学校で謎のメモを見つけたり、校外で大男に襲われたりした
次は、学校の二階を捜索する
「尊敬の末路」
優菜たちが保健室を出て、二階に上がった
のび太「・・・一階と同じだ。不気味なほど静かだね・・・」
出木杉「・・・でも、一階と違って電気がついているね。誰かいると思うよ」
周りを確認していると、後ろから何かが落ちた音がした。音がした方を見ると、階段のシャッターが下りていた
のび太「シャッターが閉まった!?」
出木杉「・・・!!!もしかして・・・罠!?無線でスネ夫君に連絡を!」
優斗「もうやってる」
優斗の無線がスネ夫に繋がった
スネ夫「の、のび太達か!?無事なのかい!?」
のび太「あ、ああ!何故かシャッターが閉まっちゃったんだけど!?」
スネ夫「誰かに、システムのコントロールを奪われたんだ!今、もう一回クラッキングしようとしてるけど、プロテクトが固くて・・・!システムを掌握・・・すぐに・・・開け・・・まで待っ・・・」
のび太「ス、スネ夫?よく聞こえないよ・・・答えてスネ夫!」
通信が途切れてしまった
のび太「む、無線が通じなくなった!」
レオン「・・・タイミングが良すぎるな。奴らに妨害されたのか・・・?」
?『あー、あー、聞こえてるか?』
優斗の脳内に直接声が響いた
優斗『優菜か?聞こえてるぞ』
優菜『なんか無線繋がらなくなったけど、無事か?』
優斗『今の所、別に何か起こった訳j』
すると、廊下の先から唸り声が聞こえた
のび太「・・・なに、今の唸り声!?」
レオン「・・・!!!」
声を上げた者は、肌が腐り落ち、ただ唸り声をあげて近づいて来ていた
レオンが声を上げた者を見ると、だんだん顔が強張っていった
のび太「う、うわあああああ!!」
出木杉「何だアレは・・・!?」
優菜『?どうかしたか?さっきから何も喋ってないが』
優斗『なあ、目の前に化け物が居るんだが』
優菜『・・・まあ、ガンバレ』
優菜との会話が途絶えた
優斗「(ガンバレってなんだよ)・・・アンタあの化け物のこと知ってるのか?」
レオン「・・・まさか、また奴らを見る事になるとはな・・・」
出木杉「・・・?」
レオン「いいか、絶対にアイツらに捕まるな。捕まれば命はないと思った方がいい」
のび太「ええ・・・!?」
レオン「とにかく、いつまでもここにいるのは危険だ。俺達は俺達で、下の奴らと合流する方法を探すぞ」
出木杉「そ・・・そうですね」
優斗「・・・いざとなったら俺が囮になる。一応聞いておくが、弱点はあるのか?」
レオン「脳天、頭を撃ち抜けば死ぬ。だが頭以外の、心臓を撃っても死にはしない」
優斗「つまり、頭をぶっとばせばいいんだな?」
レオン「・・・まあ、そうだ」
そう言われ、優斗は化け物の頭を殴り飛ばし、化け物は倒れた
優斗「・・・腐ってるから飛びやすいな」
レオン「血を体内に入れるな!!」
優斗「血?何でだ?」
レオン「・・・そいつらはTウイルスというウイルスのせいで、そうなっているんだ。血を体内に入れてしまっては、お前もゾンビになってしまう」
優斗「・・・そうなのか(こいつらはゾンビじゃないがな)」
優斗は魔法で返り血を洗い流し、死体から離れた
優斗「空気感染はないのか?」
レオン「あるにはあるが、距離が長いほど感染力が弱まるはずだ」
出木杉「じゃあ、すぐに離れましょう。ここにいては感染してしまう」
そこから離れ、誰もいない教室に入ると、また木箱があった。いつも通り木箱を割ると、合計で15発のハンドガンの弾があった
優斗「・・・罠か?空砲とか」
レオン「いや、俺達を煽っているのかもしれない。敵に塩を送っても勝てるとな。俺達は誘われて、二階に閉じ込められたんだ。少なくとも、ここに忘れたという線は薄いだろう」
優斗「まあ、塩でも何でもくれるなら貰うが」
出木杉「罠だとしてもお構いなしですね・・・」
それから男子更衣室で効果が謎の青ハーブ、ミネラルウォーター、ハンドガンの弾10発を手に入れた
優斗「なんで男子更衣室にこんなにたくさん・・・?」
のび太「誰かがいたのかな?」
レオン「・・・居たとしても、もうこの世にはいないだろうな」
出木杉「・・・そろそろ行きましょう。僕らはまだ死ぬわけには行きません」
そして、校長の隠し部屋で見つけた「女子更衣室の鍵」で、女子更衣室を開けると、中には女子がひとりと、レッドハーブ一つに、グリーンハーブ二つがあった
のび太「!大丈夫ですか!?」
レオンがのび太を止めて、脈を図った
レオン「・・・ダメだ、もう死んでいる」
出木杉「目立った外傷はないですから、死因は衰弱死・・・でしょうか」
優斗「・・・あんな奴等と一緒になるよりかは良かったのかもな」
のび太「でも、もっと早く僕らが来れていれば・・・!!」
優斗「・・・四の五の言っても後の祭りだ。早く俺達を閉じ込めた奴を探そう。もしかしたら、この階にいるかもしれない」
北の別校舎に行くと、誰かの話し声が聞こえた
レオンが廊下の角から顔を出して、確認すると「青狸がいる」と言い、のび太が飛び出そうとしたので優斗が止めた
のび太「なにするんだ!あそこにドラえもんg」
優斗「静かにしろ、何言ってるか聴こえない」
皆で話し声に耳を傾けた
ドラえもん?「ああ、こちらドラえもん」
のび太『やっぱり・・・!』
ドラえもん「ああ、こっちは多少のアクシデントがあったが、なんとか場所を特定した。もうミスは許されないよ。今までの計画がすべて水の泡になってしまう。ん・・・のび太達かい?あんなバカに僕達の事がバレるわけがない。あまり僕をなめないでくれよ?」
優斗『現在進行形でバレてるけどな』
のび太「ドラえもん・・・!?」
ドラえもん「とにかく、これから忙しくなる。何かあったらまた連絡を。じゃあね」
ドラえもんは廊下を進んでいった
のび太「・・・行っちゃったみたいだ」
出木杉「・・・忙しくなるとか計画とか喋っていたね。しかも、僕達に隠れて行動しているようだし。まさか・・・ドラえもんが今回の事件の・・・」
のび太「そんなわけないだろ!!?ドラえもんがそんなことするもんか!!!」
