ほむら「美樹さやーー「私がガンダムだ」はぁ?」 作:わんたんめん
「………えっとだな、どうか、したか?」
ほむらにまどかを目にかける理由を問いただしたさやか。しかし、肝心の彼女は困惑気味にしどろもどろに単語を呟くだけでこれといった答えになるようなことは話さなかった。
彼女が明らかに狼狽している様子にさやかは眉を僅かに潜めながらほむらに声をかける。
声をかけられたほむらはさやかの訝し気な顔に気がついたのか、一瞬呆けた表情を浮かべると、すぐさま顔を逸らし、さやかの視線から逃れる。そしてゴホンと一つ咳払いをすると、先ほどまでのクールな顔立ちに戻った彼女が現れる。
苦笑いを禁じ得ないさやかにほむらはその艶がかった黒髪を左手で払うとーーー
「……………何かしら?」
「いや、取り繕おうとしても手遅れだろう。」
「……………………。」
ほむらはこの場を乗り切ろうとするように先ほどの醜態をなかったことにしようとしたが、さやかが気まずそうな表情を浮かべながら、もうどうしようもないことを指摘する。
その指摘を受けたほむらは一見すると無表情だが、よく見るとプルプルと肩を震わせ、若干恥ずかしがっている様子を見せた。
「………………で、なんだったかしら?」
「だからだな…………いや、わかった。私は何も見ていない。これでいいんだな?」
一瞬、ほむらをさらに追及しそうになったさやかだが、これ以上言ってもいたちごっこになるだけだと察したさやかは妥協点を瞬時に見出し、何も見なかったことで手を打つことにした。
「そう、賢明な判断ね。まだ何か言うようだったら、わりと危なかったわよ。」
(コイツ……………まぁ、いいか。)
ほむらの図々しさに頭を悩ませるさやかだったが、ひとまずほむらの醜態は頭の片隅に置いておくことにした。
「で、改めて質問なのだが、何故そこまでまどかを魔法少女にさせたくないのだ?何か訳ありなのだろう?」
「…………そうね。美樹さやか、あなたの言う通り、私は鹿目まどかをキュウべぇなんかと契約させるつもりなんてないわ。」
そのほむらの言葉は先ほどの醜態とは打って変わって溢れんばかりの感情が篭っているように感じた。それだけ彼女の語尾の節々に力強い意志のようなものをさやかは感じとった。
「…………お前が余程まどかを魔法少女にしたくないのはわかった。だが、それは私の質問の答えにはなっていない。答えてくれ。何がお前をそこまで駆り立てる。何かあの契約には私たちが知らない裏があるのか?」
「ッ……………」
さやかの真剣な面持ちから放たれる言葉にほむらはわずかに表情を強張らせる。
(……………ここで、話すべきなのかしら?この美樹さやかは今までとはまるで違う。こうしてまだ魔法少女にもなっていない状態の彼女と二人っきりで話すこともほとんどなかった。)
(ここで全部話してもいいかもしれない。この美樹さやかなら、真実を知ればまどかを魔法少女にさせることもないかもしれない。)
(でももし彼女から巴 マミにその真実が伝わったらどうなる?一度その真実を耳にした彼女は自暴自棄になって、心中を図った。何をするか、わからない…………。)
(今この時点で巴 マミを失うわけにはいかない。だからここは当たり障りのないことを言いましょう。)
「…………まどかには類稀な魔法少女の適性があるわ。それをキュゥべえに利用されたくないだけ。」
「あくまで彼女には平凡な日常を過ごしてほしい。そう言うんだな?」
「…………ええ。」
ほむらの言葉にさやかは考え込むような仕草をする。正直言ってほむらが何か隠し事をしているのはわかっていた。だが、ここで問い詰めたところで何か事態が良くなるとも限らなかった。最悪、ほむらの機嫌を損ねて、銃でも取り出されればさやかに勝ち目はない。
