鏡の中のアリス   作:ブルーな雛菊

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違和感はあった
自身の欲望を写し出す鏡の前に立った時
吸魂鬼が列車に乗り込んで来た時

写し出された景色、フラッシュバックする記憶
どれも身に覚えのないもので困惑するだけだった

次第にその意味を理解していく
とても楽しい思い出とは言えない物だけど・・・
今となってはそんな過去ですら愛おしい


まさかの時の占い学

ホグワーツ

12歳で入学し、18歳で卒業となる。

学業を修める7年間、その中で4年生となるハリー達は既に上級生と言っても差支えないだろう。

 

それは、年々に増えていく宿題にも顕著に反映されていて昨年の倍の量のレポートを『週末までに提出』、それが各学科あるのでたまったものではない。

従って、殺気立ちながらレポートに羽ペンを走らせる姿も談話室で見慣れた景色となっている。

 

(まさか自身がその背景になるなんてね・・・)

かつて入学した当初に談話室で見た余裕のない上級生の姿を今の自身の姿に照らし合わせたジェーンは心のなかでため息を吐く。

 

(興味のあるものは楽しいけれど役に立たなそうな学科はね・・・)

進まないレポート。どうにも興がのらないといった感じに集中力が続かないのだ。

今日はこれ以上は無理ね。とジェーンは占い学の教科書『未来の霧を晴らす』を閉じて、凝った背筋をほぐす様に伸びをした。

 

「来週の月曜日」

周りにはハリーとロンが私と同じように占い学の宿題に頭を悩ませている。他の同級生は早々に見切りをつけて寝室へ向かったのだろうか、談話室に残っている者はまばら。

 

「火星と木星の『合』という凶事により、僕は咳が出始めるであろう」

「あの先生の事だーーとにかく惨めな事をたくさん書け。舌舐めずりして喜ぶぞ」

 

・・・どうやら、まじめに取り組んでいたジェーンはマシな方で諦めたハリー達は『まさかの時の占い学』に切り替えたようだった。

(パーバティーやラベンダーなら嬉々として課題に取り組んでそうだけどね)

 

「オッケー・・・月曜日、僕は危うくーーーえ~と・・・火傷するかもしれない」

「うん、そうなるかもな」

ハリーのでっち上げの予言にロンが深刻そうな表情で同意した。その景色に私はクスリと笑い声を溢す。

 

「ジェーン笑ってないで助けてくれ!このままじゃ1か月分のレポートを書き終わる前に過労死しちゃう!」

様子を見に近寄ったジェーンに気づいたハリーが助けを求めるが「過労死ね~。少なくても明日の予言は出来たわね!」と軽口で返答し笑った。

 

尚も不幸なネタをくれと訴えるハリーとロン、ジェーンは「仕方がないな~」と言いつつハリー達が書いた1か月分の運勢を予言する計算式や記号が敷き詰められた羊皮紙を覗き込む。

 

(あ・・・ここ、計算間違ってる)

私も占いが得意ではないから正確な予言は出来ないよ?と了承を得ようとすると「どんな不幸でも大歓迎さ!」と声を揃えて答える二人。

 

「そうね、次の闇の魔術に対する防衛術の授業でフラフラになる」

「あ~。なるほど」

 

ロンが納得したように声を上げる。

元闇払いのムーディが教室に入るなり「そんなものはしまってしまえ」と教科書を必要ないと言った事や(ハーマイオニーが凄い表情になっていた)

その後に人間同士で使用すれば問答無用で刑務所送りになる『許されざる呪文』を生徒達の目の前で(捕獲したクモ相手に)実戦させたのだ。

 

「今日の授業は闇の魔術がどういったものなのかを子供達に知らせるためのもの・・・次からは立ち向かえと言ってくるでしょうね」

うわーと嫌な顔する2人に構わず予言は続く。

 

「正確な時期は分からないけれど自身の意思とは関係なく茨の道を歩くことになる・・・ハリー貴方の事よ。そして、ロンと仲を違える事になる」

「そんなのありえないよ」

とロンが反論し

「ええ、そうね」

とジェーンは引き下がる。

 

「これは一つの可能性に過ぎないの。と言うか大半の占いは計算による予測であり確定した運命を見る予見ではない。だから、起こるかもしれないし何もないかもしれない。バタフライエフェクトとかご存知?話長くなるけど聞きたい?」と問うジェーン。

