東方転霖堂 ~霖之助の前世はサモナーさん!?~   作:騎士シャムネコ

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東方CBの霖之助の声優さん、誰かと思えば鈴村健一さんだったんですね。

つまり転生香霖はCVスズケンで戦闘狂……銀魂の沖田かな?


第二十六話 「転生香霖と異変後の宴」

 西行妖を封印した後、僕はその場にいた全員を『テレポート』で博麗神社に連れて来ていた。

 異変を解決して安全が確保されたとはいえ、いつまでも生者である僕たちが死後の世界である冥界に留まり続けるのも居心地が悪いしね。

 慣れた博麗神社に戻ってから、魔理沙たちに叢雲とのことを説明しようと思ったのだが。

 

「おいお前! 香霖から離れるんだぜ!」

「そうですよ幽々子様! お、男の人にそんなにくっ付くなんて、は、はしたないですよ!」

「うふふ、やぁよ」

 

 何故か今回の異変の首謀者である西行寺幽々子が僕に抱き着いて離れなくなってしまい、それが騒ぎになって話が全然進まなかった。

 最初は直ぐに引き剥がそうと思った。亡霊に抱き着かれている何て、寒くて仕方なくなりそうだったからね。けど、そんな事は無かった。

 

 出会った当初は酷く冷たかった幽々子の体は、時が経つ毎にどんどん暖かくなり、今では生身の人間とそう変わらないほどになっていた。

 そう言えば幽霊と違い、亡霊は体温があったり、しっかりと人の形や意思を保っていたりと、色々違うんだったな。

 

 何て事を思い出していると、別の事に気付いた。背中に当たる、柔らかくて暖かい、二つの弾力の存在にだ。

 当たってる。思いっきり当たってます。

 これは魔性の柔らかさだ。引き剥がしたいと思っていたはずなのに、その気持ちがどんどん失せて行く。

 

 いかん、ふわふわだ。このまま流されてしまおうかなぁ? と、そう思ってしまうほどに。

 だが悲しいかな。僕の冷静な部分が、話が何時まで経っても進まないからさっさと引き剥がそう。と言っている。

 くっ、せめて二百年ほど前にこの柔らかさに出会えていたら、この時間を純粋に堪能出来たのだが……はぁ、改めて年を取った事を実感してしまい、何とも言えない気分になる。

 

 ……よし、切り替えた。いい加減、魔理沙と話をするとしよう。ちゃんと説明するって言ったしね。

 

「幽々子、そろそろ離れてくれ。これじゃあ話が進まない」

「あら、別にこのままだって良いじゃない? こうしている方が私も楽しいわ」

「楽しんでいるのは君だけだろう? 自分一人だけが楽しんでいると言うのは、あまり良い事では無いよ。 ……僕の場合、余り他人に説教出来る立場では無いけどね」

 

 自分で言っておいてなんだが、前世の僕自身に対する酷いブーメランだ。

 前世での所業の数々は、我ながら「無いわぁ~」としか言い様の無い物である。

 ……まぁ、今生ではその辺り自覚出来ているし自重も出来ている。先人として警告するくらいは問題無いだろう。

 

『……キースよ。汝、自分で思っておるほど変われておらぬぞ?』

「いきなりなんですか、煙晶竜?」

『いや、何故かそう言わねばならんと思っただけじゃ』

 

 藪から棒に何を言っているんだこの人、いや、このドラゴンは。

 僕の生まれる前から数百年、ずっと僕に取り憑いていたというのに、何を見て来たんだか。

 

 ま、煙晶竜の事はとりあえず置いておいて、先ずは幽々子を何とかしよう。

 

「クトゥグア、引っぺがしてくれ」

『了解』

 

 淡々と答えたクトゥグアは、伸ばした幾本かの触手を使って幽々子を僕から引き剥がした。

 触手と言うと些か卑猥な物を感じるが、実際に幽々子が引き上げられる様子は、僕にUFOキャッチャーを連想させた。 ……ふむ、幽々子キャッチャー。

 

「あら、随分力持ちの人魂さんね? 赤い人魂さんなんて、始めて見たわぁ」

『人魂では無くクトゥグアである』

「クトゥグアさんって言うの? 私は幽々子、よろしくね」

『承知した』

 

