ちなみに優菜と優斗は、ヘリから落とされたが無事である。やっぱ人外だな
「ヴィラン襲来」
?「・・・て・・・きて・・・起きて・・・起きて!」
誰かに声をかけながら揺らされ、二人は目を覚ました
優菜「へ!?何!?」
優斗「ん?朝か?」
芦戸「もう訓練終わったよ~」
優菜「・・・ああ、寝ちゃったんだ」
麗日「仲良さそうに二人とも寄りかかっててね」
優菜「・・・マジ?」
麗日「うん」
ゆっくりと顔を手で塞いだ
そして、少しずつ顔が赤くなっていくのが伺えた
麗日『顔赤い・・・可愛い!』
峰田『ヒーロー科・・・最高!』
優斗『え?どういう状況?』
それから数分後・・・
オールマイト「お疲れさん!!緑谷少年以外は大きなけがもなし!しかし真摯に取り組んだ!!初めての訓練にしちゃ、皆上出来だったぜ!」
切島「相澤先生の後でこんな真っ当な授業・・・なんか拍子抜けというか・・・」
オールマイト「真っ当な授業もまた私たちの自由さ!それじゃあ私は緑谷少年に好評を聞かせねば!着替えて教室にお戻り!!」
オールマイトは出久の所へ走っていった
峰田「?急いでるなオールマイト・・・。かっけえ」
シッポは皆に見えないようにして着替えた
それから次の日、登校中
校門にオールマイトが教師になった事についてマスコミが集中し、そのせいで門が閉じてしまっていた
優菜「え?何で閉じてんの?」
マスコミ「君!雄英の生徒ですか?オールマイトについて何か教えてくれませんか?」
優斗「・・・どうする?」
優菜「無視するぞ。優斗、壁のとこに来い」
優菜が壁の前に行き、手で足場を作って踏ん張った
優菜「よしこい」
優斗「そういうことか」
優斗が勢いを付けて優菜の手に乗り、上へ放り投げて優斗は壁の上まで行った
優菜「先行っとけ」
優斗「了解」
優菜は波紋の呼吸をし、壁に張り付きながら登る
優菜「あんまりやり過ぎないでね。面倒だから」
壁を乗り越え、ダッシュで教室へ行き、席に着く
そして、すぐに先生が入ってきた
相澤「昨日の戦闘訓練お疲れ、映像と成績見させてもらった。爆轟、おまえもうガキみてえなマネすんな、能力あるんだから」
爆轟「・・・わかってる」
相澤「で、緑谷は腕ぶっ壊して一件落着か・・・個性の制御・・・いつまでも「出来ないから仕方ない」じゃ通せねえぞ。俺は同じこと言うのが嫌いだ。それさえクリアすればやれることは多い、焦れよ緑谷」
緑谷「はいっ!」
相澤「さてHRの本題だ。・・・急で悪いが、今日は君等に学級委員長を決めてもらう」
皆「学校っぽいの来たー!!!」
切島「委員長やりたいです!ソレ俺!!」
耳郎「ウチもやりたいス」
峰田「オイラのマニフェストは女子全員膝上30㎝!!」
青山「ボクの為にあるヤツ☆」
芦戸「リーダー!!やるやるー!!」
優斗『皆手上げるじゃん』
優菜『まあ、このクラスをまとめた実績狙いとかじゃないか?』
飯田「静粛にしたまえ!!多をけん引する責任重大な仕事だぞ・・!「やりたい者」がやれるモノではないだろう!!周囲からの信頼あってこそ務まる聖務・・・!民主主義に則り、真のリーダーを皆で決めるというのなら・・・これは投票で決めるべき議案!!!」
そういう飯田の挙手は、自分がなりたそうに天高く突き上げられていた
切島「そびえ立ってんじゃねーか!!何故発案した!!!」
蛙吹「日も浅いのに信頼のクソもないわ飯田ちゃん」
切島「そんなん皆自分にいれらぁ!」
飯田「だからこそ、ここで複数票を獲った者こそが真にふさわしい人間という事にならないか!?どうでしょうか先生!!!」
相澤「時間内に決めりゃ何でも良いよ」
結果・・・緑谷出久三票、八百万百二票により、学級委員長は緑谷出久、副委員長は八百万百になった
それから昼飯中
飯田や出久たちと食事をしていると、ウウーとサイレンが鳴り響いた
警報アナウンス「セキュリティ3が突破されました、生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難してください」
飯田「セキュリティ3って何ですか?」
三年生「校舎内に誰か侵入してきたってことだよ!三年間でこんなの初めてだ!!君等も早く!!」
気で空中に飛び、逃げようとする人ごみから抜けた
優菜「どういうことだ?」
外を見ると、校門からマスコミが入って来ていた
優菜「マスコミか・・・」
優斗『助けて・・・』
助けを呼ぶ優斗を人ごみから引っ張り出し、自分に掴まらせた
優斗「誰が侵入したんだ?」
優菜「多分、マスコミだ。先生が校門に集まってるしな」
優斗「マスコミか。でも、皆はパニックになってるし、叫ぶだけじゃ気づかないな」
優菜「そうだな。皆がすぐに目を向ける応な場所から言わない限り、気づかせるのは厳しいだろ」
すると飯田が麗日の個性で浮き上がり、エンジンの個性で出入り口の上まで飛んで行った
優斗「あいつ、何する気だ?」
そして「大丈夫」と大声で叫び、マスコミが原因であるという事も告げて、生徒たちは沈静化していった
優斗『やるじゃねえか』
優菜『達観してないで、戻るよ』
それから、全員教室へ戻っていった
次の時間は、委員長たち以外の委員決め
八百万「ホラ委員長、初めて」
出久「でっ、では他の委員決めを執り行って参ります!・・・けどその前にいいですか!委員長はやっぱり飯田君がいいと・・・思います!あんな風にかっこよく人をまとめられるんだ。僕は・・・飯田君がやるのが正しいと思うよ」
切島「あ!良いんじゃね!!飯田食堂で超活躍してたし!!緑谷でも別に良いけどさ!」
上鳴「非常口の標識みてぇになってたよな」
相澤「何でも良いから早く進めろ・・・時間がもったいない」
出久「ひっ!!!」
飯田「委員長の指名ならば仕方あるまい!!」
切島「任せたぜ非常口!!」
瀬呂「非常口飯田!!しっかりやれよー!!」