 

ハリーには『予言』と『予見』の違いを理解する事は出来ない。ジェーンがまた難しい事を言ってるとしか感じなかった。

ロンと顔を見合わせて「また今度、機会があれば教えて」と断りを入れようとした矢先に肖像画が開き、ハーマイオニーが談話室に這い上ってきた。

 

「ジェーンの占い学なら私も聞きたいわ」とまるで今までの会話が聞こえてたかのように言い放つハーマイオニー。

 

お、おう・・・

という事で(どうせ断るだろう)と初めから説明する気も無かった私、ジェーン・ウィルソンの占い学の考察、は~じ~まるよ~!!(ヤケ

 

 

まず、占いとはどういうものなのかから説明が必要ね。

ハーマイオニーが専攻している『数占い』。私達が学んでいる『星占い』『お茶葉』『水晶』などの占いは根本は一緒なの。初期値の観測、計測、予測から未来を導き出す。

ジェーンはそう説明しながら自身の羽ペンに杖を振り、重りの先に更に重りが付いている振り子に変えた。

不思議な形をした振り子の重りを持ち上げて手を放す。

 

「この重りの描く軌道は未来の可能性よ」

ジェーンが言った通り、揺れ動く重りの軌道は何十もの残像が重なって写っているようにブレて見えた。

何度も往復する振り子。3往復した時点で残像達は複雑に何十にも増え、4往復目には何百もの軌道を描き始める。

 

「初動は同じ、予測にブレは少ないが時間経過と共に誤差は拡大し最終的には無視できない程の差が発生する。これがカオス理論。遠い未来を予測するのは難しい、しかしこの振り子から学べることもある」

「つまり・・・何カ月、何年も先の天気を当てる事は難しいけれど間近に迫った出来事は高い確率で当てる事が出来る?」

 

ハーマイオニーがジェーンの言葉を引き継いだ。

私は頷き、同意を示す。

 

「教科書に載っているのは過去の事例。初動を観測するためのものであったり、時間経過で予想される未来への計算式。」

今や何千、何万もの残像を残す振り子を眺めながらロンは「うげー」っと吐き気を我慢するような声を漏らした。

だから、1か月も先の事を当てろだなんて前提が不可能なのよと締めくくった。

 

「それじゃ、予見はどうなるの?」とハリーが問うとジェーンは柔らかく笑って振り子を止めた。

「何千、何万もの残像(可能性)があろうと関係ない。今、この瞬間。この振り子の通る軌道は1つだけしかないって事」

笑っていない目、吸い込まれそうな瞳を直視出来ずにハリーは顔を逸らした。

 

あわてて視線を外すハリーの姿に再び笑いかけ、私は瞳を閉じる。

(例えば100%当たる占い、もしくは時間を巻き戻して過去に戻って来た、未来を知る者・・・これらは予見と同義なの。いくら可能性があっても実際に辿れる道は1つしかない・・・)

 

なるほどと納得しているハーマイオニーですらきっと本質を理解していない。

そして間近の事柄は予測でも高い確率で当たるといったジェーンの予言の通りに次の防衛術の授業は過酷なものとなる。

 

 

 

★★★★★★★★

 

「歴史を学ばないものは同じ過ちを繰り返す。しかし、教科書に真実が書かれているとは限らない。戦時中は情報操作、情報統制、そしてダミーニュースによる攪乱は常套手段だった」

 

元闇払いのムーディは唸るように授業を進める。しわがれた声、とても聴きとりやすいものではないが、誰もが一挙一動見逃さないように注視している様な静まり返った空間。

ここには居眠りなんて出来る勇者も、友人と談笑する命知らずもいない。まるで捕食者に遭遇した小魚の様に同様の動作をしていた。・・・つまり、授業をまともに受けるという事だ。

仮にフレッドやジョージの様な勇者が居たとしてもムーディの魔眼の前には無力で瞬殺されるだろう(最近のグリフィンドールの減点は2人が魔眼に捕捉された為)

もっとも、今回は問題の多いスリザリンではなく温和なハッフルパフだ。ムーディの授業を妨害しようなんて愚か者は存在しない。

 

