ほむら「美樹さやーー「私がガンダムだ」はぁ?」   作:わんたんめん

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うん、やっぱり今回もダメだったよ(白目)
長くなって話を分けざるを得なくなったんご


第97話 『夜』を超えるために

 

「こういうのはよくわからないが…‥‥‥こんな感じでいいのだろうか?」

 

一人自室の中で首をかしげるさやか。

表情は疑問気なものだが、その目線の先には大きめなリュックサックがあった。

その中には相当な量のものが詰め込まれているのか、大きく膨らみ、見るからにパンパンだ。

対照的にさやかの自室はどこかガランとした様子を醸し出す。

それはまるで、部屋を丸々とそのリュックの中に押し込んでしまったかのようだった。

 

「避難準備など、いくら教わったところで実際に機会が来ないとやらないからな…‥‥‥」

 

うーん、とうなり声を上げるさやか。

今彼女は避難場所に移動するための荷造りをしているところだ。

何から避難するかと言えば、現在神浜市に近づいている超巨大なスーパーセルに他ならない。

無論、その正体はワルプルギスの夜なのだが、魔女を見ることができない一般の人々にはそれらはただの災害としか認識されない。

それでもその規模が破格すぎるためか、こうして離れているはずの見滝原にまで役所から避難警報が発令されていた。

 

「スマホに充電器‥‥‥それにモバイルバッテリー…‥‥避難所は基本人でごった返すだろうから充電できないつもりでいろって父さんが言っていたからなぁ…‥‥」

 

最終確認をするように一度丸々に膨らんだリュックサックから一つ一つ中身を確認していくさやか。

 

「普段着もそうだし…‥‥下着類も例に及ばず‥‥‥‥歯ブラシとか生活用品に加えてそういう系の用品も…‥‥‥非常食とかは基本父さんたちが持って行ってくれると言っていたから自分の分は必要最低限ならこのくらいか?」

 

「さやかー?荷造りの調子はどうだー?なんか手伝いはいるかー?」

 

とりあえずこれでいいか、と決めたところで下から慎一郎の声が聞こえてくる。

急いで持っていくものをリュックに押し込むと少し駆け足で下に駆け降りる。

 

「初めてのことだからよくわからないが、これでいいのか?」

 

「いや、俺に言われてもなぁ…‥‥お前さんが必要だと思ったもんもってけばいいだろ?」

 

不安そうにリュックを預けるさやかに困惑気にしながらそれを受け取る慎一郎。

自分が必要だと思ったものを持っていけばいいという言葉にさやかはならいいかと、結論を出す。

 

「しっかし、さやかも災難だな。二学期も近いってのに、こんな台風で休校になるなんてな。」

 

「まぁ、休みが伸びたと思っておく。別にみんなともう会えなくなるわけではないのだが」

 

(最も、あのワルプルギスの夜を越えられたらの話だが………………)

 

慎一郎の言葉にそう返したさやかだが、内心ではワルプルギスの夜に対する不安で気が気でなかった。

何度か交戦経験のあるほむらの言葉だが、ワルプルギスの夜が通ったあとは何も残らないレベルで全てが破壊されるらしい。それこそ、そこが街だったことすらわからなくなってしまうまで。

明らかに他の魔女とは規模から何まで、すべてが桁外れな印象を覚え、険しい表情を隠し切れない。

 

「ん…‥‥?」

 

そんな時、さやかのそんな思考から意識を離れさせるインターホンが鳴らされる。

荷物の整理をしていた慎一郎が腰を上げようとするより早く、さやかが玄関へと駆ける。

 

「ど、どうも、お邪魔します…‥‥」

 

「じゃまさせてもらうぜー」

 

玄関の扉を開けると、どこか緊張したようなマミと気楽そうな杏子の対照的な姿が目に映る。

マミはともかく、さやかは杏子の姿を見た途端思わずしかめっ面に近い表情を浮かべてしまう。

 

 

「…‥‥‥いや、一応お前が事実上の居候状態なのはわかっていたが。」

 

