新たなペルソナ、ミヅハノメを召喚し騎馬戦に競り勝った優菜
トーナメントを勝ち上がり、優勝することはできるのか
修正中
「ペルソナ連発」
セメントス「オッケーもうほぼ完成」
トーナメントの舞台をセメントス先生がセメントで作ってくれた
プレゼントマイク「サンキューセメントス!ヘイガイズ、アァユゥレディ!?色々やってきましたが!!結局これだぜガチンコ勝負!!頼れるのは己のみ!ヒーローでなくともそんな場面ばっかりだ!わかるよな!!心・技・体に知恵意識!!総動員して駆け上がれ!!」
出番が後半のため、観客席でそれまでの試合を見ることにした
そして当然のように優斗は隣に座ってきた
優斗「勝てそうか?」
優菜「ここまで来て負けるわけにはいかないでしょ」
優斗「じゃあ負けたら罰ゲームな」
優菜「なんでそうなる・・・?」
すると、舞台の上に二人の生徒が現れた
プレゼントマイク「一回戦!!成績の割に何だその顔、ヒーロー科緑谷出久!!対ごめんまだ目立つ活躍なし!普通科心操人使!!ルールは簡単!相手を場外に落とすか行動不能にする。あとは「まいった」とか言わせても勝ちのガチンコだ!!ケガ上等!!こちとら我らがリカバリーガールが待機してっから!!道徳倫理は一旦捨ておけ!!だがまぁもちろん命に関わるよーなのはクソだぜ!!アウト!ヒーローはヴィランを捕まえる為に拳を振るうのだ!」
普通科の心操・・・始めて見る奴だな
優菜「何か知ってる?」
優斗「知らん。でも名前的にアレだろ。洗脳とか」
優菜「・・・だとしたら出久はどうやって勝つの?私らは波紋で一応無効化できるけど」
優斗「何かしら制限はあるだろ。それ次第では勝つんじゃないか?」
プレゼントマイク「そんじゃ早速始めよか!!」
プレゼントマイクの始まりの掛け声が始まった
プレゼントマイク「レディィィィイ」
どちらから動くのかと二人を凝視していると、心操が出久に何かを言っているようだ
プレゼントマイク「スタート!!」
それに反応し、出久は何かを叫びながら一歩踏み出し固まった
心操「俺の勝ちだ」
尾白「ああ緑谷出久折角忠告したってのに!!」
優菜『尾白・・・何か知ってるのか?』
プレゼントマイク「オイオイどうした大事な初戦だ盛り上げてくれよ!?緑谷開始早々ー完全停止!?アホ面でビクともしねえ!!心操の個性か!!?」
麗日「デクくん・・・!?」
優斗「ほらやっぱり」
優菜「マジに的中?」
スピーカーからは想像だにしなかったといわんばかりの声で、プレゼントマイクが叫んでいた
プレゼントマイク「全っっっっ然目立ってなかったけど、彼ひょっとしてやべえ奴なのか!!!」
相澤「だからあの入試は合理的じゃねえって言ったんだ」
プレゼントマイク「ん?何?」
相澤「二人の簡単なデータだ。個人戦になるからまとめて貰っといた。心操あいつ、ヒーロー科実技試験で落ちてる。普通科も受けてたのを見ると、想定済みだったんだろう。アイツの個性は相当に強力な物だが、あの入試じゃそりゃポイント稼げねえよ」
心操が出久に何かを命令し、出久は振り向いて場外へと歩いて行った
プレゼントマイク「ああー!緑谷!ジュージュン!!」
優菜「どうやって抜け出すと思う?」
優斗「自傷とか?」
優菜「確かに、洗脳から抜け出すっていったらそれだよね」
出久はあと一歩で場外という所で個性を暴発させ、指を一本犠牲にすることによって踏みとどまった
プレゼントマイク「これは・・・緑谷とどまったああ!!?」
尾白「すげえ・・・無茶を・・!」
心操に向かって出久が近づいていく
近づいてくる出久に対して様々なことを言っているのは見えるが、内容までは分からない
こんなことなら、ドラゴンボールの18年間で読唇術でも覚えるんだった
そんなことを言っている間に、出久は心操の眼前までたどり着き、柔道の掴み合いのように服を思いっきり掴んだ
それに驚いた心操に、咄嗟に顔面を殴られるが気にせず、場外へ押し出そうと体当たりした
しかし負けじと体制を崩そうとし手を出した
その腕を掴み、大声を上げながら出久は一本背負いを食らわせた
倒れた心操の足は、場外へ出ていた
ミッドナイト「心操くん場外!!緑谷くん二回戦進出!!」
プレゼントマイク「イヤハ!初戦にしちゃ地味な戦いだったが!!とりあえず両者の健闘を称えて、クラップユアハンズ!!」
会場中から出久たちに拍手が送られた
それから部隊を整えて次の試合へ
プレゼントマイク「お待たせしました!!続きましては~こいつらだ!優秀!!優秀なのに拭いきれぬその地味さは何だ!ヒーロー科瀬呂範太!!対3位4位の同じくヒーロー科轟焦凍!!スタート!!」
瀬呂は開始と同時にテープを轟にくっつけた
おそらく即場外を狙っての事だろう
プレゼントマイク「場外狙いの早技!!この選択はコレ最善じゃねえか!?正直やっちまえ瀬呂ー!!!」
しかし、轟はものともせず個性をつかった
優斗『これやべいな。伏せとこ』
優菜『何してんだ優斗?』
キインと空気が凍った様な音がしたと思ったら、目の前が水色でいっぱいになった
優斗「でかすぎだろ・・・」