優斗『なあ、アレってマスコミに出来る様なものなのか』
優菜『門のやつか?・・・さあ?分からんな』
つぐのひ(次の日)
相澤「今日のヒーロー基礎学だが・・・俺とオールマイト、そしてもう一人の三人体制で見ることになった」
瀬呂「ハーイ!何するんですか!?」
相澤「災害水難何でもござれ、人命救助訓練だ!!」
上鳴「レスキュー・・・今回も大変そうだな」
芦戸「ねー!」
切島「バカおめー、これこそヒーローの本分だぜ!?鳴るぜ!!腕が!!」
蛙吹「水難なら私の独壇場ケロケロ」
相澤「おいまだ途中。今回コスチュームの着用は各自の判断で構わない。中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな。訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく、以上準備開始」
ということで、怪盗服はどっかに引っかかる可能性があるので体操服でバスの中へ
それから優菜は爆睡ルートへ
優菜「スースースー」
優斗「いや寝るなよ・・・」
爆豪「んだとコラ出すわ!!」
上鳴「この付き合いの浅さで既にクソを下水で煮込んだような性格と認識されるってすげぇよ」
爆豪「てめぇのボキャブラリーは何だコラ殺すぞ!!」
優斗『話の内容が全く見えないぞ・・・』
優菜「うっせぇ黙れ!!」
優斗『あ、起きた』
相澤「もう着くぞ、いい加減にしとけよ・・・」
皆「ハイ!!」
目的地に着いた
切島「すっげー!!USJかよ!?」
USJの前には宇宙服のような恰好をした人が待っており、説明を始めた
?「水難事故、土砂災害火事・・・ETC、あらゆる事故や災害を想定し、僕がつくった演習場です。その名も・・・ウソの(U)災害や(S)事故ルーム!!(J)」
出久「スペースヒーロー「13号」だ!災害救助でめざましい活躍をしている紳士的なヒーロー!」
麗日「わー!私好きなの13号!」
皆が興奮して13号に気を取られているうちに・・・
優菜「今のうちに・・・みんな出しとくか」
優斗「そうだな
ペルソナを六人とも、全員出した
優菜「まあ、あくまで演習だからそこまで本気にすんじゃねえぞ・・・特にヘル」
ヘル「言われなくてもわかってるわよ」
優菜「殺すんじゃなくて助けるだからな」
相澤「仕方ない始めるか」
優菜「全員、皆に見えない様にね」
ペルソナたちにそう言い、皆の所に戻った
13号「えー始める前にお小言を一つ二つ・・・三つ・・・四つ・・・」
皆の心の声『増えてく・・・』
13号「皆さんご存知だとは思いますが、僕の個性はブラックホール、どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
出久「その個性でどんな災害からも人を救い上げるんですよね」
13号「ええ・・・しかし簡単に人を殺せる力です。皆の中にもそういう個性がいるでしょう。超人社会、個性の使用を資格制にし厳しく規制することで、一見成り立っているようには見えます。しかし一歩間違えれば容易に人を殺せるいきすぎた個性を個々が持っていることを忘れないで下さい。相澤さんに体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイト対人戦闘でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います。この授業では・・・心機一転!人命の為に個性をどう活用するかを学んでいきましょう!君達の力は人を傷つける為にあるのではない、助けるためにあるのだと心得て帰って下さいな。以上!ご清聴ありがとうございました」
麗日「ステキー!」
飯田「ブラボー!!ブラーボー!!」
相澤「そんじゃあまずは・・」
USJの中に入ると、優菜が何かを感じたように中央を凝視した
優菜『・・・殺気か』
中央に黒い渦のような穴が開き、人が何人か出てきた
相澤も気づき、全体の進行を止めた
相澤「一塊になって動くな!!13号!!生徒を守れ!」
切島「何だアリャ!?また入試時みたいなもう始まってんぞパターン?」
相澤「動くな、あれはヴィランだ!!!!」
相澤先生が応戦に中央へ走っていった
そして、ヴィランを連れてきた黒い霧がこっちへ
黒霧「初めまして、我々はヴィラン連合。僭越ながら・・・この度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは、平和の象徴オールマイトに息絶えて頂きたいと思っての事でして・・・。本来ならば、ここにオールマイトがいらっしゃるはず・・・ですが、何か変更あったのでしょうか?まぁ・・・それとは関係なく・・・私の役目はこれ」
黒霧が何かをする前に止めようと、優菜は発砲し、爆豪は爆破し、切島が切り裂いた
切島「その前に俺たちにやられることは考えてなかったか!?」
しかし、何事もなかったかのように黒霧は下がり、また話し始めた
黒霧「危ない危ない・・・そう、生徒といえど優秀な金の卵」
13号「ダメだどきなさい二人とも!」
爆豪と切島が霧に飲まれて消え、皆も次々と消えていった
出久「皆!!」
優斗は早々に離脱したが、優菜は出久を守ろうとして一緒に消えていった
優斗「面倒な事になったな。イフリートは俺と一緒に、他は皆の救助及び援護をしてくれ」
ペルソナたちは命令通りに散って行き、優斗も捜索に乗り出した
残ったのは飯田と障子に瀬呂、砂藤に麗日、そして13号のみだった
飯田「皆は!?いるか!?確認できるか!?」
障子「散り散りにはなっているがこの施設内にいる」
瀬呂「物理攻撃無効でワープって・・・!!最悪の個性だぜおい!!」
13号「・・・委員長!」
飯田「は!!」