出木杉「ご・・・ごめん」
レオン「・・・あの着ぐるみを着た奴は何だ?君達の友人なのか?」
のび太「え、え~と、なんていうか・・・」
それから、のび太と出木杉がドラえもんについてレオンに説明した
レオン「・・・すまないが冗談は後にしてくれないか」
のび太「ほ、本当ですよ!ドラえもんは未来から来た猫型ロボットで・・・」
出木杉「・・・時間移動については現代でも真剣に研究されているんですよ。すぐに信じてもらうのは難しいでしょうが、彼は正真正銘、未来から来たロボットです」
レオン「・・・まあ、とりあえずそれは置いておこう。とにかく、あのドラえもんとやらは、友人の君達に隠れて何かをしているのは間違いない。こんな状況で隠れて行動するというのは普通ではない。彼の言った通り、今回の犯人の可能性は高いな」
のび太「そんな・・・そんな訳・・・」
優斗「・・・敵だとして、こんな所を一人で歩くか?化け物がうじゃうじゃいる所で、たった一人。もし、俺達をはめた奴ならどこか安全なところから見たりするんじゃないのか?まあ、ドラえもんってヤツがドジで、やり残しがあったから出てきてたんなら別だが・・・ドジだったりするのか?」
のび太「・・・」
優斗「・・・ドジなのか。まあ、敵だと確定したわけじゃない。前向きに行こう。次見かけたら捕まえるから、それから考えよう」
出木杉「狩り気分ですね・・・」
それから音楽室でミネラルウォーターを回収。次に相談室に入ったが、鍵のかかった部屋があるだけで他には何もなかった
そして東廊下の一番奥の教室で、足の速い化け物を見つけた
のび太「うわぁあああああ!!」
向かってきた化け物の首に魔法障壁を挿入し、首を落とした
レオンが一旦離れるように言い、動かない事を確認した
レオン「・・・なぜこいつだけ足が速かったんだ?」
優斗「何か持ってたりすんのかな?」
優斗が化け物の持ち物をまさぐると、鍵があった
優斗「鍵・・・?」
のび太「相談室って書いてるね」
出木杉「相談室に開かない部屋がありましたよね?行ってみましょう、何かあるかもしれません」
ということで、相談室にある扉を開けると、中は個室で先生と生徒が一対一で喋る様な部屋だった。そして
のび太「生存者・・・!?」
青髪の女子高生がひとり、腕の怪我を抑えて床に座っていた
のび太「だ、大丈夫ですか?」
女子高生「うう・・・アンタ達は・・・?」
出木杉「僕らは、暴徒から逃げてこの学校へ来た者です」
女子高生「そう・・・あいつらとは違うのね・・・。うぅ・・・!」
よく見ると、頭からも血を流していた。とりあえず、アリエルに頼んで回復してもらった
その頃、保健室
ジャイアン「おいスネ夫!シャッターはまだ開かないのか!?」
スネ夫「急かさないでよ!こっちだって急いでるよ!」
聖奈「無線も何故か通じなくなってしまいましたし・・・」
静香「出木杉君・・・のび太さん・・・」
久下「・・・やはり止めるべきだったのか。敵が見えない以上、迂闊に動かん方が良かったのかもしれん・・・」
安雄「俺達には何もできないのか・・・!?」
優菜「・・・まあ、優斗がいるから命は保証するぞ。いざとなったら、俺がシャッターを引き上げるし」
ジャイアン「できるのか!?なら今すぐやってくれ!俺がのび太たちを助けに行く!!」
優菜「いや、せっかくあるものをわざわざ破壊する意味がない。スネ夫がクラッキングできるなら、一階がダメになった時に二階以上が使える。なにより、面倒だ」
ジャイアン「あんたは心配じゃねえのかよ!!もし、あいつが負けるような相手が出てきたら・・・」
優菜「心配?・・・心配するなら、優斗がガチで戦う時にこの学校が耐えれるかだ」
ジャイアンと優菜が言い争ってると、保健室の外から唸り声が聞こえた
健治「・・・外から何か聞こえなかったか?」
ジャイアン「・・・くそ、何なんだよ!俺が見てくる!」
健治「待て、一人じゃ危ねぇ。俺も行くぜ!
優菜「俺も行く、いざとなったら本気で潰す」
久下「俺も外の様子を見てくる。スネ夫君達はここにいたまえ!」
四人で外に出ると、化け物が保健室を囲うように大量に沸いていた
健治「おい・・・何なんだよあれ・・・」
ジャイアン「し、知るか!」
久下「逃げ道を潰された!」
化け物は一歩一歩近づいてきた
久下「こっちに来るぞ・・・!ど、どうすれば・・・」
ジャイアン「落ち着けっ!俺達で食い止めるんだ。絶対に保健室に近寄らせるな!」
健治「簡単そうに言うけどな・・・あの数だぞ!?」
ジャイアン「俺達がここを守らないでどうする!?のび太達が頑張っているなら、俺達だって頑張らなきゃダメだろうが!」
健治「お前・・・」
優菜「・・・まったく・・・数で勝てると思われてるのか。勘違いも甚だしいな。前と右は俺がやる」
久下「一人でか!?」
優菜「問題無い。三人は左に集中してくれ。一応気にしておくが、助けられないかもしれない」
三人は左に行き、優菜は面積が広い正面の昇降口にペルソナを行かせて、自分は右に行った
優菜「気は強すぎるからダメ、魔法も校舎が耐えられる保証がない・・・なら、なぶり殺しだな」
優菜は波紋の呼吸をして、身体能力を上げてから、戦いに赴いた
まず、目の前の化け物の首を捥いで他の化け物に投げつけ。次に、また別の化け物の足に右足をかけてこかし、右足を着地と同時に地面を蹴って化け物たちに、こかした化け物を蹴り飛ばした
優菜「(いつもなら、火でも使って燃やすが、屋内じゃできない・・・。それなら・・・)ガイア、カオスちょっと来て」
ガイア「はい。なんですか?」
優菜「ガイアは、鎖を作って先を俺に渡して、作り続けて」
優菜は鎖の先を左の壁に精一杯投げ、このままだと壁に刺さるため特殊な魔法障壁(威力を反射させる)を展開し、壁に当たるたびに障壁を出し、戻ってきた鎖を掴み、創造をやめて作られた鎖の端と端を持った
そして、思いっきり鎖を交差しながら引き、化け物たちを締め上げ、胴と脚をお別れさせた
