やはり俺が十師族を守護するのは間違っている。   作:ハーマィア

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無知とは罪である。叡智もまた罪である。人は程よく無関心に生きねば、真の幸福は掴めぬいきものである。



————そう決めつけるのもまた、罪である。


十師族絶滅計画

 

 ……その男は元々、人前で話をするのが苦手だった。

 

 だが、何事も慣れである。

 

 繰り返し自分の正しさ(・・・)を呟いているうちに、また自分の賛同者が増えてきている事実を前に、そんな些事はいつの間にか忘れてしまっていた。

 

 トリップし、狂言まがいの言い回しを使う男の言葉に失笑する者もいくらか居たが、彼の計画が間違ったものであると唱える者は居なかった。

 

「……では、今回はこれで解散とする。次回の集合は九校戦の10日後。それまでに各自周囲の警戒を怠るな」

 

 正面の大型ディスプレイ、それに左右隣接する半分ほどの大きさのモニター。男が見つめるそれには、三面それぞれにビデオ通信のオペレーターが9人ずつ映し出されている。

 

 計27人もの視線を集めていた男がそう話すと、1秒もしないうちに1人、また1人と人の顔を映していた画面の接続が切れ、数秒で画面が真っ暗に。

 

 それを見守っていた男も、自分が最後の1人になり、通信を閉じた。

 

 男がいるのは、とある施設の中にある専用のインターネット回線が敷かれている会議室。窓ひとつないこの部屋は壁も床も防音仕様になっていて、中で話された言葉が外に漏れることは決してないと断言できるほど頑強に作られている。

 

 それは元々この会議を行う為だけに作られたものなのだから、その防音性能は当たり前なのかもしれないが。

 

 誰も居ない、誰の目も届かないこの場所で男は1人つぶやく。

 

「……大丈夫だ……」

 

 男の言葉は、彼が立てた作戦に対する懸念を払拭するためのもの。

 

 気弱な自分を奮い立たせるための、呪いの言葉だった。

 

 男は手元のタブレットに表示された、自分が立てた計画の名前を指でなぞり、呟く。

 

「『十師族絶滅計画』……。……だが、その対象は十師族だけに留まらない。ナンバーズや数字落ちなど、気持ち悪い魔法師(いきもの)は全て消す。……そうさ、(我々)が制御できない存在などあってはならないんだ……」

 

 言って拳を握りしめる男は非魔法師。元々男は陸軍の上層部で手にした権力を使い、それなりに良い生活を送っていただけにも拘わらず、魔法師の台頭によって二分した軍内部の勢力のひとつ、魔法反対派についてしまったが為に、権力闘争の末その席を日本の裏の権力者達に奪われてしまったという過去がある。

 

 そのせいで、今も辛うじて軍の上層部と呼べる場所に留まっているものの、その権力は最早以前とくらべるまでもなく、目に見えてわかるほどに狭くなった。

 

 地位を利用して揉み消していた事件の数はひとつやふたつだけではなく、男達はいつものようにこちらに助けを求めてくる協力者達の手を振り払わなければならなかった。

 

 このままではさらに生活が苦しくなるだけ。

 

 自分達が以前のような暮らしをする為に、今の手段を執る事に拒否感はなかった。

 

 ただ、男達が今回選んだ方法は後がない彼らにとって背水の陣そのもの。

 

 事実が露呈すれば全てが終わる。狩られる命はひょっとして、男達「当人」だけに終わらないかもしれない。

 

 それを覚悟できるだけの度胸が、男達にはなかった筈なのだ。

 

 このままでも普通に寿命で死ぬくらいの幸福が男達にはあった筈で、当時浮かんだこの作戦に、男を含め誰もが否定的だった。

 

「……誰が変えた……んだったか」

 

 しかし。

 

 何が理由(・・・・)だったのか(・・・・・)まるで(・・・)反転したか(・・・・・)のように(・・・・)、その計画は膨らんだ。

 

 末席とはいえ彼らが上層部で未だ使える権力は多い。

 

 廃棄予定の地下施設を買い取り、そこで人間の遺伝子を解析する工場を造ることも容易く、その過程で魔法師のクローンが出来ても、その存在を隠し通せる程には。

 

(……計画に支障はない。懸念されていたクローンの処分も無事に済んだ(・・・・・・)。あとは、計画が無事に完了される事のみだ……!)