轟は個性を使い、巨大な氷塊を生み出した。その氷塊は、スタジアムに蓋をするように広がり、遂にはスタジアムの外へはみ出した
瀬呂「やりすぎだろ・・・」
瀬呂の身体は氷塊に飲み込まれており、ガタガタと震えていた
ミッドナイト「・・・瀬呂くん・・・動ける?」
瀬呂「動けるはずないでしょ・・・痛えぇ・・」
ミッドナイト「瀬呂くん行動不能!!」
ヒーロー「ど、どんまい・・・」
一人のヒーローがそう言いながら手を叩くと、会場中に伝染していき「どんまーい、どんまーい、どんまーい」と瀬呂を慰めるような言葉が鳴り響いた
優斗「まさかここまでするとはな・・・。優菜は大丈夫k」
隣に目をやると、そこに数秒前まで居た優菜の姿はなかった
優斗「あれ?優菜?」
辺りを見回すと、氷塊に頭が埋もれた優菜を発見した
優斗「優菜!?」
駆け寄ろうとすると、頭の周りの氷が溶けそのまま落下してきた
麗日「優菜さん!?なんでそんな濡れとるん・・・?」
優菜「気にしないで、ちょっと氷漬けにされただけだから」
階段を濡らしながら、優斗の席へ戻っていった
ミッドナイト「轟くん2回戦進出!!」
プレゼントマイク「ステージを乾かして次の対決!!B組からの刺客!!綺麗なアレにはトゲがある!?塩崎茨!対スパーキングキリングボーイ!上鳴電気!!」
塩崎「申し立て失礼いたします。刺客とはどういう事でしょう。私はただ勝利を目指しここまで来ただけであり・・・」
プレゼントマイク「ごっ、ごめん!!」
上鳴「B組にもこういう感じいるのね」
プレゼントマイク「すっ、スタート!!」
先ほどの出久と心操の会話を聞けなかったので、今度は舞台の近くに目に見えないほど小さい穴をあけて、そこから会話を聞いてみた
上鳴「体育祭終わったら飯とかどうよ?俺でよけりゃ慰めるよ。多分この勝負、一瞬で終わっから」
上鳴が電撃をくらわせようと体に電気を纏わせた
しかし、地面から生えた塩崎の個性による茨に絡めとられ、動けなくなってしまった
プレゼントマイク「瞬殺!!」
しかも茨は本人から切り離されているため、どれだけ電流を流しても無駄である
そして、上鳴は電撃を流しすぎて例のウェイ状態になった
上鳴「ウェ・・・」
プレゼントマイク「あえてもう一度言おう!瞬・殺!!!」
ミッドナイト「2回戦進出塩崎さん!」
塩崎「ああ・・・与えられたチャンス無駄にせずに済みました・・・」
切島「相性があるからなァ。そん中で上手く立ち回れればまた良かったが・・・」
障子「焦ってぶっぱなしだったな・・・」
麗日「・・・!ん?」
麗日は横でぶつぶつ話す声が気になり、そちらを見るとメモを凝視しながら書いている出久がいた
出久「上鳴君の個性も強力なハズだけど・・・塩崎さんは入試で4位の実力者・・・ツルかシンリンカムイと同じ様なものかなやっぱり拘束系は強いなあ破られてるのあまり見ないしあの無数のツルを避けつつ間合いを詰めるのは無理だから拘束を引きちぎったりとか力任せな対策しかないけど・・・ああでもそれをさせない為にまず手を縛りにくるよなうーん」
麗日「終わってすぐなのに先見越して対策考えてんだ?」
出久「ああ!?いや!?一応・・・ていうかコレはほぼ趣味というか・・・せっかくクラス外の凄い個性見れる機会だし・・・あ!そうそうA組の皆のもちょこちょこまとめてるんだ。麗日さんのゼログラビティも」
麗日「デクくん会った時から凄いけど・・・体育祭で改めてやっぱ・・・やるなァって感じだ」
プレゼントマイク「さァーどんどん行くぞ、頂点目指して突っ走れ!!」
ミッドナイト「ザ・中堅って感じ!?ヒーロー科飯田天哉!対サポートアイテムでフル装備!!サポート科発目明!!」
ヒーロー1「どんな戦いになるんだ・・・?」
会場の全員が沸き上がりながら、飯田の服装に疑問を抱いた
ヒーロー2「つーか何だアリャ・・・飯田もサポートアイテムフル装備じゃねえか!?」
飯田は戦隊ヒーローの小道具のような装備をいくつも携え、舞台へ上がっていた
ミッドナイト「ヒーロー科の人間は原則そういうの禁止よ?ないと支障をきたす場合は事前に申請を」
飯田「は!!忘れておりました!!青山君もベルトを装着していたので良いものと・・・!」
青山「彼は申請しています」
飯田「申し訳ありません!だがしかし!彼女のスポーツマンシップに心打たれたのです!!彼女はサポート科でありながら「ここまで来た以上対等だと思うし、対等に戦いたい」と俺にアイテムを渡して来たのです!この気概を俺は!!無下に扱ってはならぬと思ったのです!」
ミッドナイト「青くっさ!!!いいよ!!!」
プレゼントマイク「いいんかい・・・」
相澤「まァ双方合意の上なら許容範囲内・・・でいいのか・・・?」
優菜「そろそろ控室行ってくる」
優斗「負けたら一万円お小遣いくれ」
優菜「すでに負けてるやつが言うな」
ということで優菜は控室へ行き、戦いを見るのは優斗だけに
プレゼントマイク「スタート!」
発目『素晴らしい加速じゃないですか飯田君!!』
プレゼントマイク「は?」
発目の声はカオス式のイヤホンからではなく、会場中のスピーカーから聞こえた