その返り血が顔にかかるが、優菜は顔色を変えずに正面の化け物が全員倒されてる所を確認してからイフリート達を戻し、健治たちの所へ
健治「・・・なんとか片付いたな」
久下「ハァ・・・ハァ・・・こいつらは一体・・・?」
健治「あのプラーガとかいうのと関係がありそうだ。ったく、ゾンビみてぇな形しやがって・・・」
ジャイアン「のび太・・・出木杉・・・」
優菜「死んだやつはいないな?良かった・・・」
健治「おわっ!?何だその血の量!!やっぱ二方向は無理だったか!?」
久下「何だその長い鎖は・・・何でそんな血だらけなんだ。というかどこから出した!?」
優菜「これは只の返り血だ。鎖はまぁ・・・気にするな」
久下『無下にされた!?』
優菜は魔法で水を出し、血を洗い流してから鎖をカオスの空間に放り込んだ。そして
優菜「それじゃあお前らはさっさと戻れ。もうすぐ優斗達も問題なく戻ってくるだろ」
優菜がそう言えるのは、気を感知しているからである。優斗、のび太、出木杉、レオンの四人の気、新たに合流したもう一人。そして、まだ上に気がたくさんある事も
優菜『プラーガの関係者か?十人もいないが、”相手にしたらのび太たちが危険”なぐらいの相手だな』
ジャイアン「お前らはって、お前は何かすんのか?」
優菜「血を洗い流す」
ジャイアンたちは保健室に戻った。優菜は、カオスの空間でシャワーを浴びた
その頃、優斗達は女子高生の傷が完治したところだった
女子高生「・・・ありがと、もう大丈夫よ。・・・ところで、アンタ達、よく無事にこんな所までたどり着けたわね。相手はあのプラーガだっていうのに・・・」
出木杉「・・・プラーガの事を知っているんですか」
女子高生「・・・まあ、ちょっと訳があってね」
優斗『・・・聞いた方がいいのか?聞かない方がいいのか?』
女子高生「というより、アンタ達も知ってるのね」
レオン「この学校で資料を発見してな。なんでも、プラーガやらプラーガ2やらがこの事件の原因らしいじゃないか?」
女子高生「・・・そうよ。アイツらが世界を支配するための一歩として、この街にプラーガを撒いた」
のび太「世界を支配・・・!?」
優斗「「何だその子供向け番組の敵の目的みたいな目標は」
レオン「知能指数が低そうだな」
出木杉「・・・色々と知っているようですね。良ければ聞かせていただけませんか?」
女子高生「・・・」
それから女子高生は話をしだした
女子高生「プラーガについては・・・もう説明はいらなそうね」
レオン「宿主を支配するのは寄生体・・・か」
女子高生「そう。寄生された人間は「ガナード」と呼ばれているの。彼らは、強い破壊衝動に駆られ・・・。同時に、「支配種」と呼ばれるプラーガを寄生させた人間に従うようになるの」
のび太「シハイシュ?」
女子高生「そうね・・・プラーガのリーダーとでも考えてもらえればいいわ。そして、そんな性質を持つプラーガに目を付けたのが・・・。オズムンド・サドラー率いる「ロス・イルミナドス教団」」
レオン「ロス・イルミナドス?噛みそうな名前だな」
女子高生「教団の最終目的は、プラーガにより世界を支配する事。アメリカ合衆国の大統領などを中心に、プラーガを寄生させて手下とし、裏から世界を動かすの・・・」
出木杉「・・・恐ろしい話だ・・・」
のび太「そのロス・・・なんとかと、この事件の関係は?」
女子高生「恐らく、改良型プラーガのテストとしてこの街にプラーガを撒いたんだと思うわ。日本人は平和ボケした人種だからね。非常時に対しての警戒も準備もほとんどしない。だから、プラーガを広めるには最適だった」
レオン「・・・まあ、それは言えているかもな」
出木杉「平和ボケ・・・ですか。耳が痛いですね」
優斗「アニメやゲームの世界だったら、世界トップクラスに危険だけどな・・・」
のび太「漫画とかは大体東京で何か起こるもんね・・・」
出木杉「とにかく、そのロス・イルミナドス教団がこの事件の黒幕なんですね。改良型のプラーガのテストにこの街を使ったと」
のび太「なんて奴らなんだ!そんなくだらない事のために僕たちの町を・・・!」
レオン「で、何故そんなことを知っている?」
女子高生「・・・教団は、この日本でプラーガの実験をするにあたって、研究所を日本に設けた。そして日本の科学者を方がいな報酬で雇ったの。「新種の寄生虫の研究」と称して・・・」
優斗『嘘は言ってないな。新種は新種だから』
女子高生「・・・あたしのパパも、雇われた研究員の一人だった・・・」
出木杉「・・・」
女子高生「・・・パパはいつでも勘の鋭い人だった。自分が行っている研究の裏に、恐ろしい事実が隠されていることを悟ったの。でも、もう手遅れだった。でも、もう手遅れだった。教壇によって、研究者達には既に原子プラーガが投与されていたの。もちろんパパにも・・・。成体となったプラーガを除去する方法はない。除去すれば、神経の直結した宿主も死ぬ。・・・パパは、自分が完全に教団の手に堕ちる事を恐れて、あたしにメールを送った後、ナイフを自分の心臓に刺して自殺したわ・・・」
のび太「・・・」
女子高生「・・・あたしは、教団が許せなかった。唯一の家族を奪った教団が。あたしはパパのメールの情報を頼りに、単身この学校へ調査に来た。教団と繋がっているからね。・・・でも、所詮は只の女子高生。プラーガに寄生された人々を前に、あたしは逃げる事しかできなかった・・・。・・・馬鹿よね。笑っていいわ」
のび太「笑えないよそんなの・・・!ふざけた奴らだ・・・教団は!僕たちと一緒に行きましょう!」
女子高生「えっ?」
のび太「教団をぶっ潰してやるんだ!僕たちの手で!」
雪香「ふ・・・あんたもあたしと同じくらい馬鹿ね。いいわ、一緒に行きましょう。あたしは富藤雪香(とみふじせつか)よ」
優斗「じゃあこっちも自己紹介か。俺は中村優斗」
のび太「野比のび太です」
出木杉「出木杉英才です」
レオン「レオン・スコット・ケネディだ」
優斗「あと一階に七人いる。それで仲間は全員だ」
雪香「そう、思ったより人数がいるのね。それで、これからどうするの?」
