けっきょく ぼくの はがねのにくたいが いちばん つよくて すごいんだよね

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ダンバル何キロ持てる?

 トクサネシティ。

 

 ホウエン地方にある平坦な島に所在する町だ。

 トクサネうちゅうセンターや、トクサネジムといった施設も点在しているが都会とは言い難い和やかな雰囲気がある。

 

 

 その一角。

 島の端に位置する一軒の住宅に、二人の少年少女が訪れていた。

 

 

「来たよ、ダイゴさん」

 少年の名はユウキ。ジムリーダーの父親を持ち、わずか十歳にしてホウエン地方のポケモンジムを全て制覇。ポケモンリーグをも制覇した凄腕トレーナーである。

 

「お、おはようございますダイゴさん!」

 かたや少女の名はハルカ。ポケモン研究家の父を持ち、ユウキと同じくポケモンジムを全て制覇した強者だ。

 

 

「やぁ、来たね。二人共」

 二人が訪れた住宅の中で優雅に紅茶を飲んでいた男は、立ち上がって二人を歓迎する。

 彼の名はダイゴ。大手企業デボンコーポレーション社長の息子でもあり、ポケモンリーグの元チャンピオンだ。

 

 銀髪長身の細身で顔も良い。所謂イケメンである。

 

 

「ここがダイゴさんの家なんですね!」

 家に入るなり、見渡すように部屋を歩き回るハルカ。それに対してユウキは「お、おい。人の家だぞ」と焦った声を漏らした。

 

 

「あはは、大丈夫だよ。僕が招待したんだから、君達はお客さんだしね」

 しかしダイゴは、真っ白な歯を見せて爽やかに笑う。あまりの爽やかさと大人の対応にユウキは将来こんな大人になりたいと思うのだった。

 

 

「見て見てユウキくん、ダンバルが沢山いるよ!」

 そんなユウキの気持ちとは関係なく、ハルカは家中を歩き回ってそんな言葉を漏らす。

 彼女のいう通りダイゴの家の内周の壁には、至る所に棚が設置してあり、そこにギッシリとダンバルというポケモンが並んでいた。

 

 

「ほんとだ、スゲェ」

 このダンバルというポケモン。かなり珍しいポケモンでもあり、ポケモントレーナーならこの光景を見れば誰もが同じ反応をするだろう。

 しかし、どうしてモンスターボールに入っていないのか。ユウキは気になったが、特に考えても答えは出て来なかった。

 

 

 

「でも、本当に良いんですか? ダンバルを一匹タダで貰えちゃうなんて」

 一通り騒ぎ終わった後、ハルカは人差し指を頬に当てながらダイゴにそう問い掛ける。

 

 今日二人が彼の家を訪れたのは、ダイゴ本人の言う通り彼が二人を招待したからだ。

 その理由こそが、この珍しいポケモン───ダンバルを二人にプレゼントするという話である。

 

 

 

 注意。

 

 ※1.良い子の皆は物で釣ってくる大人に気を付けよう

 ※2.知らない大人には着いていかない

 

 お兄さんとの約束だ。

 

 

 

「勿論さ。ダンバルは育て上げれば進化してメタグロスになる。四つの脳を持ち知能も優れ、更に鋼の肉体を兼ね備えるポケモンだ。きっと君達の力になってくれるよ」

 白い歯を見せながら、ダイゴは爽やかな笑顔でそう言う。ユウキとハルカはそんな彼の言葉に年相応の笑顔で辺りのダンバルを見渡した。

 

 

「どのダンバルをくれるの?」

「そうだね、直感でこのこだってダンバルを選んでいいよ。色違いや夢特性のダンバルもストックしてあるから───も、ストックして……も、ストック」

 ユウキの質問に答えるダイゴだが、彼は突然俯いて小声で声を漏らす。

 

 

