ほむら「美樹さやーー「私がガンダムだ」はぁ?」   作:わんたんめん

68 / 111
クロブで修正されたセブソ乗ってみてぇなぁ…‥‥‥


第68話 つくづく実感するわね

「どうでしょう!!これが最強魔法少女、由比鶴乃ちゃんの力なのだー!!」

 

魔女をまとめて葬り去ったことを腰に手をあて、ふんぞり返るようにしている鶴乃。事実、魔女を複数体をまとめて、それも一撃で倒すことは魔力の消費の面も鑑みれば至難の業である。

 

「というより、さやかちゃんの力がホントにすごいねって言った方がいいのかな?なんだかいつものコネクトとは違う感覚がしたし!!」

 

どうやら直観的にさやかの力が普通の魔法少女のソレとは違うことを感じたのかそんなことを口にする。その様子を遠巻きに見ていた杏子とほむらは実際その通りだと思いながらもそれを語ったり表情に出すようなことはしなかった。

 

「おいアンタ、はしゃいんでるとこ悪りぃんだけどこっち来てくれないか?」

 

「? 何かあったの?」

 

「‥‥‥‥状況が変わった。それだけね」

 

代わりに自分を呼び寄せてきた杏子に首をかしげながら駆け寄り、その詳細を聞くとほむらがそう答える。端的な言葉だったためにあまり要領を得ないようにもう一回首をかしげる鶴乃だったが、警戒しているような目線を向けている方向を見ると、その表情は一転して目を丸くし、驚きのものに変貌する。

 

視線の先にはこの騒ぎを聞きつけてきたのか黒いローブで全身を覆い隠した黒羽根の構成員。そして、その彼女らの先頭で率いるように立つ梓みふゆの姿があった。

 

「み、みふ…‥‥ゆ‥‥‥‥?」

 

 

その姿を見た鶴乃は茫然とした様子で彼女の名前を零した。その姿はさながらずっと行方不明だった友人と再会したかのようなものだった。

 

「鶴乃…‥‥残念だけど、今のみふゆは敵よ」

 

「え‥‥‥‥?」

 

いつの間にか戦闘を中断していたのか、戻ってきていたやちよが阻むように槍を鶴乃の前にかざす。その表情は苦悶と困惑が入り混じっているような険しいものだった。

 

「そうですか……………彼女から聞きましたか」

 

そう言って残念そうな顔をしつつ細めた目線を向けるみふゆ。その視線の先にはやちよが抜けた今でもアリナと戦闘を続けているさやかの姿があった。

 

「ええ、その通りです。今のわたしはマギウスの翼、ウワサを守る立場の魔法少女。つまるところ、ウワサを壊して回るあなた方の敵です。」

 

「そんな‥‥‥‥どうして‥‥‥‥?」

 

「人を攫って、傷つけて…‥‥そんなことをして、本当に解放とかいうものにありつけるの!?」

 

「そんなことをしてまで、ワタシは縋りたいんです。マギウスの掲げる理想には、それだけの希望があるんです」

 

「……………あのさぁ、一つ聞いていいかぁ?」

 

やちよとみふゆの言い争いに発展しそうとなったところに待ったをかけるように声が響く。

声を上げたのは、頭を抱えるようにしてため息をついている杏子だ。

 

「まず、アタシとしてはアンタらマギウスの翼を信じるつもりはない。なぜならアンタらの言っていることが胡散臭ぇからだ。で、その胡散臭さを助けちまっているのが────」

 

杏子はも一つ深いため息をつくと、目線をみふゆの後ろで控えている黒羽根たちに向ける。

 

「テメェら黒羽根が、その解放について詳しいことを何一つ知りやしねぇってことだ。まぁ、全員が全員そうじゃねぇってことは普通にあり得るが、アタシが初めて会った時の奴らなんか解放について詳しいこと聞こうとすると揃いも揃って顔を見合わせやがった。

まるで聞かされていねぇとでも言うようにな。そこのアンタらもまさかとは思うが同じ口って訳はねぇよな?」

 