出木杉「元々僕らもこの学校の調査をしていたんですが、敵に防火シャッターを閉じられてこの階に閉じ込められてしまいました。今は、なんとか防火シャッターを開けて、一階の仲間たちと合流する方法を探しています」
雪香「なるほどね・・・なら、そのシャッターを操作している端末を探しましょう」
レオン「・・・ところで、このフロアにはゾンビのような奴が徘徊しているようだが・・・あれはなんなのか分かるか?」
雪香「・・・ゾンビ?・・・失敗作か何かかしら?」
レオン「失敗作だと?」
雪香「この街で蔓延しているプラーガは、「プラーガ・タイプ2」っていう、改良型プラーガだってことは知ってるわよね?でも、もちろん教団もすぐに改良に成功したわけじゃない。無理やり改造されたプラーガは、宿主とうまく適合せず、知能が失われたり、宿主の体を破壊したり・・・。そうして出来上がった失敗作を何らかの目的で放ったのかもね」
レオン「・・・なるほどな。だとしたら、その目的はおそらく俺達の排除だろう」
優斗「・・・つまり、ウイルスに心配しないで殴りまくっていいのか?」
雪香「ウイルスというのが何の話か分からないけど、殴ること自体は大丈夫のはずよ」
出木杉「・・・保健室の皆が心配だ・・・」
優斗「下には優菜がいる。いざとなったら学校壊してでも皆を助けるさ。・・・そしたら俺らがヤバいか」
のび太「別の意味で大丈夫じゃないじゃないですか!!」
優斗「ま、その時は俺らにも連絡来るから」
レオン「無線は通じないぞ?どこから連絡が来るんだ?お前達なら、窓から飛び出してきても驚かないが」
優斗「だって俺r」
優斗が説明しようとすると、化け物が一体来たので頭を潰して外に投げ捨てた
優斗「説明してる余裕が無いな」
レオン「仕方ない、何もかも終わってから詳しく話を聞こう」
それから、何かないかと色んな場所を回り、音楽室を訪れた時だった
雪香がピアノをじーっと見ていた
のび太「どうしたんですか・・・ピアノなんか見て」
雪香「・・・」
雪香は黙ったまま「月光」を弾き始めた
引き終わると、ピアノの奥の壁から扉が現れた
のび太「わっ!」
雪香「こういう変な学校には、こういうのが付き物なのよ」
扉の中に入ると、箱があった。箱を開けると、鍵が一つ
出木杉「視聴覚室の鍵・・・この階の内で、最後の部屋・・・・ですね」
のび太「視聴覚室に、僕たちを閉じ込めた敵が・・・」
優斗「・・・皆、銃でバンバン撃って構わんからな。俺は相手に全力で殴りかかるが、弾が当たるかもなんて少しも考えなくていい。弾は当たっても問題ない」
雪香「さっきからおかしなことばかり言ってるけど、どういう事?弾が当たっても大丈夫とか、窓から飛び出てきそうとか」
レオン「それに関しては、見た方が早い」
優斗「じゃあ、さっき言った通りにやこうか」
視聴覚室の鍵を開け、中に入ると椅子が二つずつ並べられ、真ん中にパソコン
そして、パソコンの前に男が一人
のび太「・・・!!!先・・・生・・・?」
なんと、二階にのび太たちを閉じ込めた犯人は、いつも「コラァー野比ー!!」とのび太を怒ったり、諭したりするあの先生だった
先生「・・・。ふむ・・・残念だ、残念だよ野比君。出来れば私が手を下すのは避けたかった」
のび太「どうして・・・」
先生「どうして私が教団の仲間となっているかって?決まっているじゃないか。このくだらん世は一度壊す必要がある!そして、教団による新世界!それを私は望んでいるからだ!」
レオン「・・・まさに反面教師という事か」
雪香「こいつ・・・まさか支配種を・・・!?」
先生「・・・よく知っているじゃないか、君。ハハハ・・・プラーガは素晴らしい・・・。最強のパワーを手に入れることもできた・・・。アァ・・・このこみ上げる力!満たされてゆく・・・!」
のび太「そんな・・・先生はそんな人じゃ・・・」
出木杉「・・・地に堕ちましたね、先生」
先生「ふむ・・・?どういうことかね、出木杉君」
出木杉「僕は・・・いや、僕達は、あなたから、様々な事を学びました。そして僕達の尊敬の的だった。今の僕たちは、貴方無くしてはここにいなかったでしょう。そんなあなたが、どうしてプラーガなどに手を染めてしまったのか・・・僕には分かりません」
出木杉は銃を取り出し、銃口を先生に向けた
出木杉「ですが、どんな事情にせよ、皆を陥れ、世界を滅ぼそうとする教団に加担するあなたを僕を許すことができない!僕は戦います!貴方の教えを受けた人間の一人として。同時に、死んでいった仲間達の友人として!」
優斗『仲間から死人出てたか?瀕死はあったが・・・ああ、他のクラスメイトの事か?』
のび太「出木杉・・・」
先生「・・・君には失望したよ出木杉君。優秀な君が、そんなくだらんことを口にするとは・・・私の買い被りだったか?どうやら君たち二人は教団の崇高な考えが理解できなかったようだな・・・。なら、私が君達の教師として出来ることは一つだ。最後の授業だ野比君、出木杉君!この世には”絶対的な力”が存在することを教えてやる!」
先生は左腕を水平に上げて、近づいてきた
優斗「全員、撃ちまくって構わないぞ!俺は当たっても問題ない!!」
先生は一歩踏み出し、一歩で一気に近づいてきた
優斗『早い!?』
優斗は拳を逸らそうとしたが、間に合わず腹に拳が直撃した
優斗「っ・・・!」
一歩後ずさりし、すぐに反撃した
先生「ぬっ!・・・やるではないか。だが、この程度では私には勝てないぞ」
優斗「言っとくが・・・俺の妹の方が強いからな」
先生と一進一退の攻防を繰り返し、レオン以外は銃を撃つのに戸惑っていた。出木杉と雪香は優斗に当たるかもしれないという懼れから、のび太はまだ先生を撃つ覚悟ができていないのだろう
優斗「そんなんじゃ、俺の妹には勝てないぞ」
先生「心配するな、お前達を殺した後に、お前の妹たちもすぐ教育してやる」
優斗「それは絶対に出来ないな、こっちも本気を出させてもらう」
優斗はイフリートを出し、合計四本の腕で殴り続け反撃の隙を与えなかった
そして最後に顔面とみぞおちに一発ずつ入れ、一歩下がった