飯田「マイク?」
どうやら、発目はバラエティ番組で使われるような服につけるタイプのマイクをつけているようだ
発目「普段よりも足が軽く上がりますか!?それもそのハズ!!そのレッグパーツが着用者の動きをフォローしているのです!そして私は「油圧式アタッチメントバー」で回避もラクラク!」
飯田「どういうつもりだ・・・」
発目「飯田君鮮やかな方向転換!!私の「オートパランサー」あってこその動きです!」
プレゼントマイク「何コレ・・・」
相澤「売り込み根性たくましいな・・・」
優斗「まさかずっとこれ・・・?」
10分後・・・
発目「ふー・・・すべて余すことなく見ていただきました、もう思い残すことはありません!!」
光で輝く汗をぬぐい、この世でできることすべてをやり遂げ墓に眠るときのように清々しい顔で、発目は舞台の外へ出た
ミッドナイト「発目さん場外!!飯田くん二回戦進出!!」
飯田「騙したなあああ!!!」
発目「すみません、貴方利用させてもらいました」
飯田「嫌いだぁあ君ー!!」
出久「きっと飯田君真面目すぎたから耳障りのいいこと言って乗せたんだ・・・あけすけなだけじゃない、目的の為なら手段選ばない人だ」
麗日「っし・・・そろそろ控室行ってくるね」
そして優菜へ
控室に入り、どの程度まで制限をかけるかを考えてみた
本気を出せば会場が消し飛ぶと思われるため、どの能力を使うかを厳選するべきじゃないだろうか
使えるのはペルソナ、波紋、気、魔法。この中で比較的威力が高い気は使えない
ペルソナは威力の高い技も無理そう・・・ということは魔法と波紋を中心に倒すしかないか・・・?
でも、相手によってはペルソナの使用も視野に入れたほうがよさそうだ。爆豪とか轟とかに関しては、ペルソナ使わないと厳しそうですらある
すると控室に置かれているテレビから、今やっている試合の様子が放映されていた
芦戸が青山のベルトを個性で溶かし、焦っている間に物理で勝ったようだ
優菜『終わったか。・・・そろそろ行こう』
控室の扉へ歩を進めた
胸の高鳴る音が聞こえる。一歩進めるごとに音は大きくなっていく
身体が震えているのが分かる。これは緊張か、はたまた武者震いか、
爆発するかのようにも思えた鼓動は、会場の歓声によってかき消された
優菜『・・・こんなに歓声を浴びるのは初めてだな』
舞台に上がり、八百万と向き合った
プレゼントマイク「2位1位と来てここで負けたら恥だぞ!?中村優菜!!対、騎馬戦では結構活躍してたぞ!八百万百!!」
優菜「それじゃあ、やろっか」
八百万「ええ」
プレゼントマイク「スタート!!」
八百万「ハッ!」
八百万は個性を使い、機動隊の盾を出してきた
それに対抗し、こちらは風魔法を手に纏った
そして気弾を放つ様に風を放った
百「クッ・・・!」
何度も風を放ち、守ることに集中した瞬間
足元に身体が浮くほどの強風を起こし、バランスを崩した
優菜『今だッ!』
そこに向かって体当たりし、一気に部隊の外に押し出した
舞台に戻ってこられないように風の壁を作り、その後ろに火を放つという万全の対策をし、八百万は舞台に戻ることはできず地面に落ちた
ミッドナイト「八百万さん場外!!中村さん二回戦進出!!」
八百万「押し出されてしまいましたわ・・・」
優菜「絶対優勝するから」
八百万「・・・ええ、負けないでくださいまし」
舞台を降り、優斗のいる席に戻ると、ちょうど次の人たちが終わった
次の対戦者は切島と鉄哲という暑苦しくも荒々しい漢同士の戦いを繰り広げた
そして勝利したのは・・・切島だ!
それから二人の握手で拍手が巻き起こり、戦いは幕を閉じたらしい
優菜「見てるだけで暑そうだな」
優斗「暑かったぞ」
話している間に一回戦の最後の二人が出てきた
一回戦最後の戦いは麗日と爆豪
爆豪に対して麗日は必死の攻撃で善戦する。しかし実力の差がハッキリ出てしまい、勝利したのは爆豪だった
そこからプロヒーローと相沢先生のいざこざがあったが、そこは割愛する
続いて、二回戦が始まる
プレゼントマイク「今回の体育祭両者トップクラスの成績!!まさしく両雄並び立ち今!!緑谷対轟!!スタート!!」
この二人の戦いは熾烈を極めた
初めに轟の氷が出久に迫る
その氷を指を一つ犠牲にする自損覚悟のワンフォーオールで打ち消した
プレゼントマイク「おオオオ!!破ったあああ!!」
轟はもう一度氷を放ち、出久も負けじと他の指を潰しながら応戦する
プレゼントマイク「まーた破ったあ!!!」
優斗「このままだと指全部追ってリタイアじゃないか?」
優菜「いや、デクなら何か考えがあるだろ」
優斗「でも耐久戦は無理だろ。勝ち筋は見えんぞ」
轟は痺れを切らし、出久に向かっていった
プレゼントマイク「轟、緑谷のパワーにひるむことなく近接へ!!」
氷で出久の上へ斜めに道を作り、直接氷殴りに行った
出久は向かって右に避けるが、右足が少し凍り付いた
その氷を左手を犠牲に吹き飛ばす
すると、カオス式のイヤホンから会話が聞こえてきた
轟「・・・さっきよりずいぶん高威力だな。近づくなってか・・・守って逃げるだけでボロボロじゃねえか」
