あの夜から俺の世界は狂っていった

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Inevitable death

 ー6月11日a.m0:33自宅マンション前ー

「あのくそ上司!帰ろうとした瞬間仕事押し付けやがって!おかげで0時回っちゃったよ…はぁ、先輩にも迷惑かけちゃったし、明日コーヒーでも買って謝ろう。」そう悪態をつきながら歩いていると目の前にいきなり人が落ちてきた。

「えっ。」一瞬頭の中が真っ白になったが、気づいたら体が動いていた。

駆け寄った俺は「大丈夫ですか⁈」と声をかけた。暗闇でよく見えないが、感触で血が出ていることがわかった。俺は慌てて救急に電話をかけていたその時、「お……は…れ。」と倒れている男から声が聞こえた。

「大丈夫です。今救急に連絡しましたからすぐに救急車がきます。」と声をかけた。10分もしないうちに、救急車が来て彼は搬送されていった。その後に来た警察に事情を説明し、やっと俺は家路に着いた。

「はぁ疲れた。食欲も全然ないし寝るか。」俺は最後にあの男が言ったお・は・れに着いて考えた、何かに終わって欲しかったのか?そんなことを考えてるうちに俺は眠りについた。

 「うっうるさい。」俺はけたましくなる、目覚まし時計に起こされた。眠い目をこすりながらテレビをつけた。

「おはようございます。今日6月8日まず最初のニュースは…。」はぁ?6月10日なんで昨日の日付?言ってんだ?俺は心の中で失笑を浮かべながら、パンをトースターに入れた。まぁミスはあるよね。ハッと思い出した。そういえば今日会議あるじゃん、パッとスマホで確認すると6月10日月曜日と表記されていた。いやいや待ておかしい、スマホまでぶっ壊れたか?と驚いた俺は朝食も忘れ、急いで会社に向かった。

 先輩なら昨日作成した会議の資料のこと覚えているはずだ、そこで朝のこと笑い話にすればいいやと思い、一直線で向かった。

「おはようございます。先輩。」先輩からも、明るい返事が返ってくる。「早速なんですが、昨日作成した会議の資料のこと何ですが…。」と話し始めた時「ちょっと待て、会議の資料ってなんだ?」と素っ頓狂な答えが帰ってきた。

「えっ何言ってるんですか、先輩。昨日一緒に作ったじゃないですか。」と言いながら自分のデスクに向かった。デスクにある自分のパソコンにはデータがあるからだ。だがそんなものはどこにもなかった。

「えっ何でないの?えっだって昨日あんなに…。」と慌てていると、先輩が「お前、ちょっと疲れてんだよ。今日ぐらい休め、なぁ、部長には俺が言っとくから。」と優しく諭してきた。納得はできなかった、でもそうするしかなかった。「わかりました。すみません、今日は上がらせてもらいます。」俺は、トボトボと家に帰った。

家に着いた俺は、スーツを脱ぎ捨てた、グゥーと腹が鳴った時自分がまだ何も食べていないことに気づいた。「焦げてるけどこれでいっか。」と朝焼いていた真っ黒なトーストを取り出し食べた。あまり味を感じなかった。

寝よう、そう思って俺は布団の中に入って寝た。

 ー6月10日p.m11:46ー

起きたら、日が落ちていて窓の外は真っ暗だった、自分でも驚くぐらい眠っていた。先輩の言葉が本当だと思ってきた。

「よし、最後にあの男が落ちて来なければ俺の気の迷いだったんだ。」と思い、俺は足早に屋上に向かった。

今の時間を確認するa.m0:06確30分ごろだから、あと20分ぐらい待たないと。俺は興奮と不安の半々の気持ちで待った。25分が経ち不安が安心に変わり、何の気なしに、淵に立ったところ何者かに押された。

「えっ。」落下する自分の体全く理解できなかった。

 ドン

地面に当たったことだけはわかった。「大…夫……か?。」(誰だ?何だか声が聞こえる。すごく眠いんだねかせてくれ。えっ、)その顔には見覚えがあった、いや絶対に知ってる顔だ‼︎だってこいつは(おまえはおれ!)そう気付いた時おれは事切れた。

 




お読みいただきありがとうございます。SF作品を初めて作成しました。お見苦しかったでしょうか?よければ、評価のほどをよろしくお願いします。


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