ロクでなし魔術講師ととある新人職員   作:嫉妬憤怒強欲

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第6話 黒き幻影(シャドウ)

『ふん………他愛ない。このレベルなら大した情報も持っていないな』

 

 黒衣の人物は足元に横たわる男の死体を蹴り上げた。

 容赦の無い蹴りが、男の死体を炎の中へと放り込む。

 

 炎が燃え移り、死体を容赦なく纏わりついていった。

 服が先に燃え、その下の肌と飛び出している臓物は見る間に炎で焼け爛れ、悪臭を放ちながら崩れていく。

 やがて廊下の周りの炎が鎮火し始めた頃には、死体は炎の中に沈み、黒い灰だけがその場に残った。

 

 

 そしてそれは、西館から破壊音が響き渡り、校舎の壁に大きな穴を開けたのとほぼ同時の出来事だった。

 

 

『――――?』

 

 音がした方向を見据える。

 この魔術学院校舎は本館の東西に東館と西館が翼を広げるように、屈折して隣接する構造を取っている。

 

 今、東館にいる黒衣の人物には、空いた穴から西館四階の中の様子が丸見えだった。

 

『ああ、あいつか』

 

 視線の先に複数の人影を確認した黒衣の人物はその様子から大体の状況を把握し、空いた窓から大きく虚空へと跳び上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…はぁ…」

「先生!」

 

 グレンはシスティーナを救出したが、もう一人のテロリストが呼び出したボーンゴーレムの群れに体力とマナを大幅に持っていかれマナ欠乏症に陥っていた。

 

「い、【イクスティンクション・レイ】はいささかオーバーキルだが、俺にゃこれしかねーんだよな………」

 

 いつもの軽口はどこへやら。グレンは苦しそうに顔を歪めていた。

 

 黒魔改【イクスティンクション・レイ】。

 対象を問答無用で根源素にまで分解消滅させる術である。個人で詠唱する術の中では最高峰の威力を誇る呪文であり――二百年前の『魔導大戦』で、セリカ=アルフォネアが邪神の眷属を殺すために編み出した、限りなく固有魔術に近い神殺しの術だ。

 

 先ほどの破壊音はグレンがそれを使ってボーン・ゴーレムの大群を一網打尽に破壊した音だったのである。

 しかし、分不相応な魔術を裏技で無理矢理使ったため魔力を極端に消耗し、当の本人は危険な状態にあった。

 

「ご、ほ……っ!」

「先生!? だ、大丈夫なんですか!?」

「これが大丈夫に見えたら病院に行け……」

 

 減らず口にもキレがない。

 

 マナ欠乏症を差し引いてもグレンの状態はひどい。全身、傷だらけの血まみれだった。致命傷はないが、傷の数はかなり多い。このまま血を流し続けるのは――まずい。

 

「≪慈愛の天使よ・彼の者に安らぎを・救いの御手を≫」

 

 システィーナは怪我を治す白魔【ライフ・アップ】の呪文でグレンの傷を癒そうとする。しかし、システィーナは運動とエネルギーを扱う黒魔術や、物資と元素を扱う錬金術は得意だが、【ライフ・アップ】のような肉体と精神を扱う白魔術はそれほどでもない。これだけの傷を癒すのにどれだけの時間と魔力が必要になるのか見当もつかない。

 

「馬鹿、やっている場合か…」

 

 グレンが口元を伝う血を拭って無理矢理立ち上がる。その膝は笑っていた。

 

「今すぐ、ここを離れるぞ…早くどこかに身を隠……」

 

 言いかけて、グレンは苦い顔した。

 

「んな呑気なことを許してくれるほど、甘い相手のはずがないよなぁ…くそ」

 

 

 

 かつん、と。破壊の傷跡が刻まれた廊下に靴音が響いた。

 

 

 

「【イクスティクション・レイ】まで使えるとはな。少々見くびっていたようだ」

「――っ!?」

 

 システィーナの顔が強張る。二組を襲った五人のテロリストの中にいたリーダー格、レイクと呼ばれていたダークコートの男だった。

 

 最悪のタイミングだ。グレンはすでに満身創痍。

 おまけにレイクの背後には五本の剣が浮いていた。あれは恐らく、レイクの魔導器なのだろう。すでに起動されて展開している以上、グレンの【愚者の世界】は通用しない。

 

「あー、もう、浮いている剣ってだけで嫌な予感がするよなぁ…あれって絶対、術者の意思で自由に動かせるとか、手練の剣士の技を記憶していて自動で動くとか、そんなんだぜ?ちくしょう」

