尻尾を失った優菜はリハビリをして走れるようになり、足を捥ぐか靴を脱ぐかという問題も越え、障害物競走第二位という健闘を見せた
「適任すぎる」
ミッドナイト「上を行く者にはさらなる受難を。雄英に在籍する以上何度でも聞かされるよ、これぞプルスウルトラ!予選通過一位の緑谷君!!持ちポイント1000万!!制限時間は15分。振り当てられたポイントの合計が騎馬のポイントとなり、騎手はそのポイント数が表示されたハチマキを装着!終了までにハチマキを奪い合い、保持ポイントを競うのよ。取ったハチマキは首から上に巻くこと。取りまくれば取りまくるほど管理が大変になるわよ!そして重要なのはハチマキを取られても、また騎馬が崩れてもアウトにはならないってところ!」
百「ということは・・・」
砂籐「42名からなる騎馬10~12組がずっとフィールドにいるってわけか・・・?」
青山「シンド☆」
芦戸「いったんポイント取られて身軽になっちゃうのもアリだね」
蛙吹「それは全体のポイントの分かれ方見ないと判断しかねるわ三奈ちゃん」
優菜『二位のポイントはいくらなんだ?』
ミッドナイト「個性発動アリの残虐ファイト!でも・・・あくまで騎馬戦!!悪質な崩し目的での攻撃等はレッドカード!一発退場とします!それじゃこれより15分!チーム決めの交渉タイムスタートよ!」
すると、早速声をかけられた
切島「優菜!俺と組まねえか?」
優菜「え?」
切島「いや二位だからよ。最初から高いポイントでできるかなって」
優菜「切島くんは、私より仲間になるべき人がいるでしょ」
切島「なるべき人」
優菜「爆豪くんの爆発の耐えられる馬はあなたぐらいでしょう?」
切島「!確かにそうだ!行ってくる!」
という感じで、その後何かと理由をつけて勧誘を回避していると・・・
出久「君だ!」
優菜「え?」
出久「お願い!僕と騎馬を組んでくれ!」
優菜「(やっと来たか。出久のポイントなら守り抜けば勝てるから待ってたんだぞ。)・・・分かった。メンバーは?」
出久「麗日さんと、サポート科の発目さんだよ」
優菜「私の役割は?」
出久「ペルソナで守ってほしい」
優菜「なるほどね・・・わかった、やろう」
そして、全員がチームを決め終わった
プレゼントマイク「さァ上げてけ鬨の声!!血で血を洗う雄英の合戦が今!!狼煙を上げる!!!!」
とうとう騎馬戦が始まる
騎手はもちろん出久。右後ろを麗日、左後ろを発目が持ち、前を優菜が持った
出久「麗日さん!!」
麗日「っはい!!」
出久「発目さん!!」
発目「フフフ!!」
出久「優菜さん!!」
優菜「はーい」
出久「よろしく!!」
気合を入れると、プレゼントマイクが合図を出した
プレゼントマイク「スタート!」
すると早速、B組の鉄哲のチームと葉隠のチームが迫ってきた
鉄哲「実質それの争奪戦だ!!!」
葉隠「はっはっは!!緑谷くんいっただくよー!!」
優菜「まあ来るよね。逃げる?」
出久「もちろん!!」
逃げようとしたことを察知したのか、B組の骨抜くんが個性を使った
骨抜「けっ・・・!!」
地面が沼のようにになり、足が沈んでいった
出久「沈んでる!あの人の個性か!麗日さん発目さん!!顔避けて!!」
二人が個性と道具を使うと同時に、出久が発目のバックパックのロケットを使った。優菜も一緒にジャンプした
鉄哲「飛んだ!?サポート科のか!追ぇえ!!」
葉隠「耳郎ちゃん!!」
耳郎「わってる」
耳郎のイヤホンジャックが飛んできた