優斗「今だ、撃てェーーー!!!」
優斗は集中砲火を指示し、出木杉と雪香が撃ちだしたがのび太はまだ撃たなかった
優斗「・・・無理に撃てとは言わない。だが、最後まで見届けるんだ。それが、お前にできる最高の弔いだ」
優斗はそう言いながら、木っ端みじんにする気満々にカオスの空間からマシンガンを取り出した
優斗「皆、目を瞑って俺の後ろに」
皆が後ろに行った所で、先生にマシンガンをぶっ放して先生をハチの巣にした
だが、まだ先生には息があった
先生「お、お前達は私を尊敬していたのだろう!なら、なぜこの思想が理解できない!!」
優斗「尊敬した相手の全てを理解することはできない。そして、のび太達が慕い、尊敬した先生は今のアンタじゃない。さっさと死んだらどうだ?あの世でまだかまだかと四季様が待ってるぞ」
先生「・・・そ、そうか。私は、間違いを犯したのだな・・・」
先生は、一息ついて語りかけてきた
先生「野比君・・・出木杉君。今さら私が言えたことではないが、教団には関わらないでほしい。君達には、これ以上不幸が起きてほしくない」
のび太が何か言おうとすると、先生は被せてこう続けた
先生「だが、君達は私の言った事を守らないだろう。ならば、ひとつだけ・・・言わせてくれ。私の生徒は、全員素晴らしい子たちだった。本当に・・・・すまな・・・かった・・・」
先生は言い終えた瞬間、息を引き取った
のび太「・・・先生・・・」
出木杉「・・・もっと、貴方からたくさんの事を学びたかった・・・残念です」
レオン「・・・四季様とは誰だ?」
優斗「閻魔様さ」
すると、雪香が真ん中にあったパソコンを見た
雪香「このパソコンでシャッターを操作していたようね・・・」
雪香がパソコンを操作し始め、皆はそちらを見に行った。優斗は、ガイアにブルーシートを作ってもらい、先生にかけた
優斗「・・・あんたも、こんな世界にならなけりゃ、良い先生だったんだろうな。優菜から色々聞いてみるよ」
そう言い、優斗もパソコンに向かった
雪香「シャッターは開けたわ」
のび太「よし、みんなと早く合流しよう!」
雪香「・・・ちょっと待って、何やら興味深いデータがあるわ」
のび太「???」
雪香「これは・・・?」
尺足りないから要約
大統領の娘を捕まえた。学校の三階に捕らえている
プラーガ・タイプ2はすぐバレるから、あえて寄生を遅らせるためにタイプ1にし、卵を注入する
そして、大統領の娘をアメリカに帰し、戻った頃に卵が孵り、プラーガが寄生
大統領の娘にプラーガを撒かせて、アメリカの国民を疑心暗鬼にさせ、その間に国を乗っとる
レオン「アシュリー・・・やはりこの学校にいるのか?」
出木杉「レオンさん・・・貴方は、いったいどのような人間なんですか?ただの警察関係者には見えませんし・・・。そろそろ教えていただけませんか。貴方が何者で、何が目的なのかを」
レオン「・・・すまない。隠しておくつもりはなかったんだが」
優斗「・・・気になるのは分かるんだけどさ。絶対、ここで話すより保健室で話した方がいいと思うんだが」
出木杉「・・・そうですね。すぐにみんなの所に戻りましょう」
一階に降りると、化け物の死体が大量に積まれていた
出木杉「これは・・・!?」
優斗「・・・この殺され方は、優菜か?保健室が責められたのか。まあ、優菜が真面目にやったらしいから無事だろ」
保健室の中に入ると、のび太と出木杉にジャイアンが飛びついた
優菜には優斗が飛びついたが、それは残像だった
そして、久下さんは一人増えてることに驚き、スネ夫は新しく来た人が女性であることにいかがわしそうな考えている様な考えていないようなよく分からない顔をしていた
安雄「情報量が多い!!」
久下「とりあえず、皆が無事でよかった」
スネ夫「それじゃあ、二階で何があったかを聞いてもいいかな?」
レオン「ああ」
レオンがまず雪香の身の上や動機、先生のことを話した
ジャイアン「そうか・・・先生が・・・」
スネ夫「僕達が、ダメな事をしたら叱ってくれた先生が・・・」
静香「・・・」
安雄「・・・」
優菜「・・・そろそろ、重い話は終わりにしたい。先生の事は残念だと思うが、今はまだ下を向いてる場合じゃない」
レオン「・・・なら、今度は俺の話をしようか」
そしてレオンは自分の身の上すべてを話した
のび太「アメリカのエージェント・・・?」
雪香「これはまた、凄い人がいたものね」
出木杉「・・・成る程。アメリカ大統領の娘の捜索・・・ですか」
健治「どんどん話がデカくなってきやがる・・・」
優斗『俺らの話に比べれば、そうでもないな』
レオン「全く言う機会がなくてな」
静香「別にいいと思うの。敵だった訳じゃないみたいだし」
久下「しかし教団・・・か。そんな話が本当かどうか分からないが、この状況では信じざるを得ん」
レオン「アシュリーの誘拐も計画の一部だったようだ。アシュリーを介して、アメリカにプラーガを侵食させるつもりだ・・・」
スネ夫「この学校に捕まってるんだったら、早く助けに行った方が良いんじゃない?」
レオン「そうだな。アシュリーさえ救出できれば、ヘリを呼んで全員脱出することもできる」
ジャイアン「決まりだな!でも、誰が行くんだ?」
レオン「まず、俺は行く。そして順番的に優菜も来るだろう?」
優菜「もちろん」
レオン「なら、後はバランスを考えて・・・そうだな、あと三人ぐらいが望ましい」
久下「だな。また奴らが攻めてきた時に備えて、この保健室にも出来るだけ多くの人間が欲しい」
雪香「・・・私は三階に行く。大統領の娘は既にプラーガを投与されている。パパが残した幼体プラーガ駆除用の薬があるわ。間に合えば、プラーガを駆除できる」
聖奈「私も行きます。休憩は十分に取りましたし、私だけじっとはしていられませんから」
のび太「僕も行く。ドラえもんを探すんだ」
レオン「・・・」
ちな、ドラえもんを見た事は一回メンバー+雪香には言ってないよ
健治「よし、三階チームは緑川とのび太とレオンと優菜とそこのねーちゃん、他はここで待機だ」