「グレン=レーダス。全調査では第三階梯《トレデ》にしか過ぎない三流魔術師しか聞いてなかったが……まさか貴様らに六人もやられるとは思わなかった。誤算だな」

「貴様ら?六人? 何言ってんだ? それに内一人を完全に殺したのはお前だろうが」

「とぼけるか……まあいい。ジンに関しては命令違反だ。任務を放棄し、勝手なことをした報いだ。聞き分けのない犬に慈悲をかけてやるほど、私は聖人じゃない」

 

 レイクが指を打ち鳴らすと、背後に浮かぶ剣が一斉に二人に切っ先をむけた。

 

「悪いが貴様らはここから生きて出ることはない」

「………!」

 

 剣を見ると、大量の魔力が漲っているのが判る。魔力を増幅させる回路でも仕込まれているのだろう。思わず冷や汗が出るのは当然の事か。

 

「貴様は魔術の起動を封殺できる――そんな術があるのだろう?あのジンが何もできずに一方的にやられるなどそれしか考えられん。つまりは魔術起動のみを封じる特殊な術、ということだ。ならば、最初から術を起動しておけば問題はない」

「くそッ――」

 

 どこで見ていた?などと野暮なことは聞かない。遠見の魔術、使い魔との視覚同調、残留思念の読み取り……魔術師にとって情報を収集する手段など、いくらでもある。

 

 だが今重要なのは目の前の問題をどうするかだ。

 

 先程のジンというテロリストと違ってレイクには油断はなく、既に剣を起動されているため【愚者の世界】も通用しない。

 そもそも【愚者の世界】は初見殺し専用のようなもので、優秀な魔術師にはネタが分かってしまえば簡単に対策を取られてしまう。

 

 グレンがレイクに勝てる可能性は限りなくゼロに近かった。

 

「白猫逃げろ。ここにいたらお前は確実に死ぬ」

「でも…!」

「いいから行け!」

 

 グレンがシスティーナをこの場から逃がそうとするが、レイクがそう簡単に逃がす筈はない。

 

「させるか」

 

 浮遊する五本の剣が二人に向かって飛来する。

 

 グレンが【ウェポン・エンチャント】により強化された拳で捌こうとするが全ては捌ききれず、一本の剣がシスティーナへと飛来する。

 

「白猫!」

「…あ……あ」

 

 空を切る音とともに、どんどんシスティーナに迫る剣。

 向かってくる凶器に、システィーナは動けない。

 実戦経験の無いただの魔術学院の生徒に過ぎないシスティーナが咄嗟に動けないのは当然だった。

 

 一秒もすれば、その剣は自分を貫き、死にいたらしめるだろう。

 そんな嫌な想像が、いま形になろうとしている。

 

 

 

 

 剣が目と鼻の先に迫ってきた瞬間――――

 

 

――――視界の隅で黒い風が巻き起こった。

 

 

 突然、目の前でガァンッ――と硬い物同士が打ち合う音が鳴り、火花が散る。

 システィーナの命を奪おうとした剣は、形の異なる剣――黒塗りの曲刀によって落とされていた。

 

「なに………?」

「……え?」

「いったいなにが……?」

 

 グレンやレイク、そしてシスティーナも突然のことで何が起きたのか理解できず、呆然としている。

 

『間一髪、だったな』

 

 多分、投げた本人の声がする方にシスティーナは向く。

 彼女の視線の先――――グレンの【イクスティンクション・レイ】によって右手に空いた空間には、漆黒の襤褸布をローブのように羽織った黒衣の人物が立っていた。

 

 

 

 

 三人は突然の乱入者に動くことができずにいる。まだ空は曇っており、そのフードの下の顔などはよく解らない。人間なのかどうかさえ怪しい。

 

「貴様…一体何者だ?」

 

 長い沈黙を破り、レイクが最初に口を開く。

 その口調には警戒の色が強く籠められており、心なしかグレンよりも黒衣の人物に向き直り始めている。

 

『さて、誰だろうな?』

 

 レイクの言葉にそう答えた黒衣の人物は足音を立てずに歩を進める。

 システィーナの横を通り過ぎ、続いてグレンの横を通り過ぎて、それから数歩進んだところでようやく歩みは止まり、その場で静止。二人を背に、レイクと対峙する形となる。

 

 

「……先生。アレって………」

「あいつは……そんな………嘘だろ」

「せ、先生………?」 

「なんで『シャドウ』が生きている!? あのとき死んだはずだろ!?」

「……ッ!?」

 

 グレンが驚いた顔でそう言うと、システィーナは青ざめた顔で黒衣の人物を見、グレンの後ろに隠れるように後ずさりする。

 

 学徒のシスティーナでも、いや、寧ろ魔術に携わる者ならば知っていて当然の呼び名であった。

 

 

――――シャドウ。

 

 それは、三年前に起こった三百人以上の領民失踪と同じ時期に突如現れた神出鬼没の連続殺人鬼の異名である。

 