「……………わかった。今はそういうことにしておく。お前が明確な敵ではないことがはっきりしただけでも私としては安心しているからな。だが、いずれは話してほしい。」
「…………それは、約束はできないわ。」
「………そうか。お前にも事情があるのだろう。今は深く追及することはよしておく。」
いずれはその秘密を教えてほしいと頼んでみたものの、優れない表情を浮かべるほむらにさやかは残念そうな笑みをしながらも話は済んだというように彼女に背を向ける。
「……………最後に一つ、いいかしら?」
「なんだ?」
その背中にほむらは再度声を掛け、さやかを引き止める。さやかが振り向くとほむらは視線をそっぽに向けながら独り言を言うかのように呟き始める。
「できれば、貴方にも契約して欲しくないわ。貴方が契約すればまどかが悲しむから。」
「…………そうか。肝に銘じておく。ありがとう。」
ほむらからの忠告を受け取ったさやかはその場を後にした。残されたほむらはだんだん遠くなるさやかの背中を見つめていた。
「肝に銘じておいても貴方には上条恭介がいる以上、魔法少女になるのでしょうけど。」
そういったほむらの表情は無表情ながらもどこか悲しげな雰囲気を滲ませていた。
「あ、さやかちゃん!!」
ほむらとの会話を終えた後、昇降口で待たせていたまどかと共に帰ろうとする。
「すまない。少し時間をかけてしまった。」
「ううん。そんなことないよ。」
時間をかけてしまい、まどかを待たせてしまったことを謝るさやかに対して、まどかは首を横に振りながら気にしないでほしいことを伝える。
「それで君は暁美ほむらと何を話してきたんだい?」
その時唐突にまどかの肩に乗っかっていたキュゥべえがほむらの名前を口にする。そのことにまどかは驚いたような表情を浮かべ、さやかは僅かに鋭く細めた目をキュゥべえに向ける。
「…………ああ、そうだが?お前には特に来るなと念を押していたはずだが…………。」
「もちろん見てはいないよ。彼女はどうやら僕を目の敵にしているみたいだからね。でも僕は魔力を探知することで君たちの居場所を知ることができる。ちょうど君の近くにいたのが暁美ほむらだったから話しているのが彼女だと言ったんだよ。」
「キュゥべえって、すごいんだね…………。」
さやかが訝し気な視線を向けている中、まどかはキュウべぇに対して感嘆しているような声を上げる。
「…………ところでさやかちゃんはほむらちゃんとなにを話してきたの?」
「ん…………まぁ、他愛もないことだ。ただ彼女はどうも悪人ではないようだ。」
「そう、なの?」
「ああ。もっとも私からの言葉だけでは信用ができないだろうが、彼女にそう怖い顔をしないでやってくれ。」
「うーん…………さやかちゃんがそういうなら………。」
まどかが若干不安気にしながらもほむらに対する感情を改めてみることを言うとさやかは自身が思っていたより彼女からの信頼が高いことに驚いた。
「えっと、さやかちゃん?なんで意外そうな表情を浮かべているのかな?」
「…………いや、思っていたよりお前からの信用があるのだなと思って。」
「ひ、酷いよさやかちゃん!!わたしってそんな感じに思われていたの!?」
さやかに信用されていないと思われていたことにご立腹なのか、まどかは頰を膨らませながら抗議していることを露わにする。
彼女の機嫌を損ねてしまったことより、さやかはしばらくの間、まどかに謝り続けるのだった。
「ふぅ…………参った。まどかに謝り続けていたらこんな時間になってしまった。」
自虐的な笑みを浮かべながらさやかはとある病院に足を運んでいた。目的はもちろん、彼女の幼馴染みである上条恭介への見舞いのためだ。
ほむらとの会話とまどかに対する謝罪をしていたのも相まって日が沈みかけているが、予め彼の見舞いに行くとの連絡を母親にはしていたため、余程帰るのが遅くならないうちは大丈夫だろうと考えながらさやかは病室のドアを開ける。
