転生して電子生命体になったのでヴァーチャル配信者になります   作:田舎犬派

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#46 海と塩

 

移住者のみなさまこんにちはわんこーろです……。ここ最近すっかり暑くなってまいりました……。すでに学生さん達の夏休みは後半に差し掛かろうかとしており、もうすぐ社会人さんの長期休暇であるお盆の時期がやってきます……。

 

はあ……、なんだか元気が出ませんね……これは暑さにやられたのではなく、ここ数日わちるさんとお話していないからなのかもしれません。

別に喧嘩してるわけではないのですが、やっぱりあれから何となく距離が開いてお話するのが気まずいのです。

メイクで軽い挨拶はしているのですが、前のように他愛もないお話で盛り上がるようなことは最近ありません……。

やはり私の方から話しかけるべきなのでしょうか……?ですが一体何を言えばいいのか。

 

私の存在そのものに疑問を抱いているわちるさんには私の言葉すべてが不快に聞こえるのでは、なんて最悪の想像までしてしまう始末……。

 

ううっ、だめですだめです!こんなのただの杞憂に過ぎません!今の私に出来ることなんて何も思いつかないけど、わちるさんは私にとって友達であることに間違いはありません!

 

 

……もしかしたら配信でわちるさんがコメントくれるかもしれませんし、今私が出来ることを、していきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

現在の私の配信スタイルは先日説明した通り平日に雑談などの配信を行い、休日は朝からがっつり犬守村開拓を行っていくというものですが、お盆の時期は学生さんも社会人さんもみんなお休みになるみたいなので、私の配信もお盆の特別配信、みたいなものをしてみたいと考えています。

先日真夜中の配信テストでもおおよそ問題なく配信できることが確認できたので、一日中何か配信してみようかな。

ただカメラを置いておいて、犬守村の風景を映し続けるだけの24時間配信でもいいのですが、せっかくの長期休暇中なのでもっといろんなことを移住者さんに見ていただきたいのです。

 

 

 

「移住者のみなさん~今日もわんこーろの配信に来てくれてありがとね~ご覧のとおり、ただの水たまりだった水田にやっと苗が植えられました~」

 

『おつかれー』『田植えだけで数時間かかるとは』『明日は筋肉痛で確定』『電子生命体に筋肉痛はあるのか』『土でドロドロになってんね』『苗が既にかなり成長してるな』『時間加速助かる』『植えたとたん成長はじめた時は驚いた』『心臓止まるかと思たわ』

 

今日の休日配信は先日告知していた田植え配信をしておりました。気温が上がりきる前に終わらせたいと思っていたので早めの時間から配信を開始、ただ私がお話しながら田んぼに苗を延々と植えていくだけという配信だったので、実質雑談配信のようなものでした。

 

 

眩しく降り注ぐ太陽の光に目を細めながら、苗を植え終えた水田を見渡します。

鮮やかな緑色の苗は水田の中で水に浸かって気持ちよさそうに揺れています。山から流れ出た流水はこの夏の暑さの中でも想像以上に冷たく、苗を暑さから守ってくれています。

苗を植えた空間の時間を加速させて、今の時期に成長しているであろう大きさまで持っていきます。

 

本当は病気とか、虫の被害とかを心配しないといけないからこんな簡単に成長はしてくれないんですけどね。

 

「それでは今日はこれまでにしましょうかね~まだまだ暑くなりますが熱中症に気を付けて作業を~……ん?」

 

配信を締めくくろうとしていたとき、ほんの僅か土の匂いが強くなった気がします。それだけでなく、空気がじんわりと湿っている感じもあり、空を確認してみると犬守山方面から大きな入道雲が近づいてくるのが見えました。

 

「こ、これは~!ちゃんすですっ!移住者さん~もうすぐ雨がやってきます~!わたつみ平原のお披露目チャンスなので、突然ですが配信延長します~!」

 

『おおっ!』『了解!』『タイミングいいね!』『もうちっとだけ続くんじゃってやつですねわかります』『匂いで雨が分かるってマジなのか』『家に避難すっぞ!』

 

「ごめんなさい~通り雨だと思うのですぐ止んでくれると思います~それまで移住者さんどうしで雑談でもして待っててください~私と狐稲利さんはお風呂に入ってくるので~」

 

『ちょとおおおおお!?』『おいていかないで……』『移住者どうしでなんの話すればいいのよ!?』『←そりゃおまえお風呂中の二人のことに決まってるだろ!』『あんなことやこんな妄想がコメントされて、それがアーカイブに残っていいのならこのまま放置プレイすればいいさ!!』

 

「え~……さすがに体を洗っている音を聞かれるのは恥ずかしいので却下~」

 

