海神絶唱シンフォギア~海の化身と装者たち~   作:サミン

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オリキャラと原作キャラとの会話はあるものの、今回は地の文と主人公の語りがほとんどだという……そして短い(泣)

次回はなんとかアグルを参戦させるようにします。本当にごめんなさい


9話 秘密

奏と翼、響がノイズと戦っていた場所から去り、発光体の状態でバイクを停めていたコンビニの裏へと戻ってきた一翔は変身を解いた。

 

その後、バイクを停めただけでは失礼だと思い、コンビニである程度の食材を購入し、バイクに乗って自宅へと戻っていく。

 

(まさか立花までもがツヴァイウィングと似たような鎧を身に纏うとはな……でも本当に意図的にではなく、偶発的になったんだとしたら……恐らく2年前か)

 

一翔は、2年前にウルトラマンとしてライブ会場に駆けつけた際、響が胸から大量出血を起こして気を失っていたのを見ていた。しかし、何が原因でそうなったかまでは見ていない。

 

(それによく見たら形や色は違えど、あの赤髪の女と立花が纏っていた鎧が似ていたんだよな……たぶん、あいつが気を失っていた立花に何かしたって可能性も……まぁ仮にそうだったとしても、そのお陰で立花は助かったのも事実だしな)

 

一翔はあくまで推測として、響が謎の鎧―――シンフォギアを纏っていた理由を心の中で述べていた。

 

(ただ―――ツヴァイウィングは二課という組織に属し、その組織が開発したであろう鎧を立花も纏っていた。恐らく、立花は二課という秘密組織に必然的に入ることになる。そうなると……小日向には何があっても秘密にしなくちゃいけなくなっちまうな)

 

さらに一翔は、響がシンフォギアを纏っていることで必然的に二課に所属し、秘密組織とされていることから家族であろうと友人であろうと口止めさせられると思った。そして、響は一番身近な親友である未来にも、シンフォギアや二課のことを秘密にさせておかなければならないとも思った。

 

(世の中には、秘密のままにしておいた方が良いこともあるとは言うが―――それにだって限界がある。それに立花の性格上、上手く隠し通せるとも思えんしな……。さて、これからどうなることやら……)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後

 

「―――で、立花が最近は何か怪しい感じがするから、俺たちに相談ってか?小日向」

 

「……はい」

 

案の定、響はシンフォギアを纏ったことで二課に所属し、機密事項なのでシンフォギアや二課のことを秘密にするように言われた。そして響が二課に所属してからここ数日、未来は響が何か隠してるのではないかと疑問を持ち始めていた。

 

そこで、未来は放課後に一翔の他に俊と深生も呼んで、ファミレスにて3人に相談していた。

 

「う~ん……連絡はたまにするけど、俺からすれば特に何もなかったけどなぁ……」

 

「私も、特に心当たりはないわね……」

 

俊と深生は特に思い当たることはないと未来に伝える。

 

「そう、ですか……」

 

「ま、あいつが本当に何か隠し事したとしても、決して悪事に手を染めたなんてことはないだろう。少なくとも、小日向のためを思って敢えて何かを隠してるってこともあり得る」

 

「う~ん……でも、やっぱり何かを秘密にされるのは……」

 

全てとまでは言わないが、響のある程度の事情を知った一翔がそう語るも、未来は不安そうな顔になる。

 

「まぁまぁ未来ちゃん、なんだったら俺たちも軽く聞いてみるよ」

 

「そうよ。1人だけ不安にさせるわけにはいかないもの。形だけの友達関係にならないように、私も協力するわ」

 

「……ありがとうございます。俊さん、深生さん」

 

 

 

 

 

その後、ファミレスを出て一翔はバイクで自宅へと戻っていく。その際、来月に“こと座流星群”が観られるとのことで未来から誘いを受けたが、一翔は適当に理由をつけて断っていた。俊と深生は快く承諾したが、一翔が断ったのを見て、少し複雑そうな顔をしていた。

 

(……ま、俺も結構重大な秘密を抱えてるんだよな。ORC、そこに保護されてるチビスケやジョリーたち、そして―――俺が手にした光……)

 

一翔も、自分は響と同じくらいの秘密を隠していることを改めて自覚していた。

 

(少なくとも、正式に所属してるわけではないがORCと関係を持っていること自体は別にバレても問題ないだろう。それに、千山と野々川のような奴ならチビスケやジョリーたちのことを知られても問題ない。だが―――)

 

1つだけ、一翔にとってこれだけはなんとしてでも隠し通さなければならないと思う秘密がある。

 

それは、先程一翔が心の中で言ってた、自分が手にした光―――ウルトラマンの力を手にしていることだ。

 

奏と翼、そして響はシンフォギアを纏った時、少なくとも彼女たちは顔を出した状態となるため、他人から見れば武器を纏った人間だと認識される。

 

しかし、ウルトラマンの場合、無表情な鉄仮面のような顔な上、ライフゲージやプロテクターを除いた部分は人間で言う生身に等しい。

 

そのため、“鎧を纏っているがちゃんと人間として認識される”響たちとは違い、“生身で鎧がなくても戦える人間を遥かに越えた超人として認識される”ウルトラマンが、実は人間が変身していたなどと知られてしまったら響たち以上に大問題となると思ったのだ。

 

幸い、木戸を始めとしたORCのメンバーとは幼い頃から交流があったお陰で、ウルトラマンの正体は自分だと知られながらも受け入れてもらい、変わらず温かく接してもらっている。

 

だが2年前にも思っていたように、響や未来、そして俊と深生とはそれなりに関係は築けているものの、木戸たちのようにしっかり受け入れてもらえるとは限らない。最悪の場合、自分から離れていくのではないかと一翔は不安になっていた。

 

 

だから、一翔は何があっても、自分がウルトラマンであることだけは絶対に秘密にすべきだと考えていたのだ。

 

(自慢じゃないが、俺は立花よりは秘密を隠し通すことに長けている。それに、もしウルトラマンの正体が人間だと知ったところで、俺だということには気づくまい。だが―――だからといって油断は禁物だな)

 

一翔はそう考えながら、バイクを走らせていった。




Zのボイスドラマでゼロが“生身”発言した際には一瞬、は?って疑問を抱きましたが、よくよく考えてみれば、生身じゃなけりゃパワードや原作ガイアでのアグルの流血(?)シーンはあんな感じに描かれませんよね……

ゼロの場合、プロテクターは備わっているけど、ベリアルアトロシアスはそれをも貫く程の威力を見せたから、右肩があんな風になったんだろうなとも思いました

主人公にCVを付けるなら?(最終投票)

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  • 内山昂輝
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