 

 男は願う。そして確信する。自分達の計画の勝利を。

 

 

 

 

 

 

 ……自分に報告が無かった。それはつまり、何の異常もなくクローンは処分されて部下の男達も死んだという事。

 

 この結果を疑って確認しようとすれば必ず足がつく。だから全ては、計画が終わった後だ。

 

 全ては順調。間違いなく、川は目的の場所へと流れている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2095年4月6日。放課後の中学校校舎内。

 

 一高で八幡がイチジョウと対峙していた時、彼女はただ混乱の最中にいた。

 

 ガチっ、バきっ。

 

「……っ」

 

 誰もいない廊下で1人、一色いろはは耳からケータイを離し、耳を押さえた。

 

 ざー、がび、ぶつっっっ。

 

 鼓膜を叩くノイズは、八幡がケータイを握りしめて破壊したせいで出たもの。

 

 イチジョウがいろはに辿り着くことのないようにと考えた手の一つだが、この時のいろははそれを知る由もない。

 

「…………やばい」

 

 ただ彼女は、事態の深刻さをはっきりと理解していた。

 

 八幡は大丈夫だと言っていたが、呼吸の間隔と八幡が隠した嘘から、彼が普通は考えられない程の無理をしていたことは知っていた。

 

 そして、通信機器を破壊しなければならないほど切羽詰まった状況にいるらしいということも予想していた。

 

 その上で、いろはは教室を出たその足で昇降口へと向かう。

 

(……まずは、こっちで無事なら人達の確認。それで先輩からの連絡を待って、次に移る。……大丈夫、先輩が負ける筈ない……!)

 

 まずは実家。次に、雅音が無事だったことから一条家も無事なのかもしれない。

 

 自分達が何故無事なのか、それは1番後回しにしていろはは動いていた。

 

 

 

 

 

 

 それから1週間も経っていない、ある日。

 

「…………は?」

 

「よう一色。暇だったら助けてくれないか」

 

 見覚えのある容姿の美少女が、登校のために家を出たばかりのいろはの前に立っていた。

 

 その正体はいろはの能力ですぐに八幡本人だと分かったものの、仮にも女性の姿をしている八幡がぼろ布一枚しか(・・・・・・・)羽織っていなかった時、いろはは軽く卒倒しかけた。

 

 とりあえずは八幡にまともな服を着せ、それからイチジョウ襲撃時、一時的にですら記憶を失わなかった一条家・折本家・一色家の当主達の下へと連れて行き、八幡から事態の詳細な説明を受けた上で協力を決定。

 

 八幡が連れてきた仲間達の宿泊先もアパートを一棟丸々用意する事で解決し、いろは達は十神討伐に向けて本格的に動き出す事となった。

 

 そして、早速計画を詰めていく内にいくつかの問題点が浮上。

 

 まずは八幡。

 

 彼が行動する際、女体化という隠れ蓑を盾にしているから本人とはバレないものの、変身の対象にしている人間が実在しているのは後で不都合になりやすい。

 

 そこで女体化の基礎や外見的な部分を八幡が作り、そこに折本かおりが手を加えることで解決。

 

 かおりが変身の魔法に魔法力を抑える仕組みを組み込んだ事により、八幡は女性体の間魔法がほんの少ししか使えなくなるものの、これで八幡本人だとバレる事は無くなった。

 

 そして、二つ目。

 

「……これ、マズくね?」

 

 十神との決戦が九校戦の時期と場所に重なると判明した時点で、大規模な魔法戦は避けられない事がわかった。

 

 問題は、観客や生徒達をどうやって十神から守るか。

 

 今や高校生ですらない八幡だがその容姿ゆえに学生達の舞台に紛れ込む事は容易い。観客に紛れ込む方法も考えられたが、それでは試合に乱入する時点で、どうしても九校戦そのものを破壊してしまう。

 

 九校戦の中止はやむを得ない限りの最終手段だが、それが行われて仕舞えば、遠くない未来で、必ず悪影響に繋がるという予知が出てしまっている。

 

 それは、イチジョウが最後の十神ではない比企谷にとって無視出来ない結末だ。

 

 ではどうするのか。

 

 まず考えられたのは、イチジョウとの決戦時期をずらす事。

 

 問題となるのは九校戦。であるなら、九校戦が無事に終わってしまえば軍の基地内で何が起ころうとも今後に影響する事はない、という予知が出ている。

 

 しかし、既に覚醒段階に入っているイチジョウの覚醒を妨げる事は不可能。イチジョウは完全覚醒を迎えて初めてこちらの位相へ姿を現すので、攻撃の対象が存在しない現在では手の打ちようがない。

 

 そして、次に考えられたのがイチジョウをそもそも覚醒させないという作戦。

 

 しかしこれも覚醒の延期と同様に、接触が覚醒と同時では意味が無いので却下された。

 

 そしてこの他にも数多作戦が挙げられた中で1番実現性がありそうだった案が、イチジョウを競技中に仕留める、という割と不可能に近い無理難題だった。

 

 無理難題ではあっても不可能ではない、という僅かな希望がメンバーの票を集めた。

 

 その作戦は単純明快。ようは戦闘自体を「見せもの」として処理することで、観客やスタッフに気付かせなければ良いのだ。

 

