ロックハートの本とハリーの体験した出来事が交互に入ります
本の内容や過去の出来事などは薄字で書いてますので参考にしていただければ(全部するとは言ってない
楽曲コード:7A7-3302-7
『歴史を学ばない者は同じ過ちを繰り返す』
とある代表の言葉だ…
では、歴史とはどういうものなのだろうか?
生き残った者が、自身の都合の良いように真実を捻じ曲げて後世に記すのが『歴史』なのだろうか?
勝者こそが正義。勝者にとってのみ都合の良いように修正された歴史に一体何を学べと言うのだろうか?
『歴史を学ばない者は同じ過ちを繰り返す』
とても説得力のある言葉だと言える
・・・だって、言った本人が同じ過ちを繰り返してるのだから
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幼い少女が歌を紡ぐ。それは先日訪れたマグルの町で聞いた歌
「~
闇の帝王が英雄に打ち倒され、世界は平和になった。
本当に?
かつて多くの者達がその力に屈し、戦いを強制された。その者達は戦争が終わると武器を捨てたが、未だ戦い続けようとする者達もいる。かの者の力と栄光に魅了され、他者の命を奪うことに抵抗さえない『悪しき者達』
魔法界が連日お祭りの様に騒ぎ出す中、私は・・・いや、私を含む数名は現在の状況を楽観視していなかった。今も尚、各地で起こる襲撃、殺人は未だ数多くの死喰い人が身を潜め、活動をしている証明ともとれる。
「~
皆が口を揃えて『戦争は終わった』と言う。
「いいや。何も・・・何一つ終わってなどいない。」
「~Sometimes to win, you've got to sin.~」
皆が口を揃えて『悪』と呼ぶ者達にも守りたい者達が居る。守りたい未来がある。・・・私達と同じようにね。だからこそ、私は自身の正義と相反するものを『悪』などと呼びはしない。
それぞれの信念があって戦いは続く。それを一方的に力で押さえつける事を『正義』とは呼べない。
そうでしょう?大義名分を得て行う殺人は罪にはならないのか?我々が闇の残党を駆逐しようとするのは自身達の住み良い未来の為、やってる事は彼らがやった事と大して変わらないのかもしれない。
「~
「~
これは私の望んだ戦いではない。望んだ結末ではない。だが・・・
「~
だからこそ戦う必要があるんだ、自身の望んだ未来に導くために。誰が正しいのか、間違っているのかなど関係ない。誰しもが始まってしまった戦争を終わらせる為に闘っている。……未来へと進む子供達に背負わせる訳にはいかないから。私の代で始まってしまった負の遺産は、私の代で清算する義務があるから。負けた者の末路は歴史が物語っているから・・・だから負けるわけにはいかない。
魔法局がマグル達の記憶を消すよりも早く聞き込みで得た情報。それらを精査、統合し地図に記録していく・・・
「先生、プロファイルは完成しましたか?」
「完全とはいきませんが・・・8割程度は完成しています。現状でもそれなりの精度は出るでしょう。」
これまで襲撃を行った町、村。目撃情報のあった地点、それから導き出される潜伏していた山など、複数の色分けされたピンが刺されている地図を眺めながら少女は首を傾げていた。当然だ。魔法使いの機動力はマグル達の比ではない。『姿くらまし』を使用すれば一瞬で数百Kmもの距離を移動できる。マグルへの聞き込みも目撃情報自体、記憶を改ざんされているのかもしれない。『こんなもの本当に役に立つの?』という疑問は言葉にせずとも、少女の瞳が雄弁に問うていた。
「私が知りたいのは生物としての行動基準です。誰しもが安全の確認できていない見ず知らずの土地で一夜を過ごすのには抵抗があるでしょう。どの様な場所を襲い、どの様な立地を根城として使用するのか。それらのデーターを収集することで相手の行動の未来を予測するのです。・・・魔法使いはマグルが行うのよりも簡単に結果を得る事が出来るが故に、物事を分析するという点においてはマグル達の考えた理論が我々の
良い方法がそれぞれにあるのなら、『マグルの方法だから』や『魔法使いらしくない』などと意味のない意地を張る必要はないでしょう?と少女に理解を求める。
「さて、準備が整いましたら
皆が平和になったと口を揃えて言う世の中で、私は何年戦い続けているのだろう?目の前に居る少女の様に私の戦いに理解を示し、
それでも、私は立ち止まるつもりはない。だってそうでしょう?いかなる理由であれ、ナイフを突き立てようとしている相手に大人しく殺されてやる道理など、どこにもないのだから。
私には、先に散っていった者達から託された想いがあるこの手に届く者達を守る義務がある。だから私は・・・・・
幾多もの友の屍の山を越えて、幾千もの夜を血で紅く染め上げて………
血生臭い両手を掲げ愛を詠う
――――――
秘密の部屋の怪物が倒されてから、ハリーにとってはあっという間に時間が過ぎていくかのようだった。
継承者、スリザリンの蛇を撃退したことにより、ハリー・ロンは一人200点ずつ加算という異例の措置が取られて、他の寮を大きく突き放し寮杯を死守した。
ハリーやジニーが保健室に拘束されている間もウィーズリー一家は頻繁にハリーの見舞いに訪れ感謝の言葉を耳がタコになるくらい話して行った。
ハーマイオニーやジェーン、バジリスクの襲撃に合った生徒達が退院すると盛大なパーティーが開かれ、マクゴナガル先生の口から今年の期末テストは免除との発表があった。
「それで。僕は巨大なバジリスクに向かって言ってやったんだ!『ホグワーツは渡さない!皆を傷つけるなら僕が相手になってやる!』ってね」
結局のところ、今回の襲撃騒動の結末を見た者は少ない。
フィルチは我関せずを貫き通し(「校内で銃火器や爆発物を使用し、緊急時とは言えども生徒含む生物を殺傷する恐れのある攻撃を行っていた為、口止めされているのよ」とハーマイオニーは言っていた)
ロックハートは記憶喪失で魔法病院へ入院することになった。
結果、ロンは洞窟の瓦礫を掘りおこしただけではなく、ハリーのピンチに駆けつけ、床に落ちていた白骨を変身術で鋭い剣に変化させてバジリスクの首を刎ねたところまで話が盛られている。
ジェーンの姿を見たハリーは皆の前で得意げに話すロンの脛を軽く蹴飛ばす。
「・・・あー・・・ジェーン・・・その・・・僕達、君と喧嘩して仲は良くなかっただろ?君が襲われてからよく考えたんだ・・・君の言うとおりだったって。それで、もし君が許してくれるならばなんだけど・・・」
彼女の存在に気付いたロンは言葉を濁しながら謝ろうとする。
「私もムキになっていたのかもね・・・また、昔みたいに接してくれると嬉しい」
ハリーが継承者と疑われて遠巻きにされていた時期、いつ襲撃されるかとピリピリしていた期間、ハリーにとっても面白いと思えるような一年とはいえなかった。
それらの不安が無くなった今、夏季休暇前のひと時は夏の暑さに朦朧としている間にあっという間に過ぎ去っていった。
ホグワーツで過ごす最後の夜、ハリーは名残惜しいと思いながらもベットに入り、眠りにつく。
・・・その日、ハリーは夢を見た。
次話で秘密部屋は完結!
ロックハートの歳とか魔法戦争の時期とか色々狂ってしまってたけど……まぁ、いいか!この小説の世界では!ってことで! (n‘∀‘)η