「1955年・・・当時、変身術を教えていたダンブルドアはホグワーツの校長になった。

翌年の1956年、ヴォルデモートとダンブルドアが会合。

交渉は当然の様に決裂、ヴォルデモートの提示した未来はとても貴方が受け入れれるようなものではなかった。

徐々に力を付けつつあったヴォルデモートにとっての最大の脅威は魔法省や有象無象の闇払いではなく、なんの組織的な支援も無く少人数でゲラート・グリンデルバルドを打ち破ったダンブルドアなのだと再認する結果となった」

 

「1970年、第一次魔法戦争が勃発」

 

「1981年終戦。10年にも及ぶ戦争があった。その間どの様な戦闘があったか知っている者はいるか?」

いつものように手を上げるハーマイオニー。

 

「よろしい、グレンジャー。知ってる方法を一つ答えろ」

「はい!例のあの人を筆頭に闇の勢力は人間種以外の・・・いわゆる亜人と呼ばれる怪物達を戦場に投入しました」

 

ハーマイオニーが解答する間もムーディの魔眼はグルグルと目まぐるしく回り、まるで教室内の全体を見回す様だった。

 

 

「あの人の目、ぐるぐるしてる?」

「きっとこの解答で生徒が不審な挙動をしないか確認してるんじゃないかしら・・・というか、もしかしたらこの会話も唇読まれるからやめましょう」

 

ハリー達が興味津々で授業に挑む最前列とは対照的に教室の最後尾。ハッフルパフの友人スーザンことスウに小声で注意しながら授業を聞く。

(あ・・・目が合った・・・)

 

目線を逸らさずにまじめに授業受けてますよ感をだすジェーンの気持ちを知ってか知らずか、時折ちょんちょんと制服を摘まんで質問をしてくるスウに(この子、勇者でござったか・・・)と、遠い目をするジェーンであった。

 

「吸血鬼、人狼、巨人、水魔など意思疎通できる魔物は総じて闇の勢力へ加担する事になった。それは、これまで魔法界がきゃつらを虐げ見下してきたからに過ぎない!魔法使いは平等などと軽々しく口にする一方、その陰で亜人の人権を無きものとして踏みつけて来た。亜人が闇の勢力に付くのも当然の結果だろう。」

 

巨人と言った瞬間、魔眼が禁じられた森の方面・・・正確にはその手前のハグリッドの小屋に向いたのをジェーンは見逃さなかった。

(まさか、心まで読まれたりしないよね?)

別にやましい事をしているわけではないが内心、冷や汗が伝うような心境だ。

 

「当初、闇の勢力は魔法省の戦力に真っ向から立ち向かえるようなものではなかった。その為、力を蓄えるまでの間は徹底的に情報を秘匿し盤面が整うまで時を待った。」

魔法省はまんまとその策にはまり、気づいた時には手遅れだったと自嘲するように傷跡で歪んだ顔で(いびつ)に笑う元闇払いに教室の空気が凍る。

言葉の端々に、当時の事を思い出し怒りに打ち震える様な・・・まるで今にも誰かを呪い殺しそうな憎悪とも呼べる感情が節々に滲んでいた。

(・・・嗚呼、この人は憎んでいるんだ。止めれたのに何もできなかった魔法省にも、そして力が及ばなかった自分自身にも・・・)

そう思うと得体のしれない者と捉えていた教授が途端に親近感のわくような人物にも思えてきた。

(だって、私にもその気持ちは理解できるから)

 

「戦争は準備した段階で勝敗を決している。お前らが馬鹿にするマグルの軍師の言葉だ。真実、我々は舞台裏で行われる闘争に気づかずに後手に回る羽目になった。卿の力と統率力は強固で当時、簡単に鎮圧されるだろうと考えられていた魔法省は英国本部を強襲されて機能停止にまで追い込まれた。何故だか分かるか?ジェーン・ウィルソン!答えろ」

 

(・・・さっきの会話は聞かれていて目を付けられていたようです)

 

「・・・魔法省は相手の力を見誤り、殺害ではなく拘束しようと動きました。拘束は殺傷するよりも2倍以上の力量が必要です。帝王へ唯一対抗できるであろうダンブルドアでさえ容易に手出しが出来ない相手に、誤ったタイミング、誤った方法で戦いを挑んだ結果と考察します」

 