肩に槍を置き、トントンと軽く叩きながらそう問いただす杏子。棒状の菓子を咥えながらのそれは気性の荒い、粗暴な人間のそれと重なったのか黒羽根たちの間で動揺が広がる。

 

「申し訳ありませんが、それはお答え────」

 

「悪りぃんだけど、今のアンタには聞いてねぇんだわ。で、実際どうなんだ?ただ単にアンタら自身は知らねぇのかそれとも話せないのか。コイツの差はだいぶ大きいぜ?グループに対する信用問題としちゃあ、な」

 

代わりに答えようとしたみふゆを声で遮りながら杏子は引き続き黒羽根たちにそう問いただした。

 

「そ、それは…‥‥」

 

「‥‥‥‥みなさん、彼女の言葉に耳を貸す必要はありません」

 

何人かが動揺からか言いよどむような様子を見せたが、みふゆの鶴の一声により黒羽根たちが落ち着いた様子を取り戻していった。

 

「…‥‥‥だーからそういう周りに言おうとする様子見せねぇから胡散臭ぇにおいが取れねぇんだって言ってんだよ。アホなんじゃねぇの?」

 

呆れたようにため息をつき、両肩を竦ませて幻滅したという態度を見せる杏子。その貶すような態度に黒羽根の何人かが、その黒ローブの下に隠した素顔を怒りで歪ませる。

 

(杏子の言い方はともかく、おおむね私もそれには同じ意見ね)

 

杏子の隣で静観していたほむらだが、内心ではそのように思っていた。なぜなら、少し前まで自分自身がそうだったからだ。ずっとまどかやそれまで出会ってきた人たちを救おうと幾度となく同じ時間を繰り返してきた。厳密に言えば時間を巻き戻していたわけではないらしいのだが、今になってはそんなことはどうでもいい。

はじめこそ、それこそ時間を操る力を手にしたときはなんとでもなるはずだと思った。

だけど、結果は数えきれないほどの失敗を重ね続け、次第に一番大事な友達であるまどかさえ助けられればいいとまで精神が摩耗していった。

摩耗した精神は無駄を極力嫌い、次第に誰かと会話し、理解してもらうことすら放棄するようになった。

それが余計な悪循環を生んでしまっているとは知らずに、間違いを重ね続けた。

 

 

(魔法少女の解放。それはおそらく避けられない魔女化から逃れることか、もしくはソウルジェムとして固形化された魂の解放のそのどちらか。だけどどうであれ、その真実はほとんどの魔法少女に知られることはない。言ったとしてもそれが理解されることは極めて少ないでしょう。でも、だからといって何も声を挙げるようなことをしなければ一ミリたりともその行動理念が理解されることもない)

 

『信じるさ。アンタの言葉に、嘘はない』

 

(つくづく実感するわね。話して、それをわかってもらうという大事さが)

 

いつぞや言われた言葉は、当初は化けの皮がいつはがれるかと高を括っていたが、その言葉の主は予想に反しそれが嘘ではないとわかりきっていたかのように信じ続けた。そしてそこに生まれた信頼はまた別の誰かからの信頼に繋がり、かつて起こっていた真実を伝えたが故の悲劇すら乗り越えるまでに繋がった。

 

(ま、今まで話してもまるで理解されなかったことを顧みると物分かりの良すぎるところに救われている面も大きいのでしょうけど)

 

決してその感謝を本人に語ることはないだろう。あれだけはじめは警戒していたくせに、今更感謝の言葉を面と向かってするのはどうしても気恥ずかしいというのが勝ってしまうからだ。だから私は続けることでその信頼に応えようと思う。よく知る三人と二度と目の前に現れることはないと直感できる見知らぬ理解者であるアナタと共にこの先の未来を生きることで。

 

…‥‥‥それはさておき黒羽根の魔法少女たちを見ていると、その多くは魔力の強さがあまり感じられない────いわゆる弱い魔法少女で構成されている。ぽつぽつと強い魔力をもっているのも何人か見受けられるが、ほむらの見立てでは黒羽根たちは単独で魔女を倒すのが厳しいと感じていた。魔女が強い神浜市では余計に討伐は困難を極めるだろう。

 