「んだよー、来ちゃ悪いってのかよ。どーせあとで合流すんだからよー。」

 

「まぁ、お前の言う通りではあるか。」

 

「へへっ、お前のそういう割り切りの早いところは結構好きだぜ?」

 

気ままにふるまう杏子に眉間に指をあててため息を零すさやか。

実のところ、マミがさやかの家を訪れたのはさやか自身が彼女を呼んだのもある。

さやかは自分から踏み込んでいってしまったのもあったが、マミが事故で両親を亡くしているのを知っている。

そのため、避難所で一人で生活するのは厳しいだろうという建前で慎一郎に行動を共にできないかを相談したところ、顔見知りになっていたのとマミの事情を通していたのが功を奏し、二つ返事でこれを了承。

そしてマミに連絡し、彼女に来てもらう運びになった。

 

「お、マミちゃん来たか‥‥‥‥‥って、そっちの子は‥‥‥‥?」

 

(あー…‥‥‥なんて言い訳すりゃいいんだ?)

 

(ノープランで来たのか!?言い訳くらい事前に考えてくるものではッ!?)

 

当然呼んでいない上に見知らぬ女子がいることを慎一郎に怪訝な表情で指摘されるが、それの言い訳をまるで考えていなかった杏子にさやかは思わず目を大きく見開く。

 

「え、えっと…‥‥‥こ、この子は最近私の部屋に居つくようになったんですけど、身寄りが、いないんです。私と同じように。」

 

「お、おいマミ────」

 

たどたどしい口調で言葉を並べ始めるマミに杏子は声を挙げようとするが、それより先に口を挟まないでほしいと言わんばかりにマミに横目でにらまれ、思わず言葉を詰まらせた。

 

「前から交流はあったんですけど、身寄りがいないことを知ってから気が気でなくなって‥‥‥‥一応遠い親戚からの仕送りは多めにあったので今まで生活できていたんですけど、今回の台風は普段のとは訳が違うみたいで‥‥‥‥私のわがままで勝手に連れてきたんです。ですので‥‥‥‥ご、ごめんなさい!!」

 

「…‥‥‥‥‥さやかは、この子とも知り合いなのか?」

 

マミの謝罪の言葉に慎一郎は逡巡するようにマミと杏子の二人を交互に見やったあとにさやかにそう尋ねる。

 

「ああ。色々あったが、彼女は私の仲間‥‥‥‥‥いや、気の知れた友達、と言った方が正しいか。」

 

「さやか‥‥‥‥お前…‥‥」

 

慎一郎の言葉にさやかは一分の惑いすら感じさせないまっすぐとした面持ちでそう返した。

杏子はさやかの答えに呆けたようにしているとハッとなって顔を隠すように後ろを振り向いた。

 

「‥‥‥‥‥‥オーライ。よくわかった。娘の友達にせよなんにせよ、子供を一人でほっぽってちゃあ大人として失格だぜ。それで、そこのお嬢ちゃん?よければ名前を教えてもらえると助かるんだが…‥‥」

 

「お、おじょ────い、いいのかよ?こちとら勝手に押しかけてきたも同然なんだぜ。」

 

「おぉうおぉう、これはまた気が難しそうなのを連れてきちゃってまぁ。いいんだよ、こんな異常事態なんだし気にすんな。そもそも気にする歳でもあるまいし、子供は素直に大人に甘えとけばいいんだよ。わがままでいてくれるだけかわいげがあるってもんだ。」

 

「それは遠回しに私に娘としてのかわいげがないと言っているのと同じでは?」

 

「ハッハッ、手がかからないってのがいいもんなのは確かだけどな。」

 

さやかから向けられる白い目線に慎一郎は話題を逸らすように笑い飛ばした。

 

「…‥‥‥ったく、コイツがコイツなら親も親、ってわけかよ。アタシは佐倉杏子。多分少しだけだけど世話になるぜ、おっさん?」

 

「…‥‥‥まぁ、子持ちの大人なんて中学生からすりゃみんなおっさんだよなぁ。」

 