優菜「敵の襲撃が激化して来てる。いざとなったらいくらでも撃て、弾は任せろ」
久下「・・・コホン。あー、気を付けt」
静香「気を付けてね、みんな」
久下「・・・」
久下に憐れみの目を向けながら、優菜たちは三階に上がった
レオンん「情報が正しければアシュリーが捕らえられているのはこの階だ」
雪香「・・・行きましょう」
さっそく、化け物が出てきたが優菜がすぐに殴り殺した
優菜「・・・弱い」
レオン『妹の方が強いというのは本当なのだろうか?』
それからパソコン室で木箱を割り、ハンドガンの弾十発。レバーを見つけ、動かすと扉が出現。中にあった箱から赤い宝石を入手
次に行ったのは、制御室。箱があったが、開けようとしても開かなかった。優菜がこじ開けようとしたが、皆に止められた。その部屋にあった制御パネルにメモが貼ってあり、メモには「赤が西むきゃ青東」と書かれていた
赤というのは、先ほど手に入れた赤い宝石の事だろう。ということは、青い宝石もあるのだろう
宝石を入れる所を探すと、箱の上の方にはまりそうなくぼみがあった。ちなみにレオン以外は背丈的に、手が届かなかった
青い宝石を探すために、北の別校舎を探索。理科準備室の前で優菜が立ち止まった
優菜「・・・」
レオン「何か気になるものでもあったか?」
優菜「この中にいる」
のび太「中?理科準備室?」
優菜「中に気が一つある。大統領の娘かは分からないけど、誰かいる」
レオン「わかるのか!?」
優菜「いや、確証はない。敵の可能性もあるし、慎重n」
レオンは理科準備室に突撃したが、扉はびくともしなかった
レオン「開かないか・・・!」
優菜「・・・」
雪香「理科室は開いてるわ。こっちから行けないかしら」
雪香のいう通り理科室は開いており、ミネラルウォーター、青ハーブ、会議室の鍵を見つけた
聖奈が準備室を開けようとするが
聖奈「こちらからは・・・鍵が掛かっていますね」
優菜「・・・ゲームだと、会議室に行ったら青の宝石があって、制御室の壁にはめると箱が開いて準備室の鍵があるんだろうな」
全くその通りでした
そして、いまから準備室の鍵を開けようとしていた
レオン「この中にいるんだな?」
優菜「・・・他にいそうなところはない。ほぼ間違いない」
レオン「よし・・・」
レオンが準備室の鍵を使い、扉を開けると中には一人の少女?・・・いや、もうちょっと大人の女性がいた
多分大学生ぐらい
大統領の娘?「!!!」
娘はこちらを見ると同時に、奥に逃げていった
レオン「アシュリー!!!」
聖奈「あれが・・・?」
アシュリー「あっち行って!」
レオン「大丈夫だ、アシュリー」
アシュリー「イヤー!こないで!」
レオンは近づきながらこう言った
レオン「落ち着くんだ。俺はレオン。大統領の命で君を助けに来た」
アシュリー「えっ?パパが・・・?」
レオン「本当だ。とりあえずここを出よう」
雪香「待って」
雪香もアシュリーに近付いて行った
雪香「あなた・・・何か注射みたいなのをされなかった?」
アシュリー「え?そういえば・・・首になにかされたような・・・」
雪香「・・・黙ってこの薬を飲んで。お父さんの元へと帰りたいのならね」
アシュリー「・・・?」
アシュリーは不思議そうな顔で薬を飲んだ
優菜は、理科室に数人の気が近づいてる事に気付いた
優菜「・・・のび太、ちょっとここにみんなを待たせてくれるか?」
のび太「え?は、はい。分かりました」
優菜が外に出ると、ショットガンを持った黒ローブの男が五人、その後ろにボス的な立ち位置でいる白髪のじいさんがひとりいた
じいさん「・・・大統領の娘を解放したか」
優菜「あんた誰?邪魔しないでほしいんだけど」
金田「金田正宗・・・ロス・イルミナドス教団幹部・・・」
優菜「そしてこの町の町内会長だろ?」
金田「なんだ、知っているのか」
優菜「ていうか、戦国武将みたいな名前してるよな」
金田「よく言われるな。それはどうでもいいが、君らは我らの計画を知ってしまった。それだけでは命を取るまでも無かったが、娘を助けてしまってはそうも言ってられない。何か使えるかと思っていたが、ここで芽は詰ませてもらう」
優菜「・・・とりあえず、その銃は貰うね」
優菜は魔法で銃を全部吸い寄せて、ショットガン五つを回収。安全装置を作動させてからカオスの空間へ
金田「なんだと!?」
優菜は金田に近付き、金田たちは後ずさりする
金田「お、お前達!相手は子供!しかも女だ!怯まず行け!!」
男が五人で抑え込もうとしてきたが、優菜が最初の一人を窓に投げ飛ばし、下に落ちていくところを見て、他の四人は恐れて近づかなかくなった
優菜「お帰りはそちらで御座います」
優菜は、横にあったシャッターの締まった階段に気弾を撃ち込み、シャッターを破壊。そっちに逃げるように指示した
優菜『ヘリで逃げるなら壊しても構わんだろ』
金田「ふ、ふん。ならばこれだけは教えておいてやろう。のび太君の友達のドラえもん君は進んで我々に協力してくれたよ」
優菜「安心しろ、その時はドラえもんのICチップの記憶領域を確認して、あんたらの基地見つけて核落とすから」
尚優菜には出来ない模様
金田「なっ!?」
金田たちは優菜に気圧され逃げだした
優菜「あと、保健室の仲間には手を出すなよ。あそこには俺のお兄ちゃんがいる。行っても死ぬだけだからな」
金田達は黙って、逃げていった
優菜「・・・他に、怪しい気も無しっと」
優菜が安全を確認したところで、皆が出てきた
レオン「いきなり出てどうしたんだ?」
優菜「気のせいだった、何もなかったよ」
聖奈「皆の所に戻りましょう。皆心配してるはずですし」
のび太「そうですね、早く戻りましょう」
本校舎に戻ると、ドラえもんの声が聞こえた
ドラえもん「もしもし、聞こえてるよ」
聖奈「・・・誰の・・・声?」
のび太「・・・!!!ドラえもん!!!」
優菜『アレが本物のドラえもん・・・!!やっぱどうみてもネコには見えねぇ!』
皆で静かに耳を澄ませた