13号「君に託します。学校まで駆けてこのことを伝えてください。警報ならず、そして電話も圏外になっていました。警報機は赤外線式・・・先輩・・・イレイザーヘッドが下で個性を消しまわっているにも拘らず無作動なのは・・・恐らくそれらを妨害可能な個性がいて、即座に隠したのでしょう。とすると、それを見つけ出すより君が駆けたほうが早い!」
飯田「しかしクラスを置いてくなど委員長の風上にm」
砂籐「行けって非常口!!外に出れば警報がある!だからこいつらはこん中だけで事を起こしてんだろう!?」
瀬呂「外にさえ出られりゃ追っちゃこれねぇよ!!お前の脚でモヤを振り切れ!!」
13号「救うために個性を使ってください!!」
麗日「食堂の時みたく・・・サポートなら私超できるから!する!!から!!お願いね委員長!!」
黒霧「手段がないとはいえ、敵前で策を語る阿保がいますか」
13号「バレても問題ないから語ったんでしょうが!!」
その頃の優菜
優菜『飛ばされたか!?』
自分の身体が、冷たい液体に包まれたのを感じた
優菜『水?水難か!』
まず武空術で浮き上がり、状況を確認した
ヴィラン「ガアアアア」
ヴィランが一人噛み付いてきたが、すぐにぶん殴って湖に落とした
ヴィラン「ギャアアアア」
倒れたヴィランは魚のようにプカプカと浮いていた
気を探り、出久達が船に上がっていることを確認したため、俺も上がった
優菜「全員、無事か?怪我はないか?」
出久「僕らは蛙吹さんに助けてもらったよ」
蛙吹「梅雨ちゃんと呼んで。しかし、大変なことになったわね」
出久「カリキュラムが割れてた・・・!単純に考えれば、先日のマスコミ乱入は情報を得る為に奴らが仕組んだってことだ」
峰田「でもよでもよ!オールマイトを殺すなんて出来っこねえさ!オールマイトが来たらあんな奴らケチョンチョンだぜ」
蛙吹「峰田ちゃん・・・殺せる算段が整ってるから、連中こんな無茶してるんじゃないの?そこまでできる連中に、私達嬲り殺すって言われたのよ?オールマイトが来るまで持ちこたえられるかしら?オールマイトが来たとして・・・無事に済むのかしら」
峰田「みみみ緑谷ァ!!!」
ヴィラン「んのヤロォ!!殺してやる!!」
先ほどのヴィランが復活して、こちらに罵声を浴びせてきたようだ
すると、次から次に水中からヴィランが湧き出てきた
峰田「大量だあああ~~!!!」
優菜「・・・」
出久「奴らに・・・オールマイトを倒す術があるんなら・・・!!僕らが今すべきことは・・・戦って、阻止する事!!」
峰田「何が戦うだよバカかよぉ!オールマイトブッ倒せるかもしれねー奴らなんだろ!?矛盾が生じてんぞ緑谷!!雄英ヒーローが助けに来てくれるまで大人しくが得策に決まってらい!!」
出久「峰田君下の連中・・・明らかに水中線を想定してるよね」
峰田「ムシかよー!!」
蛙吹「この施設の設計をした上で人員を集めたってこと?」
出久「そう!そこまで情報仕入れておいて、周到に準備してくる連中にしちゃおかしな点がある。この水難ゾーンに蛙すっ・・・つっ梅雨っ・・・ちゃんが移動させられてるって点!!」
蛙吹「自分のペースで良いのよ」
出久「あ、そうなの・・・」
峰田「だから何なんだよー!!?」
出久「だからつまり!生徒の個性は分かってないんじゃない?」
蛙吹「蛙の私を知ってたら、あっちの火災ゾーンにでも放り込むわね」
蛙吹はビルが燃え盛るエリアを指しながらそう言った
出久「僕らの個性が分からないからこそきっと、バラバラにして数で攻め落とすって作戦にしたんだよ。数も経験も劣る!勝利の鍵は一つ!僕らの個性が相手にとって未知であること!!敵は船に上がろうとしてこない!これが仮説を裏付けてる!」
作戦を立てるために、全員の個性を確認
蛙吹「私は跳躍と壁に貼り付けるのと舌を伸ばせるわ。最長で20m程ね。あとは胃袋を外に出して洗ったり、毒性の粘液・・・といっても多少ピリッとする程度のを分泌できる」
峰田「分・・・泌・・・!!」
蛙吹「後半二つはほぼ役に立たないし忘れていいかも」
峰田「分・・・泌」
優菜「黙れ峰田」
出久「薄々思ってたけど・・・強いね。僕は・・・超パワーだけど・・・使った先からバッキバキになる・・・諸刃の剣的な・・・アレです」
峰田が頭から玉をもぎり、壁にくっつける
峰田「超くっつく。体調によっちゃ一日たってもくっついたまま。モギったそばから生えてくるけど、モギりすぎると血が出る。オイラ自身にはくっつかずにブニブニ跳ねる」
優菜「・・・・」
出久「・・・・・」
蛙吹「・・・・・・」
峰田「だから言ってんだろ大人しく助けを待とうってよぉ!オイラの個性はバリバリ戦闘に不向きな~~!!!」
出久「ちっ、違うってば、凄い個性だから活用法を考えて・・・」
ヴィランの一人が船に向かって攻撃してきた
ヴィラン「じれったいだけだ、ちゃっちゃと終わらそう」
蛙吹「なんて力・・・!船が割れたわ」
峰田「ううう~」
優菜「・・・私の個性は、魔法とでも思って。だいたいなんでもできるわ。攻撃は、入試の0ポイントが破壊できるくらいの威力よ」
出久「え・・・」
峰田「おい、この絶望的な状況で頭イカレたんじゃねえのか!?そんな妄想モリモリみたいな個性あるのか!?」
優菜「火も出せるからあんた燃やそうか」
出久「ちょっと待って・・・」
出久は会話を止めさせ、少し考えた後にこう話し始めた
出久「一つ、提案があるんだけど」
優菜「聞かせて」
出久の語る作戦に、三人は耳を傾けた
一分後、痺れを切らしたヴィランが一人、船に乗り込んできた
ヴィラン「おらガキ共ーっ!覚悟しr」
そのヴィランの喉を掴み、持ち上げた
ヴィラン「ぐ・・・g」
そこに波紋を流し、感電したような痺れを起こさせた
そして、ヴィランの足を湖に浸けた
波紋は湖全体に流れ、ヴィラン達が次々と感電していく
優菜「よし、動きを鈍くしたぞ」
出久「それじゃあ、皆。行くよ!」
