鏡の中のアリス   作:ブルーな雛菊

26 / 44
ホグワーツ・レガシー?発売でしょうか?
城の内部や雰囲気を見るためにも少しやってみたいw


泣き妖怪バンシーとのナウな休日(前日章

私が訪れた村は、どこか寂しく陰湿な空気を醸し出していた。

 

時代は1978年。魔法界で起こっている8年前から続く戦争・・・後に『第一次魔法戦争』と呼ばれることになる闘争は、未だ終わりを告げる素振りもない。

つまり、『例のあの人』率いる『死喰い人』と呼ばれる闇の勢力と、それに対抗するために結成されたダンブルドア率いる『不死鳥の騎士団』、鎬を削り合い、日夜血で血を洗う闘争が行われていた時代の事だ。

 

死喰い人は反抗勢力の拠点を薙ぎ払い、非魔法界出身の魔法使いを迫害、虐殺を行っていた。

一部の魔法族は戦火から逃げるようにイギリスから去っていった。

 

では、魔法とは無縁の非魔法族の住む世界は安全なのだろうか?

 

私・・・ロックハートはそれは違うと断言しよう。

目の前に広がる町と呼ぶには小規模な、村と呼ぶには大きい集落の惨状を目の前にして憤怒した。

 

石造りの建物には穴が開き、歴史ある石畳は破壊され、水道管からはまるで噴水の様に水が噴き出している。

 

「そこの君、何があったのか教えてほしい。」

 

「知らないね!こっちが聞きたいくらいさ!「よく思い出してほしい。何か()()()いる筈だ」」

「・・・轟音。気が付いたら町がこの有様さ。あんた、旅人なんだろう?悪い事は言わない、ここから去った方が良い。」

 

他の通行人に話を持ち掛けても同じような答えばかり返ってくる。

曰く、『自然災害だ、巨大な雹が降り注いだんだ』やら『祟りだ、この町は呪われている』だの要領を得ない。

 

この被害は闇の魔法使いによるものか?

 

否、戦時中魔法使いだけにとどまらず吸血鬼、吸()鬼、人狼、巨人族、()()()人族とは友好的とは思えない陣営からも戦力を動員した。

戦争が長引き死者が増えると、今度はその死体に魔法を掛け兵隊とした。

 

勿論、使用する死体の調達は死体置き場から拝借する必要必要はない。

彼等にとって非魔法族の人間の命など家畜以下の存在であり、()()という名の虐殺(娯楽)を各地の街で行い、自身の勢力に兵隊として徴収、増強する。

人権、倫理観など初めから存在しないのだ。

 

そこまで思考した後で、私の側を通過する非魔法族の一般市民の姿を視界に納めて息を零す。

 

彼等(マグル達)が生きている事こそが死喰い人の襲撃が無かったという事の何よりの証拠だ。

・・・ならば、この町に一体何が起こっているというのだろうか?

確証はない。だが、一つ思い当たる節がある。

 

 

 

----

 

教室に入り、目に入ったのは、一番後ろの席に本を机の前に山積みにしてその陰に隠れるようにしているハリーの姿。

その両脇にはロンとハーマイオニーが座ってる。

 

(ハーマイオニーなら最前列に行くと思ってたのに予想が外れたか・・・。)

 

3人とは離れるように最前列に腰掛けるジェーン。

程なくしてドタドタと他のクラスメート達も入室し、後列から順に席が埋まっていく。

 

全員が席に座ると教壇から咳払いが聞こえ、生徒たちの雑談が消え、静寂が辺りをつつんだ。

 

「私だ。」

本から目を上げると、ジェーンの前の席に座るネビルの教科書(表紙のロックハートがウィンクをしている)を高々と掲げ、表紙と同じ顔をしているマヌ・・・教師の姿。

 

「ギルデロイ・ロックハート。勲三等マーリン勲章、闇に対する防衛術連盟名誉会員、そして、『週間魔女』5回連続『チャーミング・スマイル賞』受賞。もっとも、私はそんな話をする訳ではありませんよ。バンシーをスマイルで追っ払ったわけではありませんしね。」

 

「皆さんには最初にちょっとした小テストをしていただきます。心配ご無用・・・皆さんがどれだけ予習をして、どれだけ覚えているかチェックする為ですからね。」

 

僅かに騒めく教室。

これまで最初の授業でいきなりテストを行われたことなどない。

もっとも、他の教科とは違い、途中から引き次ぐことになったロックハートにとって、現在の生徒の学力がどれ程なのかは気になるところなのだろう。

 

前列の生徒が顔を青くしながら答案用紙を取りに行き、後列へ回していく。

 

「30分です。よーい始め!」

 

一斉に用紙に目を落とす生徒。

 

1,ギルデロイ・ロックハートの好きな色は何?