さやかと慎一郎のやりとりに杏子は少しだけ鼻をすすったようにすると自己紹介ついでにさっきのお嬢さん呼ばわりの仕返しをするように慎一郎のことをおっさん扱いする。

杏子の返しがまぁまぁダメージになったのか、慎一郎は脱力するように肩を落とし、二人を招きいれるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

「‥‥‥‥‥お前がなんでそんな図太い性格で生まれてきたのかがわかった気がする。」

 

「一体なんだ、唐突に。」

 

さやかのベットで顔を突っ伏して沈んでいる杏子にさやかが微妙な顔で見つめる。

 

「いや、あんなにメシたらふく食わされるとは思ってもなかったからさ…‥‥‥」

 

「まぁ‥‥‥‥母さんからすればそれなりの日数を空けてしまうだろうから冷蔵庫の中身を減らすにはちょうどよかったと思うが。」

 

「にしても限度ってもんがあんだろ‥‥‥‥アタシこれでも小食家なんだよ‥‥‥」

 

「佐倉さん、基本お菓子で済まそうとするものね‥‥‥‥流石に栄養バランス的にどうかと思っていたからコンビニのおにぎりとか手ごろなものは食べるようにはさせてたけど。」

 

杏子がベットに突っ伏している理由はさやかの母親の理多奈が奮発して作った料理の量がかなりのものだったからだ。

彼女からしてみれば、人数が増えればその分使う材料の量も上がるわけで、さやかの言う通り冷蔵庫の中身を減らすにはもってこいの機会だっただろう。

 

「ひっさびさにまともなもん食い過ぎてどーにかなりそうだぜ…‥‥‥」

 

それだけ言うと杏子はふて寝をするように人さまのベットを我が物顔で占領を続ける。

その様子をため息一つで流したさやかはスマホを取り出すとチャットアプリを起動させる。

 

「あー‥‥‥‥すまない、夕飯を食べてて遅れた。」

 

『遅いわね、こっちはもう準備できてるわよ。』

 

チャットアプリのルームにはすでに共に戦う仲間たちがほとんどそろっており、入りながら遅れたことを謝ると先に入っていたやちよから小言を言われてしまう。

 

『一応確認なのですが、この通話はマギウスの翼の本拠地、フェントホープへ突入する際の最終確認、という認識でよろしいですよね?』

 

「ああ、そうだな。私たちがとる行動は主に三つだ。一つは私情も入っているが‥‥‥‥」

 

ななかの促しにさやかは表情を切り替えながら三本指を立て、自分たちの行動の再確認をする。

 

神浜市の魔女が飽和している異常事態の解消

 

エンブリオ・イヴの詳細、状況と場合次第で破壊

 

そして行方不明になっているみかづき荘メンバーの捜索

 

『そしてこれらを超えた先に待っているのがワルプルギスの夜、か。』

 

一通り目的を羅列したあとに重々しい口調で十七夜がワルプルギスの夜の名を口にすると、画面に写っている仲間たちの表情も同じように張り詰めたものになる。

ベテランの間でしかその存在を知られていないワルプルギスの夜だが、戦闘経験があるというほむらからその魔女の詳細を聞かされるとほとんどが青い表情、もしくはそれに準じたものを抱いていただろう。

率直に、勝てるのかと。通り過ぎるだけでも災害にも等しい存在に勝機を見出すことはできるのかと。

 

『でも十七夜さん、その魔女を止めないと神浜市は滅茶苦茶にされちゃうんだよね。だったらアタシは止めたいよ。ここには家族のみんなとの大事な明日があるから。』

 

『明日、か。』

 

家族との明日を守りたいというひみかの言葉に十七夜は淡泊ともとれる反応を返す。

その反応の仕方にさやかは十七夜の抱えている闇ともとれる怒りを思い出す。

西側と東側の地区が抱えている格差に十七夜は一回神浜全体を壊すこともやぶさかではないとこぼしていた。

そしてここにきて最強最悪の魔女、ワルプルギスの夜の襲来は彼女の心の内で抱えているものを果たすには割ともってこいのタイミングだ。

 

