食べた悪魔の実の能力の所為で晩年お金に困ってる賞金稼ぎの話。

悪魔の実って食べる前に能力わからないの怖いですよね。

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思いついたので投稿


晩年金欠賞金稼ぎ

ある一人の男が、フラフラと砂漠を歩いていた。

日がジリジリと照っている、先が見えないほど広いアラバスタ王国の砂漠だ。

 

「あ"あ"……暑ちぃし金がねえ。なんで態々金がないのにこんな遠くまで出歩かなきゃならないんだ、全く」

 

ブツブツと文句を言いながら歩く男の前に、複数の人影が彼を囲むように現れた。

 

「……ん? なんだ。あんたらがバロックワークスって奴らか?」

「そうだ。貴方が賞金稼ぎ "運否天賦"であっているな?」

 

賞金稼ぎの彼を取り囲むように現れた人影の中から、角刈りの大男が現れて問う。どうやらこの角刈りの男がこの集団の代表のようだ──と賞金稼ぎの男は角刈りの男の質問に返答をしながら判断して彼の力量を推察する。

 

良く鍛えられた筋肉を持つ角刈りの男だが、良く鍛えられただけの筋肉だ。周りを囲んでいる雑兵たちと程度が変わらない。

 

「そうか。俺はバロックワークスのフロンティアエージェント 、Mr.12という。ここまで来てくれたということは、我々バロックワークスの勧誘に応じるということでいいのか?」

「そうだ、と言いたいところだが──。わざわざアラバスタまで人を呼びつけておいて君程度を寄越すような礼儀も何もないような組織に入るつもりはないな」

 

Mr.12の実力の低さから、組織の中でも底辺であろうと判断した賞金稼ぎの男は正直バロックワークスの程度の低さに失望していた。

 

そのような組織なら大したお金も稼げまいと踏んだのだ。

無碍にも断られたMr.12は組織と己を貶されたことに激怒し、拳を握りしめて連続で何発も殴りかかる。それを華麗にかわした賞金稼ぎの男をMr.12は睨みつけた。Mr.12も戦闘を仕事にして今まで生きてきた男だ。ここまで攻撃が当たらない相手に対して戦闘力の差を感じ取らないわけがなかった。

 

「チッ……! お前らァ! やっちまえ!」

 

己だけの力ではどうにもならないと感じ取ったMr.12は周りを囲んでいた配下のミリオンズに指示を出す。

 

実力差すら感じ取れないミリオンズはMr.12の命令に自分が功績を立てようと我先にと剣を抜いて飛びかかった。

 

「あらら、もう効果が切れたか……回すしかねぇか。はぁ。お金が……、お金が……」

「戯言言ってんじゃねぇ!」

 

戦闘中にもかかわらず、何故か空中で手を動かし始めた賞金稼ぎにミリオンズの一人は切りかかったが、切りかかった瞬間、賞金稼ぎの男の体が氷になって崩れ落ちた。

 

「これは……当たりだ! ヒエヒエの実。SSRじゃねぇか、運がいいぜ」

 

切られたのにもかかわらず何故か氷になった男に切りかかったミリオンズは恐怖する。グランドラインで活動しているのにも関わらず、ミリオンズ程度のような実力の人間では悪魔の実の存在を知らない人間もいるのだ。切りかかった男はそうだったのだろう。しかし、フロンティアエージェントのMr.12は知っていた。悪魔の実──それは「海の悪魔の化身」と言われる果実で、食べた者は特殊な能力が身に付くという希少な食べ物。

 

ましてや、今賞金稼ぎの男が言った言葉、ヒエヒエの実。それは海の三大勢力の治安維持を行う海軍、公認海賊の王下七武海、海賊たちの王である四皇の一角、海軍の最高戦力。三人しかいない大将の一人、青雉の食べた悪魔の実だ。ヒエヒエの実の氷結人間。それが青雉だ。

 

同時期に同じ能力を持つ実が現れることはないのだ。加えて、1つの実から複数の能力者が生まれることもない。それにもかかわらず、この賞金稼ぎはヒエヒエの実と言った。その言葉を肯定するかのように賞金稼ぎは切られても氷になって砕けて、そして元に戻ったのだ。

 

Mr.12は、何かとんでもないものに戦闘を仕掛けたのではないかとの考えがよぎり、逃げようと足を動かそうとした。

 

しかし、意思に反してその足は全く動かなかった。Mr.12が下に目を向けると──。

 

氷河時代(アイスエイジ)

 

ビリオンズとMr.12は一瞬で氷結していた。砂漠の真っ只中であるのに、一面に氷河が広がる異様な光景がそこには広がっていた。

 

「所詮はこの程度か……態々来る価値もなかったな」

 

凍りついたビリオンズを足蹴にしながらため息をついた賞金稼ぎの男の前に突如砂嵐が巻き起こった。

 

「クハハハ……まあそう言うな、"運否天賦"。こいつらは数合わせだ」

「サー・クロコダイル、だと……!?」

 

 

巻き起こる砂が消え去ると、そこには王下七武海にしてアラバスタの英雄──"砂漠の王"、クロコダイルがいた。




主人公
そこそこ名うての賞金稼ぎ。"運否天賦"という異名を持つ。

食べた悪魔の実は超人系のガチャガチャの実のガチャ人間。
現実のお金を消費してガチャを回すことができ、そのガチャから出てきた能力やアイテムを使うことができたりする。ガチャから出てくるのは悪魔の実の能力、刀や銃などの武器、雨や雪などの出来事である。レア度は上からSSR、SR、R、N。稀にSSR確定ガチャとか引けたり引けなかったりする。
SSRの例は青雉のヒエヒエの実、ゴールド・ロジャーの覇王色の覇気など。Nは適当な刀だったり、ただの食べ物が出てきたりする。


覇気については一応見聞色と武装色を本人はかじってはいる。覇王色はない。

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