ドラえもん「まったく、厄介な事になったよ。のび太達が動き回ってくれたせいでね。・・・まあ、なんとか立て直すさ。それじゃ、切るよ。僕たちの未来のために」
のび太「・・・」
のび太は、脇目も振らずに飛び出していった
レオン「待て、のび太!」
ドラえもんの後ろまで行き、のび太が叫んだ
のび太「ドラえもん!!!」
ドラえもん「!!!・・・の、のび太君!!!ぶ・・・無事だったんだね!安心したよ、のび太君・・・。の、のび太君・・・?」
のび太「ドラえもん・・・。君が・・・この事件の犯人なの?教団の仲間なの?違うよね・・・?ドラえもんは、僕達のために隠れて何か手助けしてくれてたんだよね?そうだよね?」
ドラえもん「そ、そうに決まってるじゃないかのび太君!僕は教団の仲間ではないし、この街にプラーガを撒いてもいない・・・・!」
のび太「!!・・・なんで君がプラーガを知ってるのさ」
ドラえもん「そ、それは・・・」
優菜「・・・OK、一旦落ち着け、のび太」
のび太「優菜さん・・・」
レオン『アイツ勝手に・・・!』
優菜「・・・ドラえもんだね?」
ドラえもん「あ、ああ。僕がドラえもんだよ」
優菜「・・・正直、疑いたくはない。もし、本当に敵なら君を俺は壊さなきゃならなくなる。それだけは個人的に回避したい(国民的キャラクター殺すなんてできない)信用が欲しいなら情報をくれ。君が今まで何をして、何のために動いていたか。ついでに電話の相手もね」
ドラえもん「・・・」
優菜「・・・のび太を大事だと思うなら、喋るんだ」
のび太「ドラえもん・・・」
ドラえもん「・・・分かった、全部話すよ。僕の目的も、この事件の事も・・・」
ドラえもんがそう言うと、レオンも来た
レオン「説得したのか・・・?」
優菜「さあ?」
のび太「そんな事どうでもいいよ!大事なのは、ドラえもんが敵じゃないって事だよ!」
のび太とドラえもんは抱き合っていた
優菜「・・・まあ、話はまとめて保健室でした方がいいだろう」
それから保健室に戻ると、優斗が飛びついてきたので後ろにスウェイして蹴り上げた
ドラえもん「は、派手な出迎えだね・・・」
ジャイアン「ドラえもん!?」
静香「ドラちゃん!?」
スネ夫「生きてたの!?」
優菜「驚くのは早い。ドラえもんは、今回の騒動の大事なところを知ってるらしいから話を聞くぞ」
久下「大事な所?」
優菜「とりあえず、皆ならんでくれ。その方が聞きやすいだろ」
レオン『アシュリーには驚かないんだな』
皆で聞く体制に入った
健治「なんだコイツ?中に誰か入ってるのか?」
ドラえもん「失敬な!」
久下「・・・もう、なんでもアリだな」
優菜「ドラえもん、説明どうぞ」
ドラえもん「そうだね・・・まずはこの事件の黒幕について話そう」
出木杉「ロス・イルミナドス教団かい?」
ドラえもん「・・・性格には違うね。教団は、もともとヨーロッパ地方のただの宗教団体に過ぎない。世界を支配するとかいう思想を持ってるけど、対して力や資金を持ってるわけでもなく、実際に実行なんかできやしない」
優菜「・・・じゃあ、大金を渡して手を貸した奴がいるのか?」
ドラえもん「そう、手を貸した奴がいる。そいつが真の黒幕さ」
レオン「誰だ?」
ドラえもん「それは・・・恐らく、僕と同じ、未来から来た人間だ」
スネ夫「えぇ~!?」
ジャイアン「どういう事だ!」
優菜「・・・!成る程」
優斗「何か分かったのか?」
皆が優菜に注目する
優菜「過去でプラーガを侵食させ、支配すれば、未来も浸食された未来に書き換えられる。過去、つまりこの時代をのっとれば、未来の全てを乗っ取れるって事だ」
分かりやすく説明すると、妖怪ウォッチ2の現代に怪魔が溢れかえった時みたいな
ジャイアン「でもよ、それならなんでわざわざ過去でやるんだ?未来でやってればいいのによ」
ドラえもん「未来の警察は優秀なんだ。未来でそんなことを図っても、食い止められて逮捕されるのがオチだ」
ジャイアン「それもそうだな・・・」
スネ夫「過去なら、少なくとも時間が稼げるしね。一度支配すれば勝ちなワケだし」
ドラえもん「そもそも、過去の人間へ研究、計画の実行をさせれば、未来の警察にも感知されにくいんだ」
優斗「だから、研究者を雇ったりしてたのか」
雪香「・・・」
ドラえもん「これから、このすすきが原事件を皮切りにして世界中にプラーガが広まる。そして、世界は教団と犯人のものになる」
のび太「そんな・・・」
ドラえもん「それを阻止するために僕やセワシ君が来た。表向きは、のび太君の人生を変えるため。でも本当は、未来を守るためだ」
優菜「じゃあ、電話の相手はそのセワシって人?」
ドラえもん「そうだよ、でも詳しい話は後でね。正体がバレないようにしつつ僕らは犯人を特定するため調査し、計画を未然に防ごうとした。でも・・・結局犯人は特定できなかった。そして、このすすきが原の事件も止めることは出来なかった。調査を兼ねての無人島旅行だったんだけど、まさか裏目に出るとはね・・・。帰ってきて町を見た時は、愕然とした。・・・何のために来たのか、自分でも分からないよ」
のび太「・・・いいさ。難しい事はあまり分からないけど、君は世界を救う為頑張っていたんだろう?悪いのは僕たちの方さ。良く確かめもせずに疑って」
ドラえもん「別にいいさ。信じてくれてありがとう、のび太君。・・・それに、正直疑われてもおかしくない事ばかりしてたからね」
優斗「のび太のバカたちにはバレないとかな」
ドラえもん「う・・・」
スネ夫「まあ、バカはホントだししょうがないよね~」
のび太「うるさいなスネ夫!」
ジャイアン「・・・話の中身がさっぱりわからん」
スネ夫「つまり、未来の誰かがこの時代へきて教壇に協力してプラーガを撒いて、未来を変え、世界を支配しようとした。それを阻止するためにドラえもんはやってきた。そうでしょ?」
静香「ちなみに、この学校で何をしていたの?」
ドラえもん「大統領の娘のアシュリーさんがここに拉致されていることを掴んだんだよ。救出して計画を少しでも妨害しようと思ってね。でもまあ、いきなり怪物が現れたりして苦労したけどね。君達、教団に目を付けられてたんじゃないか?」
