ほむら「美樹さやーー「私がガンダムだ」はぁ?」   作:わんたんめん

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物語の都合、和泉 十七夜の能力を以下のように修正しました。

修正前 変身後でなければ読心能力が使用できない

修正後 変身後でなくとも能力が使えるようにしました。
    能力の発生を遅くしました


第78話 生み出されやすい都市

 

「…………七海やちよから許可はもらったが…………」

 

未だにさやかの心の中では困惑がひしめく。

ななかから東側の代表者の名前を聞いたさやかは早速と言わんばかりにやちよから東側に入る許可を取り付けるべく彼女に凸電を行った。

 

結論から言えばさやかが口にした通りやちよから許可を取り付けることはできた、が───────

 

「連絡はしておくからあとは好きにしろと言われたのだが……………どう思う?」

 

一言で言えば、なんだか突き放す物言いで許可をもらったというのがさやかの正直な感想だった。

電話をかけた時からなんとなくやちよの様子が変だった。

具体的に言葉にするならこちらを積極的に遠ざけようと、もしくは自分と関わらせないと必死になっているような、そんな感じだった。

 

「と、言われてもねぇ………………実際七海さんと電話越しで話した訳でもないし……………」

 

話を振られたマミは同じように困ったような表情で言葉を濁し、手元に置いてあったジュースを口に含むと隣にいる人物に視線を流す。

さやかたちがいるのは大東区と呼ばれる神浜市の最も東端に位置する地域の────いわゆるメイド喫茶と呼ぶような場所だった。

やちよから聞かされた集合場所に来たときは唖然、もしくは辟易としていたが、一番復帰の早かった、悪く言えば空気の読めなかったさやかは颯爽とデコレーションされたファンシーな扉を開け放ち店内へと入店。

店員(メイド)からのご主人様挨拶と案内を経て今に至る。

 

「…………………あいにくと私も同意見、としか言わざるを得ません。ですが実際に電話した美樹さんの言葉を足がかりに敢えて言わせてもらえば、代表者としての立場を放棄したがっているようにも思えますが。」

 

マミに話を振られたななかも困った表情でやちよの態度をそのように語る。

 

「まぁ所詮私個人の感覚だ。あまりそうあてにしないでほしい。」

 

(大学のことはあまり知らないが…………中学生と同じように期末テストのようなものがあるのか?だとするならああいう風に張り詰めた雰囲気になるのも頷けるが…………)

 

時期が時期なためそんなことを考えるさやかだが、どうにもイノベイターとしての感覚がそうではないと言っているようにも感じ、複雑な感情を抱く。

 

(……………いろはから特にそういう相談がない、ということは問題ないのか?)

 

「ともかく、突然すまなかった。いきなり代表者に会うのに同行してほしいと言ってしまって。」

 

今回急ながら同行してもらうことになったななかにさやかは念押しすると一緒に謝罪をする。

本来ならやちよに同行してもらうのがベストだったのだが、肝心のやちよに取りつく島がなかった。

それ故にある程度その東側の代表者、和泉十七夜と面識があるというななかに来てもらったという経緯だ。

 

「いえ、お構いなく。彼女と顔見知りがいると話がスムーズになるのはおっしゃる通りですし、私としても合法的に東側に足を運べる良い機会ですので。」

 

「…………そういえば、和泉十七夜は一体どういう人物なんだ?よければ参考程度に聞かせてほしいのだが。」

 

「彼女についてですか?あまり多くは知りませんので話せることも少ないのですが?」

 

十七夜のことをあまりよく知らないと答えたななかにさやかはそうか、と軽く一言だけ呟く。

その様子はどこか困った表情を見せていた。

 

「……………どうかしたの?何か見つけた?」

 

「いや‥‥‥‥それっぽい人間が少し前からこちらを見ているから勝手に答え合わせでもしようかと思っていたのだが。」

 

「‥‥‥‥‥‥あらまぁ」

 