「もストック……もスト……モスト───」

「え、どうしたのダイゴさん? ダイゴさん?」

 小さな声でうわ言のように言葉を漏らすダイゴを心配して、顔を覗き込むユウキ。

 当のダイゴは体を震わせ、そして突然弾けた。

 

 

 

 

 

 

 物理的に弾けた。

 

 

 

 

 

 

 シャツのボタンが弾け飛び、服は内側から盛り上がって破れていく。

 チリとなった服が散乱した。ズボンも上着も散り散りになり、その身を包むのはパンツ一枚になる。

 

 そして露わになったのは、まるで鋼のような強靭な筋肉に包まれたゴーリキーのような肉体だった。

 

 

「───はい!! モストマスキュラー!!」

 銀髪長身の細身のイケメンは何処に行ったのか。

 そこにいたのは顔だけ爽やかイケメンの、パンツ一丁で前傾姿勢を取り、拳を握りしめ両腕で輪を作って全身の筋肉を余す事なく見せ付ける変態である。

 

 

「ホゲェェェエエエエ?!」

「きゃぁぁぁああああ!!」

 少年少女は悲鳴を上げた。当たり前である。

 

 目の前にいた銀髪長身細身の爽やかイケメンが、突然ゴリゴリマッチョのゴーリキーに進化したのだから。

 

 

「しまった、ついボディビルポーズを取ってしまった。しかしどうしたんだいユウキ君、ホエルコみたいな鳴き声を出して」

「いやボディビルポーズってなんだよ。どうしたんだいって聞きたいのはこっちなんだけど!! 突然どうしたの?! なんで人間がゴーリキーに進化してるの?! ダイゴさんの父親はポケモンか何かだったっけ?!」

「あはは、僕の父親はデボンコーポレーションの社長だよ」

「知ってるよ!!! 僕が言いたいのはそうじゃなくて!!! どうして突然ゴーリキーになったのかって話だよ!!!」

 身体は激変しているのに爽やかな笑顔は崩さずに返事をするダイゴに、ユウキは声を荒げて詰め寄った。

 

 

「……んー、マッスルゥ」

 鍛え抜かれた全身の筋肉が部屋の照明に照らされて光る。

 ダイゴは何もなかったかのように───否、それが当たり前かのように全身の筋肉をユウキに見せ付けた。

 

 

「僕、着痩せするタイプなんだよね。元からこうだよ」

「いや嘘でしょ。着痩せってレベルの次元じゃないよね。その筋肉どうやっても服の中に入らないでしょ。てか筋肉凄いね!!」

「でしょ」

「でしょ、じゃないから!! 自分のキャラ守ってよ!! とりあえず服着て!!」

 ユウキの言葉に、ダイゴは「そうだね」と言いながらクローゼットから服を取り出す。

 さっきと同じ服を着始めたが、全く同じ服を持っているのは二次元では当たり前の事だ。

 

 そして服を着ると、筋肉は言葉通りにその鳴りを潜めてダイゴは銀髪長身細身の爽やかイケメンに戻る。

 

 

「ふぁぁぁぁ……」

「うわ、ハルカがショックで気絶してる……。謝って下さい。ハルカと全国の夢女子に謝って下さい。キャラを守って下さい!」

「あはは、すまないすまない。いや、ちゃんと大人の誠意を持って謝るべきかな。ごめんなさい───なさい、な……さい」

 ユウキとハルカに頭を下げて謝るダイゴ。しかし彼は頭を下げたまま固まって、またその身体を震わせた。嫌な予感がする。

 

 

「……ダイゴさん?」

「───はい!! サイドチェスト!!」

 彼は弾けた(二回目)。

 

 

 再び吹き飛んだ服がチリとなって部屋に舞う。鍛え抜かれた全身の筋肉はもはや人間というよりかくとうタイプの新種のポケモンか何かにしか見えなかった。

 

 

「きゃぁぁぁああああ!!」

 再びハルカが悲鳴を上げる。十歳の少女にその鋼の肉体は刺激が強過ぎた。

 

 

 