のび太「・・・うん。僕達が目立ったことをしたからドラえもんまで巻き添えを・・・」
ドラえもん「いいさ。それに、僕の代わりに君達が助け出してくれたしね。とにかく、アシュリーさんが救出できたならヘリを呼んで脱出しよう」
のび太「・・・どこでもドアは?」
ドラえもん「・・・例の犯人に僕の事を感づかれて、四次元空間にバリアを張られた。道具を取り出せない。同じ理由でタイムマシンも使えない。犯人は相当の知識と技術を持っているみたい」
のび太「そうなのか・・・」
健治「よく分からねぇけどよ、脱出できるって事だろ?」
ドラえもん「うん。僕の通信機でアメリカに連絡しよう」
という事で、ヘリが来るまで自由時間
優斗と優菜はベッドに並んで座っていた
優斗「・・・このまま終わると思うか?」
優菜「終わるわけないだろ。まだ決着がついてない」
優斗「だよな・・・」
優菜「いつ面倒な事になるか分からねぇ。いつでも準備しとけよ」
優斗「・・・お前はいつでも気を張り過ぎだぞ。もっと楽にしろ」
優斗は優菜の頭をそう言いながら撫でたが、優菜は驚いてすぐに手を振りほどいた
優菜「何すんだ!?」
優斗「いや、多少リラックスできっかなって」
優菜「できるか!」
優菜は離れて、ヘリを待った
優菜『・・・誰かにちゃんと撫でられるのは、久しぶりだったな』
すると、外からバララララララという音が聞こえてきた
久下「・・・ヘリの音だな」
スネ夫「やった!これで脱出できるぞ!」
レオン「・・・やけに早いな」
健治「大統領の娘の迎えだからな。ぶっ飛んで来たんだろ」
のび太「よし、じゃあ行こう」
優菜「・・・」
優斗「本物だと思うか?」
優菜「レオンの発言がフラグだからな・・・でも正直分からん。ヘリで飛んでる時に撃墜、なんてこともあるかもしれない」
優斗「警戒はしておくんだな?」
優菜「ああ」
皆は外に出て、ヘリを待った。ヘリがグラウンドの真ん中に降り、パイロットが降りてきた。中にはまだもう一人いる
パイロット「おーい、急いでくれー!」
アシュリー「早く乗って、脱出しましょう」
ドラえもん「おっと、その前にセワシ君に連絡しなきゃ」
のび太「セワシ君はこの町に?」
ドラえもん「ああ。二人で連絡を取りながらそれぞれ行動していたんだ。僕は学校でアシュリーさんの救出。セワシ君には街の調査を頼んだんだ」
ドラえもんは無線機を取り出し、連絡を取り始めた
優斗「・・・あいつらが本物かどうか分かるか?」
優菜「分からない。パイロットと知り合いだったら別だが、初対面だと判別のしようがない。・・・こういう時だけは、相手の心を読める能力が羨ましく感じるよ」
ドラえもん「・・・わかった。じゃあ気を付けてね」
ドラえもんは無線を斬り、無線機をしまった(どこに?という質問は受け付けておりません)
ドラえもん「よし、行こうか」
全員でヘリに乗り、中にテキトーに座った
もちろん優斗は優菜の隣に座った
健治「・・・これで、終わったのか?」
出木杉「確かに僕達は、あの地獄と化したすすきが原から、こうして脱出することが出来た。でも・・・」
聖奈「私たちが知っているすすきが原は、もう無い。亡くなった人も、帰ってはこない。失ったものは大きかった。得たものは無いわ」
久下「・・・終わらないさ。むしろ、これからもっと大変な事になる」
雪香「そうね。これから、教団はさらにプラーガを世界に広めていくと思う」
ドラえもん「教団を倒し、未来から来た犯人を捕まえなきゃ、世界は終わる。いや、終わるよりもっと酷い事になる」
のび太「・・・今は、ゆっくり休もうよ。こうしてみんなで生き延びれたじゃないか。まずは、その事を喜び合わなきゃ」
ジャイアン「・・・そうだな。ここでウジウジ言っても仕方ねぇ」
安雄「未来人は探さなきゃいけないけど、まずは基地を探さないといけないしね」
優菜「・・・未来人を見つけたら、殺すのか?捕まえるのか?」
ドラえもん「・・・理想は捕まえる事だけど、多分そんな生半可な戦いにはならないよ。殺す気で戦う事になると思う」
優菜「なら、基地を見つけたら即潰していいってこと?」
ドラえもん「まあ・・・出来るならそうだね」
優菜「OK、分かった」
ドラえもんと優菜以外の皆『一人で潰しそう・・・』
すると、優菜の瞼が重くなってきた
優菜『あれ・・・急に眠く・・・』
優菜は優斗の服を掴みながら、力を入れて起きようとするが、どんどん瞼は落ちていく
優菜『おかしい・・・なんで起きられ・・・な・・・い・・・』
優菜は優斗にもたれかかって寝てしまった
優斗『?・・・疲れてたんだな』
優斗は優菜が眠った事に気付いたが、特に気にすることも無かった。
しかし、周りのみんなもどんどん眠って行った
優斗『?・・・まさか!!催眠ガs・・・zzz』
優斗も寝てしまった。そう、今ヘリの中には催眠ガスが充満していた。今起きているのは、ロボットのドラえもんのみだった
ドラえもん「み、みんな・・・どうし・・・」
ドラえもんのしっぽをパイロットが引っ張った。ドラえもんはしっぽを引っ張られると、機能停止するのだ
パイロット1「しっぽを引っ張ったら止まりやがった。上に言われた通りだな。他のやつも全員が素で眠ったようだし、まんまと成功したな」
パイロット2「写真の奴らをヘリから落とすの忘れんなよ?そいつらが居たら、檻ごと本部が吹っ飛ばされちまう」
パイロット1「わかってるって」
パイロット1は優菜と優斗をヘリから落とし、席に戻った
パイロット2「よし、さっさとスペインの教団研究所本部まで飛ぶぞ。早くしねェと、本物のアメリカのヘリと鉢合わす可能性がある」
パイロット1「アメリカの救助ヘリのフリをしてさらうなんて、上手いこと考えたもんだ」
パイロット2「ハハハ・・・」
そうしてヘリは飛び去って行った
次回予告
ヘリから落とされた優菜たちは、もちろん生きている
しかし、この世界に居座る事は無くヒロアカの世界へ
救助訓練中に巻き起こった事件とは・・・
次回「ヴィラン襲来」