『ですよねー!!』『お風呂配信助からなかった……』『しゃーない』『入る前に風呂場を見せてほしい』『どんな感じなのかね』『やっぱ湯船に浸からないとな』『湯船とかある家知らん』『シャワーで事足りるからな~』

 

移住者さんのコメントを確認しながら私は狐稲利さんを呼び寄せ、家へと急ぎます。夏の雨は通り雨でもかなり激しいものになるので帰り道でびしょ濡れになるのは勘弁です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お風呂場はいつもの配信部屋からさらに廊下を渡った奥の部屋に設置しました。内装は防水の為のタイルが張られており、丸い五右衛門風呂が床に半ばまで埋め込まれている感じです。

お湯を沸かすには薪を使って火を起こさないといけないのですが、それも風情があっていいものだと私は思います。

現代社会ではそんな面倒で時間がかかることは出来ないと思いますが、犬守村ではその行為さえも楽しく思えてきます。移住者さんも見たことないお風呂の沸かし方に関心していらっしゃるようです。

 

「薪は犬守山で枝打ちしていればある程度確保できます~でも、沸かしたら早く入らないとぬるくなっちゃいますね~」

 

既に湯船にはなみなみとお湯が注がれており、暖かそうな湯気が昇っています。

 

「じゃあ移住者さんはここで待っててくださいね~」

 

配信画面を脱衣場の手前の廊下に放置して私と狐稲利さんは脱衣場内で服を脱いでお風呂に入る準備を始めます。初めてのお風呂にワクワクドキドキしている狐稲利さんはお風呂場をキョロキョロと覗くばかりでなかなか脱ごうとしないので、私が脱がせてあげます。

 

「……!、……?」

 

「いいんですよ~ここでは脱いでも大丈夫なんですよ~」

 

「……!」

 

「自分で脱げる~?、そんなこと言って~いつまでも脱ごうとしないじゃないですか~」

 

「!、!!」

 

ふむ、羞恥心が芽生えてから狐稲利さんのリアクションが新鮮で面白いですね。これ以上は狐稲利さんがかわいそうなのでほどほどにしておきましょう。

 

 

 

 

 

 

『これは生殺しというやつ……』『脱がし合いっこしてんのん……?』『なんだかガサゴソしてるのは聞こえるなー』『生活音助かる』『ん?雨降ってきたみたいだな、音がする』『すっごい激しくね?』『屋根を雨が叩く音がすごいな』『雨もすごいが雷も鳴ってきそうだな』『いや、なんかもうゴロゴロいってる……』

 

 

 

うひゃ!?遠くの方ですが、どうやら雷が落ちたようで大きな音が此処まで響いてきます!私も思わずびくっとしてしまいました!

……って、うんん!?ちょ、狐稲利さん!?、いきなり後ろから抱き着いてこないでくださ――――

 

「ひゃーーー!!ちょ、狐稲利さんくっついたらこけちゃうーーーーー!!」

 

 

 

 

『!?』『今すっごい音がしたな!?』『なんだ?配信事故か!?』『雷だな』『あんなすごい音すんのか』『びっくりして鼓膜死んだぞ』『……なんか遠くでわんころちゃんの悲鳴が聞こえたような……』『雷にびっくりした狐稲利ちゃんに抱き着かれたな(名推理)』『ま、まさか素肌で……?』『←当たり前だろ!風呂入ってんだから!!!!!!』『←興奮するな』『しかし妄想捗るわぁ、裸でわんころちゃんと狐稲利ちゃんが……』『てぇてぇてぇてぇてぇてぇてぇてぇ』『俺も間に入りたい』『石鹸になりたい』『お湯になりたい』『お前ら焼却じゃボケェ!!!!』『案の定ヤバいコメント欄になってますね!』

 

 

 

 

 

その後、体を洗ったり、湯船でゆっくりしている間も雷が鳴るたびに狐稲利さんが抱き着いてきて大変でした……。

雷の前では芽生えたばかりの狐稲利さんの羞恥心なんて敵じゃなかったってことですか……。

 

「うう~~なんだかお風呂に入る前より疲れた気がします~」

 

『わんころちゃんがんばった!』『おつかれです』『ちょいちょいわんころちゃんの悲鳴が聞こえてて草』『聞こえてくる声だけだとお湯嫌いのペットを洗っているようだったw』『湯上りわんころちゃんかわいい!』『しっぽも心なしかへにゃってる』『狐稲利ちゃんは湯上り美人って感じでこれまた良い……』

 

汚れを落とし、さっぱりしたところで一息つきます。

私たちがお風呂に入っている間にだいぶ雨脚は遠のいたようで、今ではぽつぽつと緩やかに降る音が聞こえる程度に治まっているようです。

 

既に入道雲の向こうは綺麗な青空が広がっており、もうしばらくしたら雨も上がってくれるでしょう。

 