出久は応戦に集中し、答えずにいた
轟「悪かったな、ありがとう緑谷。おかげで、奴の顔が曇った。その両手じゃもう戦いにならねえだろ。おわりにしよう」
どうやら轟の親のナンバー2ヒーロー「エンデヴァー」が見に来ているらしい
だがそのエンデヴァーのことを、快く思ってないようだ
プレゼントマイク「圧倒的に攻め続けた轟!!とどめの氷結をー・・・」
出久「どこ見てるんだ・・・!」
氷を放った轟が少し目をそらすと、出久は壊れた指でまた吹っ飛ばした
轟「てめェ・・・何でそこまで・・・!」
出久「震えてるよ、轟くん個性だって身体機能の一つだ。君自身、冷気に耐えられる限度があるんだろう・・・!?で、それって左側の熱を使えば解決できるもん何じゃないのか・・・?」
轟「・・・っ!!」
出久「皆・・本気でやってる、勝って・・・目標に近づくために・・・っ!一番になる為に!半分の力で勝つ!?まだ僕は君に傷一つつけられちゃいないぞ!全力でかかって来い!!」
と出久が煽りに煽り、轟も感情をあらわにしだした
轟「何のつもりだ、全力・・・?クソ親父に金でも握らされたか・・・?イラつくなァ・・・!!」
二人同時に相手に向かって走り出し、これまた同時に殴り掛かった
先に殴り、そしてぶっ飛ばしたのは
プレゼントマイク「モロだァー!!生々しいの入ったァ!!」
優菜「殴り飛ばせたのか!?」
あれほどボロボロになりながら、それでもあきらめない芯の強さには目を見張るものがある
すると、カオス式イヤホンから出久の声が聞こえた
出久「氷の勢いも弱まってる・・・」
壊れてる右手の親指で、轟を守る氷を弾き飛ばした
轟「何でそこまで・・・」
出久「期待に応えたいんだ・・・!笑って答えられるような・・・カッコいい人に・・・なりたいんだ。だから全力で!やってんだ皆!君の境遇も、君の決心も、僕なんかに計り知れるもんじゃない・・・。でも、全力も出さないで一番になって完全否定なんてふざけるなって、今は思ってる」
轟「うるせぇ・・・」
出久「だから、僕が勝つ!!君を超えてっ!!」
轟は出久の勢いに気圧され、出久の攻撃に耐えることができずにしりもちをついてしまった
轟「親父を・・・」
出久「君の!力じゃないか!!!」
出久のその言葉が轟に火をつけた
心にも、体にも
轟は火・・・いや炎、いや業火を纏い
プレゼントマイク「これは・・・!?」
飯田「使った・・・!」
優斗「何だアレ!?あんな火出せるのか!?」
優菜「暑ぅ・・・ここまで熱が伝わってくる・・・」
轟「勝ちてぇくせに・・・ちくしょう・・・敵に塩送る何てどっちがふざけてるって話だ・・・。俺だってヒーローに・・・!!」
すると、静観していた轟のお父さんが叫びだした
エンデヴァー「焦凍ォオオ!!!やっと己を受け入れたか!!そうだ!!良いぞ!!ここからがお前の始まり!!俺の血をもって俺を超えて行き・・・オレの野望をお前が果たせ!!」
プレゼントマイク「エンデヴァーさん急に激励・・・か?親バカなのね」
出久「凄・・・」
轟「何笑ってるんだよ、その怪我で・・・。この状況でお前、イカレてるよ。どうなっても知らねえぞ」
二人は全力を出そうと踏み込み、突撃した
しかしそれを先生たちが危険視した
セメントス「ミッドナイト!」
二人が個性を発揮すると同時に二人を守るために真ん中にセメントが並び立った
このままイヤホンをつけていると鼓膜が死にそうなので、カオス式イヤホンを消した
轟「緑谷、ありがとうな」
それがイヤホンを消すとき、最後に耳にした轟の言葉だった
二人の個性のぶつかり合いに会場が揺れ、ゴオオオオという大きな音が鼓膜を突き破りそうだった
揺れが収まると、舞台には煙が燻り、二人の姿が視認できなかった
セメントス「威力が大きけりゃ良いってもんじゃないけど、すごいな・・・」
プレゼントマイク「何今の・・・お前のクラスなんなの・・・」
相澤「散々冷やされた空気が瞬間的に熱され膨張したんだ」
プレゼントマイク「それでこの爆風てどんだけ高熱だよ!ったく何も見えねー・・・オイこれ勝負はどうなって・・・」
すると、舞台上の煙が晴れ、轟の姿が見えた
しかし出久の姿はどこにも見えなかった
優斗「あれ?出久は・・・」
どこかにいないかと見回してみると、舞台外の壁にめり込んでいた
ミッドナイト「緑谷くん、場外。轟くん、三回戦進出!」
優斗「負けちまったか・・・」
優菜「勝ってたとしても、あの怪我で次の試合なんて無理だろ」
試合を見ていた観客達は、様々な言葉を零していた
青年「緑谷のやつ、煽っといてやられちまったよ・・・」
女性「策があったわけでもなく、ただ挑発しただけ?」
男性「轟に勝ちたかったのか負けたかったのか・・・」
中年の男性「なんにせよ恐ろしいパワーだぜありゃ・・・」
女性のヒーロー「気迫は買う」
男性のヒーロー「騎馬戦までは面白いやつだと思ったんだがなァ」
出久に対する評価はあまりよくなようだ
優斗「てか、控室いかなくていいのか?次の次だろ?」
優菜「そうだった!行かねえと・・・」
優斗「負けたらデスソース一本な」