だが、それくらいで同行できると思わないでほしい
優菜「イフリート!」
イフリートを呼び出し、イヤホンジャックを弾いた
耳郎「優菜の個性か・・・!」
優菜「それくらいじゃ、うちのハチマキはとれないよ」
出久「すごいよ!僕らに足りてなかった防御力・・・それを補って余りある全方位中距離防御!!すごいや優菜さん!」
優菜「どうせならあと二人ぐらい出しておこうか?」
麗日「着地するよ!」
それぞれ個性やメカでしっかり着地。優菜も出久に衝撃が伝わらない様に、足裏から気を放出して着地した
発目「どうですかベイビー達は!!可愛いでしょう!?可愛いは作れるんですよ!!」
出久「機動性バッチリ!すごいよベイビー!発目さん!!」
発目「でしょー!?」
麗日「浮かしとるからやん・・・」
優菜『ベイビーってメカの事・・・?』
その頃、葉隠たちは・・・
葉隠「私達も追うよ!さァ次郎ちゃんリベンジ・・・」
砂籐「つーかおい!葉隠!!ハチマキねえぞ!!」
葉隠「はっ!!?いつの間に~~!?」
その後ろにいた物間のチームに、鉢巻を取られてしまっていた
物間「漁夫の利~」
という感じで他のチームも戦っている中、スピーカーからまたあの人の声が聞こえた
プレゼントマイク「さ~~!まだ二分も経ってねえが早くも混戦混戦!!各所でハチマキ奪い会い!!1000万を狙わず2位~4位狙いのもって悪くねぇ!!って、2位は一位んとこと同じか!」
峰田「アハハハ!奪い会い・・・?違うぜこれは・・・一方的な略奪よお!!」
出久「障子くん!?アレ!?一人!?騎馬戦だよ!?」
峰田のチームは障子が一人で馬になり、触手の間にある水かきの様な膜で背中を囲んでハチマキを取られないようにしていた
優菜「あれアリなの・・・?」
出久「峰田くんからハチマキを取るのは難しそうだね・・・」
優菜「じゃあ、いったん距離とろうか」
後ろに下がろうとすると、足が地面にくっついたように動かなかった
足元を見ると、くっついて取れない峰田のモギモギがあった
麗日「何!?取れへん!峰田君の!!一体どこから・・」
峰田「ここからだよ緑谷ぁ・・・」
触手の間からこちらを睨むように見てくる峰田の顔が見えた
優菜『まあ、傍から見ればハーレムだしな。妬むのも無理ない』
出久「なァァ!?それアリィ!!?」
ミッドナイト「アリよ!」
優菜「足斬れば逃げれるかな?」
出久「斬らないで!?」
すると峰田の横から何かが飛び出して出久の鉢巻を掴もうとしたが、イフリートがすぐに弾いた
出久「わっ!!?」
蛙吹「さすがね緑谷ちゃん・・・!」
出久「蛙吹さんもか!!すごいな障子君!!」
蛙吹「梅雨ちゃんと呼んで」
優菜「じゃあ、今のは舌ね。斬り落とすとこだった・・・」
プレゼントマイク「峰田チーム、圧倒的体格差を利用し、まるで戦車だぜ!」
優菜「でも、私達に目を付けたのは間違いだったわね」
優菜がそう言うと、モギモギはくっつかなくなり、出久チームは逃げられるようになった
麗日「あれ?峰田君の取れた!」
峰田の玉は、時間が経つとくっつかなくなる。なので、クロノスに時間を加速させておいた
途端に爆豪のチームもこちらに攻撃してきた。というか、爆豪だけ飛んできた
爆豪「調子乗ってんじゃねえぞクソが!」
出久に爆発で目くらましをし、鉢巻を取ろうとしたが
優菜「カオス!」
少し遠いイフリートを呼び戻すより、新しく出した方がいいと判断し、カオスを呼び出して盾にした
カオス『この扱いは酷くないか・・・?』