 彼の本名や年齢、犯行の動機、そのフードの下の素顔を誰も知らない。

 

 黒いローブをたなびかせ、帝国各地で魔術の探究のためならば他の一切を犠牲にすることも厭わない外道魔術師を多く殺害。

 そこには容赦、手心というものが一切無く、現場に対象の肉片と異常なまでの大量の血だまりを作るその殺し方は、帝国にいる魔術師たちに大きな恐怖を植え付けた。 

 人がやったとは思えない凄惨な手口で死神の如き恐怖を撒き散らすその存在を人々は恐れ、何時しか影そのものを纏っているかのようなその姿に因んで『シャドウ』と呼ぶようになった。

 

 

 帝国政府、特に帝国宮廷魔導士団特務分室はその実力に目を付け、戦力増強の為に捕らえようと何度も試みたが、その都度戦闘になり、あの手この手で逃げられていた。

 

 当時特務分室に在籍していたグレンも何度も戦ったが、魔術に依らずとも戦えるタイプの『シャドウ』にはグレンの常套手段である固有魔術【愚者の世界】で魔術を封殺する手が通用せず苦戦。その度にあしらわれた事からグレンにとっては相性の悪い相手であった。

 

 

 だが、グレンが特務分室を辞める少し前の一年前の嵐の夜、豪雨が降り注ぎ、風が吹き荒れる橋の上での戦闘の末に『シャドウ』は敗北。隙をついたグレンが放った大量の銃弾が『シャドウ』の胸と腹部を貫通して、その拍子に『シャドウ』自身は荒れ狂う河の中へと吸い込まれていった。

 その後調査隊が河を調査をしても遺体が発見されず、あの致命傷の状態で生きている筈がないということですぐに正体不明のまま『死亡認定』されたのだが……………

 

 

 

 

『「シャドウ」か………懐かしい名前だ。あれからもう一年か』

 

 今まで死んでいたと思っていた相手が一瞥してくる。

 

『久しぶりだなグレン=レーダス。まさかこんなところでお前と会うとは思ってもみなかったよ』

「……久しぶりだな、『シャドウ』…テメエ、生きてやがったのか?」

 

『ああ、お前が撃った弾のせいで三途の川を渡りかけた。だがあの程度の鉛玉で俺をこの世界から排除できるほど、俺はヤワじゃない。詰めが甘かったな』

「あれで死なないとか………お前、マジの化け物か」

『だが腹と胸に二発ずつ貫通したときのあれは、本当――――痛かったよ』

「――――っ!」

 

 そのフードの下から灯る赤い眼と言葉から圧のようなものを感じ取り、グレンはゾワリと背筋に悪寒のようなものが奔る。

 それに反射的に体が動き、グレンはふらふらになりながらも、最後の気力を振り絞って帝国軍隊式格闘術の構えを取った。

 

 シャドウはそんなグレンの反応に興味がないかの様に、視線をレイクの方に向けながら淡々と話す。

 

『随分と警戒されたものだな。腕は鈍っているようだが、人間が生まれた時から持っている動物的生存本能は相変わらずのようだ。だが安心しろ。心配せずとも今お前と敵対するつもりはない』

「……てめぇの目的は何だ…?」

『今も昔も変わらない。あえて言うならいつもの掃除だ。お前がそこの小娘を助けている間も学院をうろついていた害虫を駆除してやったんだ。少しは感謝してほしいな』

「なっ――」

「………っ!?」

 

 明確に殺したとは言っていないが、今の言葉からシスティーナは彼が教室に来たあの三人を殺したのだと理解したのだろう。

 それ故の怯えなのか。普段は気強く見せているだけであり、だからこそ自らの弱みを露わとした彼女の姿は一種の小動物のように震えていた。

 

「………そうか、やはりあの銃声は………成程。ヴラムと見張りの三人も殺ったのは貴様か」

 

 目の前にいる『シャドウ』を見て、レイクは納得したように呟く。

 

 ルミアを協力者に引き渡した後、銃声の発生源を探索した時に後頭部が吹き飛んだヴラムの死体を発見した。

 最初はジンを倒したグレンの仕業だと思い、脅威と感じて大量のボーン・ゴーレムを召喚してねじ伏せにかかった。

 だが、東館から爆発音のようなものを聞き、すぐに遠見の魔術で様子を見ると、そこには三人分の血だまりが見えた。火事のせいで完全には見えなかったのだが、あの状況から察するに三人は殺されたのだろう。

 この時レイクはグレン以外にも誰かがいることに気付いた。

 

………最もそれがあの『シャドウ』であったとは全くの予想外であったが。

 

 

 