「…‥‥‥?」

 

他の魔法少女たちがワルプルギスの夜のことで緊迫した顔を見せている中、別のことで気を張っていたさやかだが、そこに一通のメッセージが標示される。

他人には見えない形で送られたメッセージの主は、十七夜だった。画面では何やら難しい顔を見せているが、目線はわずかに下を向いているようにも見える。

 

『美樹君が憂いることはない。流石に自分一人のエゴで皆の生活を壊すつもりは今はないとも。』

 

(今は、か。)

 

メッセージの内容にひとまずの安堵を覚えるさやか。

一応危機感をかなぐり捨てたわけではないが、それは今は考えることではないと頭の片隅に押し込んだ。

少し会話から意識を外していたが、どうやら皆怖いものは怖いがそれでも守りたいものがあるからと、ワルプルギスの夜のことになってもそこまで悲観的ではない様子なのが見て取れた。

 

「……………まず、一つ目の魔女の飽和状態についてだが、これについて黒羽根としてわかっていることはない、ということでいいのだな?黒江───そして七瀬ゆきか。」

 

『それに関してはその通りでなんとも……………』

 

『黒江さんと同じ、です。申し訳ありません…………』

 

さやかの質問におずおずとした口調でやちよの画面から2人分の返答が返ってくる。

マギウスの翼から離反することを決めた黒江と、ちょうど彼女と同じタイミングで拾った黒羽根の魔法少女、七瀬ゆきかだ。

先日の夜、彼女が気絶したまま別れたが、その後やちよから連絡が入り、ゆきかが目を覚ましたことを知らされる。

 

 

 

 

「……………なるほどな。偶然とはいえ、あそこで私が割り込んでいたのは間違いではなかったのか。」

 

『はい……………あの、その節はありがとうございました。まさかドッペルからの干渉を遮断してしまうなんて………………』

 

「いや、あれはほとんど状況による成り行きだ。しかし……………いろはの予見した通りだったか。」

 

先日の夜、目を覚ましたゆきかからの感謝の言葉をよそにさやかは考え込む表情を浮かべる。

 

『ええ、そうね。薄々と危険なシロモノとは認識していたけど、まさか暴走を通り越して使用者を取り込もうとするなんて。それで七瀬さん、貴方が見た魔法少女とドッペルの融合したモノが隔離されている部屋があるって言うのは信じていいのね?』

 

『はい。間違いなく。見た目はおぞましく、醜悪なものでありましたが、それには確かに人の面影を感じさせられるような顔があり、そのどれもがマギウスの翼の中のどこかでお見受けした魔法少女でした。』

 

「…‥‥‥その条件はやはりドッペルの乱発か?」

 

さやかの問いかけにゆきかは通話越しながらもそれを感じざるを得ないような重々しい口ぶりではい、と答える。

ゆきかがマギウスの翼から離反したのはマギウスが救済と謳っているドッペルウィッチに致命的な欠点を見つけてしまったからだ。

それはドッペルを乱用しすぎるとドッペルは暴走を超越し、使用者を取り込むことで魔女と変わりないようなバケモノになり果ててしまうことだ。

調整屋にてみたまからドッペルには強い副作用と依存性があると聞かされていたはいたが、そのあまりな末路にさやかややちよはもちろんのこと同席していたいろはや黒江でさえ戦慄に近いものを抱き、言葉を失う始末だった。

 

『‥‥‥‥‥でも、これで調整屋の元に行く必要はなくなった、ってことよね?』

 

「いや、八雲みたまのところには余計にいかなければならなくなった。」

 

さやかの返しに怪訝な表情を見せるやちよ。

仮にみたまが話そうとしていたことが、この成れ果てのことであるなら、その情報を得た以上、すでに彼女の元に出向く必要はなくなり、戦力を下手に分散させる必要もない。

 

「…‥‥‥それは、全部事態を解決したら、戻るものなのか?元の人間の姿に。私は何も対策を施さないままでは戻らない可能性が高いと踏んでいる。」

 

『ッ…‥‥貴方、まさか────』

 

 