さやかの言葉にもう慣れたのかその視線を追うとそう口を零すマミ。

振り向いてみるとその先にはさやかたちを見定めるように見つめる一人のメイドの姿が。

彼女の服装はメイド服であるが、纏う雰囲気やさやかたちを見つめる鋭い目線はどう見ても言う側というより言わせる側の人間だった。

 

「顔すら知らぬ仲のはずだがよくわかったな、とでも言っておこうか。」

 

さやかの視線に気づいたのか座るテーブルに近寄ってきた白髪の少女、和泉十七夜はそう言い放った。

 

「貴方が中々いい趣味をしていたからな。」

 

「‥‥‥‥‥‥なに?」

 

さやかの言葉に十七夜はわずかに眉を顰める。

マミとななかもさやかの言葉に首をかしげる。おおよそさやかの言葉は十七夜がメイド服とかいう珍妙な服を着ていることを茶化しているとでも二人は思ったが、どうにもさやかの表情は茶化すとかいう雰囲気ではなく、不快感のようなものを如実に表していた。

 

「‥‥‥‥貴方の固有魔法、読心かその類だろう?私の中に貴方の視線が入り込んでくる感覚があった。だからいい趣味をしていると言った。趣味は覗き見か?」

 

それだけ言ってさやかは背もたれに深々と背中を預けると頼んだジュースを口に含む。

不遜な態度を示すさやかにななかは慌てたのかヘルプの意味合いを込めて咄嗟にマミに視線を送る。

が、当のマミはもうあきらめたのかため息一つついて投げやりの姿勢を示す。

 

(あの……さ、流石にあのような態度でいるのはいただけないと思うのですが…‥‥‥)

 

(え?ああ…‥‥美樹さんそういうのホントに気にしないから。言ったところで治るわけでもないのはもうわかりきっているから…‥‥‥)

 

(ええ‥‥‥‥‥)

 

(だって七海さんに対しても歯に衣着せぬ一言でキレる寸前まで行かせた子よ?ちょっとやそっとで治るわけないじゃない。)

 

(ええ…‥‥‥‥)

 

マミとの念話のやり取りで内心ドン引くななか。

とはいえあの七海やちよをブチ切れさせる直前までいった一言とは一体なんなのかという興味心が湧きあがるが、今はそっと胸にしまい込む。

その発言を言った者のせいで自分までまきこまれるのは絶対に避けたかったからだ。

 

「…‥‥‥すみま「ハハハハハハハハッ!!!!」

 

ななかが謝ろうとするより先に十七夜の笑い声が響く。

突然のものに店内は静まり返り、客や店の店員たちの視線の全てがさやかたちに向けられる。

 

「‥‥‥‥おっと、今は仕事中だったな。いかんな、初めてのことだったから思わず周りにも憚らずに笑ってしまった。」

 

急に大きな声で笑いだしたことを反省するような言葉を並べるが、彼女の見せている顔にそのような色合いは見えない。むしろどこか面白がっているようにも見えるその視線は一分の狂いなくのんきにジュースを飲んでいるさやかに注がれていた。

 

「すまないが少し外で待っててくれるだろうか。店長に休憩の申出をしてくる。」

 

そういって不敵な笑みを見せた十七夜は注目を浴びたにも関わらず堂々とした足取りで店のバックヤードに消えていった。

彼女が裏方に消えていったのを確認したようにその瞬間店内は再び客と店員の話し声に包まれる。

 

「………………彼女が寛大だったと考えるべきか、この人が予想にもしない馬鹿だったかの二択ですね。」

 

「?…………何か疲れた様子だな。何か飲むか?このなぎたん特性荒絞りオレンジジュースとか面白そうだが。」

 

「………………いえ、結構です。」

 

(……………この人は…………関われば関わるほど大物ですね…………)

 

疲れたことを察してはくれているものの微妙にズレた反応をしてくるさやかにななかは呆れたように目頭を抑えるのだった。

 

 

 

 

 