優菜「シャレにならんからやめれ」
控室に向かっていると、すでに試合が終わり自分の番が回ってきてしまった
なんでも、飯田が始まってすぐに騎馬戦の時の「レシプロバースト」を使い、背後をとって場外勝ちらしい
まあ、相手のイバラにからめとられてしまっては勝ち目はなくなるのでいい判断だ
そして、優菜と芦戸が舞台に上がった
プレゼントマイク「さあ次は今回大注目のこいつだ!今度も一瞬か!?中村優菜!!対酸危険すぎやしねえか?今回は使うのか!芦戸三奈!!」
芦戸「私が勝つからね!」
優菜「負けないよ」
ミッドナイトが旗を振り上げ「試合開始」と叫びながら振り下ろした
芦戸はこちらに酸を飛ばしてきたが、それを避けて魔法で水を飛ばし牽制した
しかし水は当たらずに避けられたため、カオスの空間でこちらに水を戻し、氷魔法で凍らせて手でつかんだ
優菜「やっぱりそう簡単にはいかないね」
少し時間を止め、氷にある魔法を付与し、時間を動かして芦戸に向かって投げつけた
それを酸で溶かそうとしたが、それに伴い氷が分身していき芦戸を飲み込んでいった
芦戸「ギャアアアアア!!」
自分を包もうとする氷をなんとか酸で溶かしていくが、氷はすぐに再生し、次々と増えていった
そして身動きが取れなくなったところで、場外へと転がしていった
ミッドナイト「芦戸さん場外!中村さん三回戦進出!!」
決着がついたので、氷の付与魔法を消していき、芦戸を引きずり出した
優菜「大丈夫?どこか痛んだりする?」
芦戸「いや、大丈夫だよ・・・」
その後、芦戸は念のため処置室へ
優斗のところへ戻っても、すぐに戻らないといけないため、控室に残った
次の試合は切島対爆豪、勝利したのは爆発の物量で押し切った爆豪だった
その次の轟対飯田は、飯田がレシプロで先手必勝を狙ったが、エンジン部分を冷やされ失速・・・。全身を凍らされ戦闘不能に陥り、轟が勝った
・・・それじゃあ行きますか
プレゼントマイク「さあ、ここを勝てばとうとう決勝だ!まずは、まだ隠し札はあるのか!?中村優菜!!対容赦なくぶっ潰せ!!爆豪勝己!!」
爆豪「ぶっ殺す!!」
優菜「・・・」
プレゼントマイク「スタート!!」
爆豪「オラアァ!」
爆豪が開始の合図と同時に突撃し、顔に爆発を叩き込んできた
プレゼントマイク「早速行ったあ!!今度は効いたか!?」
会場中のほぼ全員が最高の先制攻撃を当てたと感じた
しかし皆の思惑は外れ、爆月の煙の中から手が伸び、爆豪の腕をつかんだ
爆豪「なっ!?」
優菜「落ち着いて、まだ始まったばっかだよ」
爆豪は腕を振りほどき、一旦離れた
爆豪「くそっ!!死ねや!!」
爆豪は優菜の周りを回るように動き、爆発の煙で取り囲んだ
それに対し、風魔法で煙を吹き飛ばしたが、飛ばした途端に爆豪の爆撃を食らい、後ずさりした。すぐに視認しようとしたが、文字通り煙に巻かれてしまい見えなかった
優菜「どうしたもんかね・・・」
気を読めば場所を充てるのは簡単だ
だが、見栄え的にそれはどうなんだ?どうせならもっと派手に戦ったほうが見てるほうは盛り上がるのではないか?
そう考えていると、目の前に一つの火が灯った
優菜「これは・・・」
その火が灯った理由を諒解し、両手で包み込むようにつかんだ
会場内では、煙で何も見えない+戦闘音がしないため、どよめきが起こりプレゼントマイクも実況を言いあぐねていた
プレゼントマイク「おいおい!何も見えやしねえぞ!中では何が起こってんだ!?」
すると、先ほどまで快晴だった空から無数の雨粒が落ちてきた
会場の皆が空を見上げた。そこには、先ほどまでどこにもなかった積乱雲が蠢いていた
プレゼントマイク「・・・今日雨降るって言ってたか?」
相澤「雲一つない快晴のはずだ」
最善席に座っている人たちが雨から避難していると、舞台の上に動きがあった
煙が雨で消えていき、二人の姿が露わになった
立ち尽くす爆豪に対し、優菜の後ろには薄光を放つ成人男性が立っていた
プレゼントマイク「とうとう出た出たお出ましだ!!優菜の個性のペルソナだァ!!」
爆豪「やっと本気出しやっがたか・・・!!」
優菜「なんだ、ずっと待ってたの?さっき本気出しとけばすぐ勝てたかもしれないのに」
爆豪「ああ!?俺は本気でやりあった上で、完膚なきまでに勝ちてえんだよ!!」
優菜「そう。なら、こっちも本気でやるよ。ホバル」
ペルソナの名を呼ぶと、後ろの男が天に向かって手を広げた
したらば積乱雲が会場に向かって落ちてきた
上空10メートルほどになると、降下をやめ雨もやんだ
爆豪は何が降るのかと身構えたが、積乱雲が牙を剥いたのは爆豪ではなかった
積乱雲が青白く発光し、優菜に向かって降り注いだ
優菜「ギャアアアア!!」
雷をギリギリで避け、一旦ホバルを呼びつけた
優菜「なんでこっちに落とすの!!」
ホバル「いや、俺は雷を降らせろとしか言われてない」
優菜「察して!?」
二人の無駄なコントに痺れを切らした爆発さん太郎が突っ込んできた
優菜「ホバル!」
ホバルは積乱雲をつかみ、半分ほどを爆豪に投げつけた
そして残り半分を後ろへ回し、包み込んで上空へ上がっていった