 

 

 

 

「みかづき荘メンバーの捜索は七海やちよといろはを筆頭にななかたち4人と都ひなのに頼みたい。」

 

『はい!絶対にみんなを連れ戻してきます!』

 

『承りました。こちらも全力を尽くすことを約束します。』

 

『お?アタシもか?』

 

各グループのリーダーであるいろはとななかの答えの中、ひなのはどこか意外そうな反応を返した。

 

「目的が同じ人たちでまとめた方が早いと思ったからな。先達としての威厳を見せる時ではないか?」

 

『なるほどな……………わかった、助かる。』

 

「で、あとのメンバーは正直にいえばもはや行き当たりばったりがいいところなのがネックだな…………………強いて言うなら捜索メンバーが動きやすくするための遊撃か?」

 

『ならば美樹君、黒江君か七瀬君のどちらかを斥候として先に向かわせておくのはどうだろうか?』

 

「…………………偵察隊、ということか?」

 

『偵察、というより保険と言う方が正確だな。』

 

十七夜が言うには仮に向こうの目的にワルプルギスの夜を神浜市に連れてくることが含まれてるのなら、現段階で計画は最終段階に来ていると考えてもおかしくない。

そこで厄介な展開は明確に敵対している自分達がいることで本拠地の防衛が強化されることだ、と十七夜は語る。

セキュリティの強化や魔女やウワサによる戦力の増強が行われるとただでさえ悲惨な戦力差が余計に大きくなってしまう。

そこで黒羽根であった黒江か七瀬のどちらかを先に潜入させておけば、例えとして外側にカギを掛けられているような状況になったとしても内側から開けてもらうことで侵入することができる。

 

「‥‥‥‥頼めるか?黒江。」

 

『…‥‥‥わかりました。一応私はあるウワサを探していたところだったので、そのていで行けば怪しまれずにはいけると思う、かな。』

 

「分かった。だが荒事になったとき用に多少は戦力は持っていったほうがいいだろう。杏子?」

 

「あん?アタシに御守りをやれってか?」

 

「そうだが?」

 

ベットで横になっていた杏子がさやかからの頼みに若干不機嫌そうな顔で返すが、それにさやかは全く臆する様子もなくきょとんとした顔でバカ正直に頷く。

そのさやかの表情に杏子は眉をひそめていたが────

 

「へいへい、わーったよ、とりあえず黒江と一緒にいればいいんだな?」

 

「頼んだ。だが、荒事になるようなら彼女と行動を共にしながら好きに暴れてくれて構わない。」

 

「! ‥‥‥‥へへっ、中々言うようになってんじゃん。」

 

そう言いながら握った拳を向けてくる杏子。それに一瞬身構えるさやかだったが、彼女に敵意がないことをすぐさま察すると向けられた拳に自身の拳を突き合わせた。

 

「あ、それと七瀬はフェントホープに突入したら、私をドッペル病隔離室へ案内するのを頼む。そして十七夜にも同行してほしい。彼女を説得できるのが今のところ思い浮かばない。」

 

『‥‥‥‥あいわかった。やってみせよう。』

 

『わ、私も承知いたしました‥‥‥‥!!』

 

二人の様子に静かに頷くとさやかは一度画面に写っている全員の顔を見渡す。

 

「‥‥‥‥いいか、私たちはみんなの明日と日常を守りに行く。誰かの犠牲の上にある救済、そのようなものが果たされたとしても余計な呪いとなって歪みになるだけだ。だから私たちは、その救済を破壊する!だから私たちの戦いに誰かの犠牲なんか必要ない!!だから誰も死なせないし、誰も死ぬな!!!全力で『夜』を超え、明日を切り開くッ!!!」

 

さやかの気迫のこもった声に各々がそれに応えるように声を張り上げる。

舞台はついに最終幕に突入する。魔法少女たちの運命はこの二日間に大きく変貌を遂げるだろう。

 

 

 

 




最終幕とか言ったけど、もうちょい続くんじゃ。うん。

マギレコ世界にさっさんを武力介入させるのは……………

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