「恭介、見舞いに来た。調子はどうだ?」
「さやか………いらっしゃい。調子は相変わらず、と言った感じかな。」
部屋に入ってきたさやかにベッドの上にいた恭介は笑みを浮かべながら彼女を出迎える。もっとも彼の笑顔はどことなく乾いたもののように感じられたが。
「…………そうか。」
恭介の様子に僅かに視線を逸らすさやかだったが、すぐさま元に戻すと隣に備え付けられてある椅子に腰かけた。しかし、座ったのはいいもののお互いかける言葉を失ってしまったのか、病室で気まずい空気が広がってしまう。
「…………えっとだな、果物を買ってきたんだが。食べるか?」
「え、そうなの?でも、病室に切るものはないよ?どうするの?」
恭介の言葉にさやかは手に下げていたビニール袋を弄ると中からリンゴを取り出した。
「切るものか?それなら…………。」
恭介の疑問に遅れながら答えるとさやかは今度は自身の鞄を弄り始める。ゴソゴソと手探りで漁っていると新聞紙で包まれたものが取り出される。
さやかがそのくるんでいる新聞紙を取り外すとーーーー
「包丁を持ってきた。「待って。」…………どうした?」
新聞紙を取り払った瞬間飛び出した包丁に思わず恭介は待ったをかける。さやかはその待ったに対し、怪訝な表情を浮かべる。
「いやいやいやいや、さやか、危ないから。一回しまおう、ね?」
「安心してほしい。ナイフの扱いには慣れている。」
そう言って笑顔を浮かべるさやかに恭介は思わず頭を抱えるような仕草をする。
はっきり言って、恭介は違う、そうじゃないって言いたかった。警察とか、看護師に見つかった時のアレがあるでしょう。
「……………ゴミはちゃんと持ち帰るが?」
「ああ、うん。もう、いっか。勿体無いし…………。」
首をキョトンと傾げながらそう尋ねると恭介は諦めた様子でさやかがカットしたリンゴを口にした。ちなみにさやかのナイフ捌き自体は特に問題なかった。普通にウサギの形に切ったりしていた。
「さて、お邪魔したな。私はそろそろ帰るよ。」
「うん。まぁ、その、ありがとう。」
包丁もちゃんと持ってきた時の新聞紙で包み、リンゴの皮もしまったさやかは鞄を担ぎ、病室を後にしようとする。出ようとしたときにさやかははにかむような笑みを浮かべているのに対して、恭介はさやかが入ってきた時とはまた違うベクトルの疲れたような乾いた笑みをしていた。
「……………恭介。お前はまだバイオリンを弾きたいと思っているか?」
さやかが病室を出ようとしたとき、彼に背を向けたままさやかが不意に話し始める。突然のさやかの言葉に恭介は呆けたような顔を浮かべる。
「急な質問だね…………。でも答えるなら、やっぱり弾きたいって思っているさ。でも、いくらリハビリを積んでも中々兆しが見えてこないのが正直なところだよ。」
「そうか、お前の指は確かに治りにくいのかもしれない。だが、それでも諦めないでほしい。お前の完治と再びバイオリンを弾く姿を見たいといつまでも願っている奴がここにいるからな。」
「さやか……………。」
恭介は驚いたような表情をさやかに向ける。その彼女は自分で言った言葉を恥ずかしいと感じているのか、僅かに頰をかく仕草を見せると病室から出て行った。
「………………らしくないことを言ったか?とはいえ、恭介の演奏をもう一度聴きたいと思っているのは、本心なのだが…………。」
病室をあとにしたさやかは微妙に唸るような表情を浮かべながら自宅への帰路についた。
「これがこの前の魔女が残して行った足跡よ。」
次の日、さやかとまどかはマミに連れ添う形で彼女の魔女退治に参加していた。学校が終わった放課後、日が沈み始めた時間帯から行われるそれははっきりいって自身の足で探していく地道なものだった。