まず、優菜がヴィランを投げ捨てて船から飛び出し、水上に浮遊した
ヴィラン「てめえはさっきの!ぶっ殺してやる!!」
優菜「いくよ!」
優菜は水面に向かって、本気で拳を叩きつけた。地面が見える程水が隅に避け、叩きつけた中心にヴィランと共に戻ってくる
そして蛙吹さんが出久と峰田を抱えて、上空に向かって飛び跳ねた
出久「峰田君!」
峰田「分かった!」
優菜はすぐに武空術で逃げ、ヴィランがつまる中心に次々と峰田のモギモギが投げ入れられていく
そして集まったヴィランが全員くっつき、一掃した
本来なら出久がやるところだが・・・一発だけしかできないなら、俺がやるべきだろう
そして、蛙吹を捕まえた
優菜「梅雨ちゃん!二人をしっかり抱えててよ。陸まで飛ぶから」
その頃、他のみんなは・・・
倒壊ゾーン
カオス「ここは大丈夫なのか?」
爆豪「てめえは確か・・」
切島「優菜達が使ってたやつだよな?」
カオス「やることあるか?」
切島「いや、ここは全部倒しちまったよ」
カオス「大丈夫ってことだな?じゃあ他のとこ行くか」
火災ゾーン
尾白「クソッ敵が多いな・・・」
ヴィラン「オラァ!!」
尾白「後ろから!?ぐっ」
奇襲に対し、シッポで嬲り飛ばした
ヴィラン「隙あり!」
尾白「しまっ」
その隙をヴィランが突こうとしたが、右方から銃声が聞こえ、襲ってきたヴィランが倒れた
尾白「え?」
アリエル「大丈夫ですか?」
尾白「あんたは優菜の・・・」
アリエルは群がってくるヴィランを次々と撃ち倒しながら尾白の所
アリエル「怪我してるなら治しますよ」
尾白「あ、ああ助かる」
アリエル『誰か応援来れますか?』
カオス『俺が今終わったから行こう。どこだ?』
アリエル『火災ゾーンです』
すると上空に穴が開き、そこからカオスが現れ、尾白の所へ
カオス「大丈夫か?」
尾白「え!?ワープ!?」
アリエル「はい。少々敵が多いですが」
カオス「お前は回復してな。そのうちにこいつらは片付ける」
ヴィラン「なんだと~!!」
カオスはヴィラン達に向かって行き、次々と殴り飛ばしていく
カオス「どんどん来いよ」
土砂ゾーン
轟の個性により、土砂は氷に覆われていた
ヘル「ええぇぇ・・・氷?コレ、すごいわね。・・・!!向こうに魂が一つあるわね」
魂に近づいていくと、瓦礫の中に服だけ空中に浮いていた
しかし、魂はそこにある・・・・という事は
ヘル「貴女・・・透明人間?」
葉隠「え!?あっ貴女は・・・」
ヘル「ちょっとヤバそうだから、さっさと出るわよ」
葉隠「はい!」
ヘル『こっち一人見つけた、終わるまで援護しとく』
他のペルソナたち『了解』
カオス『こっちは、アリエルと一緒に応戦中。一人見つけたから終わりまで一緒にいるぞ。あっでもその前に二人あったが、もう全員倒していたぞ』
ガイア『私は今二人見つけたから、確保したら入口に戻るわ』
暴風・大雨ゾーン
常闇「ちょっときついか?」
口田「・・・」ボソボソ
ガイア「大丈夫ですか?」
ガイアは氷のかまくらを作り、常闇たちに自分ごと被せた
ずらされない様に、地面にかまくらの足元を貫通させながら氷柱を刺した
そしてライトを作り出して中を明るくし、結果的にダークシャドウが暴れないようにした
常闇「なんだ!?」
ガイア「助けに来ました」
口田「・・・」ボソボソ
ガイア「ええ、優菜たちの個性です。それで、今周りにたくさん敵がいますが・・・。手伝いましょうか?」
常闇「あ、ああ。頼む」
ガイア「よし、任せなさい」
それからペルソナ通信に戻って
クロノス『三人見つけたが、敵を押しているため見守っている。やられそうだったら助けに入る』
そして入り口付近
イフリート「という事らしい」
優斗「皆は大丈夫そうだな。なら、生徒が居て一番さヤバいのは、俺たちの居るここか」
黒霧「13号、災害救助で活躍するヒーロー。やはり・・」
芦戸「先生ー!!」
黒霧「戦闘訓練は一般ヒーローに比べ半歩劣る、自分で自分をチリにしてしまった」
13号はブラックホールの個性を黒霧に使ったが、後ろにゲートを繋げられてしまい、自分をチリにしてしまっていた
砂籐「飯田ァ走れって!!!!」
飯田「くそう!!」
黒霧「散らし漏らした子ども・・・教師たちを呼ばれてはこちらも大変ですので」
黒霧が飯田の前にワープし、捕まえようとしたが、障子が庇った
障子「行け!!早く」
飯田「くそっ!!」
風の魔法で黒霧を吹き飛ばし、障子たちから遠ざけた
優斗「やるんならこっちに来い。委員長の邪魔はさせないぞ」
その頃優菜たちは、中心の相澤先生が戦っていた場所に来ていた
相澤先生は・・・脳が露出した化け物にやられ、地面に横たわっていた
死柄木「対平和の象徴、改人脳無」
優菜『うわ・・・バイオかよ』
出久「先・・・生・・・」
蛙吹「嘘でしょ・・・相澤先生が・・・」
峰田「終わりだ・・・俺達死ぬんだ・・・」
優菜「しっかりしろお前ら。・・・どうやったら生き残れるか、20秒やるから考えろ。思い付いたら、俺が時間稼ぎしてやる」
そしてまた入り口へ
飯田「くっ・・・!!」
黒霧「ちょこざいな・・・!外には出させない!」
黒霧のワープゲートの個性で入り口の前に立ちはだかれてしまい、飯田が出れずにいた
すると、飛ばし損ねられた麗日が黒霧に向かって走り出した
芦戸「麗日どうしたの!!」
麗日「皆!アレ!」
麗日は、霧の中にちらちらと見える装飾品を指した
優斗「・・・そうか!」
優斗も走りだす
飯田「ええい!!」
飯田がエンジンで掴まる前に抜けようとしたが
黒霧「生意気だぞメガネ・・・!消えろ!!」
霧が広がり、立ちふさがった
優斗「イフリート!!」
優斗が飛ばしたイフリートは、装飾品を掴んだ
イフリート「こんなのがついているという事は!」
麗日のほうに放り投げた
麗日「実体があるってことよね!!!行けええ!!!飯田くーん!!!」