(‥‥‥‥あの程度なら固有魔法に気を付けさえすれば問題はないわね。なら上で戦っている二人の様子は‥‥‥‥)

 

何気なく上に向けた視線をほむらは数瞬固めたのちにすっと元の高さまで戻した。

 

「悠長にしているところ悪いけど、少しいいかしら?」

 

「‥‥‥‥今度はなんなんですか?」

 

突然会話に入ってきたほむらにみふゆは険しい形相でそれに応じる。少なからず、杏子に自分たちが貶されたことに腹を立てているのだろう。

 

「そこのおとぼけ姉妹がこの前言っていたのだけど、ソウルジェムが黒く濁り切ったときに生まれる存在‥‥‥あなたたちの言葉でドッペルって呼んでいるのはマギウスの翼にとって解放の象徴────そうらしいわね?」

 

「‥‥‥‥はい。その通りです。あれこそが魔法少女解放の────」

 

「その解放の証、また負けているわよ?しかも貴方たちにとってグループのトップとも呼べる人の奴が」

 

「はい?」

 

ほむらの言葉に目を丸くして固まるみふゆ。次の瞬間みふゆやほむらたちから離れた場所に、衝撃音とともに土煙が巻き上がる。

 

「なっ────────」

 

驚愕の表情と一緒に額から冷や汗のようなものを浮かび上がらせるみふゆ。

嫌な予感が脳裏に浮かび上がる。

ほむらの言葉がそっくりそのまま事実であれば、今飛ばされてきたのは────

 

 

「あああああああッ!!!!くそっ、くそっ、くっそぉぉぉぉぉッ!!!!」

 

そのような咆哮と共に土煙を鬱陶しいと思うように払い除けながら現れたのはアリナだ。しかしその表情は歪なまでに歪みきり、始めみせていた加虐的な笑みはどこへやら、今は両肩で息をしながら満身創痍という様子だった。

彼女の服装も端々が切断されていたり、トレードマークになっていたのだろう列車の車掌のような帽子もなくなっており、見るも無惨な状態だ。

 

「どうやらなんとかなったみたいだな。GNフィールドがうまいこと作用してくれた」

 

「なんとかって……………ほとんど完封しておきながらどの口が言うのかしら…………私なんて途中から僅かな援護射撃くらいしかしていないわ」

 

「触れたら何が起きるかわからない代物相手には完封するほかないと思うのだが」

 

「まぁ…………それもそうね。私もあの油絵の絵の具まみれになるのはごめん被りたいわね。」

 

そして対照的にアリナが立っていた女性像の天辺にはGNバスターソードⅡを振り下ろしたあとのような恰好のさやかとその背後で片膝をついてマスケット銃を狙撃銃のように持っているマミの姿があった。

 

「アリナさん!!大丈夫ですかッ!?」

 

「アイツ…………アリナのドッペルの中を平然と突っ切ってきやがった‥‥‥‥なんなのよ、コイツ‥‥‥‥!!!普通じゃない…‥‥!!」

 

アリナ自身、まだ戦う気ではいるようだが肝心のさやかとマミにダメージを受けた様子はない。前々から天音姉妹からドッペル相手に競り勝てる魔法少女がいると聞かされていたが、よもやマギウスであるアリナのドッペルすら退けるほどの実力者にみふゆは戦慄にも似た感覚を覚える。

 

(それにここにいる相手の魔法少女のみなさんは全員が相当な実力者。やっちゃんもそうだし鶴乃もそう。なにより見滝原の魔法少女たちの底が見えません。人数ではこちらが上回っていますけど、おそらく余裕でひっくり返される‥‥‥‥!!)