その手法こそソウルジェムを使って魔女の痕跡を辿っていくものであるのが、尚更地道である。
「……………手がかりがソウルジェムから発せられる光の強弱だけというのは少々骨が折れそうだな。」
「まぁ、ね。基本的には自分の足頼みよ。こうして気配を辿って行って、居場所を突き止めていきましょう。でも、一晩経っているから痕跡自体も薄まってはいるわ。時間がかかるのはしょうがないかも………。」
「やっぱりすぐに追いかけていれば、倒せたんですか?」
「仮にそうだったとしても、貴方達を放っておいてまで優先することじゃなかったから………。」
「目先の利益より、今ある命を優先する、か。まるで貴方は正義の味方だな。」
「ふふ、ありがとう。」
さやかの言葉にマミが軽い笑みを浮かべながら先を行く。二人はそんなマミについていきながら見滝原の市街を練り歩いていく。
そして、時間にして小一時間が経ったところ、魔女の痕跡を追ってはいるが、未だ魔女が根城としているような場所にはたどり着かない。
「そういえば、魔女のいる場所におおよその目星は付けられないのか?それさえできれば、何も市街を隅から隅まで練り歩くようなことはないと思うのだが。」
「そうね………やっぱり魔女の呪いの影響で割と多いのは…………交通事故や傷害事件ね。人の負の感情を増幅させているからそう言ったことには枚挙がないわ。」
さやかの質問にマミがそう答えると彼女があとは、と付け加えながらさらに説明を続ける。
「あとは、自殺に向いていそうな人気のない場所。それから病院とかも取り憑かれると最悪ね。ただでさえ弱っている人から生命力が吸い上げられるから、目も当てられなくなるわ。」
「病院、か…………。」
「…………もしかして、上条君のこと?」
「…………そうだな。」
病院という単語にさやかは少しばかり不安そうに顔を俯かせる。まどかの言う通り、さやかは恭介が気がかりになっていた。仮に恭介のいる病院に魔女が取り憑いてしまったら、彼の身に何が起きるか、わからなかったからだ。
そして、ちょうどそのタイミングでマミのソウルジェムの輝きが一際強くなった。
「っ!?光が強くなった!?」
「かなり強い魔力の波動ね………ここから近いかも………。こっちよ!!」
マミに続くような形でさやか達も走っていくと一角の廃墟にたどり着く。一見すると何もないように感じるが…………。
(っ…………この感覚………ショッピングモールと同じものか…………!!それとこの感覚はなんだ…………悲しみ、無力感…………絶望?)
その廃墟に近づけば近づくほどさやかの体が鳥肌を立て始める。一度出くわしたのもあったのか、最初よりはひどくはなかったが、思わず表情を歪めざるを得ない。
「美樹さん、大丈夫?無理はしない方がーーーー」
「……………誰か、いるのか?」
「え…………!?」
様子のおかしいさやかにマミが心配そうに声をかける中、不意に彼女から呟かれた言葉。誰か、自分たち以外の人間がいるということにマミは一瞬呆けた顔を浮かべるがーーーー
「マミさん!!屋上に、人が!!!」
直後、悲鳴のようなまどかの声にマミは咄嗟に廃墟の屋上に視線を向ける。そこにはスーツ姿の女性が屋上の淵に立って、今にも飛び降りを図ろうとしている姿があった。
「ッ…………間に合わせるわ!!任せて!!」
マミはその女性を見るや否や瞬時に駆け出すとソウルジェムを掲げ、魔法少女の姿に変身する。ちょうどそのタイミングで屋上の女性が空中から身を投げ出した。
さやかとまどかが息を飲むような声をあげている中、マミは胸元で結んでいるリボンを解くと、そのリボンを振るう。
振るわれたリボンは光り輝きながら伸び始め、落下する女性の下で網目状に構築されていき、女性の体をクッションのように受け止めた。
落下スピードが完全になくなるとマミは女性を優しく地面に下ろし、横たわらせた。