優菜『すまん。後でお詫びするから』
爆豪「何だこいつはよォ!」
プレゼントマイク「おおおおお!!?騎馬から離れたぞ!?良いのかアレ!!?」
爆豪に瀬呂のテープがくっつき、戻っていった
ミッドナイト「テクニカルなのでオッケー!!地面に足付いてたらダメだったけど!」
プレゼントマイク「やはり狙われまくる一位と猛追を仕掛けるA組の面々、共に実力者揃い!現在の保持ポイントはどうなってるのか・・・。7分経過した現在のランクを見てみよう!・・・あら!!?ちょっと待てよコレ・・・!A組緑谷以外パットしてねえ・・・ってか爆豪あれ・・・!?」
現在のポイントは以下の通りだ
1 Ⓐ緑谷チーム10000325P
2 Ⓑ物間チーム1350P
3 Ⓑ鉄哲チーム1125P
4 Ⓑ拳籐チーム685P
5 Ⓐ轟チーム615P
6 Ⓑ鱗チーム195P
7 Ⓐ爆豪チーム0P
8 Ⓑ小大チーム0P
9 Ⓑ角取チーム0P
10Ⓐ峰田チーム0P
11Ⓑ心操チーム0P
12Ⓐ葉隠チーム0P
物間「単純なんだよA組」
優菜「爆豪くーん、取られてやんの~」
爆豪「んだてめェコラ!返せ殺すぞ!!」
芦戸「やられた!」
爆豪チームの皆があたふたし始めた
どうやらあの物間とかいうヤツは順調にポイントをためて、確実の進出を狙ってるようだ
物間「ミッドナイトが第一種目といった時点で、予選段階から極端に数を減らすとは考えにくいと思わない?だからおおよその目安を仮定し、その順位以下にならないよう予選を走ってさ。後方からライバルになる者たちの個性や性格を観察させてもらった。その場限りの優位に執着したって仕方ないだろう?」
優菜『あながち間違いとも言えんな。まあ、正解とも言えんが』
切島「組ぐるみか・・!」
物間「まあ全員の総意ってわけじゃないけど良い案だろ?人参ぶら下げた馬みたいに仮初の頂点を狙うよりさ・・・。あ、あとついでに君有名人だよね?「ヘドロ事件」の被害者!今度参考に聞かせてよ。年に一度ヴィランに襲われる気持ちってのをさ」
爆豪「切島・・・予定変更だ、デクの前にこいつら全員殺そう・・・!!」
爆豪チームが物間をターゲットにし、こちらから目が逸れた
優菜「こっちからしたら一石二鳥だね」
出久「うん、逃げ切りがやりやす・・・」
すると、満を持してあいつがいるチームが目の前に立ちふさがった
プレゼントマイク「さァ!残り時間半分を切ったぞ!!」
出久「そう上手くは・・・行かないか」
立ちふさがったチームは、今まで鳴りを潜め、確実に出久のハチマキを取りに来ていた
そのチームとは
轟「そろそろ、奪るぞ」
轟率いる、正直一番相手をしたくないチームだった
プレゼントマイク「B組隆盛の中果たしてー1000万ポイントは誰に頭を垂れるのか!!!」
轟のチームは飯田、上鳴、八百万、轟のチームであり、優菜にとって最も闘いたくない相手だ
なぜなら、こいつ等の個性がまあ厄介なのである
優菜「クロノス、戻って!!」
後ろを守らせていたクロノスを消し、かわりにガイアを出しだ
出久「時間はもう半分!足止めないでね!仕掛けてくるのは・・・」
轟「飯田、全身」
飯田「ああ!」
轟「八百万、ガードと伝導を準備」
百「ええ!」
轟「上鳴は・・・」
上鳴「良いよ分かってる!!しっかり防げよ・・・」
出久「一組だけじゃない!」
轟が何をしたかと言うと、上鳴の個性で周りに放電、そして動けなくしようとしたのである。それを察知し、電撃が等倍のガイアを呼んで、イフリートとカオスにも守ってもらった