 いや本当にマイペースだな、幽々子は。

 とりあえず、このマイペースさで話の邪魔をされても困るし、食べ物でも与えて大人しくさせておくか。

 僕はアイテムボックスから作り置きしてあるお菓子を取り出して幽々子に与えた。

 

「幽々子。とりあえずこれでも食べて大人しくしていてくれ」

「あら、良い匂いね。何かしら?」

「アップルパイだよ。僕が作った物だ」

 

 アイテムボックスから取り出したのは、黄金林檎では無く普通の林檎を使って作ったアップルパイだ。

 普通の林檎と言っても、この林檎は召魔の森で採れた林檎である。味は極上であると保証しよう。

 

「アップルパイ。以前に紫からお土産として貰った覚えがあるわ」

「紫から? 君は紫と親しいのかい?」

「ええ、もう千年ほど前からの友人よ」

 

 なんと、そんなに長い付き合いの友人が居たのか!

 千年単位の付き合いと言うなら、紫にとってとても大切な相手である事だろう。助けられてよかった。

 紫の大切な友人だと言うのなら無下には出来無い。盛大に歓待しなければならないだろう。

 

 僕はアイテムボックス内から追加の菓子や料理、それに酒を大量に出し、更に能力を使ってゲーム時代、プレイヤーもモンスターも問わず、多くの者を魅了した最高の毛並みを持つモンスター『ゴールドシープ』を召喚した。

 

「メェ~」

「あら、金色の羊さん? 始めて見たわ。それにとっても大きいのね」

「少し待っていてくれ、幽々子。紫の友人だというなら無下には出来ない。今この羊の毛を刈って敷物を作るから待っていてくれ」

「メ!? メェ~!!」

「暴れるな。別に殺しはしない……いや、そう言えばゴールドシープの肉は食べたことが無かったな。神々の食物と紹介されていたし、味は良い筈だよな……?」

「メェ~! メェメェ~!!」

「まぁ、駄目よ霖之助さん。そんな可哀そうな事をしては」

 

 『神鋼鳥の小刀』を取り出しながら僕が考え込むと、クトゥグアに捕まったままの幽々子に止められる。

 僕が動きを止めるのを見たゴールドシープは、慌てて空に駆け上がり、そのまま幽々子の背中に隠れる様に身を縮込ませてしまった。全然隠れられて無いぞ。

 

「敷物が必要なら、この子の上に座れば良いわ。それに、料理もお菓子も足りてるし、無理にこの子を捌く必要は無いわよ」

「メェ~、メェ~!」

「ほら、この子も自分からクッションになってくれるみたいよ。温かくてとても気持ち良いわ」

「う~ん、そうかい? 幽々子がそれで良いなら構わないが……」

 

 直接座れば良いと幽々子が言うと、ゴールドシープはすぐさま幽々子の下に回り込んで、自分の背中に幽々子を乗せた。

 幽々子は、その背中を撫でて触り心地を確かめている。その毛並みを堪能しているのは、表情を見れば一発だ。

 

 ふ~む、彼女もモフモフ好きの女子だったか。なら仕方ないな。

 

「なら、その羊は幽々子にあげるから、乗って寛いでいると良い。クトゥグア、幽々子の給仕を頼めるか」

「あらそう? なら羊さん、私のうちに来る?」

「メェ~!」

「ふふ、よろしくね」

『給仕の任、了解しました。我が主』

 

 気に入ったようだし、ゴールドシープは幽々子に譲ろう。

 最近出来る様になったが、僕の『召喚術を操る程度の能力』は少し進化したらしく、ゲーム時代のモンスターたちを友好的な存在として召喚することが出来る様になったのだ。

 以前の召喚でもモンスターを使役すること自体は出来たが、魔法で洗脳して操っているような状態なので、僕から離れすぎると洗脳が解けて暴れ出すという欠点があった。

 しかし現在の召喚方法では、故意に怒らせるなどをしなければ、普通に言う事を聞いてくれるため、今回の様に他者に譲渡することも出来るのだ。

 これを利用すれば、今は土地が無いから無理だが、いずれゲーム時代以上の規模で『アマルテイア牧場』を作ることが出来るかもしれない。

 