「何してんだお前はぁぁあああ!! ハルカ、大丈夫かハルカ!!」

 敬語も忘れて気絶するハルカを揺さ振るユウキ。

 

「……か、か───」

 ハルカは虚ろな言葉を漏らす。とりあえずどうしたものかと彼女の身体を支えながら考えるユウキだが、ハルカは突然立ち上がってフラフラと前に歩き出した。

 

 

「どうしたんだハルカ? 危ないぞ! そいつはダイゴさんじゃない! 新種のポケモンか何かだ! いやポケモンなのかどうかすら怪しいけどヤバイって!!」

 手を伸ばしてハルカに声を掛けるユウキ。しかしハルカは彼の言葉が聞こえていないのか、ゆっくりとダイゴの元に向かっていく。

 

「───か、格好いいですダイゴさん!!」

「えぇぇぇええええ!!!」

「隆起した胸筋や上腕二頭筋……。うへへ、たまんない」

 ハルカは筋肉フェチだった。

 

 

「お、分かるかいハルカちゃん。僕の筋肉の素晴らしさが」

「はい!! 分かります!! 流石、ポケモンリーグのチャンピオンですね!!」

「あはは、今は元チャンピオンだけどね」

「いやポケモンリーグのチャンピオンと筋肉関係ないでしょ!! それとも何か?! お前がポケモンなのか!! お前が戦うのか!!」

 ユウキには全く会話が理解出来ない。そもそも絵面が凄まじ過ぎて頭が追い付かないのである。

 

 この作品は活字のみなので分かりにくいと思われるが、一つの部屋に十歳の可憐な少女とゴリゴリ筋肉マッチョの顔だけ爽やかイケメンなクリーチャーが居る状態を頭の中で想像してほしい。

 

 

 

「それは違うよ、ユウキ君。ポケモンバトルはポケモンだけが戦うんじゃない。トレーナーだって、体力は必要だ。それはポケモンリーグを制した君なら分かるんじゃないかな?」

「そ、それは……」

 突然真剣な表情でそんな言葉を漏らすダイゴに、ユウキは少し怖気付いて後ずさりをした。

 

 何もポケモントレーナーが肉体的にバトルをする訳ではない。しかし、ポケモンバトルはポケモンとトレーナーが一緒になって戦う競技である。

 トレーナーにだって体力は必要だ。そんな事は、ダイゴの言う通りポケモンリーグを制したユウキには分かっている。

 

 

 

「いや、でもそこまでゴリマッチョになる必要なくない?」

「あはは、そうだね」

 正論だった。

 

 

 

「でもユウキ君、ポケモントレーナーに体力が必要なのは本当よ! それに筋肉を鍛えれば精神力だって養えるんだから!」

「そ、そうなんだ……。だけどなぁ……」

 ハルカの言葉に頭を掻きながら視線を逸らすユウキ。かといって目の前のゴリマッチョみたいになるのは嫌である。

 

 

「ポケモン厳選する時に理想個体が出るまで耐える精神力だって、筋肉を鍛えれば養えるし。個体値と筋肉は妥協したらいけないと思う!」

「こたいち……? ごめんハルカ。何言ってるのか分からない」

 とりあえず筋肉を鍛えろ。ユウキにはそう聞こえた。

 

 

「いやでも、本当に……どうしたらそんな身体になるっていうか───なっちゃうんですか? 力こぶとか凄いし。凄いなんてレベルじゃないし」

 二人の会話を聞きながらひたすらポーズを決めて筋肉を見せつけてくるダイゴに、ユウキはジト目でそう問い掛ける。

 というか本当にこの人はダイゴさんなのか。ユウキはその疑問を心の奥の何処かにしまった。

 

 

「上腕二頭筋の事かい?」

「じょうわんに……と、ん?」

 突然背中を向けて、右腕を持ち上げて力こぶを作りながら言葉を漏らすダイゴにユウキは頭を横に傾ける。

 彼が何を言っているのか分からない。

 