轟「残り6分弱。後は引かねえ、悪いが我慢しろ」
障子「ぐっ!!?」
イフリート「うおっ!?」
プレゼントマイク「何だ何した!?群がる騎馬を轟一蹴!」
相澤「上鳴の放電で確実に動きを止めてから凍らせた・・・。流石というか・・・障害物競走で結構な数に避けられたのを省みてるな」
プレゼントマイク「ナイス解説!!」
優菜「うっそ、ここで・・・!?」
優菜は片膝をついたが、騎馬を崩さない様にカオスに支えてもらい。すぐに立ち上がった
優菜「氷は勘弁してほしいな・・・」
轟は、今の攻撃で動けなくなった騎馬からハチマキを奪い取っていた
拳籐「あーハチマキ!くっそぉお!」
轟「一応貰っとく」
マズイ、周りの騎馬が動けなくなるだけじゃない。半径5メートルほどの円を氷で作られていた。つまり、サシのフィールドを作られてしまった
そこから逃げようと、出久がバックパックを使おうとしたが。エンストしたかのように動かなかった
出久「バックパックがイカレタ!!?」
発目「ベイビー!!!改善の余地アリ」
麗日「強すぎるよ!逃げきれへん!」
けん制しようと瀕死のカオスを呼び出し、攻撃を仕掛けた
優菜「カオス!」
しかし、八百万の個性で作られた板でガードされた
優菜「創造・・・!厄介だね」
轟「なあ優菜」
優菜「なに?こっち今頭パンクしそうなんだけど」
轟「クロノス・・・だったか?アイツならまだ元気なんじゃないのか?
優菜「何の話?敵に塩贈る気?」
轟「違うそうじゃない。なんで元気なクロノスじゃなく、疲れてるカオスを使ったんだ?」
優菜「・・・そんなの気にしてたら頭禿げるよ?」
轟「クロノスは、上鳴の個性を使う前に消しただろ。つまり、電気が弱点なのか?」
優菜「・・・さあね」
轟「ついでに言うとアレだろ。イフリートは氷が弱点だな?アイツを凍らせた瞬間、お前も片膝をついた。そうだな?」
優菜「・・・だからなに?というか、よく名前覚えてるね。でも、勝利の糸口が見えたと思ったなら残念。こっちだって切り札は残してるのよ」
まだまだ元気なイフリートを呼び出し、頼みごとをした
優菜「イフリート、右手の部分代わりに持ってくれ」
そして瀕死になりかけのカオスを戻し、カオスの空間に入れておいた銃を出すした
出久「え?それって大丈夫なの!?」
優菜「これは自分に使うの。ちょっと揺れるかもだから気をつけてね」
銃口をこめかみにあて、引き金を引いた
その瞬間、優菜の身体を風が纏った
優菜「お願い、一発逆転できる人!!」
?「我は汝、汝は我・・・」
出久たちの上に青くも淡い水色の様なオーラを纏ったペルソナが現れた
それを、会場にいる全ての人が目を丸くしながら見ていた
優菜『よし、気を取られてるな。これですこしでも時間を・・・』
しかし思惑通りとはいかず、轟チームがこちらに詰めてきた
優菜「ゴメン!時間なさそう!!」
ミヅノハメ「・・・わかったわ。私はミヅハノメ・・・日本神話の氷神よ」
優菜「ありがとう。じゃあ早速お願い!!」
新しく加入したミヅハノメの力は、轟、上鳴、八百万の個性に対してまさに特攻とも言える力を持っていた
上鳴の攻撃は絶縁体の氷によって防ぎ、轟の氷も同等の力で防ぐこともでき、八百万の創での攻撃にも氷の粒手を当てて防いだりと・・・
妙にこの場面に合いすぎている能力のペルソナだと疑問に思ったが・・・いつも起こっていた不運の裏返しと考えよう
優菜『でもどうする?せめて氷のフィールドから出ないと厳しいぞ。ここから出られれば、出来ることは山ほどあるのに・・・』