 僕がそんな野望を抱いていると、クトゥグアは触手を伸ばして僕の取り出した食べ物や飲み物を取り、幽々子への給仕を始めた。

 幽々子もゴールドシープの上でアップルパイを食べ出したし、これで大丈夫だろう。

 ようやく魔理沙たちと話が出来る。

 

「お待たせ魔理沙。それじゃあ言った通り、叢雲と僕の関係についての説明を……どうしたんだ?」

「いや、どうしたじゃなくて。香霖、お前は鬼か?」

 

 魔理沙は「ドン引き」と言わんばかりの表情で僕を見ていた。

 はて、何だか身に覚えのある視線だな。具体的には、ゲーム時代によくこういう目で見られていた気がする。

 

 他の少女たちも、概ね僕に同様の視線を向けて……いや、同様の視線を向けているのは妖夢だけだな。

 霊夢と咲夜はゴールドシープを見ながら、「あれって美味しいのかしら?」とか、「どんな料理が合うかしら?」とか呟いているし、煙晶竜を肩に乗せた叢雲は、僕が手に持つ神鋼鳥の小刀を嫉妬の籠ったドロドロとした目で見つめている。

 そんな目で見ないでくれ、武器として使おうとした訳じゃないから。毛刈りに使おうとしただけだから!

 

「どうしたんだい、叢雲? 僕が使っている包丁をそんな目で見た事無かったろうに」

「……いいえ、旦那様。わたくしには判ります。その方(小刀)は、旦那様と多くの戦場を共にされた方です。わたくしはまだ一度も戦場で振るて貰っていないのに……。先達の方とは言え羨ましい……」

「お、おい香霖。なんで叢雲はその刀を怨みがましく見ているんだ?」

 

 嫉妬に身を焦がす叢雲を見て、腰が引けている様子の魔理沙が、僕の袖を引っ張りながら聞いて来た。

 

「ああ、何と言うか……僕はまだ叢雲を武器として使ってあげられて無いからね。そこに昔、武器としてよく使ってた小刀を見せちゃったもんだから、嫉妬したんだろう」

「いや、意味判んないんだぜ。叢雲が武器ってどういうことだ?」

「そういえば言ってなかったっけ? ミニ八卦炉を修理する時、対価として貰った剣があっただろう? 叢雲はあの剣の付喪神なんだよ」

「えええええぇぇぇーーーーーっ!!!???」

 

 魔理沙は、顎が外れるんじゃないかって言うくらい口を大きく開けて驚いていた。

 いくらなんでも驚き過ぎじゃないかな?

 

 

 

 嫉妬に駆られた叢雲を宥めつつ、僕は以前話しそびれた僕の前世に関する事情や、叢雲と出会ったから経緯に竜信仰の真実などを、その場にいた全員に説明した。

 ぶっちゃけ妖夢や幽々子は、この辺りの話に関して完全に部外者だったが、まぁ聞かれて困る様な話でも無いし、気にする必要は無いだろう。

 

「―――なるほど、それで叢雲は私が香霖と引き合わせたって言ってたのか……くそっ、失敗したぜ……」

「私はお嬢様経由である程度の事情は知ってましたけど……店主さんも随分と奇妙な経験をしているんですね」

「この羊さんはそのげぇむとか言うのに出て来る生き物なのね? こんな毛並みを持つ生き物が居る世界なんて、行ってみたいわぁ~」

「伝説や神話の怪物たちと戦って来たんですか……霖之助さんは異世界の英雄だったんですね!」

 

 魔理沙、咲夜、幽々子、妖夢の順で感想を言って来たが、これだけ荒唐無稽な話だというのに普通に受け入れている。

 まぁ、幻想郷で常識云々を考える方が間違っているようなものだし、非常識を当たり前に受け入れる姿は幻想郷の住人らしい姿とも言えるが。

 

「……叢雲、ちょっと話がある。来い」

「ええ、構いませんよ魔理沙さん」

 