麗日が装飾品に触り、空中に浮かせた
そして飯田はUSJから出て行き、助けを呼びに行った
黒霧が逃げない様に、テープで引っ付けて地面に叩き落した
優斗「油断するなよ。助けが来ても集中は切らすな」
優斗達が黒霧を抑え込んでいた頃、優菜たちは
相澤「~っ!!!!!」
相澤の右腕は、有無によりバキバキと折られていく
死柄木「個性を消せる。素敵だけどなんてことはないね。圧倒的な力の前ではつまり、ただの無個性だもの」
そして脳無が左腕も、グシャっと踏みつぶした
相澤「ぐぁ・・・!!」
相澤が悲痛な叫びをあげると、今度は頭を持ち上げて地面に叩きつけた
優菜「思い付いた?だったらすぐに行って、アレは俺がやる」
峰田「お、俺・・・?」
優菜「・・・そこは気にしないで。兎角逃げて、私が相手をするから」
出久「それは・・・」
蛙吹「それはダメよ優菜ちゃん」
優菜「何でだ?私はまだ本気で相手できてないんだ。少しぐらいやらせてほしい」
蛙吹「・・・やけに好戦的なのね。それに、口調も少し荒っぽいわ。でも、ここは逃げるべきよ。私達が行っても無駄よ。貴女は強いかもしれないけど、私たちは違う。戦略的撤退をすべきよ」
優菜「・・・間を取って殿」
蛙吹「それでいいわ。入り口に行きましょ。皆もあそこを目指していると思うし」
蛙吹達が物音を立てないように忍び足で、入り口の方に歩いていき、優菜はずっと死柄木を見つめていた
優菜『あいつが主犯だな。顔を覚えておこう』
顔を覚えようとじっと見ていると、死柄木の目がこちらの目と重なった
優菜「走れ!見つかった!!」
出久「え!?」
脳無が相澤をいたぶるのをやめ、こちらへと走ってくる
優菜「俺が相手する!早く行かねえと、入り口まで蹴り飛ばすぞ!!」
峰田「ヒィイ!!」
向かってきた脳無に、蹴りを入れようとするがガシッっと摑まれてしまった
優菜「なっ!?」
そして振りかぶって投げ飛ばそうとしたため、すぐに気の剣で腕を切り落とした
すぐに離れて、気弾を撃って牽制する
優菜『出久たちは逃げたか・・・?』
後ろを確認し、30メートルは遠ざかったことを確認した
優菜『よし、これだけ離れれば・・・』
前を向いたら、ピンク色のしわが目の前に広がった
優菜『は・・・?』
身体を掴まれて、地面に叩きつけられた
その拍子に、全身の軋んだ音が聞こえた
優菜「ァ・・・」
脳無はすぐに頭を踏みつぶそうとしたが、風の魔法で吹き飛ばしてすぐに逃げた
離れてから脳無の姿を確認すると、先ほど切り落とした腕が綺麗に再生していた
優菜「再生持ちかよ」
死柄木「お前、雄英のガキか」
優菜「だったら何?今考え中だから喋らないでくれる?」
死柄木「・・・へぇ・・・お前人殺したことあるんじゃないか?いや、あるだろ・・・その目は殺したことがないとできない目だぞ」
優菜「黙ってろっt」
隙をつかれ、殴り飛ばされた
優菜「ウガ・・・」
瓦礫に叩きつけられ、ズルズルとずり落ちた
地面に仰向けで墜ち、激突した瞬間一瞬意識が消えた
天井のガラスから見える空の水色は、上方から真っ赤に染まっていった
優菜『血が出てるのか?当たり所が悪かったか・・・』
赤い視界の中、死柄木の所に霧が向かっているのが見えた
黒霧「死柄木弔」
死柄木「黒霧、13号はやったのか」
黒霧「行動不能には出来たものの。散らし損ねた生徒がおりまして・・・一名逃げられました」
死柄木「・・・は?はー・・・はあー・・・黒霧お前・・・お前がワープゲートじゃなかったら粉々にしてたよ・・・。さすがに何十人ものプロ相手じゃ敵わない。ゲームオーバーだ、あーあ・・・今回はゲームオーバーだ。帰ろっか」
優菜『帰る・・・?」
死柄木「けどもその前に、平和の象徴としての矜持を少しでも」
死柄木がこちらに向かってくる
死柄木「へし折って帰ろう!」
目の前で止まり優菜の顔を触ろうとするが、触られない様に腕を掴み離そうとする
死柄木「どうした?この程度じゃ触っちまうぜ」
目の先まで手が近づき、とうとう触られてしまった
しかし、何も起こらない
死柄木「・・・本っ当かっこいいぜ、イレイザーヘッド」
相澤先生の個性により、死柄木の個性は相殺されたようだ
死柄木「脳無」
脳無は相澤先生にトドメを刺そうと近付いて行った
しかし入口から飛んで来た者によって、脳無はぶっ飛ばされた
?「もう大丈夫」
聞き覚えのある声と言葉だ
オールマイト「私が来た!!!」
これをいうのは・・・
優菜『オールマイト!?』
死柄木「あー・・・コンティニューだ」
オールマイト「嫌な予感がしてね・・・。校長のお話を振り切りやってきたよ。来る途中で飯田少年とすれ違って、何が起きているかはあらまし聞いた」
皆「オールマイトォォ!!!!!」
入口からこっちまで聞こえてくるほどの声量で、出久たちが叫んでいた
特に出久は、本人だと分かるほどの声量だった
死柄木「待ったよヒーロー、社会のゴミめ」
ヴィラン1「あれが・・!!生で見るの初めてだぜ・・!!迫力すげぇ・・」
ヴィラン2「バカヤロウ。尻ごみすんなよ、アレを殺って俺たちが・・・」
オールマイトは喋ってたヴィランを倒し、相澤先生の所に
オールマイト「相澤君すまない」
相澤を抱え、今度は俺を死柄木から離した
すると、入り口から優斗が飛んできた
優斗「大丈夫か優菜!」
オールマイト「優斗君、良い所に来た。相澤君と優菜君を頼んだ。相澤君は意識がない、優菜君は一人で歩けそうにないから早く!!」
イフリート「みんな聞いてたな?入り口に皆を」
クロノス『そろそろ終わりそうだから、終わったら行く』
ガイア『今終わった、向かうわ』
ヘル『こっちはさっきから待ってたわよ』
カオス『こっちも今終わった、向かう』
イフリート「だそうだ」
優斗「イフリートは先生を空から連れてってくれ」
山岳ゾーン
ヴィラン「手ぇ上げろ個性は禁止だ。使えばこいつを殺す」
