はじめまして、ゆっくり妹紅というものです。
今まで読み専でしたが、自分も書きたいという欲望に負け、文章力など全くないのに投稿しちゃいました…勿論、処女作なので至らないところもありますが、今後ともよろしくお願いします。
では、本編へどうぞ
プロローグ
「ここは…?」
気がつくと、僕は何も無い空間に対面で置かれた椅子に座っていた。
そして対面には長い黒髪を後ろに結び、白い羽衣を着た女性が黒い椅子に座っていた。
「ようこそ死後の世界へ。私はあなたに新たな道を案内する女神。八雲焔さん。あなたは先程亡くなりました。辛いでしょうがこの事実を受け止めてください」
目の前の女性は僕に向かってそう言った。目の前の人から感じる力が本物のため嘘を言ってるようには見えないので僕は死んだのは事実…いや、ってことは!?
「待ってください!それじゃあ、あれはどうなったんですか!?紫様と藍様、霊夢姉さんたちは!?」
「安心してください。あなたが放った攻撃のおかげで周りのものたちがあれを封印出来ました。ただ、あれの最後の抵抗であなたは殺されてしまいましたが…」
「そうですか…」
段々と死ぬ前のことが思い出せてきた。あの時、感じた急な胸の苦しみはやつの最後の抵抗だったのか…でも、僕一人の命で皆が助かったなら良かった。
「八雲さん、死んでしまったあなたには選択肢があります」
女神様は分かりやすくいうと、娯楽もなんもないところでぼーっと過ごすか、僕が生まれ育った世界で赤ん坊に生まれ変わるかのどれがいいかを言ってきた。
本音を言うと、天国はちょっと嫌だ。いや、なんも無いところでぼーっと過ごすだけとかある意味地獄だし。かといって、2つ目だとまた紫様達に会えるか分からないし、あの世界では死んでしまう可能性が高い。
「うーん…」
「八雲さん、実を言うと異世界へ転生するというもう1つの選択肢があります。」
「転生?」
悩んでいる僕を見て女神様はもう1つの選択肢である転生について説明した。曰く、その世界には魔王という存在がおり、その存在の侵略のせいで人口が減っている。そこで、天界の偉い人は他の世界から若くして死んだ者を転生、同時にその異世界に移民させて魔王を討つ冒険者を募ることにした、と。そしてその他諸々。
「なるほど…そういうことが…」
「ええ、なので転生の方を選んでくださった方がこちらとしては助かります」
「そうですか…」
考えるまでもなく、こちらの方がいいだろう。
これは、僕のワガママだが藍様や妖夢姉さん達から教わったものをまだ失いたくない。それに、本音を言えばまだ生きたかった。
「転生でお願いします」
「分かりました。では、転生する前に先程説明した特典をお選びください」
自分の結論を伝えると、女神様は指をパチンと鳴らした。すると、僕の手の中に1枚の紙が現れた。先程言っていた特典をこの紙に書かれているものの中から選べということなのだろう。
「聖剣:エクス○リバー」、「エク○カリパー」、「魔剣:グラム」、「界○拳」と色々なものがあるがどれも僕にとって魅力的なものはなかった。いや、興味はあるものはあったけど多分、僕じゃ使いこなせないだろうから断念した。
「もし、その中から欲しいのがないのなら貴方が望むものをイメージしてください。私の力でそれをここに持ち出すので」
いつまでも唸っている僕を見て女神様はそう言ってくださった。正直言ってこの提案はありがたい。
真っ先に頭の中に浮かぶのは生前使っていた2本の刀と藍様が僕にくださり、早苗姉さん達と改造したりと思い出のあるあれ。
そして、頭の中で持っていきたいものをイメージする。
すると、僕の両手の中に淡い光が集まり段々と形が作られていく。
そして、手の中にあったのは2つの銃。これが、あの世界で1番使い、思い入れがある僕の大切な物で転生先に持っていきたい物。
「なるほど…あなたの霊力と妖力を攻撃に転じる際に変換するためのものですか…」
「はい…僕は霊力弾を作るのが苦手で、藍様が僕にくれたミニ八卦炉を早苗姉さん達と一緒に使いやすいようにしたものです」
流石、女神様と言ったところか。一目でこれがどういった役割を担っているかを見抜いた。
「さて…そろそろ転生させていただきますがよろしいですか?」
「はい、大丈夫です。こいつを融通させて頂きありがとうございました」
僕がお礼を言うと女神様は優しく微笑み僕に手を翳した。すると、僕の周りを青い光が囲み体が少しずつ浮かんでいった。
「それでは、ヤクモホムラさん。あなたのこれからの歩みに祝福があらんことを」
女神様のその言葉を最後に僕は光に呑まれた。
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「ふぅ…それで、さっきから私を…いえ私と八雲さんを見ていた人。さっさと出てきたらどうですか?」
ホムラを異世界へ送ったあと女神は日常の1幕のように誰も居ないはずの空間でそう言葉を紡いだ。
普通なら何も起こらないはずなのに、突然空間が裂け、その中からナイトキャップのようなものを被った金髪の美女が姿を現した。
「これは失礼しました。あの子は私の…いえ、私達の大事な子なので、心配になって見守っていました」
「…まあ、その言葉に嘘はなさそうだから信じましょう。あと、何でここに来れたのかは簡単に想像できますので今回のことは黙っておきます」
「ふふ、寛大な処置。ありがとうございます。…その、質問なのだけれどあの子の近況を聞いたりすることは出来ます?」
「あなた…もしかして親バカですか?」
ほんのちょっとまで両者のあいだに流れていたピリピリした不穏な空気はナイトキャップの女性が発した親バカのような発言で吹っ飛んでいった。
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これは、人と妖怪が共に生きる世界から転生した妖怪の血をちょっとだけひいた少年が歩んだ物語
後書きに関しては、解説コーナー&ちょっとした小話を書いていきたいと思います。
今回に関しては、プロローグもあってこれぐらいで…文章量、これぐらいのいいかな?