「よし、もう大丈夫よ。」
マミが女性の救助を完了させるとさやかとまどかは安堵するように大きく息を吐きだした。
二人がひとまずほっとしている中、マミは女性の状態を確認する。
「ん?首筋のこれは…………?」
彼女の目には女性の首筋に刻まれたマークが写っていた。そのマークはさながら紋章のように女性の体に印づけられていた。首筋というのも相まって、さながらそれは口づけのような印象を受ける。
「『魔女の口づけ』…………やっぱりね。」
「…………それは、一体なんだ?」
「魔女の口づけは魔女に目をつけられると刻まれるマークのようなものよ。このマークがつけられた人は魔女に操られ、最終的には自殺や交通事故に駆り立てられるわ。」
「…………手早く仕留めなければ、また犠牲者が現れるということか。」
「そんな…………!!」
「…………そうね。美樹さんの言う通り、早く魔女を仕留めないと…………。でも、美樹さん、貴方大丈夫なの?」
まどかが悲痛な表情を上げている中、マミはさやかに再度心配そうな視線を向ける。さやかの様子は左手を右腕の二の腕に掴むように回し、さながら恐怖を押し殺しているようにも見受けられるからだ。
「…………前よりは良好だ。この前は震えが止まらなかったからな。何より、誘われたとはいえ、貴方についていくと言った手前、途中で私だけ安全圏に残っているわけにはいかないからな。」
「……………わかったわ。魔女の結界はこの建物にあるわ。」
さやかの覚悟を受け取ったのか、マミは険しい顔つきのまま建物に入っていく。さやか達もそれに続いていくと、階段の踊り場の壁に明らかにそれっぽい紋章があった。
「これが、結界への入り口よ。もう一度確認するけど、準備はいいかしら。」
「…………はいっ!!」
「こちらもだ。いつでも行ける。」
二人の頷く姿を見たマミは自身のソウルジェムをその紋章に掲げた。次の瞬間、眩い光が三人の視界を包み、その光が収まると、三人は奇天烈な空間のなかにいた。
「……………一度見たとはいえ、やはり気味の悪い空間だ。」
「だいたいの魔女の結界なんて、そんなものよ。」
「こんな空間がいくつもあるのか…………。」
「さやかちゃん、危ない!!」
魔女の結界についての感想を述べているとまどかの悲鳴が響く。ちょうどさやかにふわふわとした綿のような外見をした使い魔が手に持つ黒光りする剪定用のような鋏を打ち鳴らしながら近づいてきていたからだ。
「分かっている。あれだけ音を立てられれば嫌でも耳につく。」
まどかの声にさやかがそれだけ答えると、左脚で使い魔の持つ鋏を思い切り踏みつけ、動けなくする。
「はぁっ!!」
次の瞬間、踏みつけた左脚を軸にして、残った右脚で使い魔をサッカーボールのように思い切り蹴り飛ばした。蹴り飛ばされた使い魔は数度バウンドしてようやく止まるが、そのタイミングでその綿のような体に何かが突き刺さった。
それは先ほどまで使い魔自身が持っていた鋏だった。鋏を踏みつけられた状態で蹴られたため、思わず落としてしまったのだろう。
そして、鋏が飛んできた先には右腕をまるで何か投げたあとのように不自然に上に上げているさやかがいた。
使い魔がその身を半透明な蝶のように変えて消えていくのを確認したさやかは鋏をぶん投げた腕をようやく下ろした。
「…………存外に使い魔自体は呆気ないのだな。」
「………美樹さん、貴方………意外と動けるのね。」
「さやかちゃん凄い……………。」
さやかの動きにマミは心底から驚いたような表情を浮かべ、まどかはそんなさやかを目を輝かせながら見つめていた。
投稿しない間に評価やお気に入りがめっちゃ増えていてびっくりしました。
他にも作品を三つくらい一緒に書いているため、投稿時間はまばらになると思いますが、よろしくお願いしますm(__)m