ヴィランは電気を使い果たしてウェイウェイ言ってる上鳴に銃口を向けた
八百万「上鳴さん・・・!!」
耳郎「やられた・・・!!完全に油断してた・・・」
ヴィラン「同じ電気系個性としては、殺しはしたくないがしょうがないよな」
耳郎「全滅させたと思わせてからの伏兵・・・。こんなことも想像出来ていなかったなんて・・・」
八百万「電気系・・・!恐らく轟さんの言っていた通信妨害してる奴ね・・・!」
ヴィラン「そっちへ行く。決して動くなよ」
耳郎「・・・上鳴もだけどさ・・・電気系ってさ「生まれながら勝ち組」じゃん?」
八百万「?何を・・・だってヒーローでなくても色んな仕事あるし引く手数多じゃん、いや純粋な疑問ね?なんでヴィランなんかやってんのかなって・・・」
耳郎の右耳からプラグが伸びて、右足のスピーカーまであと少しの所まで来たところで
ヴィラン「気づかないとでも思ったか?」
上鳴「ウェイ!?」
ヴィランは上鳴の頭に銃口を当てた
耳郎「くっ!!」
ヴィラン「子供の浅知恵など、バカな大人にしか通じないさ。ヒーローの卵が人質を軽視するなよ。お前達が抵抗しなければ、このアホは見逃してやるぜ?他人の命か自分らの命か・・・!さぁ・・・動くなよ・・・」
クロノス「行かければといけないか」
クロノスは時間を止めて上鳴を助けた
そして時は動き出す
上鳴「ウェイ?」
八百万「上鳴さん!」
クロノス「しっかり守りなさい」
耳郎「あんたは!」
ヴィラン「クソッ」
クロノス「全く。貴方の方こそ、相手が子供だからといって油断しすぎです」
ヴィラン「ならお前を先に殺してやる!」
クロノス「何を言っている。お前はもう負けているのだぞ」
ヴィラン「なn」
ヴィランの身体は次々と殴られたように、凹んでいった
クロノス「お前に起こる事、その全て時間を遅らせた」
先ほどの時間停止の間に、何度も殴っておいた
それが経った今届くように時間を調整しておいた
耳郎「とりあえず、もう大丈夫ってこと?」
クロノス「他のやつはもう入口の所にいる。さっきオールマイトとか言う奴もも来たらしい」
八百万「オールマイトが!?・・・わかりました、早く行きましょう」
上鳴「ウェイ?」
そして優斗は優菜を抱えて逃げていた
優菜『あれ・・・今、どういう状況なんだ?』
優斗「逃げるぞ!優菜!」
優菜『逃げる・・・?確かオールマイトが来て・・・そうだ、今脳無と』
逃げる優斗を尻目に、オールマイトは脳無と戦っていた
オールマイト「そういう感じか・・!!」
オールマイトが脳無を地面に突き立てたかと思うと、黒霧の所為で背中にワープゲートを繋げられ横腹を掴まれてしまい血がにじんでいるらしい
優菜『よし、大体わかったぞ。まず今の視界は血で赤く染まっている。だから、赤+何か=の色で見えるはずだ。で、今はやや紫ぐらいの色だから赤と青系の何かか。多分空だなあのピンクのはまさか!!月か!!』
※太陽です。月は昼にはほぼ見えません。血を出し過ぎて、頭に血が回ってないのかな?いえ、回ってないのは私(作者)の頭ですね
優菜『いや、月じゃないな。あんなに明るくない。でもそうか、月なら・・・』
優菜は優斗の服を引っ張り、耳を傾けさせた
優斗「どうした?」
優菜「ちょっと止まって」
優斗は立ち止まり、優菜の顔を覗き込んだ
優菜「降ろして」
優斗「そんなヒマは無いだろ」
優菜「早く!!」
優斗「・・・分かった」
言われた通り、優菜をゆっくり地面に降ろした
優斗「何する気だ?」
優菜「俺が今から、気弾を月に見立てて大猿になる。様子がおかしくなったら、オールマイトの方に投げ飛ばしてくれ」
優斗「正気か?大猿になっても意識を保てる保証は無いだろ」
優菜「・・・やってみせる」
優斗「目が泳いでるぞ」
優菜「オールマイトは強いが、あいつらはそのオールマイトを殺すために来てるんだ。せめて「何ここカオスすぎ、今回は諦めた方が良さそう」とか思わせた方が良い」
優斗「・・・まあ確かに、でっかい猿が暴れてたらヤベェとはなるだろうが・・・」
優菜「すぐ行くからな。さっさと飛ばせよ」
優斗「だが、意識を保てなかったらどうする?」
優菜「・・・殺せば?」
優斗「他人事みたいに・・・。どうなっても知らないからな」
優菜は手の平に丸い気弾を作り、空へ挙げた。それを月に見立て、尻尾はビクンと反応する
ドクンと脈が速くなる。本能と理性が混濁していく
優斗「よし、行くぞ」
右足を全力で踏み込み、オールマイトの上空へと優菜を投げ飛ばした
優斗「逃げるぞイフリート!!」
優菜の身体は巨大化していき、どんどん毛深くなっていく
骨格は変わり、服は裂け、ビルを越える程の大きさになり、咆哮をした
それに黒霧が気付き、上を向いた
その隙をつくように脳無の右半身が凍った
オールマイト「これは・・!」
脳無の凍った部分を割り、オールマイトが抜けだした
そして、凍らせたのはもちろんこの人である
轟「オールマイトを助けれたのはいいが・・・こりゃ一体何だ?」
轟は優菜を見上げた
大猿優菜「ウギャアアアアアア!!」
黒霧「これは一体!?」
死柄木「はあー・・・面倒なことになりやがった」
爆豪「なんだあれ・・・」
オールマイト「一体どういうことだ!?」
優斗「どうだ・・・?」
大猿優菜「ウアギャアアアアア!!」
優菜はオールマイトに向かって腕を振り落とした
オールマイト「なッ!」
優斗「カオス!!」
カオスを緊急で呼び出し、オールマイトの上に壁を作り、攻撃を防いだ
優斗「やっぱダメじゃねえか!!」
優斗は大猿優菜の後ろに行き、膝の裏を思いっきり蹴って片膝をつかせてこちらに注意を向けた
黒霧「今度は何だ!?」
次に脳無を上に蹴り上げたら、大猿優菜はレーザーポインターを見た猫のように叩き潰した
優斗「そのヴィランたち任せていいですか!?」
オールマイト「任せなさい!!」
