JBREINER「ハロー?」
JBREINER「誰か?」
JBREINER「なぜ誰も答えないんだ?」

―― ■月■■日 ■■■

インタビュアー ブレイナー博士

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オメガ9

――アラガミ

 

 それは世界に突如として現れた、人類共通の脅威。

 アラガミhありとあらゆるものを捕食し、様々な姿へと変わる。

 その姿は舵手多様に存在しており、中には神話上の存在の名前を関するほどの力を持った存在も現れる。

 人類たちはアラガミに対する今日hに怯えながら荒廃した台地に生きている。

 

 だが、そんな中にもアラガミと戦う者たちもいる。

 

 それは神を食い殺した狼の名前を関する組織、フェンリルの存在だった。

 フェンリルはアラガミを構成している細胞、オラクル細胞を研究、そして人体に組み込むことが可能な偏食因子を生み出しゴットイーターと呼ばれる存在を生み出した。

 

 ゴットイーターたちは、オラクル細胞で構成された武器神機を手に日々アラガミと戦っている。

 

 

 そんな世界に、何の因果か生まれることとなった魂があった。

 魂は何の変哲もない一般的な男性の魂である。

 縁というのか、生まれることとなる世界をゲームという形で知っているというだけという存在だった。

 

 この世界に生まれ、生前の記憶を取り戻した彼は真っ先にこう思った。

 

(俺の第二の人生オワタ……)

 

 彼は普通では体験することはない生まれ変わりを経験した人物ではあるが、結局ただの一般人である。

 可能性としてゴットイーターになれる可能性はあるかもしれないが、戦うとなると無理であった。

 簡単に言えば、彼は臆病者である。

 人類の脅威に対して勇敢に戦いを挑む英雄のような存在ではなく、ただただガタガタ震えて誰かが終わらせてくれることをを待つタイプの人間である。

 

(適性がありませんように適性がありませんように)

 

 そう願い、貧しい日々を過ごしていた彼だったが、不運なことに適性検査に呼ばれてしまった。

 そして……

 

「あああああああああああああああああ」

 

 幸か不幸か、いや彼にとっては不幸だろうが彼はゴットイータとなることができた。

 社畜なんて目じゃない程のの地獄にご招待である。

 

「勘弁してくれよぉ……」

 

 こうして彼、紅響(くれないひびき)はフライアにてゴットイーターとなることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こっちくんな子らあああアアアアアア!」

 

 神機を銃身へと移行、

 弾切れなんて気に留めずにアラガミ……マルドゥークに対して弾丸を放つ。

 そうすれば少しぐらい怯んで、あるいはどっかに言ってくれたりして……

 

「グオオオオ!」

 

聞いてねぇ!?。

 

(閃光弾で目くらまし……ってもう無いし!?)

 

 逃げる際にすべて使ってしまったようだった。

 トラップを仕掛けようと止まってしまえばすぐに襲われてしまうだろうし、ならマルドゥークに対して近接戦闘……? 。

 

「論外!」

 

 訓練の時ならば問題はなかった、命の危険はあまりないからだ。

 だが実践となるとやはり怖い。 ゲームでは雑魚扱いだったオウガテイルでも、前に立つだけで震えてくるし、足はすくむ。

 だからいつもは神機を銃に形態変化させてほかのみんなをサポートしてきた。

 

 (ナナやジュリウス、それに主人公ともはぐれちまうし通信機は壊れるし、一体どうしろってんだよ!)