 

・・・疲れが堪っているのだろうか?これが『闇に対する防衛術』の問題?

きっと、ジェーンと同じような心境なのだろう。周りからも堪らず噴き出す音、空気の抜けたような呻き声が聞こえた。

張り詰めた空気から一転、まるで「気負って損した」というような空気が漂う。

 

この問題を()()()()()()()()()()ただの大間抜けとしか言いようがない。

だが、ジェーンには何の意味もないこの問題が、無価値とは思えなかった。

 

つまり、このテストは去年、魔法薬学の教授が生徒達にプレッシャーを与えるためにやった事とは逆の事を何気なくやってのけたという事なのだ。

これまで担当していた者から授業を引き継ぎ、今年度初の授業。担当は魔法界で話題となっている魔法戦士・・・・生徒達が緊張しないわけがない。

彼は自らが道化となり、振舞うことで生徒の緊張を解き、授業しやすい雰囲気を作り出そうとしているのだ。

 

「流石ね。」

 

賞賛を呟き、次の問題へと目を向ける。

 

2,ギルデロイ・ロックハートの密かな大望はなに?

3.現時点までのギルデロイ・ロックハートの業績の中で、あなたは何が一番偉大だと思うのか?

 

「・・・・・・・」

 

これは・・・・・はたして、本当に緊張を解くためのパフォーマンスなのか?

確認すれば3ページに渡り、みっしりと両面に同じような問いが記されている。

 

これは、本当に意味のない問題?

2問めで羽ペンを持ったまま固まっているジェーン。ロックハートが「残り15分」と終了時刻を教室の生徒達に告げる。

 

勲三等マーリン勲章。即ち、マグル社会に置き換えるならば名誉勲章と呼べる物だ。

戦闘においてその義務を超えた勇敢な行為をし若しくは自己犠牲を示した魔法使いに贈られるもの。ただの馬鹿が貰えるようなものではない。

ならば、この問いは?

 

「難しいですか?頑張ってください。」

顔を上げるとウィンクしながら笑いかけるロックハートの姿があった。

 

ジェーンの背中に冷たい汗が流れた。

・・・・・なるほど、これは一見無意味な問い。

しかし、限られた時間で少しずつ言い回し方を変えて同じ質問をすることにより、その者の精神状態、性格、癖や特徴、人としての本質を把握しようとしているのか・・・・。

まるで、マグルのプロファイリング(犯罪心理学)

 

 

何故、生徒相手にそこまで?

 

「去年、クィレルによる賢者の石強奪未遂」

「今年はハリー監禁、ホグワーツは危険・・・」

そう考えなおすと、これまでの彼の行動にも納得がいく。

既にロックハートは内部を警戒している。

自身をただの馬鹿と見せかける事で襲撃者の油断を誘い、証拠を残す様なミスを誘う。

 

ならばと、自身が疑われないように当たり障りのない回答を用紙に記入していく。

 

54.ギルデロイ・ロックハートの誕生日はいつで、理想的なおくりものはなに?

 

 A『争いのない平和な世界』

 

ジェーンが最後の回答を記入すると同時に30分のテスト時間が終了した。

 

答案用紙を回収したロックハートが目を通しながら答え合わせをしていく。

生徒達には表面上の回答をしているが彼の注目しているのは別の事。

 

「ほんと・・・気を抜けない。」

 

 

まったくもって素晴らしい!グリフィンドールに10点!さて、授業ですが・・・魔法界で穢れた生き物と戦う術を教えるのが私の役目です。この教室で君たちはこれまでにない()()()()()に合うでしょう」

 

ハーマイオニーがいつもの様に加点された後、お待ちかねの……といった感じでロックハートは、教室の片隅に設置されている暗幕の掛けられている大きな檻へと歩きだす。

 

「どうか、叫ばないようにお願いしたい。奴らを挑発してしまうかもしてないのでね。さあ、どうだ!」

 