「狐稲利さ~ん、こっちに来てくださ~い、髪乾かさないと風邪ひきますよ~?」

 

「……!」

 

狐稲利さんは配信をしている部屋の真ん中に座り込むと嬉しそうに頭を揺らしています。タオルで髪を丁寧に拭いていってあげます。

 

「ほら、揺らさないの~後で髪もとかしてあげますからね~」

 

「………」

 

狐稲利さんは髪を拭く私にされるがまま、それでもなんだか気持ちよさそうにしています。

というか、座った狐稲利さんと立った状態の私でも、まだ狐稲利さんの方が背が高かったんですね……。意外と拭くのが難しいです。

 

しっかり拭いて乾かした後は、櫛で優しく髪をとかしてあげます。通り雨の影響かあれだけ騒がしかった蝉の声は鳴りを潜め、あたりは雨後の生暖かい空気と、それをかき消す涼やかな風が通っていくだけの静かな雰囲気に包まれています。

 

「さて、終わりましたよ狐稲利さん。雨もちょうど止んだみたいなので、わたつみ平原へと行きましょうか~」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わたつみ平原は先日実装した、その名の通り綿を採取することのできる広大な平原です。

犬守村南方に存在しておりその広さは犬守山とけものの山の二つのエリアを合わせてもまだこちらの方が大きいという、かなりの面積となっています。

平原のあちこちに綿花や毛のある植物が生えていて、ところどころ岩々がむき出しになっています。平原の中心には小高い丘があり、その上には神社が祀られています。

 

ですが、今その平原は本来のわたつみ平原とは思えないような光景に一変しています。

 

見渡す限りの青い水面。遠くの山々までずっと続いている海原は時折、ざあざあという音と共に波が形成され、わたつみ平原の境界に立っている私の足元へとたどり着きます。

平原はそのすべてが海の下、岩々もすべて海に隠れ、はるか海の先に塩桜神社がぼんやりと確認できる程度です。

 

「海が広がってますね~どうです~?雨が降ると一定期間海になる、わたつみ(海神)平原です~地形は変化していないのですが~植物は海藻類に置き換えられて~海の生き物が生息しています~」

 

地形は地下の鍾乳洞まで全く同じでありながら、そのすべてが海底へと沈んでいます。平原の草花は海底に張り付く海藻類へ、入り組んだ鍾乳洞は魚たちの住処へと変貌しています。その光景は高い透明度により海の上からでもよく確認することが出来ます。

 

そう、海の上からです。

 

『わんころちゃん海の上あるいとる!?』『おみ足かわいい』『足もちっちゃくて可愛い』『いい景色』『狐稲利ちゃんも驚いとる』『このまま歩いて行く?』

 

「小舟を漕ぎながらというのも考えたのですが~風景があまり変わり映えしないと思うので、海の上を歩きながら神社まで行きましょうか~こっちのほうが配信映えするでしょ~?」

 

せっかくなので海の冷たさを足の裏で感じたくて素足のまま海の上に立っています。一歩足を出し、海面を踏む度に広がる波紋の様子になんだか楽しくなってしまいます。

 

「ほっ、ほっ、なんだか楽しいですね狐稲利さん!」

 

「!」

 

狐稲利さんもその光景に目を輝かせていますが、その腕の中にはいつの間にやら先日実装した、狐稲利さんに懐いていたタヌキの姿がありました。

納まりよく抱かれているタヌキは私と狐稲利さんが家からこの平原へと移動している道中、目の前に飛び出してきて狐稲利さんの足元にすりすりしてきたのです。

もはや犬猫以上のなつき具合ですが、狐稲利さんも受け入れているようで狐稲利さんは私の後をついてきながらタヌキをなでなでしています。

 

もはやペットであることは疑いようがありませんね、後で名前でも付けてあげましょうか?

……というか、あの河を泳いできたのですか?だとすると少し隔たりとしての河の意味が無くなっているような気が……。

ま、まあ侵入不可としているのではなく、あくまで抑制しているだけなので泳いで渡られるとしても大問題というわけではないのですけども……。

 

 

 

 

何度も飛んだり跳ねたりしていくつもの波紋が海面に広がる様子を狐稲利さんと一緒に観察します。幾度も繰り返された波紋は何十もの線となって広がっていき、重なっては大きくなり、あるいは消えてを繰り返して海を波立たせます。

 

『精霊のたぐいかな?』『楽しそうだけどやってることは人間離れしてんだよな』『わんころちゃんと狐稲利ちゃんの素足が見れただけで後五年は戦える』『踏んでくれないかな(ボソ』『海の上ってことを忘れてなんだか落ちちゃいそうでひやひやするw』『確かに水の透明度が半端ない。水底見えてんな』『てかそれほど時間も経たずに海になるとは……』

 