 

 だが、このマルドゥークの討伐任務で仲間たちの間をすり抜けるようにやってきて俺に突撃。

 その衝撃で通信機が壊れ、さらにはマルドゥークがそのまま逃げる際に鶏のとさかみたいな赤い部分に服が引っかかって連れ去られ、しばらく振り回されること五分ぐらいで地面に落っこちた。

 

 止まるマルドゥーク。

 連れまわされてグルグルする頭でマルドゥークを見つめる俺。

 襲い掛かってくるマルドゥーク。

 そして何とか逃げて現在に至る。

 

 

「ぐわっとぉ!?」

 

 うしろを向きながら走っていたら、何かに引っかかって地面に倒れる。

 その際に思わず神機を放り投げてしまった。

 

「こんなところで一体何に引っかかるんだよ……」

 

 現在俺がいる場所はエリア黎明の亡都から少し離れた場所にある廃虚近く、瓦礫などがあるが引っかかるレベルの大きさの瓦礫はないはずなのに。

 引っかかったものに目を向ける。

 

 そこにあった物のは、()()()()()()()()()P()C()だった。

 どう考えてもこんな場所にあったらおかしいものだ。

 電源なんてどこにもないのに画面はついているし、画面には何かのチャット画面が表示されている。

 チャットには三つのIDだけが表示されている

 

 水色の文字で、『GRRGRL』

 黄色い文字で、『[WTF_STFU]』

 橙色で、『BOOGER』

 

 この三つだ。

 

「……なんでこんなものがこんなところに」

 

 予想外の物があって思わず呆けてしまっていると、いつの間にかすぐ近くまでに迫っていたマルドゥークが俺を吹き飛ばした。

 

「グオオオオオ!」

 

「くそ……」

 

 吹き飛ばされた衝撃で蹲ってしまい、身動きが取れなくなる。

 そんな俺をマルドゥークは容赦なく襲い掛かる。

 もうだめかと思ったその時、どこから銃声の音がした。

 

「え?」

 

 音の下方向に顔を向けてる。

 するとそこには、生前に遊んだことのあるSF系のFPSゲームからそのまま出てきたような格好の人間がマルドゥークに銃口を向けながら三人立っていた。

 

「というかあれって神機じゃないよな? なんでアラガミが傷を負うんだ?」

 

 アラガミは同じオラクル細胞で出来た神機でなければ倒せない。

 それがこの世界の常識だ。

 ならなんでアラガミに傷をつけられるのか、俺が知らないだけであれが神機だと言われればそれまでだが、どう見ても神機には見えなかった。

 

「オオオオオ!」

 

 マルドゥークが傷をつけられたことに怒って三人に襲い掛かる。

 だが三人は即座に散開し攻撃を避け、攻撃を与えていく。

 

「グアアアアア」

 

 そして、数分ほどでマルドゥークを倒してしまった。

 

「すげぇ……」

 

 アラガミが出始めた初期であるならばいざ知らず、現状のアラガミを通常兵器で倒してしまうなんで考えられない、しかも無傷で。

 

「ありがとう助かった。あんたたちは……っとすまん」

 

 お礼を言ってどこの誰なのかを聞こうとしたときだった。

 壊れたはずの通信機から音が聞こえのだ。

 仲間の誰かか、それともフライアとつながったのかと思い後ろを向いてスピーカーに耳を澄ますが聞こえてきた音声はそのどれでもなかった。

 聞こえてきた声は聞いたことのない若い青年の声だった。

 

【GAMECLEARだ】

 

「誰だ!?」

 

 その音声を聞いた後、こちらか何度も応答を掛けるが返答は何もなかった。

 

「今のは一体……」

 

 不思議に思いながらも、今は待たせてしまっている彼らに話を聞かないと思い振り返るとそこには、

 

「っていない?」

 

 足音もなく消え去ってしまっていた……。

 

 この後俺は、この不可思議なデスクトップパソコンと体験と共に探しに来た仲間と共にフライアに戻ることになった。

 デスクトップパソコンは研究者たちの方に放り投げ、足りない物を買いなおして部屋に戻った。

 

「ゲームクリアか……」

 

 最後に聞こえた音声を考えながら、襲ってくる睡魔に身を任せて深い眠りについた。

 

 

――ゲームではなくなり、現実になってしまったこの世界で

 

 

 




著作権者:SCP Foundation 


SCP-2639 - Video Game Violence

執筆者 The Great Hippo様

http://ja.scp-wiki.net/scp-2639


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