「上腕二頭筋。腕のここの筋肉。要するに、力こぶの事さ」

 そのままの格好で自分の力こぶを指差しながらそういうダイゴ。

 

「あ、そうなんですか。へー」

 ユウキはまた一つ賢くなった。

 

 

 

「筋肉もポケモンと同じだ。ポケモンだっていっぱいバトルしたりトレーニングしたりしてレベルを上げるだろう? 筋肉も沢山トレーニングをして経験値を稼げば、ポケモンと同じように逞しく育つんだよ」

「ポケモンと同じっていうか……もはやポケモンですよ」

 どっちがモンスターなのか分からない。

 

 

「ポケモンも筋肉も同じ。愛情を込めてしっかりと鍛えれば、自ずと答えてくれるよ。トレーナーも己の筋肉を育て上げて、ポケモンと一緒に強くなるんだ!」

 白い歯を見せながら親指を立てるダイゴ。直前まで馬鹿にしていたが、その言葉は少しだけユウキの心を揺るがせる。

 

「ポケモンと一緒に強くなる……」

「そうだよ。バトルをするのはポケモンだけじゃない。君は未来のチャンピオン、いや未来もチャンピオンだ。君にはポケモンだけじゃなくて、自分の筋肉も育て上げてほしい」

「……分かったよダイゴさん。俺、筋肉も育てるよ! ポケモンバトルで負ける訳にはいかないからね!」

 ユウキはポケモンバトルバカだった。

 

 

「頑張ってユウキ君! 私も手伝うし、応援するよ! 頑張って筋肉ゴリゴリマッチョを目指そう!」

「いやダイゴさんみたいになるのは嫌だけどね!!」

 そしてユウキの筋肉トレーニングが始まる。

 

 

 ☆ ダイゴの筋肉講座 ☆

 

「やぁ、皆。鋼鉄のお兄さんだよ」

「なんか始まった!! てかいつまでパンツ一丁なんだよ服を着ろよ!!」

「はぁ……ダイゴさんの筋肉、素敵」

「ハルカ……」

 もはや何も言うまい。

 

 

「今日はせっかくだし、ユウキ君も言っていた力こぶ───上腕二頭筋等を鍛えるトレーニングをしてみよう! 使うのはこのポケモン」

 そう言ってダイゴはどこからともなくモンスターボールを取り出した。どこからともなくと言うが、今彼はパンツ一丁である。察して欲しい。

 

「今どこから出した!!」

「こい、ダンバル!」

 そしてボールの中から一匹のポケモンが現れた。

 

 

 ダンバル。

 鉄球ポケモン。はがね、エスパータイプ。

 体の中では血液の代りに、強力な磁力が巡っている。磁力の波動で仲間と会話する。

 

※ユウキのポケモン図鑑より抜粋

 

 

 

「上腕二頭筋のトレーニングとして有名なのが、ダンベルカールだね」

「ダンベル……ダンバル?」

「ユウキ君は察しが良いね。でもまずは、ダンベルカールの説明からするよ」

 そう言ってダイゴはボールから出したダンバルを片手で掴んで持ち上げた。これはダンベルではなく、ダンバル。

 

 

「ダンベルカールは皆の想像通り、ダンベルを腕で持ち上げる筋肉トレーニングだ。あ、このポケモンはダンバルだよ。やり方は簡単、まず

 

 

 足幅を肩幅と同じくらい広げて背筋を伸ばして立つ

 

 ダンベルを両手で握る

 

 両手で肩の位置まで上げる

 

 持ち上げたら、その状態を2秒キープ

 

 ゆっくりと下ろしていく

 

 

 以上だよ。慣れないうちは片手ずつでも大丈夫だ!」

 ダイゴは説明しながら実際にトレーニングを二人に見せる。ちなみに彼が握っているのはダンバルだ。

 

 

「結構簡単そうですね」

「そう見えるかもしれないけど、いくつも注意点があるんだ」

「注意点?」

 首を横に傾けるユウキに、ダイゴは爽やかな笑顔でこう続ける。

 