当時、闇払いとして戦っていた儂には耳の痛い話だとムーディが言い、すみませんとジェーンは返す。

「事実だ、気にするな。グリフィンドールに3点」

 

「さて、決闘だの戦争だの言葉にしながらその言葉の意味すらも理解していなかった政府だが、持ち前の武力と有志で集った騎士団の活躍により10年もの間抗う事が出来た。長い戦争に双方とも犠牲は甚大だった」

「容赦なく相手を殺害する死の軍団、拘束を目的にした甘ちゃん揃いの魔法省。開く戦力差に『手段問わず』に方針転換するが既に手遅れな状態だった。決定打になった戦略を分かる者はいるか?」

 

教授が見回すが手を上げる者はいなかった。ジェーンの隣に座るちっこいふわふわ(スウ)へ視線を向けるが東方生まれのスウに英国内の戦争を知っているのか?と思いとどまったようで結局ロンを指名した。

 

「え~と・・・最盛期には死者を蘇らせて戦わせていたってパパから聞いたような・・・」

自信なさそうに答えるロンへ「お前のてておやなら確かに知っているだろう。あれには儂等も手を焼かされた」と苦々しく言葉を出す。

 

「魔法使いの数は有限、増加する損害に補充の兵士は期待できない暗黒期。帝王はとある兵士の補充先に目を付けた。丈夫で死を恐れず、そして一部の者には心をへし折ることの出来る効率的な方法を・・・」

 

「ジェンさん・・・・どうしたの?大丈夫?」

隣でスウの声が聞こえる。

ふつふつと煮えたぎる様な感覚、鏡は近くにないが今の私はきっと人を呪い殺しそうな表情でもしているのだろうなと他人事の様に思う。

 

「現代の魔法でも死者を蘇らせることは出来ない。だが、偽りの命を吹き込み動かすことは出来る」

 

 

 

 

★★★★★★★★

 

「三校試合の年、廃墟になった街の真実を聞く事が出来た。魔法省の見解ではなく闇の勢力の方でしたがね・・・ですが、当事者から真実を聞いたという事実が重要でした。彼は確かに主を崇拝し、魔法省を憎んでいました。ですが、マグルに関しては無関心・・・だからこそ彼の言葉は信憑性が高いと判断しました。・・・1979年、私が生まれる前の話よ。いくら時間を戻す事が出来ても自身の時を戻す以上、生まれる前まで戻す事なんて出来やしない。」

 

アリスは夕日の差し込む教室でカードを捲る。

未来を知り、戻った彼女にとって従来の予測による占いなど子供の戯れでしかない。

そのことをアリスもダンブルドアも理解しながら口を挟むことはしない。

 

一枚捲る度に収束していく未来。それは、ある者にとっては希望。それは、ある者にとっては死刑宣告。

 

顔色が悪いですよ?と気遣うアリス。

ダンブルドアは今まで呼吸するのを忘れていたかのように深く息を吐いた。

 

「闇の軍勢は死者の遺体を再び利用する事にした。人間は骨を支柱に筋肉が収縮する事で『歩く』『走る』『掴む』『殴る』などの動作が実現します。肉が腐りまともな動作が出来ないものや四肢が欠損して満足なパフォーマンスを期待できない者をわざわざ兵士にしますか?イギリスでは1963年に火葬禁止令が撤廃されるまで、土葬が一般的でした。・・・10年前の墓から掘り起こした干からびた遺体が役に立つと思いますか?」

 

病院の死体安置所?鮮度は良くても個数が足りない。では、何所から彼らは兵士を調達したのでしょうか?

 

「生きている者を殺害し・・・死人として利用した」

苦々しく答えを口にするダンブルドアに対して「その通り」と何でもない事の様にアリスが相槌をうつ。

 

兵士は至る所に居る。死喰い人にとってマグルとは家畜の様な物。選ぶ必要も無く、手当たり次第に。

アイツらは男も女も、老人も子供も関係なくストレス発散の様に虐殺を繰り返し死体の山を作り上げた。

 

「中には警察へ通報した市民もいるかもしれませんね・・・ですが治安部隊が駆けつけた頃にはもぬけの殻になった街しか残されていなかった」

当然、マグル達は原因を調査する必要があった。だから、魔法省から派遣された魔法使いは彼らに答えを与えた。

 

物を壊したのなら直せばいい。名誉が汚されたのならば記憶を消せばいい。では、失われた命は何をもって償う?」

完全な死者蘇生など現代の魔法をもってしても不可能。では、人造人間(ホムンクルス)は?そんなものが出来るならとっくの昔に兵士として戦場へ送り出している。

 

「魔法省はマグルの被害をマグルへと押し付けたの」

 

例えば産業公害、例えば流行り病、時にガス爆発だったり、欠陥建築。ストライキで治安部隊との衝突による事故死と偽りの記憶を植え付けたこともあったでしょうか?