 

そこからのみふゆの判断は早かった。最悪全滅の可能性があると考えるや否やすぐさま自身の固有魔法である『幻惑魔法』を発動させ、その予備動作のようなものである半透明の満月がみふゆたちと黒羽根を覆い隠すように浮かび上がる。

 

「ッ…‥‥待ちなさいみふゆ!!」

 

「やっちゃん‥‥‥‥ワタシは絶対に諦めません。魔法少女が生きていくには、これしか方法がないんです‥‥‥‥!!」

 

それにいち早く気づいたやちよが止めようと走るが、その声は届かずみふゆは自身の意志が固いことを彼女に告げて姿を晦ました。さやかのイノベイターとしての鋭い知覚が姿を消した彼女たちがその場にいることを察知していたが、それも数秒のことですぐにその気配すらも消えていった。

 

(‥‥‥‥どうやら遠距離への移動を可能とする魔法を持っている人物がいるようだ。となるとそれを活用したピンポイントの強襲も予想されるが、今までの間にそれをしてこなかったということは何らかの制限があると考えるのが筋か?)

 

みふゆの魔法で姿が消えてから幾ばくか間があってから気配がなくなったことからあの黒羽根の中に移動系の魔法を持っている人物がいると推察するさやか。とはいえそれ以上考えることはできないため、いったん女性像から降りることにした。

 

「ま、勝ちは勝ちなんじゃねぇの?ウワサの結界ぶっ壊して目的は達成した上にいくらか魔女潰してグリーフシードも手に入れたことだしよ。」

 

「そう、ね‥‥‥‥」

 

マミを連れて降り立ったさやかが目にしたのはほとんど目的は達成したことを喜ぶ杏子とどこか上の空のような様子でいるやちよの姿だった。ある程度さやかから聞かされていたとはいえ、仲間の魔法少女がマギウスの翼に加入していたことにショックを隠し切れないのだろう。その胸中は量り知ることができない部分もあるだろう。鶴乃も似たような心境なのか顔を俯かせて沈痛な表情をしていた。

何か声をかけてもいいが、結局のところこれはやちよたちの問題だ。事情を知らないにも等しいさやかが言ったところでなにかいい方向に傾くとは思えなかった。

 

「‥‥‥‥おつかれ。まさかこんなところで早々に敵の首魁とめぐり合うなんてね。」

 

「あ、あぁ…‥‥‥そうだな。」

 

さやかが戻ってきたことに気づいたほむらが労いの言葉を掛ける。まさかほむらがそういった言葉を贈ることのできる人物とは思っていなかったのかさやかは変な反応をしてしまう。

 

「なにその顔。まさかとは思うけど、私がお礼一ついえない人間だとでも思っていたのかしら?」

 

「いや、そんなことは…‥‥」

 

変な反応を見せたさやかにほむらは怪訝な顔をされてしまうがすぐに取り繕ってなんとか悟られないようにする。少しの間にらまれてしまうが、なんとかその場を乗り切った。

 

「あの、さやかさん!!」

 

苦笑いを浮かべていたさやかに今度はいろはから声を掛けられる。

 

「いろは?どうかしたのか?」

 

「…‥この前、水名神社でさやかさんがウワサの本体を倒してくれたっていいましたよね?でも…‥本当は私が倒していたんですよね。」

 

「…‥‥まさか、思い出したのか?」

 

驚くようなさやかの言葉にいろははどこか気まずそうな表情をしながら静かに頷いた。どうやら自分があの時発現したドッペルでウワサを倒したことを思い出してしまったらしい。

 

「その…‥‥気分とかは大丈夫か?あんなものが突然自分の中から出てきたなんて、あまりいい気分ではないと思うが…‥‥」

 

難しい表情を浮かべ、言葉を選ぶように慎重にいろはの体調を心配するさやか。そのことにいろはは少しだけ目を丸くすると、軽く噴き出したように笑みを浮かべる。

 

「ふふっ‥‥‥やっぱりさやかさんは優しいんですね。色々話さなければならないこともあるんでしょうけど、一番最初に私の気分の心配をしてくれるなんて。」

 

「‥‥‥‥変、だったか?」

 

「いいえ、むしろありがとうございます。でも気分とかは全然大丈夫です。ちゃんと受け入れられてはいますから。」

 

「受け入れる‥‥‥か。」

 

いろはの言葉にわずかに曇った表情を見せるさやか。マギウスの翼が魔法少女の解放の証として称するドッペル。そのドッペルの力は確かにさやか目線で見てもかなり強力。使いこなすことができれば戦局を一気に覆すこともできなくはないだろう。しかしドッペルの力は曲りなりにも魔女の力を使っている。魔力の消費を考える必要性がないというのは聞こえはいいが、どうにもそのまま使い続けてもいいのだろうかという疑念の心がさやかの中で沸き立っていた。