暗幕が取り払われ、檻に閉じ込められていた生物の姿が生徒の前に晒された。

体長20センチほど、群青色、人型の妖精とは似つかない容姿、キーキーと甲高い声を上げ凄まじい速度で檻の中を飛び回っている。

 

(そういえばロックハートの本にピクシーとの戦闘が記述されていたね・・・)

 

シューマスが妖精を見て「こんなもの危険には見えない」と笑い飛ばし、ロックハートが油断するなと警告する中でジェーンはぼんやりと本の内容を思い出す。

 

ーーーーーー

 

原因の分からない町の破壊。

住人達は気味悪がり、日没と共に店を閉め、家の明かりが外に漏れないようにきつくカーテンを下ろしている。

唯一、例外があるとするならば外出している客の為に門灯を付けている宿屋くらいなものだろう。

 

私はこの町で一番明るいであろう、宿屋に設けられたバーの一角に腰を下ろした。

 

「お客さん、すまないがもうすぐ閉店なんだ。」

「・・・なるほど。確かに私の他には客が居ないようですね。まだ時間も早いのに。」

 

「知ってるとは思うがこの町は呪われている。週に一回、これくらいの時間になると町が破壊されるんだ。だから悪霊に目を付けられる前に店を閉めなきゃならん。」

 

店主の訴えを聞き流しながら私はグラスを傾けた。琥珀色の液体、気泡の入っていない透明な氷がグラスに当たりカランと小気味いい音を奏でる。

 

「これは・・・・中々良いものだ。銘柄は何かな?「お客さん!これはあんたの為にも言ってる事なんだぞ!?」」

動じない私に痺れを切らした店主が催促の声を上げる。

 

「焦ったところで結果は変わらない。それに・・・・隠れるには遅すぎたようですね。」

グラスに残った液体を飲み干し、ロングコートを翻しながら立ち上がり、店の出入り口へと体を向けた。

 

誰も居ないはずの扉が独りでに開き、外の冷たい空気が店内へと入り込む。

 

「私がいいと言うまでカウンターの裏に身を屈めて下さい!」

 

 

店の扉が何度も開閉した。

私の目の前には鮮やかな青色をした生物。体長20センチ、悪戯好き、小さい体格だが家畜を持ち上げ家の屋根に置き去りにするなど力は強い。そして非魔法族の人々には姿は見えない。

ピクシー小妖精。人々に気づかれず町を破壊したのは十中八九、この忌まわしき魔法生物の仕業だろう。

 

店内に侵入した何体もの妖精達は「キーキー」と私の姿を見て威嚇した。

懐から杖を取り出し、妖精達へとその切っ先を向ける。

 

「そこに何かいるのか?」

 

非魔法族の人々。例え姿が見えなくても存在を感知する事は出来る。

一触即発。薄暗いバーの中、見えない恐怖、張り詰めた空気に耐えかねた店主が声を上げるのと私が妖精達を無力化するために行動を開始したのは同時だった。

 

「早く!!隠れて!!」

 

私はまるで流水の様に流れるような動きで杖を振った。

 

 

 

ーーーーーー

「さぁ、それでは貴方達がピクシーをどのように扱うかやってみましょう。」

 

この後に何が起こるか知っているのは本を読んだ者だけだろう。

ハーマイオニーはきつく杖を握りしめ、ジェーンは素早く机の下に体を滑り込ませる。

 

ーーそして檻の扉は開かれたーー

 

生徒を吹き飛ばし、本や鞄を引き裂き、生徒達のインクを辺り一面にぶちまける。

窓から数匹逃げ出してくれれば良かったのだが、あらかじめ()()()()()を予測していたのだろう、強化の魔法が施された窓ガラスはピクシーの凄まじい突進にも耐えてしまっていた。

 

結果、密閉された教室に上下左右暴れまわる20匹の怒れる妖精、取り残された哀れな間抜け達(生徒達)の地獄絵図が完成した。

 

唯一、ハーマイオニーだけが暴れまわる妖精達を鋭く見つめ杖を振り上げる。

・・・何をしようとしているのか()()()()()()()()

私は慌てて机の下から這い出してハーマイオニーを止めようとするが・・・・

 

『ペスキピクシペステルノミ(ピクシー虫よ去れ)』

 

呪文は唱えられた。

 

・・・・教科書の一説が脳裏をよぎる。

 