それでも耐え続け・・・五分後
プレゼントマイク「残り時間約一分!!轟フィールドをサシ仕様にし・・・そしてあっちゅーまに1000万奪取!!!とか思ってたよ五分前までは!!緑谷、何とこの狭い空間を五分間逃げ切っている!!」
優菜「そろそろしんどいね・・・」
轟に対し、フィールドの逆側に常に位置するように動いて寄せ付けさせなかった
氷を溶かして逃げることも試みたけど、すぐに近づかれて離れ、溶かした所を凍らされる・・・という事を繰り返してる
一気に溶かそうとすると、イフリートを数秒出さなければいけない。たった数秒でも、氷の攻撃をされればこちらにダメージが入ってしまう。しかもそれでバランスが崩れようものなら大事だ
今「なら高火力で溶かせばいいんじゃんバカかよ」とか思った奴いる?それしたら、他の騎馬への攻撃レベルになってしまうから出来ないんだ
優菜『せめて、現状維持を続けるしかないか・・・』
するとまた上鳴が電撃を出してきたが、こちらも氷で防いだ
上鳴「ウェ~イ・・・」
優菜『よし、ウェイ化した!』
一旦大丈夫と安堵してしまった瞬間、氷の横から轟たちが飛び出してきた
優菜「ガイア!!」
ミヅハノメは自分達から離れてしまっているため、ガイアを呼びだし受けようとしたが、八百万の創造で作られた棒によってどけられてしまった
優菜『そんな力あんの!?』
これですぐ出せるのはイフリート、アリエル、クロノス、カオス、ヘル
イフリート(氷)アリエル(物理)クロノス(電気)ヘル(氷)という感じでもれなく弱点である攻撃があるので、カオスを出した
カオスは守る様に目の前に立ちふさがったが、轟チームは気にせずこちらに突っ込もうと走って来ていた
飯田「皆、残り一分弱・・・この後俺は使えなくなる。頼んだぞ」
轟「飯田?」
飯田「しっかり掴まっていろ、奪れよ轟くん!トルクオーバー!」
何をしようというのか、飯田のエンジンがドルルルルと音を立てて煙を出していた
そして次の瞬間、轟たちは視界から消えてしまった。周りを探すと、真後ろで逃げようと走る轟チームがいた
出久「は?」
優菜『何をした!?見えなかったぞ!!』
何もしていないという事は絶対にない。まず、ハチマキを確認した。察しの通り、出久の頭にハチマキは無かった
優菜「嘘!取られた!?」
プレゼントマイク「なー!!?何が起きた!!?速っ!速ー!!」
轟「飯田!何だ今の・・・」
プレゼントマイク「飯田、そんな超加速があるんなら予選で見せろよー!!!」
飯田「トルクと回転数を無理やり上げ爆発力を生んだんだ。反動でしばらくするとエンストするがな。クラスメートにはまだ教えてない裏技さ」
プレゼントマイク「ライン際の攻防!その果てを制したのは・・・」
轟チームがこちらに向き直し、飯田が真剣な顔でこちらを見た
飯田「言ったろ緑谷くん、君に挑戦すると!!」
プレゼントマイク「逆転!!轟が1000万!!そして緑谷急転直下の0ポイントー!!」
これはマズい。正直、取られると思ってなかった。こうなるならクロノス出して時間止めればよかった・・・。もう後の祭りだな
優菜『ペルソナを全員出して取りに行くか?でも、今の体力で持つのか・・・?』
出久「突っ込んで!!」
麗日「よっしゃ!取り返そうデクくん!!絶対!!!」
発目「正念場ですね・・!!」
・・・皆は、ここが一番の頑張りどころと見たようだ。だとしたら、俺だけ本気を出さないというのは、どうなんだ?