ここでようやく、雷攻撃をくらわせることに成功した
決着がついたように思ったが、積乱雲が爆破で霧散し、その思いは払拭された
爆豪「クソがっ!!」
優菜「まだ耐えれるの・・・?計算違いだったか・・・」
爆豪「何ペチャクチャ喋ってんだ!?さっさとかかってこいや殺すぞ!!」
優菜「・・・わかった。じゃあ真正面から行くよ」
まずは走り出したと同時にガスを掌にため、爆豪の爆発に合わせて噴射
大火傷を負っていたら観客がビビるので、すぐに治して場外へ蹴りこんだ
しかし、場外になるギリギリで耐え、こちらにまた突っ込んできた
腕を掴んで投げ飛ばそうと腕を伸ばしたが、ビルの訓練の時のように爆発で目くらまししながら上を通り、後ろから殴ろうとしてきた
だがこの戦い方は覚えていたため肘打ちをしようとしたが、それに対してのカウンターを食らい一瞬景色が歪んだ
しかしすぐに腕を掴み、投げ飛ばした
このまま場外に落ちてくれれば楽だったが、爆発で場外に留まられてしまった
プレゼントマイク「お互い一歩も譲らない接戦!今日一番の試合だァ!!」
優斗『やけにてこずってるな・・・さっさと終わらせたほうがいいのに』
二人は向き合い、真っ向からぶつかり合った
優菜は爆発を食らいながら爆豪の腹を殴った
もろに一発入ったが、爆発を止めることなく爆豪は抵抗し続けた
とうとう爆発を顔にまともにくらい、後ろによろめいた
そこを待っていたように爆豪が突っ込んできたが、優菜は新体操の選手の様に体をくねらせて爆豪を蹴り上げた
そのまま一回転したあと、爆豪と距離を開き改めて身構えた
そのとき、思考を重ねていた頭の中が一瞬でクリアになり、漠然とある予感が際立った
優菜「くる・・・」
渾身の一撃がくると謎の確信を得て、それに対処するようにペルソナを全員出した
爆豪は確信の通り、回転しながらこちらに突っ込んできた
この攻撃は十中八九、榴弾砲着弾〈ハウザーインパクト〉だろう
それに対抗できるのは・・・
優菜「イフリート!!」
似ている系統の火で爆豪に向かってマハラギを放った
しかし爆豪の攻撃にかき消され、場外へ吹っ飛ばされてしまった
優菜『マジかよ押し負けるのか・・・!』
舞空術で空中に何とかとどまり、舞台へ戻った
優菜「こんな派手なことされたら・・・こっちまでしたくなるじゃないか」
ホバルを呼び出し、また雨を降らせた
そして舞台を雲で覆い隠し、お互いしか見えないようにした
優菜「カオス」
カオスの空間から銃を一つ取り出し、自分の頭に突き付けた
爆豪「!?何してんだお前!!」
優菜「ちょっと見てなって」
躊躇なく引き金を引き、頭から飛び出したのは新鮮な脳みそではなく、先ほどのホバルと同じようなエネルギー体だった
銃をカオスの空間にしまってから、舞台周りの雲を上空に戻した
優菜「行くよ、ウンディーネ」
エネルギー体が女性の形に姿を変えると、雨粒が優菜の前へ集まり槍を形作った
氷の槍に波紋を纏わせ、矛先を爆豪に向けた
落ちてくる雨粒が氷の槍を伝い、地面へと落ちていく
ウンディーネが腕を払うと、舞台上の雨がすべて優菜の身体を纏い始めた
雨は仮面ライダーやプリキュアの変身シーンの様に鎧に変化した
優菜「死なないでよ、爆豪くん」
爆豪「死ぬかよ」
こちらの目をまっすぐ見つめながらそう言い返され、こちらも最高の一撃を食らわせるために構えた
爆豪は手に力を込めて、突っ込んできた
こちらも走り出すと、鎧の水が槍の先へ集まり、爆発から防ぐように優菜の周りに円錐状に広がった
それに対し爆豪は腕に異常が出るのではないかという程の爆発を起こし、それにより雲も水も槍もすべて蒸発した
しかし優菜の身体は絶えず進み、渾身の一発を爆豪の顔面に叩き込んだ
優菜「私の・・・勝ちだッ」
爆豪を場外の壁まで殴り飛ばし、勢い余って自分もうつ伏せに倒れこんだ
ミッドナイト「爆豪くん場外!これで決勝は轟くんと中村さんに決定!!」
判定を聞きホッとした。もし爆豪が場外でなければこの状態では間違いなく負けていただろう
地面を押して立ち上がろうとしたが、右腕にズキッと痛みが走った
どうやら殴った反動で、前腕の骨にヒビが入ってしまったようだ。痛くてしょうがない
優菜『・・・このまま寝てよう。治療室まで担架で連れて行ってくれたほうが楽だ』
治療室に連れて行ってもらい、骨折をおばあちゃんのリカバリーガールに治してもらった
優菜「ありがとうございます」
リカバリーガール「お礼なんていいよ。私はそのためにいるんだから」
優菜「いえいえ、あなたがいるおかげで思いっきり殺り合えるんですから」
リカバリーガール「あんまりやりすぎないようにね~」
身体が万全に動くのを確認してから舞台へ向かった
舞台への入り口につくと、実況席に連絡がいった
プレゼントマイク「さァいよいよラスト!!雄英1年の頂点がここで決まる!!決勝戦!!」
轟、優菜共に舞台へ上がった
プレゼントマイク「轟対中村!!今!!スタート!!」
スタートと同時に足元を凍らされ、一歩目を塞がれた
優菜『やべっ!凍らされた・・・!』
その後すぐに頭を含めて全身を凍らされ、完全に動けなくされてしまった