 魔理沙が叢雲を連れて、神社の建物の影へと入って行く。

 前世の学生時代を思い出し、割と不安になる光景だが、叢雲なら大丈夫だろう。釘バット程度じゃ、叢雲には傷一つ付かないはずだ。いや、魔理沙が釘バットを持っているはずないのだが。

 

「ところで幽々子さん、でしたっけ? その羊の触り心地ってどうなのかしら?」

「あなたは咲夜、だったわよね? とってもふわふわして気持ち良いわよ。このまま百年でも抱き着いて居たいくらいに」

「ゆ、幽々子様。私も触ってもよろしいですか?」

「そうねぇ、この子が良いって言うのなら良いんじゃないかしら?」

「メェェ~」

「良いみたいよ?」

「わぁい!」(モフッ)

「あら、なら私もご一緒させて貰うわ」(モフッ)

「私も負けてられないわねぇ、とうっ」(モフッ)

 

 咲夜、妖夢、幽々子の三人は、ゴールドシープのモフみに沈んで行った。前世の後輩サモナーたちを思い出す光景だ。

 いや、召喚モンスターたちも僕が初めてゴールドシープの配下、『火輪』を召喚した時も、その毛並みに大いに興味を示していたし、何なら積極的に毛並みを堪能しに行っていた。

 これでもし、ゲーム時代も毛並みのモフモフさが評判だった、『ホワイトファング』や『アマルテイア』まで召喚したらどうなるだろうか?

 きっと、モフモフ天国から帰って来なくなるのだろう。想像に難くない。

 

 そんな中、話に参加してこなかった霊夢と煙晶竜は、少し離れた所で僕が出した料理や酒を口にしていた。

 見ると、どうやらクトゥグアが触手を伸ばして、そちらにも料理と酒を届けているようだった。実に気の利く奴だ。

 僕はクトゥグアの働きぶりに感心しながら、霊夢たちの元へと向かった。

 

「二人共、楽しんでいるようだね」

『おお、来たかキースよ。話は終わったかな?』

「ええ、終わりましたよ。元々知っていた煙晶竜はともかく、霊夢はあまり興味が無いみたいだね」

「別に、そんな事は無いわよ。ただ……」

 

 そこで言葉を区切った霊夢が、目線で僕に隣に座る様に促してくる。

 拒む理由も無いので、そのまま腰を下ろすと、霊夢は僕に猪口を渡して、そこに酒を注いで来た。

 

「ただ、何を聞かされようとも、霖之助さんは霖之助さんでしょう? そこだけ判っていれば十分だわ」

 

 なんだか随分と男前なセリフを聞かされてしまった。

 僕は何故だかそのセリフに気恥ずかしくなってしまい、それを誤魔化すように酒を呷った。

 

 いや、理由は判っている。

 霊夢が僕は僕だと、僕の事情を知った上で受け入れてくれたことが嬉しくて、受け入れて貰えないかもと不安だったことを自覚したから気恥ずかしかったのだ。

 僕は凡そ普通の感性から大きく外れていると自覚しているが、誰しもが当たり前に持っている感情と無縁と言う訳では無い。

 嬉しい時は嬉しいし、悲しい時は悲しいし、寂しさを感じる事も不安を感じる事もあるのだ。

 僕に取って、霊夢と魔理沙は最も親しい人物たちだ。そんな彼女たちが、僕の事情を知っても忌避する事無く、当たり前に受け入れてくれる事が嬉しいんだ。

 

 きっと、僕が紫を信頼している理由もそこに繋がる。

 僕の事情を知った上で、僕を受け入れ友人として接してくれるから、僕は彼女の事を好んでいるし、力に為りたいと思っているんだろう。

 改めて、彼女と言う存在の有難さが身に染みる。冬眠開けは、盛大にもてなさなければなるまい。

 

 そこまで考えると、僕は随分と晴れやかな気持ちになり、自然と霊夢にお礼を言うことが出来た。

 

「そうか……ありがとう、霊夢。そう言って貰えて嬉しいよ」

「っ! ……霖之助さん。その笑顔、あんまり他の人に見せちゃ駄目よ。危ないから」

 

 笑顔が危ないってどういう事なんだ!?