「今回は皆さんにこの光景を見てほしくて数時間の降雨で海が出来るように設定したんだけど~毎回通り雨が降るたびに海になるのも忙しないので今後調整していくつもりです~。例えば一日中降ったら数日海にする。みたいな感じで~」

 

さすがに短時間の通り雨程度でこの広大な海が出来るのは違和感があるので、一日中降り続いてそれなりの雨量が確保できる雨の後に海が発生するよう条件設定しておきましょう。

 

しばらく海面を跳ねるように移動していくと目の前に砂の小島が見えてきました。その上には塩桜神社があり、手前に設置された鳥居は足元が完全に水没しています。

そうです、ここは平原であった時の高い丘の上だった場所です。今ではその高さのおかげで神社の敷地である砂の土地だけが海から頭を出している状態になっています。

 

私は海面を歩きながらその水没した鳥居をくぐり、塩桜神社の境内へとお邪魔します。敷地の砂は相変わらずきらきらと輝いていますが、いくらかの移住者さんはこのわたつみ平原の光景からそのきらきらの正体を察し始めています。

 

『なるほど、ここは本当の砂浜になるわけだ』『波が打ち寄せてくる音がなんだかもの悲しいな……』『寂しい気持ちになってくる』『どちらかというと落ち着く』『これが海水で、ここが砂浜ということは、このキラキラしたのはもしや……』

 

私は両手で砂をすくい、それを画面の前に持ってきます。光を反射して光るそのきらきらの正体は――

 

「"塩"です~!この砂浜は海の水が幾度も打ち寄せる、海が消えて乾燥する、を繰り返すことで砂粒ほどの大きな塩の結晶を作り出すことが出来るわけですね~これで塩を手に入れることが出来るようになりました~!」

 

塩は調味料としては当然、それ以外にも食料の保存に使ったり、汚れを取る効果や殺菌、消臭などなど様々な利用方法があります。神社などの祭祀でも塩は特別な存在として用いられたりしています。

 

そんな万能な塩を量産できるようになったのは喜ばしいことですが、実際にあの真っ白な塩の状態にするにはここからかなりの時間がかかります。

塩の結晶の含まれた砂を集め海水をかけることで塩の結晶を取り出し、結晶の含まれた濃度の濃い海水を焚いたり濾過したりを何度も繰り返すことでようやく塩を精製することが出来ます。

 

大変手間がかかりますが、大量の塩を手に入れられますし、にがりなどを副産物として手に入れられるのも魅力的です。

 

『塩か!』『海からとれる天然の塩ってどんな味なのかな』『塩なんて全部しょっぱいだけでは?』『いやいや、塩っても色々あるからな、海の塩はミネラル豊富でうまみが感じられるとか』『調味料として以外にも利用できるのは助かる』『一度にどれくらい作れるのかね?場合によっては保管場所を確保しないと』

 

「量は普通に数トンは作れる計算ですね~もちろんそんなに作る必要はないのである程度生産量は絞るつもりですが、移住者さんのおっしゃる通り調味料以外の用途もあるので余計めに作っておきたいんですよね~。保管場所ですが~皆さん"やたの滝"の裏にある洞窟を覚えていますか~?そこを保管場所にしようと予定してるんです~」

 

前に制作した犬守山の中枢であるやたの滝は見上げるほどの大滝で、その裏には隠し洞窟が造られています。制作した当初からここは非常時の食料保管庫として活用しようと考えておりました。

ですが、その洞窟もただの洞窟ではありません。

 

「塩は湿気に弱いのに滝の裏~?と疑問に思われた移住者さんもおられるかと思いますが~当然そのまま保管庫として活用するわけではありません~洞窟内はお手軽に時間をいじれるように設定してまして~発酵食品の発酵を早めたり~塩やお米を時間を止めて保管したりできるようにしています~時間が経過しなければ湿気ることもありませんから~」

 

『いいね!』『わんころちゃん特有の時間操作』『腐りやすいものはとりあえずぶち込んどけばいいのは最高だな』『原子レベルで凍結させる冷蔵庫だね(白目)』『数年レベルで熟成が必要なものが一瞬で完成させられるのは便利ってレベルじゃねえな』

 

「またお時間があるときにでもこの、"時忘れの岩戸"もご紹介したいと思います~ではでは~今回はこのくらいで配信終了したいと思います~ばいばい~」

 

「……!」

 

狐稲利さんと一緒に手を振りながら配信は終了しました。いまだにタヌキは狐稲利さんの腕の中にいます。狐稲利さんがそっとタヌキを地面におろしてやっても、しばらくきょろきょろとあたりを見回した後、また狐稲利さんの足元にすりすり。

 

そんな様子に狐稲利さんもとてもうれしそうな笑顔を浮かべるのでした。

 


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