 ただ、戦闘偽装を実現させるにはより慎重に時と場所を選ばなければならない。

 

 実際に競技をしながらイチジョウの相手をする。戦う姿を競技と誤認させれば良い訳だが、それはとても難しいからだ。

 

 今年開催される競技の中で八幡が参加できるものでも、スピードシューティングやクラウドボールはとても(・・・)動き回れる競技では無いし、イチジョウと戦っていることが第三者による妨害とでも判断されてしまえば、試合がストップしてしまう可能性もある。

 

 動きが派手な競技といえばミラージバット、モノリスコード。バトルボードは決まったコースを巡る為に回避がし辛く、周囲に戦闘がバレやすいから却下。

 

 ミラージバットは厳密には他選手と戦っているわけではないので、また観客との距離も近い。これも除外される。

 

 その点、モノリスコードならば多少ものが壊れても問題はないし、近くで撮る撮影ドローンも細工をすれば無害化できる。

 

 それに、予知の中で覚醒の時間が重なり易いのは試合時間が長いモノリスコードがダントツ。

 

 競技の順番はどうとでもできるし、何より覚醒の時間をモノリスコード中に持って来られれば、観客や大会委員達にバレる事なく対処が可能になるかもしれない。

 

 それを考慮し作戦を練り直した結果、やはり八幡も「高校生」として九校戦に参加するという案がそのまま作戦に載せられる事となった。

 

 第一高校における八幡の在籍記録は完全に抹消されているので、参加するのは八幡の事情を知る者が多い第三高校の生徒としてだ。

 

 第三高校にも特殊特待生制度はあるし、編入するのに問題はない。その上で、事情を知らない他の人間を誤魔化す為に「春から体調を崩し入院していた」設定を付ける。また、選抜メンバーに選ばれるために必要とされる魔法の実力も十分過ぎる。

 

 これで八幡が生徒として九校戦に参加できる条件は整った。

 

 ただ、九校戦は参加できたとしても1人につき二種目まで。また、競技自体が男女別で「モノリスコード参加可能選手は男子のみ」という制限もあるので、現在性別「女子」である八幡はモノリスコードに参加ができない。

 

 重要なのはモノリスコードなので八幡が男子になればいい話なのだが、それに専念してしまうと、もしも女子の競技時間中にイチジョウが出現した場合、介入が遅れて犠牲者が出るというまた別の懸念が生まれる。

 

 その懸念に対する予防という意味で、八幡はこういう()を取ることにした。

 

 

 

「——はぁ。まさかワタシがスクールに通うなんてね……」

 

 ため息を吐きながらも、どこか嬉しそうな様子のネファス。彼女はその出自が氷達とも十師族とも関係のない人間のクローンで、基本的に八幡の足下、影の中に潜んでいる。

 

 元々戸籍がないので存在をどうとでも偽れるし、出歩く事が出来ずに暇そうにしていた彼女を八幡は使う事にしたのだ。

 

「別にワタシは制服を着て八幡と学校に通ったりできるなんて思ってなかったから、一緒に高校生になってくれって言われた時は物凄く驚いたし、ものすごく嬉しかったのよ?」

 

 その案というのが、ネファスも高校生として「三高に入学する事」。

 

 性別によってカバーできる範囲に制限があるのなら、対応できる人数を増やせば解決する。

 

 それにネファスが競技に出る必要はなく、順番が来たら八幡は変身の魔法を使い、ネファスは八幡がネファスに渡した「仮装行列」の上位魔法「街奏戦列(カーニバル)」を使って入れ替わり、八幡が競技をすればいい。

 

 ネファスも頷いて、制服に袖を通した。

 

「……けど、これは違うんじゃないかなあ!?」

 

 男子用(・・・)制服を着こなしたネファスが八幡に詰め寄り、八幡の肩を揺らす。

 

 彼女は怒っていて、彼は平然とその怒りを受け入れていた。

 

 ネファスの顔は八幡に変えられていて、角度によっては八幡が女子の首を絞めあげているようにも見える。

 

「学校生活なんてお前の場合滅多に体験できるもんじゃないんだから、今のうちに楽しんどけばいいだろ」

 

「確かに滅多に体験できるものじゃないけど、ここまで尖ってなくても良くないかしら!?」

 

「……いいか、お前は九校戦が終わるまで『比企谷八幡』だ。そして俺はその妹の『比企谷八幡(やはた)』。ヤハタちゃんと呼べ」

 

「自分だけ何キャラ付けしてんの!? ……ていうか、妹って」

 

 自信満々に謎のキャラクターを押し付けられ、ネファスは困惑する。おいこれから編入の手続きに出かけるんだよなコレ、というツッコミがネファスの視線に宿った。

 