優菜「・・・やるしかないね」
出久「皆・・!!」
ペルソナを全員出し、他のチームのハチマキを取らせに行った
そして自分たちは轟の所へ
どうにかして、1000万ポイントを取り返さなければ・・・セーフラインが分からない以上、全部取りに行く
残り20秒・・・
轟チームが逃げられない様に舞台の隅で追い詰めた
轟VS出久の取り合いになるようにし、騎馬の俺達は逃げられない様にけん制しあっていた
なんとか取ってくれと願いを込めていると、とうとうが出久が轟の防御を崩し、轟の持っていたハチマキを取り上げた
出久「ああ!!とった!!とったあああ!!」
優菜『とった!?』
出久が持っていたハチマキを確認し、歓喜した。しかし、そのハチマキに描かれているポイントを見て驚愕した
プレゼントマイク「残り17秒!こちらも怒りの奪還!!」
発目「待って下さいそのハチマキ・・・違いませんか!?」
そのハチマキに書かれていたポイントは「70」だった
出久「やられた・・・!!」
飯田「轟くんしっかりしたまえ!!危なかったぞ!」
八百万「万が一に備えてハチマキの位置は変えてますわ!甘いですわ緑谷さん!」
優菜「マジか・・・」
出久「優菜さん・・・ごm」
優菜が悔しさに顔をしかめているのを見て、出久が謝ってきたが・・・
優菜は突然にやけだした
優菜「なんちゃって☆(セル風)」
出久「え?」
すると、アリエルたちが戻ってきた
アリエル「取ってきました」
優菜「ありがと」
取れたハチマキは一つだった。しかし本当のことを言うと、皆を散開させたのは揺動に過ぎない。このハチマキを取るためだけの揺動に
八百万「取ってきた?」
轟「やられた!!」
轟は自分の持っているハチマキを確かめ、絶叫した
優菜「忘れてるみたいだから言っとくんだけどさ。私のペルソナって、大きさも自由自在なのよね~」
麗日「もしかして、そのハチマキって・・・!!」
ハチマキのポイントが皆に見えるように、出久に返して頭に巻かせた
そこに描かれたポイントは「10000325」
出久チームのハチマキだった
麗日「逃げよう!」
轟「皆、すまない!」
飯田「取り返そう!!」
轟チームが取り返そうとこちらに走ってきた
優菜「ミヅハノメ!」
だが、氷の壁を作り進行を阻んだ
優菜「思えば作戦は遠回りした感じだったし、もっと簡単に勝つ方法はあったと思うけど」
プレゼントマイク「そろそろ時間だカウントいくぜエヴィバディセイヘイ!10!9、8、7、6、5、4、3、2、1」
優菜「最後に立っていればそれでいい!」
プレゼントマイク「タイムアップ!早速上位4チーム見てみようか!!おお!?1位の座を奪還!1位緑谷チーム!!2位爆豪チーム!!三位鉄て・・アレェ!?オイ!!!心操チーム!!?4位轟チーム!!以上4組が最終種目へ・・・進出だあああー!!」
出久を降ろし、全員で勝利を喜び合った
出久「・・・」
出久はずっと目から滝のように涙を出して泣いていたが・・・
優菜「そこまで泣かなくてもいいだろ・・・」
プレゼントマイク「1時間ほど昼休憩挟んでから午後の部だぜ!じゃあな!!!オイ、イレイザーヘッド飯行こうぜ・・・!」
相澤「寝る」
プレゼントマイク「ヒュー!」
鉄哲「・・・何が起きたんだ?いつの間にか0ポイントになって終わったぞ・・・」
塩崎「あの小人の方のポイントけがらわしい取り方をしてしまった罰でしょうか・・・」
どうやら鉄哲チームは峰田のポイントを隠れて取っていたらしい・・・。その所為かは分からんけどな
蛙吹「悔しいわ。三奈ちゃんおめでとう」