 前世でも同じことを言われたぞ? 今そんなにヤバい顔してたのか僕は!?

 

「危なくて見せちゃ駄目な笑顔ってどういう事なんだ!? 僕はそんなに酷い顔をしてたのか!?」

「……知らない」

「霊夢!!」

 

 プイっと、霊夢はそっぽを向いてしまった。

 直視出来ないレベルなのか? そんな馬鹿な、前世よりは狂気も減って大分マシになっているはずだ!

 

 確かめるための鏡になる物がアイテムボックス内に無かったか思い出していると、神社の影から戻って来た魔理沙と叢雲が、僕たちの様子に気付いて近付いて来た。

 

「よー、戻ったぜ。って、どうしたんだ霊夢? 顔真っ赤だぜ?」

「……知らない。霖之助さんが悪いのよ」

「……ああ、何となく判ったぜ」

 

 霊夢と魔理沙は何か通じ合うものがあるようで、霊夢は具体的な事を何も言っていないのに、魔理沙は理解を示していた。

 

「ただいま戻りました。旦那様? 何かお悩みのようですがどうなさいました?」

「いや、霊夢から僕の笑顔が危険だと言われてしまってね。実際にどんなものか確かめるために、鏡が無かったか思い出しているんだよ」

「笑顔が危険、ですか? 旦那様の笑顔なら素敵な物だと思いますが……宜しければ、わたくしが見て確かめましょうか?」

「ああ、頼むよ」

 

 霊夢は他人に見せてはいけないと言っていたが、叢雲は他人ではなく身内だ。確認して貰う分には問題無いだろう。

 僕は先程霊夢にお礼を言った時の気持ちを思い出しながら、叢雲に笑いかけた。

 

「っ! これは、確かに。 ……旦那様、霊夢さんの言う通りその笑顔は危険です」

 

 叢雲も同意見、だと……!? その上叢雲まで顔を背けてしまっている。

 駄目だ。逃げ場が完全に塞がれた。こんな所でも前世の業が。

 

 何だか悲しい気持ちになり、僕は肩を落として溜息を付いた。

 

「なに溜息なんてついてんだよ香霖。幸せが逃げちまうぜ?」

「……そういう君は随分とスッキリしているみたいだね。叢雲とは気の済むまで話せたのかい?」

「ああ、バッチリライバル宣言して来たぜ!」

「いや、何のライバルだよ」

「色々だぜ、色々」

 

 何がどうしてそうなったのか。

 まぁ、本人が納得しているなら良いか。泣かれるよりはずっとましだ。

 

 

「―――香霖。私、負けないからな」

 

 

 そう言って来る魔理沙の顔が……余りにもまっすぐで、眩しく感じられて、気恥ずかしさで顔を背けるのも勿体無く感じられたから、僕は笑顔で魔理沙に返した。

 

「ああ、応援しているよ。君が自分の信じる道を進むのなら、僕はいつだって君を支持するとも」

「っ! ……香霖、その笑顔は危険なんだぜ。私以外には見せるなよ」

 

 

 

 ……僕の笑顔、呪われ過ぎじゃないかな?




魔理沙「香霖は私が振り向かせる! お前には負けないぜ」(一世一代のライバル宣言)
叢雲「ふふ、それは楽しみですわ」(正妻の座は譲っても良し。ただし愛刀の座は譲らない)


みたいなやり取りがあったのかもしれませんw
根本的に乙女である者と、根本的に武器である者とでの意識のすれ違いが起きてそう。


それと地味に、転生香霖の『召喚術を操る程度の能力』が強化されて魔法で操っている訳では無い、純粋に友好的なモンスターが召喚出来る様になりました。
ゲーム風に言うと、『NPC扱いの有効的なモンスター』ですね。
生産技能持ちのモンスターや、アマルテイアの様に食料アイテムや素材アイテムを生産できるモンスターでの大規模牧場も可能となっています。(ただしそれを実行する土地が無いので、やはり召魔の森がry)


次は萃夢想ですが、その前に閑話的な話を投稿する予定です。
絡ませたいキャラや、やっておきたいイベントが色々あるのですw
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