 

「しっかりと背筋を伸ばすこと、それからダンベルを下ろす時に、ストンと勢いよく落とさない事かな。正しいフォームで行わないとトレーニングの効果は半減するし、怪我にも繋がるから要注意だ」

「へー」

「流石ダイゴさんです!」

 ここに来てハルカの目が輝いている事に気が付いたユウキは、さらに少しだけ筋トレにやる気を出した。ユウキも男の子なのである。

 

 

「このトレーニングを正しいフォームで身に付けて、10回〜15回を目安に一日3セットを目標にして頑張ろう。このトレーニングを続ければ力こぶ───上腕二頭筋の他にも、上腕筋や腕橈骨筋を鍛える事が出来るよ! 腕が引き締まるから、細マッチョになりたい君にオススメのトレーニングだ!」

「ちょっとやる気が出てきました!」

「頑張ってね、ユウキ君!」

 目指せ細マッチョ、頑張れユウキ。

 

 

 

「ところで……なんでダンバル?」

「ダンベルカールに使う物は別にダンベルじゃなくても良いからね。重ければ良いって訳でもない、自分に合った重量の物でトレーニングをしよう。僕はこのダンバルが丁度いいんだよね」

 ところでこれはダンベルではなくて、ダンバルだ。

 

 

「それじゃ、僕もダンバルでやってみるよ!」

「え、ユウキ君?! 本気?!」

「お、やる気だね。それじゃ、ここに居るダンベル……どのこでもちゃんと15回持ち上げられたらその子をプレゼントするよ! 当たり前だけど、個体によってダンバルも重さが違うからね。自分と相性の良いダンバルを選ぶんだ!」

「よっしゃぁ! やるぞぉぉおおお!!」

 瞳を燃やして腕を持ち上げ、断然やる気のユウキ。

 

 

「ユウキ君、ユウキ君」

 どのダンバルにしようかと部屋を見渡している彼に、ハルカは自分のポケモン図鑑を開きながら小声で話し掛ける。

 

 

「何? ハルカ」

「これ」

 そして振り向いたユウキに、ハルカはポケモン図鑑のモニターを見せた。

 

 

 ダンバル。はがね、エスパータイプ。

 体から出ている磁力と、地球の磁力を反発させて宙に浮かぶ。お尻のツメを崖に食い込ませて 眠る。

 

 たかさ 0.6m

 おもさ 95.2kg

 

※たかさ、おもさは平均値

※ハルカのポケモン図鑑より抜粋

 

 

 

 おもさ 95.2kg

 

 

「は?」

 モニターを見て唖然とするユウキ。

 

 

 自分が持ち上げようとしていたポケモンの重さにではなく、ダンバルってこの大きさでこんなに重いのかという事でもなく───

 

 

「うーん……マッスルゥ」

 自分の隣で、涼しい顔をしながらおもさ約95.2kgのダンバルを軽々と持ち上げているダイゴを見てである。

 

 

「やっぱモンスターじゃん!!」

「はは、初めから普通のダンバルを持ち上げるのは難しいかもね。だったら夢特性、ライトメタルのダンバルを選ぶと良いよ。ちなみに特性ライトメタルは自分の体重が半分になる特性だ。けたぐりやくさむすびへの対策になるけど、あまり意味ないかな」

「いやそれでも50kgだから!! てか突然真面目にポケモンの解説しなくて良いから!! 無理だからぁぁあああ!!!」

 その日、トクサネシティに一人の少年の絶叫が響き渡った。

 

 

 

 

 

「けっきょく ぼくの はがねのにくたいが いちばん つよくて すごいんだよね」

 君はダンバル何キロ持てる?




全国のダイゴファンの方ごめんなさい。

唐突に降ってきたから書いて投稿しましたが、こう筋肉コメディって文字にするの大変ですね……。満足の行く結果にはならなかったですが、またチャレンジしたいです。


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