芦戸「爆豪、轟の氷対策で私入れてくれてただけで実力に見合ってんのかわかんないよ」
麗日「飯田君あんな超必持ってたのズルイや!」
飯田「ズルとはなんだ!!あれはただの謝った使用法だ!」
上鳴「ウェーイ(楽しかった)」
飯田「どうにも緑谷くんとは張り合いたくてな」
麗日「男のアレだな~・・・ていうかその緑谷くん。デク君は・・・どこだ?」
優菜「なんかさっき轟くんといたけど・・・」
その後の昼食中・・・峰田が女子組+優菜についてきた優斗に話しかけてきた
峰田「午後は女子全員ああやって応援合戦しなきゃいけねえんだって!」
峰田は歩いていくチアリーダーたちを指しながらそう言ってきた
八百万「聞いてませんけど・・・」
峰田「信じねえのも勝手だけどよ・・・相澤先生からの言伝だからな」
峰田はそう言い残し、歩いて行った
優斗が何か聞きに着いていったが、気にせずに昼食を終えた
ということで、更衣室
八百万「チアリーダーの服、全員分出しましたわ」
優菜「え?」
昼食の椀や皿を返していると「女子集まれ」と呼ばれたのでついてきたのだが・・・
優菜「・・・戻っていいかな?」
八百万「ダメです」
葉隠「やろう!」
A組女子皆の押しに負け、優菜もチアリーダーの服を受け入れた
優菜「・・・どうなっても知らないからね」
優菜のしっぽは、切れてはいるが切り株のように根本は残っているので、皆に見えない様に着替えた
そして騎馬戦をしたに戻ってきた。観客席には、先ほど歩いていたチアリーダーたちが技を披露していた
プレゼントマイク「最終種目発表の前に予選落ちの皆へ朗報だ!あくまで体育祭!ちゃんと全員参加のレクレーション種目も用意してんのさ!本場アメリカからチアリーダーも呼んで一層盛り上げ・・・ん?アリャ?」
相澤「なーにやってんだ・・・?」
プレゼントマイク「どーしたA組!!?」
観客席からはチアリーダーの格好をしている自分たちを笑うような声が聞こえてくる
八百万「峰田さん上鳴さん!!騙しましたわね!?」
優菜「だから言ったじゃん・・・」
二人の横にはグッジョブと親指を立てた優斗の姿があった
優菜「アリエル、アレ撃っていいよ」
葉隠『殺気を・・・感じる・・・!?』
八百万「何故こうも峰田さんの策略にハマってしまうの私・・・・」
耳郎「アホだろアイツら・・・」
葉隠「まァ、本戦まで時間空くし張りつめててもシンドイしさ・・・いいんじゃない!!?やったろ!!」
皆が峰田たちに呆れてる中、葉隠は乗り気なようではしゃぎだした
蛙吹「透ちゃん好きね」
芦戸や蛙吹が楽しんでいるのを壁に寄りかかりながら見ていると、観客席から何か落ちてきた
それは優斗だった。しかも、カメラをもってこちらを連写していた
優菜「え?」
優斗「よし!」
優斗は空中で一回転し、足で着地したと同時に会場の外に逃げていった
訳が分からず数秒唖然としていると、優斗の目的がチア姿の自分の写真という事に気付き、消させるために追いかけていった
ようやく捕まえ、カメラを取り上げて写真データを消した
優菜「勝手に撮んな!!」
優斗「頼んでも撮らせてくれないだろ!?」
優菜「当たり前だバカ!!」
口喧嘩をしていると、最終種目に進出している生徒は会場に入場するようにというアナウンスが流れた
優菜「・・・話は後にするぞ。これは返すから、勝手に撮るのはやめろ」
優斗「チッ」
優菜「聴こえる様に舌打ちすんな」
優斗は観客席、優菜は会場に戻ると、プレゼントマイクの声が聞こえた
プレゼントマイク「さァさァ皆楽しく競えよレクリエーション!それが終われば最終種目、進出4チーム総勢16名からなるトーナメント形式!!一対一のガチバトルだ!!」
