔のついたいろはのドッペルに接近する。ちょうどやちよたちに二人に攻撃をしようとしたドッペルはさやかの急接近に気づいたのか、ターゲットをさやかに変更すると、体を構成しているのであろういろはのケープと同じ色をしたピンク色のマントのしたからシーツのような布を出し、さやかに向けて攻撃する。

 

「その程度!!」

 

「あ、貴方!?どうしてここに!?」

 

さやかがそのシーツをバレルロールや大きく旋回することを駆使しながら回避行動を取ったところでさやかの存在に気づいたやちよが驚きの声を上げ、何故ここに来た理由を尋ねる。

しかし、さやかはそれに答えられる余裕はなかったため、やちよの言葉を無視してシーツの結界を突破し、ドッペルに肉薄する。

 

「ハァァァァァァ!!!!」

 

そしてそのままドッペルといろはを繋げている髪の毛に向けてGNソードⅡブラスターの銃剣を振り下ろし、いろはからドッペルを引き剥がす。

繋がりを断ち切った瞬間、ドッペルは身体を維持できなくなったのか、そのまま幻のように消えていき、いろはが真っ逆さまになったところをさやかが抱きとめた。

 

「間に合った…………のか?」

 

怪我らしい怪我は見当たらないとはいえ、ソウルジェムの真実など知っているさやかは恐る恐るいろはの呼吸を確かめるために、いろはの口に手をかざした。

かざした手のひらにはいろはの吐息が当たる感触があり、意識はなかったが、しっかりと呼吸をしていることにさやかはしっかりといろはが生きていることを認識し、安堵のため息を漏らした。

 

「……………貴方、どうしてここに?」

 

「ん………別のところでウワサの本体を叩いていたのだが、コイツに   

 

駆け寄ってきたやちよにさやかは自分を連れてきた張本人である小さなキュウべぇをやちよに見せようとしたが、何故かその小さなキュウべぇはいつのまにか忽然と姿を消していた。

 

 




ちょっとした報告


正直に言いますと今年の投稿はこれが最後だと思います。もしかしたら年末に書く機会ができるかもしれませんけど、期待はしないでください。
それでは皆様よいお年を!!






来年になった瞬間にコロナ消し飛んでいかねぇかな……………割とマジで

マギレコ世界にさっさんを武力介入させるのは……………

  • ガンダムだ
  • ガンダムではない
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