東方心壊キ録   作:ベネト

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繋ぎ編ラスト


療養と戒律

幻想郷のとある場所にある華扇の屋敷にて...

 

 

白楽達の封印が解かれ...幻想郷の仙人である華扇に保護されて3日が経過する...

 

白楽の怪我は華扇の治療により完治し事なきを得た...

 

しかし...華扇は新たな問題に頭を抱える...

 

それはもちろん...この白楽達の事である...

 

封印明けで...今の現状について知らない彼女について...

 

 

 

 

side華扇

 

白楽達を保護して3日...彼女達の容体も良くなってきている...最初はどうなるかと思ったけど心配は要らなそうね...

 

私は白楽達の部屋へと向かう...

 

 

「白楽達...いいかしら?」

 

「ああ...別に構わないよ...華扇様」

 

白楽の返答を聞き私は彼女の部屋に入る...白楽は鏡の前でジッと鏡を眺めているようだ...鏡の中の彼女は引きつった笑みを浮かべている...笑顔の練習でもしていたのかしら?

 

「...失礼するわね?...体の具合はどうかしら?」

 

「以前よりは楽になった...封印の所為で霊力は乏しいがな...怪我も治ったことだし、そろそろ湯浴みをしたいところだ...」

 

白楽は鏡から目を放してこちらを向く...僅かに笑みを浮かべている...顔色も良くなったみたいね...

 

「それは良かったわ!」

 

「...しかし...ここは退屈だ...術の展開も出来ないし、外に出たいくらいなのだが...」

 

白楽は不服を漏らしている...でも彼女のお願いとはいえそれは出来ないわ...

 

「殺しは厳禁よ...貴女にそれが出来ない以上、私は貴女を解放できないわ...」

 

「...無理を言う...我々がこうなったのも全部人間の所為だろう?あの時起きたことを忘れたというのは聞き逃せんぞ...」

 

白楽は私に対して威圧する...やっぱり...こうなっていたのね...残念だわ...

 

 

「悪いけど問題ごとは絶対起こさないで...この世界の決まりみたいなものよ...後で詳しく話すけど...あまり度が過ぎると私でも庇えないわ...」

 

そう...幻想郷は...昔とは違う...

 

今では人と妖怪が暮らす世界だもの...当然ルールはあるわ...特に人里内の人間には妖怪は手出しできない...それを破ったものは退治されるわ...

 

それに...この子は明らかに血の味を覚えてしまったみたいだし...普通の人間の生活を慣れさせないと...

 

白楽は私の話を聞いて少し不服そうな顔をしている...

 

「でも昔からこんな感じだ...」

 

「文句言わない!!」

 

「バレなきゃいいだろう...」

 

...相変わらず無鉄砲で恐れ知らずなところがあるわね...でも...この子の弱点は把握済みよ...

 

「...私の言うことが聞けないのなら考えがあるわ!!」

 

...私が茨木の百薬枡を出すと白楽は青い顔をする

 

「そ...それは...」

 

「ん?言うこと聞けなければ...飲ますわよ?」

 

私が枡を前に出すと彼女は後退する。

 

「分かった...だからそれだけは...」

 

彼女は怯えるように頭を抱える...

 

そう...白楽は大食らいだけど...お酒が一滴の飲めない下戸...この脅しはよく効くわ...

 

私が枡を下げると白楽は胸をなで降ろしながら、恨めしそうに指を咥える仕草をする。

 

「...はぁ...心臓に悪い...だが不服だ...」

 

嘉玄はじとーっと私を見る...

 

「駄目なものは駄目!!!」

 

私はフーセンガムを取り出して白楽へと渡す...

 

「...何だ?」

 

「どうしても我慢できなくなったら口にしなさい!」

 

「これでどうしろと...」

 

白楽は一枚ガムを取り出して口に入れると気にいったのか僅かに機嫌が良くなる...

 

「...♪」

 

(...これで少しは慣れてくれればいいんだけど)

 

私は予備のガムを見つめる。禁人食ガムKISIMOZIN...ザクロ味...気にいったみたいだけど何か不安ね...