轟「俺達も手伝うか?」
優斗「いや、一人で大丈夫だ」
優斗は優菜を湖の方に追いやり、一対一の状況を作った
死柄木「まさか生徒に殺られるなんてな」
オールマイト「どうした?来ないのかな!?クリアとかなんとか言ってたが・・・出来るものならしてみろよ!!」
死柄木は何も言わず、黒霧は困った様に
オールマイト「さぁどうした!?」
黒霧「・・・なら、そうさせてもらいましょう」
黒霧がオールマイトへ飛び込んで行った
そこへ逃げたと思っていた出久が飛び込んできた
切島「な・・・緑谷!!?」
出久「オールマイトから離れろ!!」
黒霧「二度目はありませんよ!!」
死柄木の手がワープゲートを通して、緑谷の顔へ
しかし当たる瞬間、入り口から放たれた攻撃によっての死柄木たちの攻撃は妨害された
オールマイト「来たか!!」
入口には数々のヒーローが並び立ち、そのセンターに飯田が立っていた
飯田「ごめんよ皆、遅くなったね」
麗日「飯田君・・・!」
飯田「すぐ動けるものをかき集めてきた、1-Aクラス委員長飯田天哉!!ただいま戻りました!!!」
死柄木「あーあ来ちゃったな・・・。ゲームオーバーだ、帰って出直すか」
銃を使うヒーローが死柄木に向かって、次々と弾を発砲した
死柄木「ぐっ!!」
銃を撃っているヒーロー「この距離で捕獲可能な個性は・・・」
死柄木がワープゲートで逃げようとする
黒霧「これは・・・」
しかし、黒霧は何かに引っ張られて逃げられない
13号「僕だ・・・!!」
死柄木「今回は失敗だったけど・・・今度は殺すぞ平和の象徴オールマイト」
そこに出久が捕まえようと飛び込んだ
だが、寸前でワープゲートで逃げられた
13号は気絶し、止めきれなかったのだ
出久「・・・何も・・・出来なかった・・・」
オールマイト「そんなことはないさ、あの数秒がなければ私はやられていた・・!また助けられちゃったな」
出久が泣きながら言う
出久「無事で・・・良かったです・・・!」
オールマイト「さて、あとの問題はあっちか」
オールマイトは、大猿優菜を注視した
そして、入り口のヒーローたちも湖へ
大猿優菜を何とかしようと、優斗は奮闘していた
優斗「どうすんだよこれ。ヘル、お前なんか知らないのか?シン達の事知ってただろ」
ヘル『大猿なら、尻尾を切ればいいわ』
優斗「・・・切って大丈夫なのか?」
ヘル『平衡感覚が慣れるまでイカれるけど、今の状況では最善策よ』
大猿優菜は口から火炎砲を放ってきたが、水の魔法を連写して蒸発させた
優斗「仕方ねえか。でもどうやって切るんだ?後ろに回る余裕なんてないぞ」
ヘル『知らないわよ。あんたも超パワーとかないわけ?変身とか』
優斗「ねえよ。魔法だけだ」
ヘル『私は手伝えないわよ。いま透明の子を送ってるから』
優斗「どうしたもんかな・・・」
話している間も、大猿優菜は暴れ続けている。しかも、少しずつ中央に向かっているのだ
このままではヴィランの一人として迎撃されかねない
轟「大丈夫か!」
轟が心配して、こちらまで来てくれたようだ
優斗「正直キツイ!手伝ってくれるか!?」
轟「分かった。こいつを凍らせればいいか?」
優斗「足元だけでいい、湖ごと足を凍らせてくれ」
轟「任せろ」
出久「二人とも待って!!」
優斗「?どうした出久」
出久「僕にも手伝わせて欲しい」
優斗「・・・なら足元を凍らせた後、後ろから倒れるようにぶん殴ってくれ」
出久「分かった!」
まず優斗が上空へ注意を引いて、その隙に湖ごと轟が凍らせ、後ろから出久が腕を折りながら殴って前に倒し、優斗が異空間から剣を取り出して尻尾を切り落とした
大猿優菜「ウギャアアァァァァ・・・」
大猿優菜の身体はどんどん小さくなり、サルの毛も消え去って裸の優菜が姿を現した
優菜は氷の地面に倒れこみ、意識は手放されているようで起きて来なかった
出久「ゆ、優菜さん・・・?」
出久が駆け寄ろうとしたが、優斗が先に近寄り、カオスの空間から取り出した毛布でユウナを包み、抱え上げた
轟「・・・大丈夫なのか?」
優斗「慣れるまで歩く事が難しいだろうが・・・まあ、リハビリ次第でどうにでもなる。それより、この事態をどう説明するかを考えただけで頭が痛い」
出久「大きい猿になったのは優菜さんの個性だったりするの?」
優斗「まあ、個性っちゃ個性だ」
すると、切島が駆け寄ってきた
切島「緑谷ぁ!!優菜ぁ!!大丈夫か!?」
出久「切島君・・・!」
切島「おう、皆大丈夫そうだな。さっきのでっかい猿は倒しちまったのか?」
優斗「そこはおいおい説明する。多分、先生たちに先に説明した方がいい」
切島「?そうか」
切島はそう言いながら優菜の顔を覗き込んだ
切島「優菜は寝ちまってるのか?」
優斗「気絶してるんだ。リカバリーガールのとこに連れて行きたい」
切島「そっか。なら、先生たちには説明しとくから、先行ってていいぞ。緑谷も腕折れてるっぽいし」
出久「ありがとう。切島くん」
優斗「そういえばオールマイトは?」
切島「オールマイトなら向こうに・・・」
切島はオールマイトの居た場所を指したが、オールマイトがいたところは四方をセメントで固められていた
切島「何だアレ?」
すると、セメントの塊のようなヒーローが近づいてきた
セメントス「君たち、生徒の安否を確認したいからゲート前に集まってくれ。ケガ人の方はこちらで対処するよ」
切島「そりゃそうだ!ラジャっす!!」
切島は入口へ走っていった
すると、入り口と逆側のセメントが崩れ、中からやせこけた姿のオールマイト?が出てきた
オールマイト「ありがとう助かったよ・・・セメントス」
セメントス「俺もあなたのファンなので・・・このまま姿を隠しつつ保、健室へ向かいましょう。しかしまァ、毎度無茶しますねその子・・・」
セメントスは誰のことを言っているのだろうか。無茶している人が多すぎるのである