「貴様があの『シャドウ』ということは、ここへは我々を始末しに来たという事か?」

『だとしたらどうする? あのヴラムとかいう奴みたいに情けない顔で命乞いするか?』

「ふん、私は奴と一緒にしないでもらいたい。たとえ相手が『シャドウ』だとしても私がやることは変わらん」

 

 外道魔術師を殺す『シャドウ』、彼が一年前に姿を消すまでは天の智慧研究会にも多大な被害を与え続けていた。

 その報復として多くの刺客を差し向けたが殆どが返り討ちに遭い、生死不明。明らかになっているだけでも四十人以上、その誰もが敗れる姿など想像もつかなかった凄腕ばかりが切り刻まれ、世間に見せつけるかのように無惨な形で晒された。

 

 

 だが自分は大導師に忠誠を捧げる第二団《地位》(アデプタス・オーダー)クラスの魔術師。負けるわけにはいかない。

 

 五本の浮遊剣がレイクの背後に集まり、切っ先をシャドウのみに向ける。

 

「我々天の智慧研究会、そして大導師様に刃向かった死に損ないが……私がこの手であの世に送ってやる。そこの二人の始末はその後だ」

『…だそうだ、どうする? グレン=レーダス』

「は?」

 

 いきなりシャドウにいきなり話を振られ、グレンはキョトンとなる。

 

『どうやらアレは俺で頭がいっぱいの様だ。ここは俺に任せて、連れ去られたもう一人を助けに行くのが最も得だと思わないか?』

「なっ――!? テメェなんでそれを――!?」

『そんなことはどうでもいい。今重要なのはなんなのか自分の頭をフル回転させてよく考えろ。判断を誤れば死ぬのはお前だけじゃないことは分かってるだろ』

「………っ!」

 

 シャドウに刺すような目を向けられ、グレンが無言で目をそらす。

 シャドウの言うとおりであった。

 

 冷静に考えてみれば、大量のボーン・ゴーレムの多重起動に、召喚術の超高等技法である遠隔連続召喚、そしてあの剣の魔導器――身震いするほどの超絶技巧の数々を披露したダークコートの男は、あのチンピラ男とは比べ物にならないほど格上だ。あんな規格外の魔術師と殺人鬼との戦いの場に残れば命がいくつあっても足りない。戦闘経験のないシスティーナを巻き込むわけにはいかない。

 

 それに、天の智慧研究会が何故ルミアを攫ったのか理由は不明だが絶対にロクなことではない。

 助ける時間が遅れれば遅れるほどルミアを助け出せる可能性が低くなっていく。

 それにこの学院にはシスティーナの他にも生徒たちがいる。

 

 助けが来ない現状、生徒たちの命運は自分に掛かっている。

 

 過去に助けることができなかった人々の無惨な姿が、一瞬グレンの脳裏を過ぎり、ばつが悪そうに頭を押さえる。

 

(くそっ、殺人鬼のくせに説教するとか…ほんと、訳が分からねぇ野郎だ…)

 

 いろいろ疑問があるが、過去の因縁に拘ってばかりではこの状況を打破することはできない。今はシャドウに頼るほかないのだ。

 

「………おい白猫、今のうちに急いでここから離れるぞ」

「えっ!? せ、先生……」

「いろいろ言いたいだろうがアレは別に、俺やお前らを殺しに来たわけじゃねぇ。それにルミアを助けるのがなによりも先決だ」

「あ………」

「分かったらとっとと行くぞ」

『……ああそれと、その死に体だと一度教室で回復する必要があるな。あそこには拘束された生徒たちが大勢いる。いくらそこの娘が回復の面で劣っていたとしても、数で補ってしまえばすぐに済むぞ』

「はいはいありがたい助言どうも! ほら、急ぐぞ。《駆けよ風・駆けて――――」

「……え? なんで詠唱しながら穴に? ちょっ、まっ、きゃあああああ――ッ!?」

 

 システィーナとグレンの二人は右手の穴から校舎の外に出る。

 全身を包む無重力と共に、二人が四階もの高さから落下していった。

 落下中に【ゲイル・ブロウ】を唱えて、落下速度を相殺したのだろう。外から突風が吹き荒れる音が響いてきた。

 

『さて、待たせて悪いな』

 

 二人が廊下を後にし、残ったのはシャドウとレイクの二人だけだ。

 

「ふん、どうせ会話の途中で仕掛けたとしても貴様は対処していただろう? わざわざ好んで魔力の無駄遣いをする必要はない」

『…バレてたか……だがその無駄遣いしなかった分で、果たして俺を殺せるだろうか?』

 

 圧倒的余裕を感じさせるような言葉を返し、シャドウは左腕を前に出し、曲刀を握った右腕を上げて正面に向ける構えを取る。

 まるでレイクを挑発しているようだ。

 

 

 

 

「舐めるなよ怪物……行くぞ!」

 

 

 

 

 

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