結果としては必要が多数ということで、簡易的にまとめた主人公の設定を載せておきます。
本編の進行具合によって順次付け足しを行いますので、初めて見る方は本編のネタバレ等を含みます。閲覧はそれぞれの判断で行ってください。
また規約を考慮し、最後に少し文章を入れています。予めご了承ください。
「
年齢:16歳 性別:男
特徴:左右で横に垂らした髪の長さが若干違い、右が長い。といっても肩まで伸びたりはしていない。しかし後ろ髪は男にしては長く、髪はそのまま後ろに垂らした状態で首あたりで一つに束ねている。毛先は肩甲骨辺りまで。
呼吸:岩の呼吸 → 山の呼吸
強み:勘がいい、もしくは鋭い。またよく直感的なものを感じ取っている。
<経歴>
瑞山家長男として生まれ、一人っ子。両親はどちらも鬼殺隊に所属しており、共に岩の呼吸を使う。
幼少期には既に親から鬼の存在、鬼殺隊の存在、呼吸法を知らされる。
呼吸法を身につけるための体づくりの方法、それから岩の呼吸を実際に見せ、いよいよ本格的に陽吉津に修行をつけようとした矢先に任務中に両名とも殉職。その際鬼とは相討ちになったため、仇は既にいない。
幼いながらも親の死を呑み込み、自らと同じ境遇になる者を少しでも減らすため、悲しみを減らすために鬼を討つ決意をする。
教えてもらっていた体づくりの修行をこなしながら、何度かしか見せてもらっていない岩の呼吸を思い出しながらの修行の日々。通常であれば教えもなしに呼吸法を習得するのは困難だが、持ち前の勘の良さが助けとなってそれを可能にした。
最終選別後は炭治郎らと同期入隊。
胡蝶しのぶの提案により蝶屋敷へと移り住む。
<各設定及び補足>
陽吉津の両親と胡蝶カナエはとても仲が良く、お互いのことをお互いの家族に自慢するかの如く話していた。その仲の良さから陽吉津を連れて蝶屋敷へ一度だけ行ったことがある。
カナヲとの関係はその際結ばれる。無口なカナヲに遠慮することなくぶつかっていく陽吉津。一日目にしてカナヲが話すレベルまで打ち解ける。二日目にはもう陽吉津は帰ることとなっていたため別れるが、カナヲの心の中には陽吉津の存在が強く刻まれていた。そんなカナヲの微妙な変化にしのぶは驚き、カナエは喜んだ。
蝶屋敷からの帰宅から約二週間後、陽吉津の両親は殉職。さらにその後で胡蝶カナエも殉職。
陽吉津の両親がカナエに陽吉津のことを気にかけてほしいと言ったのは蝶屋敷へ陽吉津を連れて行った際に伝えていた。
全集中 山の呼吸
壱~拾の型で構成された陽吉津が岩の呼吸からアオイの助言を基に派生させ完成させた呼吸。ベースには岩の呼吸の特徴である剛と堅が存在する。
壱ノ型
『守る』ことに特化した型。刀を体の前に横向きで構え、目を瞑るのが基本姿勢。視覚を閉ざすことで一見不利に見えるが、それは陽吉津自身の『直感』と『勘』を発揮するためのもの。そのため死角はなく、ほとんど全ての攻撃を裁くことが可能。敵の攻撃の前に一歩たりとも引かないその姿はそびえ立つ山そのもののよう。
弐ノ型
刀の『刃』ではなく『峰』の部分で繰り出す型。上半身のみの捻りで繰り出す強烈な一撃。その威力たるや、鬼の頸を千切り飛ばすほど。ただし、この型では頸を千切っているので、鬼を殺すことはできない。
参ノ型
空中から繰り出す型。決まった太刀筋はなく、遮二無二に相手を切りつける。その苛烈さから、土砂崩れの勢いを彷彿とさせる。
肆ノ型
単純に上段に構えた刀を振り下ろすだけの型。だが、単純故に力が乗せやすく、呼吸と相まってその破壊力は大木すら一刀で砕け散るだろう。
伍ノ型
「無間」と「剣山」を掛け合わせたもの。無間の言葉の如く相手との距離を瞬時に詰めて突きを繰り出す。その突きは大量に繰り出せば無数の針山にも見えるという。
陸ノ型
体勢を低くした状態から放つ切り上げの一閃。体勢の低い状態から放つ型のため、相手に気付かれないように型を放ったり、素早く型の体勢に入れたりするため別の型の直後や、怯んだと見せかけた時なんかに有効。
漆ノ型 ―――
捌ノ型 ―――
玖ノ型
山をも海をも回し倒す。それはこの型にも表れており、硬く握った刀で自身を軸に周囲を一回転し全方位を同時に切りつける。相手に囲まれた際や、複数を相手にする際に有効。
拾の型 ―――
※設定及び補足や呼吸は本編に登場次第、順次更新する予定となります。
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「本当にいいのか? まだ別の未来があるはずだ」
「それはそうかもしれない。でも生き残るには身を守る術が必要なのよ」
「だが、その術を教えてしまえばこの子は確実に……」
「そうね。でも私たちは明日をも知れない命なのよ? この子を一人残してしまったら、この子はどうすればいいのかわからなくなるわ」
「そのためにお願いはしているだろう?」
「ええ、けど保険はいくつあってもいいじゃない。この子が生きていけるなら、私はできる限りのことはするわ。親ってそういうものでしょ?」
「……この子は大丈夫だろうか」
「きっと大丈夫よ。なにせあなたと私の子だもの」
「そうだな。きっと大丈夫だ」
「そうよ」
――俺はお前を愛しているからな。
――私はお前を愛していますからね。
――だからどうか、立派に育ってくれ。