プレゼントマイク「いきなりかましたあ!!中村との接近戦を嫌がったか!!早速優勝者決定か!?」
とりあえず、全身を凍らされる前に波紋の呼吸をしていたため目や鼻などに氷が入るのは防げたが・・・
優菜『でもこっからどうするか・・・燃やすにしても砕くにしても、相手が何してるかまでは見えないからな。カウンターでもされたら面倒だし・・・』
プレゼントマイク「ん?本当に終わりか?クリーンヒットしちまったか?」
すると氷の中で悩む優菜に、神様が物理的に下りてきた
優菜に入り込んだのは、破壊の神である
その力を氷に向かって放つと、氷の原子は次々と消えていき、まるで何もなかったかのように消えてしまった
プレゼントマイク「何だ!?氷が溶けた!?いや、消えて無くなったぞ!?」
氷から放たれた優菜は独り言を始めた
優菜「トラウィスカルパンテクートリ(以降、トラ)・・・だっけ?お前これは強すぎ」
何者かに話しかけるように話していたと思うと、突然横に男が現れた
トラ「ダメだったか?」
優菜「いや、能力ヤバいよ。気を付けないと相手も消しかねないし」
轟は新しい能力を危惧し、すぐに氷で優菜を捕らえようとした
しかし、優菜は空を蹴ろうとしながら呟いた
優菜「距離破壊」
すると、彼女は瞬間移動にしたように轟の前に現れた
空への蹴りは轟へと牙をむいたが、寸でのところで少年は避けた
優菜「イフリート」
轟「クッ!!」
避けた轟にイフリートが殴りかかったが、氷で防がれてしまい、とりあえず離れた
優菜「・・・なあ、何で左を使わないんだ?」
轟「お前もそういうのか・・・」
優菜「?・・・ああ、そういや出久にも言われてたんだっけ」
轟「聞こえていたのか?」
優菜「で、なんで使わないの?」
何も起こらない現状に痺れを切らし、プレゼントマイクが口を開いた
プレゼントマイク「あれ?何を話し込んでるんだ?決勝戦なんだからバンバンやってくれよ!」
轟「・・・」
優菜「ほら、早く使いなよ。盛り上がるし、こっちだってその方が面白い」
轟は否定するように優菜に氷を放ち、それを彼女は避けた
優菜「・・・まさか、使わないで勝てるとか思ってないよね」
その言葉と同時に気配に圧をかけて、炎も出せないと勝てないと思わせるほどの殺気のようなものを放った
優菜『見様見真似だが、できてるか・・・?』
轟「・・・!」
優菜「出せないなら、面白くないからすぐ終わらせるよ?」
一歩ずつ脅すように近づいていく。さっさと使えと、使わないと殺すぞと。並々ならぬ覇気が轟を襲う
轟「俺は・・・俺は・・・!」
反応があったので足を止めた
轟「・・・クソッ!」
間に氷の壁を作り、こちらを近づけないようにしてきた
優菜「何をいまさら・・・」
その氷を砕くと、炎が襲ってきた
優菜「おわっ!?」
咄嗟に後ろに避け、魔法で水を噴射し相殺した
轟「この試合、どうやってもお前に勝つ!!」
プレゼントマイク「ようやく、始まるか!?」
轟「うおおおお!!」
左腕に火炎を走らせながら、轟が走って向かってきた
優菜「なら俺も、本気でやってやる」
気弾を放つのはさすがにダメなので、波紋の様に腕に纏わせてボクシングのグローブのようなものを作った
優菜「ホバル、ウンディーネ」
雨を降らし、雨粒を凍らせられないよようにグローブへ集めた
まずはそれで受けきり、反撃をしたが躱され、また離されてしまった
優菜「クロノス」
時間を止めて詰め寄り、上空に飛ぶように攻撃を加え時間を動かした
轟は訳も分からず殴り飛ばされ虚空へ
優菜「カオス」
轟の上へ空間をつなぎ、地面に落とすよう殴った
落ちてきた轟を場外へ蹴飛ばし終わらせようとしたが、氷で止められてしまい出せなかった
優菜「トラ、氷破壊」
トラの粒子が轟に近づいて行った
先ほどのを見ていればソレを触ることはないだろう。速度も遅いため、ゆっくり確実に避けた
その粒子が氷にあたると、連なっていた氷すべてが消え去った
優菜「(やっぱり、破壊先を指定すれば他には被害は及ばないな)ガイア」
銃のようなものを作ってもらい、轟の足元に打ち込んだ
打ち込んだところから気の塊が飛び出し、轟に絡みついた
優菜「イフリート」
波紋の上に炎を流し、轟に走りこんだ
すぐさま氷の壁を作り、壊されたらすぐに燃やそうと左手も燃やした
それに対し優菜は、今更氷の壁を作ることに不信感を抱き、裏で何か罠でも貼っているんじゃないかと睨んだ
カオスを呼び、まず轟の左側に穴をあけた
轟はそれに反応するが、そこからは誰も飛び出なかった
すると、後ろから別の穴が開いて音がし、振り返ったがそこにも誰もいない
どこから来るのかと四方八方を見回すがどこにも優菜の姿はない
轟はそこでようやく上空を見た。十数メートル先から誰かが落ちてくるではないか
それから身を守ろうと氷の箱を作り、自分を守った
だが、それが優菜だと誰が言った。本命は下、意識外からの一発だ
地面に穴が開き、それに気づいた時にはもう遅い
そのころにはすでに、勝負は決着するのだから
優菜「緋色の波紋疾走!!!」
拳は轟の顎にクリーンヒット