「コマチはどうしたの?」

 

「少なくともイチジョウを討伐するまでは会う気もない」

 

「……安全なところにいる、なんて言わないんだ」

 

「話題に出すな。認識する事で居場所を掴まれる可能性だってあるんだぞ」

 

「……はーい」

 

 ネファスが渋々、本当に渋々頷いたところで八幡は背後を振り返った。

 

 その先にいるのは、つい先ほど一色家にやってきて、なぜかむくれ顔の折本かおり。と、八幡に同行を依頼された一色愛梨の2人。

 

 いろはは今日友人と遊ぶ約束をしていて家には朝からいない。雅音は家の用事だ。

 

 八幡はかおりの方向を向いたまま、口を開いた。

 

「で、だ。俺と一色とコイツの3人はこれから第三高校に編入の手続きに言ってくる。留守番よろしく……ぐえっ」

 

 八幡が話をしている途中でかおりは制服の襟首を掴んで引き寄せた。

 

「……なんであたしじゃなくて一色さんなの? ()と話をするなら、共通の知り合いなあたしが行くべきだと思うんだけど」

 

「……」

 

 尋ねられた事に対する返事が八幡の中から出てこない。

 

 返事が無いのではなく、言葉が引きこもっていて外に出ようとしない。

 

「……もしかして、連れて行かないとマズい?」

 

 八幡が口にしたがらない事情を察したのか、かおりは声をひそめる。

 

「……ああ、いや。一色……が、三高の生徒会役員だっていうから。それなら頼もうかな……って、昨日のうちに」

 

「…………」

 

 絞り出した言い訳。しかしかおりを納得させられない。

 

「…………もしかして」

 

「……っ」

 

 にま、とかおりは笑みを浮かべた。

 

「話し合いだけじゃ済まな(・・・)かったり(・・・・)する?」

 

「いや、それはない」

 

「へえ」

 

 キッパリと否定する八幡。その目に揺らぎは見られず、かおりは笑みを納めた。

 

 ぽりぽり、と頬をかきながらそっぽを向いて八幡が言う。

 

「……その、……あー、だから、……お前がいるとあいつ(・・・)がめんどくさくなるだろ。正直、まともに交渉できる気がしない」

 

 八幡の態度に不自然はなく、八幡の言葉に不誠実は無い。

 

 その事実が、かおりに彼女の顔が歪むほどの頭痛をもたらした。

 

「…………あー」

 

 確かに第三高校の生徒会長はかおりと八幡の共通の知り合いであるが、その関係にはねじれが存在する。

 

 何より、自分の存在はさて置くとしても、八幡と「彼」の相性の悪さは尋常(・・)ではない。

 

 お互いに面識のない初対面の方がまだ、好印象だっただろう。

 

「はぁ……わかった。あたしも家に戻るわ。けど、困ったらすぐに連絡していいから。いつでも電話に出るし」

 

 誰が解決できる事でもなく、こればかりは自分は邪魔でしかない。特にかおりと八幡と()の関係性は、自分達自身でどうにかできるものではなくなっているのだから。

 

「一色は折本の番号知ってるか」

 

 躊躇なく愛梨に問いかける八幡に、かおりは思わずこけそうになった。

 

 見れば、愛梨も自分と同じような顔をしている。

 

 能力を八幡から奪ったことは聞いていた。自分の時とは違って能力に記憶が付随していたらしく、それで彼のことは大体理解したのだとか。

 

「……わかったわ。折本さん、悪いけど……」

 

 妙にすまなさそうな、妙に察したような表情の愛梨。こんな事でシンパシィを感じてもいいものかと思いつつ、既にこちら側に踏み込んでいる彼女の意を汲み取ってかおりも端末を開いた。

 

「……あはは。うん、いいよー。……それと、いい加減ケータイの使い方くらいちゃんとしたらどうかなぁ、比企谷?」

 

 数年前と何も変わっていない八幡の機械音痴。最近はようやく電話をかけられるようになったらしい。しかしそれも先のイチジョウとの戦闘でケータイ自体が壊れ、また新しいものになってからは操作法の覚え直し中だ。

 

「アプリとか使わないし。GPSもいらんし。ゲームとケータイは分けて使いたいし。通話とメールがあればそれで十分だと思うんだが」

 

「100年前から進歩してないよ、それ」

 

 必要以上の機能(・・)を求めないその姿勢は、かおりが彼に出会った時から感じている違和感でもあった。




次回、ついに謎の三高の生徒会長と対面!

愛梨の紹介を経て編入手続きを無事に済ませるも、十神討伐への協力には難色を示す生徒会長。あらゆる手段を尽くして交渉を進ませようとする中、八幡の一言が穏やかだった雰囲気を叩き壊す!


 次回『第三高校、校舎倒壊。』

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