切島「トーナメントか・・・!毎年テレビで見てた舞台に立つんだあ・・・!」
芦戸「去年トーナメントだっけ」
芦戸の疑問に、瀬呂が答えてくれた
瀬呂「形式は違ったりするけど、例年サシで競ってるよ」
優菜『じゃあ、騎馬戦より数段やりやすいな』
ミッドナイト「それじゃあ組み合わせ決めのくじ引きしちゃうわよ!組が決まったらレクリエーションを挟んで開始になります!レクに関して進出者は参加するもしないも個人の判断に任せるわ。息抜きしたい人も温存したい人もいるしね。んじゃ一位チームから順に・・・」
尾白「あの・・・!すみません、俺辞退します」
突然、彼は手を上げてそう言いだした
出久「尾白くん!なんで・・・!?せっかくプロに見てもらえる場なのに!!」
尾白「騎馬戦の記憶・・・終盤ギリギリまで、ほぼボンヤリとしかないんだ。多分奴の個性で・・・。チャンスの場だってのは分かってる、それをふいにするなんて愚かな事だってのも・・・!」
出久「尾白くん・・・」
尾白「でもさ!皆が力を出し合い争ってきた座なんだ。こんな・・・こんなわけわかんないままそこに並ぶなんて・・・俺は出来ない」
葉隠「気にしすぎだよ!本戦でちゃんと成果を出せばいいんだよ!」
芦戸「そんなん言ったら私だって全然だよ!?」
尾白「違うんだ・・・!俺のプライドの話さ・・・俺が嫌なんだ、。と何で君らチアの格好してるんだ・・・!」
庄田「僕も同様の理由から棄権したい!実力如何以前に・・・何もしてない者が上がるのは、この体育祭の趣旨と相反するのではないだろうか!」
切島「なんだこいつら・・・!!男らしいな!」
プレゼントマイク「なんか妙な事になってるが・・・」
相澤「ここは主審ミッドナイトの采配がどうなるか・・・」
ミッドナ・イト「そういう青臭い話はさァ・・・好み!!!庄田、尾白の危険を認めます!」
優菜「青山君は?同じ騎馬だったよね?」
青山「僕はやるからね?」
ミッドナイト「繰り上がりは拳籐チームだけど・・・」
拳籐「そういう話で来るんなら・・・ほぼ動けなかった私らよりアレだよな?な?最後まで頑張って上位キープしてた鉄哲チームじゃね?馴れ合いとかじゃなくてさフツーに」
鉄哲「お・・・おめェらァ!!!」
鉄哲が感涙を流しながら拳籐に抱き着こうとしたが、それを嫌がって個性で手を大きくして遠くへ離した
ミッドナイト「というわけで鉄哲と塩崎が繰り上がって16名!!組はこうなりました!」
優勝
┌───────┴───────┐
┌───┴───┐ ┌───┴───┐
┌─┴─┐ ┌─┴─┐ ┌─┴─┐ ┌─┴─┐
┌┴┐ ┌┴┐ ┌┴┐ ┌┴┐ ┌┴┐ ┌┴┐ ┌┴┐ ┌┴┐
│ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │
緑 心 轟 瀬 塩 上 飯 発 芦 青 中 八 鉄 切 麗 爆
谷 操 呂 崎 鳴 田 目 戸 山 村 百 哲 島 日 豪
万
優菜「・・・お手柔らかにね」
八百万「負けませんわよ」
その後、ストレッチなどして休憩。トーナメントへの準備を進めた
まず謝罪させていただきます
トーナメント表はスマホで見た場合、正しく表として表記されません
私自身のスマホでも確認しましたが、ブラウザをパソコン版に変えてもダメでした
ご了承ください
次回予告
決勝トーナメントに進出した優菜は、優勝できるのか?というより、流血沙汰にならないだろうか。大ごとになるのは避けたいが・・・
次回「ペルソナ連発」