「改めてだな。自分が和泉十七夜(いずみ かなぎ)だ。東の代表者、という肩書きをもらってはいるが、あまりそう硬くなる必要はない。」

 

店の外の路地裏で店のメイド服を着たままそう十七夜が自己紹介をする。

そのクールな物言いとあまり変化しない表情からその佇まいにある種のカリスマのようなものを感じさせる。

 

「と、能書きを垂れたが、その必要は無いようだな。七海からある程度君たちのことを聞き及んでいたが、これは想像以上だな。」

 

そう言って十七夜は不敵な笑みを浮かべると面白いものでも見つけたかのような視線をさやかに送る。

 

「流石は『最強』の魔法少女とマギウスの翼から吹聴されているだけのことはあるか。まさか能力を使ったことが悟られるとは思いもよらなかったがな。」

 

「…‥‥‥そこまで広がっているのか。」

 

十七夜の発言に頭を抱えるさやか。

マギウスの翼の勢力が神浜全域に拡がっていることはなんとなく察していたが、さやかの噂まで一緒に広めていることに思わずため息もついてしまう。

 

「…‥‥ところでなんですが、マギウスの翼については既にご存じなんですね。」

 

「ああ。彼奴らに関しては前々から七海の方とでもいろいろ情報を共有している。自分としては突然現れては好き放題をされていることにかなり腹を据えかねているともな。」

 

そう言ってムッとした表情で語る十七夜。

組んでいる腕も忙しない様子で指とかを動かしているところから相当ご立腹なのは目に見えている。

 

「…‥‥‥というと、我々にご協力してくださるので?」

 

「互いに利害は一致している。こちらとしても今のところ手に余る一件であることは事実だったからな。まさに渡りに船、といったところだ。」

 

「…………………よろしいのですか?」

 

すんなりと協力を受け付けてくれた十七夜にななかは怪訝な表情を浮かべながらそう問いかける。

始めその問いかけに無言だった十七夜だが、次第に難しい表情に変わっていった。

 

「いや、常盤君の言う通りだ。代表者である私がこうも簡単に頷いてくれることが気になるのだろう?」

 

「失礼ですが、その通りです。貴方は代表者である以上、こういう協定のような約束事は慎重であるべきです。それこそ一旦持ち帰って後日に連絡を戴くことを想定していたのですが…………」

 

「……………何か個人的な事情でもあるのか?」

 

「………………個人的でもあるし、代表者としての理由でもある、というのが正解だな。」

 

さやかの言葉にそう答えた十七夜はその理由を話し始める。

どうやらマギウスの翼の構成員は多くが東側の魔法少女で占めているらしく、そのせいで現状十七夜の東側の代表者としての権威が半ば地に落ちてしまっている状態らしい。

従う魔法少女が少なければ、自分の足かせもその分少なくなるが故に今回のさやかたちの申出を即決に近い形で承諾することができた。なんとも皮肉に近い形だ。

 

「…‥‥つまり、貴方を引き込んだところでそれがマギウスの翼に対する抑止力になることはない、ということか。」

 

「…‥‥どうやら君が期待してきた働きはできそうにないらしいな。」

 

「だけど、同じ市内でこうも広まり具合が違うとはね…‥‥‥神西区だと存在すら知らない人も多かったのに…‥‥‥」

 

「それは‥‥‥‥おそらく東側の情勢上、仕方のないことだと思われます。」

 

ななかの言葉に首をかしげるさやかとマミ。

ななかは十七夜に向けて目配せをすると意図を察したのか重く頷く。

 

「君たち二人は確か神浜の外から来たのだったな。神浜市は比較的魔法少女が生み出されやすい都市の形をしている。特に東側はそれがより顕著となっている。」

 

 




やばやば

リリカルなのはの方と話数が一緒になってきたよ(白目)

あと十七夜さんの口調がわからんちエクシア(何言ってんだこいつ)

マギレコ世界にさっさんを武力介入させるのは……………

  • ガンダムだ
  • ガンダムではない
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