魔法使いにとってその事故に『魔法』が関係してなければ何でもよかったの。押し付けられた身に覚えのない罪、いくら調査しても原因の分からない事故。周りからは殺人鬼と罵られ逃げるように故郷から去った者。一家心中を強いられた者。大切な家族の存在すら初めから無かったものとして記憶を改ざんされた遺族たち。

 

「命を奪い、尊厳を奪い、生きた軌跡すらも否定した。そして、その後の事は我関せず。これを償いや保証などと言いますか?……だけど仕方のない事ですよね?魔法界は現在も戦時中でマグルの被害なんて構ってる時間なんて無いのですから」

 

アリスの瞳に今までの行いを咎める様な色は無い。

寧ろ無関心。まるでニュースや新聞を読んでいるような…これまでに起こった事、教科書に載っていない事実を読み上げているような何の感情もこもってない銀色の瞳がダンブルドアの険しい顔を写していた。

 

(選択を間違ってしまったかのう……)

かつての帝王は親に捨てられた。高貴な血を宿しているにもかかわらず自身が惨めな生活をしているのはマグルのせいだと逆上し、闇の魔術へとその身を沈めた。

ならば、目の前の少女はどうだったのだろうか?

この後に彼女が何を伝えたいかはダンブルドアには大方予想はついていた。しかし、それに対する『怒り』『哀しみ』『憎み』などの一般的な人々が抱く感情がごっそりと抜け落ちてしまっている少女の表情に息を詰まらせる。

 

「…もう分かるでしょ?私の母は調達で襲撃された町の生き残りです。つまり闇の勢力の傲慢さ、魔法省の見栄、魔法界に住む一般市民は傍観し、マグルの政府は私を厄種として排除しようとした。貴方達の行った全てが私を形どったってわけ」

 

★★★★★★★★

 

「歴史を学ばない者は同じ過ちを繰り返す。これらは、魔法省が見栄の為に隠蔽した戦いの歴史だ!皆が皆、戦争は終わったと口を揃えて言う。だが、何も終わっちゃいない。」

笑いあった同僚は次の日には冷たくなり、儂等の前に立ちはだかる。

 

「何も終わっちゃいない。わが身可愛さに仲間を売り、免罪を受けた死喰い人共」

きゃつらは何の償いもすることも無く今でものうのうと日の下を歩いている。

 

「だから、きっと私と彼は似た者同士だと思いますよ?」

 

「危険は常に身近にある、それらはお前たちが防衛術を正しく学ぼうが学ぶまいが悪意を持って襲いかかってくるだろうよ!」

 

「何も終わってないの。だって27年前から今でも戦争は続いているのだから」

 

 

「油断大敵!!」

そして今日も、誰かの為に鐘が鳴る。

 




のんびり気ままに書いていたら数年経っていた&40話を超えていた件
頭空っぽにして暇つぶしがてらに読んでいただければ幸いです!

人物紹介 捕捉

スーザン・カレン・シオザキ
イギリス人と日本人の血をひく少女。普段は三つ編みをしているが解くとふわふわなウェーブになる。そしてちっこい!
友人のオリキャラ。ハリポタを書くと聞いているので先行して此方でも登場!(初登場は秘密の部屋

ムーディ
原作通りクラウチjr.
主を崇拝し、魔法省に努める父を憎む。因みにマグルには無関心
授業で主を冒涜せず、魔法省の対応を間違いだと指摘したジェーンに上機嫌に加点を与えた。(主を貶していたら抹殺リストへ記入されていたかも((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

アリス
ロックハートやホグワーツ生徒に成り代わって学校に侵入していたが三校試合の年はマッドアイの魔眼を警戒して物語に介入していない

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