 

「?…‥‥さやかさん?」

 

考え込むさやかの様子を不思議に思ったのか首をかしげながら声をかけるいろは。その声でハッとしたさやかはすまない、と笑みを見せて取り繕う。

 

「あの〜…………私はこれからどうすればいいんでしょうか〜…………?」

 

ふとしたタイミングで恐る恐るというような声でさなが声を挙げる。全員が思い出したように彼女の方向へ振り向くとびっくりしたのか自身の盾に身を隠してしまう。

その後ろではアイの姿もあった。

 

「そういえば、結局どうするのかは互いに話し合ったのか?」

 

『結論から言えばほとんど流れてしまったようなものです。この通り、さなは外へ出ることができましたが、同時に私が消える理由も無くなってしまいました。』

 

「だから、ひとまずはこのまま現状維持、って形でいようかなって思います…………アイちゃんとはまだ色んなものを見ていきたいから。」

 

「さなちゃん……………」

 

「そうか………それがお前たちの選択なら、私からは言うことはない。」

 

二人の選んだ未来に安堵の表情を見せるいろはと称えるように朗らかな笑みをするさやか。

 

「って、なんだかいい雰囲気が流れ出しているところに水を差すようで悪いけど問題はまだいっぱいあると思うのだけど?」

 

そんな雰囲気の中、やちよが不服そうな表情で割り込んでくる。

 

「あぁいや、それはちゃんとわかってはいるのだが……………アンタの方も大丈夫なのか?」

 

「みふゆのこと?心配しなくても大丈夫よ。前にもこのことで言い争ったから。慣れた、とまでは言わないけどね。」

 

そういうやちよだが、その表情はどこか焦燥感が漂っているようにも見えた。それについて言及してもよかったが、下手に刺激をすると藪蛇をつつくような感覚がしたさやかはそうか、と一言だけを返す。

 

「まず…………どうするのこの…………AI?でいいのよねあなた。会話の様子からはだいぶ知能が高いみたいだけど。」

 

『ありがとうございます。ですが私の呼称についてはお好きにしていただいて構いません。さなからは固体名であるアイの名前をもらってはいますが、それを周囲の人間に強制するつもりはありません。』

 

「そう、なら好きに呼ばせてもらうわ。あなたには聞いておきたいことがたくさんあるわ。とはいえ今日はもう遅いからあとにしようと思っているんだけど。」

 

そういうとやちよはさやかたち見滝原組の方に振り向いた。

 

「あなた達って明日も神浜に来れたりするのかしら?」

 

「明日?」

 

やちよからの質問にさやかたちはいったん顔を見合わせる。

 

「明日は学校は休みだから来れないことはないけど‥‥‥‥見滝原からは神浜は日帰りがギリギリなくらい離れているのよね…‥‥」

 

「だから現実的な手段としてはもう時間的にも遅いのだし、このまま神浜市のどこかで一泊することかしら。」

 

「え、それ大丈夫なんですか?その‥‥‥ご両親とか‥‥‥‥」

 

『家に家族いないし』

 

 

マミとほむらが神浜市のどこかで宿泊することを考えているとことにいろはは当然の疑問を投げたが、妙に迫力の込められたマミ、ほむら、杏子の言葉に何やら踏み込んではいけない領域であることを察したのかそれ以上は口を噤むことにした。

そしてさやかは‥‥‥‥一人神妙な面持ちで携帯を握ると意を決したのかどこかに電話を掛ける。

その場の全員が固唾を呑んでその光景を見守る。

 

「‥‥‥‥‥」

 

少しすると電話が済んだのかため息を吐きながら携帯を懐にしまうさやか。そして────

 

 

「…‥‥‥‥『お父さん許しませんよぉっ!!』とのことだ。」

 

 

流石にこれ以上の夜遊びは許されなかった。

 

 

 

 

マギレコ世界にさっさんを武力介入させるのは……………

  • ガンダムだ
  • ガンダムではない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。