オールマイト「ああ、だけどすごい個性だ。優菜君にも助けられた。気絶してるみたいだけどね」
優斗「・・・オール・・・マイト?」
出久「え、えっとね!?これはその・・・」
オールマイト「少年、あとで私から説明する」
そうして全員で保健室へ
まず優菜に服を着せ、リカバリガールに診てもらった後ベッドに寝かせた
オールマイト「優菜君はどうですか?状態は」
リカバリーガール「見た目よりは良かったよ。少し休んだら動けるさ」
優斗「それじゃあ、その姿の事聞かせてもらいますよ。優菜には俺から話します」
オールマイト「OK分かった。それじゃあどこから話そうか・・・」
説明はバッサリカット。原作見たらわかるからね
優斗「つまり、そのヴィランの攻撃を受けてから、常に筋肉モリモリマッチョマンの変態にはなれなくなったって訳ですね」
オールマイト「変態はいらないけどね」
優斗「じゃあ、出久とはどういう関係なんだ?随分と入れ込んでるようだが」
オールマイト「それは・・・」
優菜「うーん・・・」
優斗「お、起きたか?」
優菜を揺すると、半目でこちらに視線を送ってきた
優菜「・・・優斗・・・?」
優斗「ああ、今の状況は分かるか?」
優菜「分からない・・・。飛ばされてからどうなった・・・?オールマイトたちは!?」
オールマイト「おそらく全員無事だ。ヴィランも撤退した」
優菜「オールマイ・・・ト?」
優斗「本人だ。何で痩せてるかは後で教えてやる」
優菜「・・・分かった。とりあえずスルーしとこう」
優菜が起き上がるが、体重移動がまともに出来ず、ベッドから落ちてしまった
優菜「ギフッ」
オールマイト「大丈夫かい!?」
立ち上がろうとするが、すぐに肘やら膝をついてしまい立てない
優斗「やっぱ立てないか」
優菜の頭に「?」の文字が浮かび続けていると、優斗が抱え上げてベッドに座らせた
優菜「・・・お前なんかした?」
優斗「お前が大猿を制御出来てなかったから、尻尾を切り落とした」
話を聞き、優菜は頭と共に肩を落とした
その拍子にまた落ちかけたが、優斗がすぐに支えた
優菜「自業自得か・・・」
優斗「あんだけ行ける行ける言っといて、暴走したんだから文句ないだろ」
優菜「うん・・・」
後ろに青いフォントの「ズーン」という文字が見えるが、気にせずに優斗が横に座り、自分に持たれかけさせた
優斗「これで倒れられんだろ」
優菜「・・・ありがと」
優斗「それじゃあ話を戻すが・・・」
オールマイトと出久は微笑みながらこちらを見ていた
優斗「あー・・・いいか?」
出久「う、うん。ごめん、大丈夫だよ」
優斗「これから言う事は予想だが・・・出久とオールマイトの個性はよく似てるよな。そこで質問だが、出久の個性はコピーか?」
出久「ううん、違うよ」
優斗「じゃあ、その個性はいつ発現した?」
出久「・・・」
優斗「少なくとも、小学生とかじゃないだろ。つい最近のはずだ」
優菜「結論を言え。何が言いたいのか分からん」
優斗「はいはい、つまりだ。出久の個性は、オールマイトの個性か?」
出久「えーっと・・・」
オールマイト「・・・その通りだよ」
リカバリーガール「いいのかい?言ってしまって」
オールマイト「言っても言わなくても同じだと思うし、君達なら周りには言わないかなって思ったからね」
優斗「恐縮です」
優菜「・・・え、じゃあ出久はオールマイトの息子だったりするの?」
出久「違うよ!?」
オールマイト「私の個性は「ワン・フォー・オール」未来へと受け継がれていく個性だ」
優菜「・・・出久がその個性を受け継いだってこと?」
オールマイト「そういうこと」
優菜「・・・というか、これって機密情報だったり・・・?」
オールマイト「まあ、そうだね」
優菜「・・・代わりと言っちゃなんですが、私の身の上話柄も聞きますか?」
オールマイト「身の上話かい?いいね、私も聞きたかったんだ」
これまでの経緯を話した
オールマイト「・・・すごいね、にわかには信じられないよ」
出久「最初からもう一回いい?メモに書いておくから」
優菜「それ癖なの?」
すると、保健室のドアが開き、刑事のような恰好をした男が入ってきた
刑事「失礼します・・・オールマイト久しぶり!」
オールマイト「塚内くん!!君もこっちに来てたのか!!」
出久「オールマイト・・・!え・・・良いんですか!?姿が・・・・」
オールマイト「ああ!大丈夫さ!何故って!?彼は最も仲良しの警察、塚内直正くんだからさ!」
塚内「ハハッ!何だその紹介。早速で悪いがオールマイト、ヴィランについて詳しく・・・」
オールマイト「待った待ってくれ。それより・・・生徒は皆無事か!?相澤・・イレイザーヘッドと13号は!!」
塚内「・・・生徒はそこの彼と彼女以外で軽傷数名、教師二人はとりあえず命に別状なしだ。三人のヒーローが身を挺していなければ、生徒らも無事じゃすまなかったろうな」
オールマイト「そうか・・・しかし一つ違うぜ塚内君、生徒らもまた戦い身を挺した!!こんなにも早く実戦を経験し、生き残り、大人の世界を恐怖を知った一年生など今まであっただろうか!?ヴィランもバカな事をした!!このクラスは強いヒーローになるぞ!!私はそう確信しているよ」
優斗「まあ、一番やらかしたのはこいつだけど・・・」
優菜「傷口に塩を塗らないでくれ・・・」
その後出久に経緯をもう一度言って、メモを取り終えてから教室に戻ろうとしたが、早退扱いにしてもらったので優斗と帰った
もちろん歩けないので車いすを借りようとしたが、優斗に「なくても問題無いだろ」と言われ抱えられて連れ帰られた
明日は臨時休校なので、次回は明後日から
次回予告
ヴィランが襲来するも、ちょっと歩けなくなる程度の障害で抑えた優菜は、体育祭に参加することに・・・そもそも戦えるの?
次回「たとえこの足を捨てても(脚とは言ってない)」