 

この子達の中の怒りを収める何てできることではない...何とか矛先を反らせないと...

 

「...」

 

この子達...私達と離れてから何をしていたのかしら...全く年をとっていないみたい...只でさえ...人間であるこの子達が、ここまで生きているというのも驚きなのに...

 

「ねぇ...白楽?」

 

「ん...」

 

彼女はガムを膨らませながら私の方を向く...私は単刀直入で話を入れることにした...

 

「貴女達...今まで...何をしていたの?見かけも変わらないし...一体何を?」

 

「...何って...人間やめただけだ...」

 

「...は?」

 

人間をやめた?心の中では確信はしていたけど...私にはショックがあった...せめて...人としての幸せを掴んでもらいたかったのに...

 

白楽は明後日の方を向いて話を続ける...

 

「怒りに身を任せた結果こうなったに過ぎない...だが良いだろう我々は歩を止める訳にはいかない...幾多数多の時を生きるには、それしかなかった...それに...人間のままでも異端者扱いだろう...」

 

白楽は寂しそうに私をジッと見つめる...

 

「...私は味方よ」

 

「...味方は1人いれば充分だろう?」

 

「...馬鹿」

 

私は彼女を抱く...

 

この子達は私達の想像がつかない程...辛い思いをしていたはず...せめて私が、この子達を慰めなきゃ...この子達が壊れちゃう...

 

私は白楽の体を掴む...

 

 

 

「...ン?」

 

「...とりあえず...復活した今!!私が貴女たちに最大限尽くしてあげるわ!!」

 

私は白楽を抱いたまま、お風呂へ直行し彼女の着ている着物を剥ぎ、湯のはってある浴槽へ彼女を入れてシャンプーを取り出す...

 

「あの...華扇様?何で我々...お風呂に?」

 

「湯浴みがしたいと言っていたじゃない!それに最大限尽くすと言ったでしょ?サービスよ!!私好みの女の子にしてあげるからよ!!」

 

私はシャワーのノズルを最大限に捻り、シャワーは豪雨の如く白楽の体に振りそそぐ!

 

「いやあああああああああああ!!!!!」

 

白楽の悲鳴が聞こえるけど気にしない!

 

「今風にアレンジしてあげるわ!」

 

私はシャンプー・リンスを使い彼女の長い髪を洗っていく!!長年の汚れが次々と落ちていくわ!!

 

「痛い...痛い...抜ける...髪が抜ける...」

 

「黙りなさい!!」

 

ぺし!

 

「ひゃあ!!!」

 

彼女のお尻に張り手をして黙らせた後、私は再度清掃にかかる...

 

 

 

 

15分後...

 

「...」

 

意気消沈としてグデっとした彼女を抱いて私は彼女の体を乾かす...

 

とりあえず...綺麗になったけど...まだ物足りないわ!!

 

女の子らしく!!今度は服装をそれっぽくしないと!!

 

私は箪笥の中から下着・中華風の導師服・髪飾りを出して彼女をコーディネートしていく...

 

「...」

 

「むふふ!!いい感じよ!!」

 

仕上げに頭頂部を団子にして、襟足の髪は一本にまとめて...完成ね!!

 

 

「...」

 

「白楽...これが今の貴女よ!!」

 

私は放心している彼女に手鏡を渡す...彼女はそれを疲れたような目で見て目を閉じる...

 

「...中々の御手前で」

 

彼女はそのまま失神する!!

 

「あ!!まだメイクは済んでいないのに!!」

 

私は彼女を揺さぶるが返答はなし...

 

少しやり過ぎたかしら?

 

 

「...少しずつ...戻してあげるからね...」

 

私は彼女を布団に運んで毛布にくるむ...

 

今度は私が救ってあげる...二度と貴方達に悲しい思いはさせないわ...

 

 

 

 

 




とりあえずここまでです...

残りは文章整理して時間をおいて投稿です

ではこれにて
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