その衝撃は氷の箱を砕き霧散させ、燃え盛った才能を虚空へ打ち飛ばした
プレゼントマイク「いったーー--!!!」
疲れ切った身体を倒さずに、拳を突き立てたまま静止した
優菜「頼むから勝たせてくれよ・・・」
轟が落ちたのは舞台の隅、片腕のみが垂れていた
誰もが戦闘不能と思ったその瞬間、轟は起き上がりこちらに向かってきた
優菜「嘘だろおい・・・」
乾いた笑みを浮かべながら轟を見た
その目には迷いがあった
何を迷っているのかと考えていると、左腕で炎を出す仕草をしたので魔法で氷を放った
しかし、炎で溶かすことはせずに氷を避け、右腕でこちらを凍らせようとしてきた
なので目の前に土の壁を作って氷を防ぎ、火で氷を溶かしウンディーネの力で溶けた水を轟に向かわせた
轟はまた左は使わずに水を凍らせた
優菜「・・・なんだ、そういうことか」
優菜は呆れ、一瞬で勝負を決めに行った
手で気弾を作り、轟の前に落とした。着弾すると同時に衝撃波が氷をすべて破壊し、轟を吹き飛ばした
そしてついに、ミッドナイトが勝者を示した
ミッドナイト「轟くん場外!!よって・・・中村さんの勝ち!!」
プレゼントマイク「以上で全ての競技が終了!!今年度雄英体育祭1年優勝は・・・A組中村優菜!!!!」
優菜「・・・」
試合が終わり、緊張の糸が切れ、仰向けに倒れた
優菜「結局、原作と変わらずか」
二人は担架で運ばれ、治療ののち表彰式に
ミッドナイト「それではこれより!!表彰式に移ります!」
優菜「おいおい、爆豪しっかりしてくれよ」
爆豪「ん゛ん゛~~~~!!」
爆豪はセメントで三位の台にはりつけにされ、しかも口もふさがれるってしまっていた
優菜「暴れるからだぞ」
ミッドナイト「3位には爆豪くんともう一人飯田くんがいるんだけど、ちょっとお家の事情で早退になっちゃったのでご了承くださいな。それじゃあメダル授与よ!!今年メダルを贈呈するのはもちろんこの人!!」
すると、空から大男が降ってきた
男はセリフを言いながら着地、司会も男の紹介をした
オールマイト「私がメダルをもって来た!!!」
ミッドナイト「我らがヒーローオールマイトォ!!」
つまり盛大にかぶったのである
ミッドナイトはオールマイトに全力でゴメンとジェスチャーした
男のヒーロー「今年の1年は良いなァオールマイトに見てもらえてんだよなー」
上記のように羨ましがるヒーローが大多数いる中、オールマイトはまず三位のところへ
オールマイト「爆豪少年!!っとこりゃあんまりだ・・・」
爆豪の口を塞いでいたマスクを外した
爆豪「オールマイトォ!3番なんて、何の価値もねぇんだよ!!世間が認めても俺が認めなきゃゴミなんだよ!!」
オールマイト「うむ!相対評価に晒され続けるこの世界で、不変の絶対評価を持ち続けられる人間はそう多くない。受け取っとけよ!傷として!忘れぬよう!」
爆豪「要らねっつってんだろが!!」
メダルを首にかけようとするが、拒否してあがくので口にかけた
次は
オールマイト「轟少年、おめでとう」
轟は拒否せず、首にメダルがかけられた
オールマイト「最後、左腕を収めたことには訳があるのかな?」
轟「緑谷戦でキッカケをもらって・・・わからなくなってしまいました、貴方が奴を気にかけるのも少しわかった気がします。俺もあなたのようなヒーローになりたかった、ただ・・・・俺だけが吹っ切れてそれで終わりじゃ駄目だと思った、清算しなきゃならないモノがまだある」
オールマイトは轟を鼓舞するように抱きしめた
オールマイト「・・・顔が以前と全然違う、深くは聞くまいよ、今の君ならきっと精算できる」
そして最後にこっちへ来た
オールマイト「優菜くんおめでとう、よく頑張ったね」
優菜「ありがとうございます」
オールマイト「見たことない技ばかりだったけど、未だに隠し札があると思わなかったよ」
優菜「まだまだありますよ。出来るものもまだ出来ないものも、思いつくものは全部使えるようにするつもりです」
オールマイト「それは楽しみだね!しっかり頑張ってくれよ!」
優菜にメダルをかけ、背を向けた
オールマイト「さァ!!今回は彼らだった!!しかし皆さん!この場の誰にもここに立つ可能性はあった!!ご覧いただいた通りだ!競い!高め合い!さらに先へと昇っていく姿!!次代のヒーローは確実にその目を伸ばしている!!てな感じで最後に一言!!皆さんご唱和ください!!せーの」
観客「プルスゥ」
オールマイト「お疲れさまでした!!!!」
みんなの期待を裏切ったオールマイトはブーイングを浴びていた
ミッドナイト「そこはプルスウルトラでしょオールマイト!!」
オールマイト「ああいや・・・疲れたろうなと思って・・・」
閉会式も終わり、教室へ戻った
相澤「お疲れっつうことで、明日明後日は休校だ。プロからの指名等をこっちでまとめて休み明けに発表する。ドキドキしながらしっかり休んどけ」
その日は寄り道もせずに帰って、二人でベッドにぶっ倒れた
次回予告
次回はアカメが斬る!
ナイトレイドに捕らえ?られた優菜たち
果たして生きて逃げ出すことはできるのか!?
次回「予告詐欺」