使用する魔法は一般的な妖精避けの呪文ではない。

『ペスキピクシペステルノミ(ピクシー虫よ去れ)』つまり、妖精避けの呪文ではその場の窮地から脱する事は出来るだろう。

だが、後日再び妖精達が集団で報復してきたという事例がある・・・これでは根本的な解決とは程遠い。

 

(私はこの町に留まり、用心棒として働こうとは考えていないのでね。今晩で破壊活動を行っている妖精達を鎮圧し、捕縛する。)

 

教室内、散り散りに暴れまわっていた妖精達は呪文が唱えられるや否や、一目散にハーマイオニーから離れるように我先にと逃げ出す。

教室後方から前方へ。ネビルが宙を舞い、シェーマスは吹き飛ばされ壁に叩きつけられている。頭を抱えて小さくなっているラベンダーには弾き飛ばされた椅子が落下し、甲高い悲鳴が教室に響く。

机を、生徒を、まるで津波の様に立ちふさがる全ての物を弾き飛ばしながら押し寄せる群青色の(妖精の群れ)

 

『目立たないように』『疑われてしまう』など、先程まで心配していた事など既にジェーンの頭には無かった。

『対処しなければ病院行き、最悪死ぬ』目の前に広がる惨状、残り1秒程度で自身にも訪れるであろう未来、避けることの出来ない濃密な死の気配。

 

(教科書通りに・・・)

 

冷静になれと自身を叱咤し杖を振るう。

 

「プロテゴ!」

目の前に展開される透明な(盾の呪文)に青色の波が接触する。

 

盾の呪文の効果は一部の強力な呪いを除き、全般的な防御に使用できる。

素早く展開した盾の呪文にピクシーが接触。まるでガラス戸に気づかずに突っ込んだ猫の様だ。無様に膜に張り付いたその姿を鼻で笑う。

優秀な防御だ、しかし欠点もある。強力な防衛魔法が故に、術を維持している間は自身も反撃が出来ないという点だ。

これは術自体の取得難易度の高さも影響しているが、一番の要因は強固な盾である為に内部からの反撃すらも反射してしまうからだ。

 

私は素早く盾を解除、突進の勢いを削がれ眼前で呆然と浮遊している妖精へと続けざまに金縛りの術を放った。

先程まで悪鬼の様に飛び回っていたそれは、ゴトゴトと床に落下し鈍い音を立てる。

再び私を掴もうと手を伸ばす妖精。距離を取るように一歩後退しながら盾の呪文を展開する。

 

盾で攻撃を弾き、隙だらけの相手に槍を突き刺す。使っている道具は違うがやってること自体は古代ローマ兵の戦い方となんら変わりない。

効率的かつ合理的。

 

「ペトリフィカス・トタルス、ペトリフィカス・トタルス、プロテゴ、ペトリフィカス・トタルス・・・・」

 

噛まずに詠唱している私を誰か褒めて!!

 

じりじりと後退しながらの迎撃。

妖精の波状攻撃に耐えながら僅かな隙に反撃して数を減らす。

 

何度目かの攻防の中、盾の展開と反撃の間を縫って入り込んだ妖精。

弾丸の様な速度で突貫するソレをギリギリのところで身を捩り最悪の状況を回避する。

突風が顔を掠めジェーンの髪を揺らした。

息継ぎする間もない連続での詠唱。肺に残る空気を無理やり絞り出す。

 

「ディフィ……(裂けよ)」

お返しとばかりに防御網(盾の呪文)の中に入り込んだ妖精の首筋に当てられた杖先。苦しそうに絞り出された詠唱。

完全な形とは程遠いにも関わらず術は効力を発揮し、対象を切り裂き生暖かい液体を巻き散らす。

 

『キーキー』と騒ぎ立てる声、同胞が殺されたことを感じ取ったのか膜の向こうから感じられる圧が一段と強くなったように感じた。

 

突き破られる盾の呪文・・・・元々限界は感じていた。私のプロテゴは盾の展開速度も、盾の強度も実戦に使用できるほど完成されたものではなかった。

この本はロックハートの対妖精の攻略方法・・・()()()()()()()

 

盾が消えて迫り来る妖精

 

(あと何体だ?)

 

既に肺の空気は使い果たし詠唱は出来ない。

 

突出した一体がジェーンを襲う。

鳩尾に強烈な衝撃、逆流した胃液が喉を焼く。

 

「そこまで!!アクシオ・ピクシー!(ピクシー妖精よ来い)」

 

金縛りで床に転がっている者、ジェーンを襲おうと破壊した机の木片を振りかざそうとしている者。

それらはロックハートの呪文により強制的に引き寄せられる。

あわや教授と妖精が衝突する間際、最初に妖精達を閉じ込めていた檻の戸を開けてその中にピクシー達を押し込んだ。

 

「変身術、魔法薬学、教科書通りに作業を行わないと成功しない科目もあります。しかし、闇に対する防衛術においては教科書が全てではありません。」

 

ロックハートが再び杖を振る。

インクで黒く汚れた壁は本来の色を取り戻し、机は修復され元の位置へフワフワ浮かびながら移動し、台風が過ぎ去った後のような教室は何事も無かったかのような落ち着きを取り戻した。

 

「防衛術。即ち、自らの命を守るためにこれまで学んできた内容を全て活用し対抗する。そういった科目なのです。嵐が過ぎ去るまで狸寝入りする。勿論場合によっては有効な手段ですが襲撃者の気分次第で自身の命が左右される状況を防衛術とは呼べません・・・どうやらこのクラスには自身の身を自身の力で守り通すことの出来た生徒は2人だけのようですね。残念な事です。」

 

授業の終わりを告げるチャイムが鳴るが誰一人として動こうとする者は居なかった。

 

「始めに言った筈です。バンシーをスマイルで追い払った訳ではないと………。私の授業を終えた暁には、仮に狼男に遭遇してしまったとしても適切な対処を……あ~例えば、タップダンスを強制させる程度の呪いで応戦しよう等と考える愚か者が一人も出ないことを祈ります。」

 

「怪我人を医務室へ。」

 

否、一変したロックハートの雰囲気に飲まれていた。

 

 

 

「ありがとう!神父様!!」

「……神…父?」

 

「ああ!悪霊を追い払ってくれたんだろう!?」

 

マグル達が崇拝し、聖なる象徴と崇める神の使徒。

かつて魔法使いが身分を偽り神父として活動している時代があった。魔法を神の奇跡と称し、施行し、利益を得る。

エクソシスト。これ等は我々が活動していた時代の名残と言えるだろう。

 

「……この地の呪いは根深い。これ以上、土地を開拓し自然を破壊するようなら祟りは再び訪れるだろう。」

 

……私は早々にこの地を離れる事を決めた。

 

結局、一番邪悪なのは何だったのだろう?

 

 

環境を破壊するマグル達か?

虐殺を繰り返す死喰い人か?

戦争に手を取られ、マグルへの被害に対処出来ない魔法省か?

住処を破壊され、報復を行った妖精達か?

あるいは・・・・魔法使い間では価値のない土地(妖精の住処)をマグルに高値で売り付けた同族(魔法使い)か?

 

「・・・・くだらない」

 

分厚い雲が月を隠し、ガス灯の光が照らす夜道を一人、歩く。

一寸先は闇。

 

「まるで我々の進む未来のようだ。」

 

その胸の不満を口にした。

 

     ーーー泣き妖怪バンシーとのナウな休日ーーーより抜粋  

                著・ギルデロイ・ロックハート




LVUP    ジェーン

取得スキル 短縮呪文(無言呪文一歩手前)
      盾の呪文

状態    ロックハート崇拝

Q、授業初めは馬鹿を模してたのに終盤では態度を変えたのは?
A,ジェーン「そんなの小テスト(プロファイル)でこの教室の生徒に怪しい人物が居ないと分かったから馬鹿の振りをする必要が無くなったからに決まってるじゃないですか!!」
 

ロックハートの本の内容気になるな―って・・・勝手に内容作っちゃいました★
きっと名誉勲章貰える内容なのだからバリバリの戦闘もの!

この話はジェーンが教科書の話を思い出しながら実践する話ですので教科書の部分は薄文字で書いてます(*'ω'*)

(低学年なのに盾の呪文はやりすぎかなーって思ったけども・・・その他のジェーンが使える戦闘方法って・・・R規制入っちゃうし(禁術)

魔法絶対の原作とは世界観がズレてきますけども
まぁ、2次ですしね・・・(マグルの兵器も使い処によっては有効じゃね?ってか魔法族はマグルの力を甘く見すぎとか日頃から思ってるのでw)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。