ダンジョンにキャロルが居るのは間違っているのだろうか?   作:ヴィヴィオ

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ベル君ダイジェスト。あくまでもメインはキャロルです、原作とほぼ変わらないから。

ちなみにシスターちゃんのイメージはゴブスレの神官ちゃん。美少女である。私の趣味です。


第7話

 

 

 

よいか。ハーレムは素晴らしい。お主も必ず英雄になってハーレムを作るんじゃ! 

 

 

 

 うん、ボク、頑張るよおじいちゃん! 

 

 

 

 

 そう思ってダンジョンがある迷宮都市オラリオにやってきた。ボクが住んでいた村とは違い、とても人が多くて広さも桁違いだ。

 親切な人に案内してもらって冒険者になるため、ギルドに行った。そこで綺麗なハーフエルフのお姉さんに教えてもらったんだけれど、先に神様が作っているファミリアに所属し、神の恩恵をもらわないとダンジョンには入れないらしい。その人に紹介してもらったファミリアを訪ねてみたんだけれど……

 

「ファミリアに入りたいだと?」

「お、お願いします!」

「持参金は?」

「こ、これぐらいしかありません……」

「ヘスティア・ファミリアが運営している訓練所の卒業資格は?」

「な、なんですかそれ……」

「なら帰んな。どっちかを用意してこないと、あんたみたいなひょろっこいのは受け入れてくんないよ」

「そ、そのヘスティア・ファミリアの訓練所? で、卒業資格を手に入れたら入れてくれるんですか?」

「あそこは孤児の子供達を訓練するついでに冒険者志望に戦う基礎を教えてくれているからね。あそこで最低でも二週間から一ヶ月くらい鍛錬して合格したら、まあ下層なら死なない程度には鍛えてくれるよ。悪いけど、アタシらとしても即戦力になるならともかく、基礎の基礎を教える労力がかかるからね。持参金があるのなら、それを仕事として教育もできるが、ないんじゃ無理だしね」

「そうなんですか……わかりました。ありがとうございます。ヘスティア・ファミリアの所に入れるか聞いてみます」

「あそこはね……うん、最終手段ならいいんじゃないかな? お勧めはしないよ」

「は、はぁ……」

 

 どういうことなんだろうか? 一応、他の所も行ってみよう。

 

 

 

 ◇

 

 

 

 色んなファミリアを回ったけれど、どこも断られた。持参金やヘスティア・ファミリアが運営している卒業資格があればいいと言われたけれど、持ってないよ! 

 そんな事を考えていたら、目的地であるヘスティア・ファミリアの大きな建物についた。ここはどうやら、ヘスティア・ファミリアが運営している施設らしいから、ここが訓練所なのかな? 

 

「武器は預かります! 中での戦闘行為は一切禁止されております! 指示に従って頂けない場合、入場をお断りします!」

 

 係りの人に短剣を預けて、中に入ると綺麗な建物で見た事がない物が動き回って掃除をしたりもしている。人が多く、買い物や食事を楽しんでいて、とてもお腹が空く。値段をみると、どれも村に比べると非常に高い。

 それでも安い物を探すと、比較的に食材は安く、一階にある店はなんとか手が出る感じだった。二階から上は別世界だ。

 

『やあやあ、皆、元気かい! 私は元気だよ!』

 

 突然、大きな声が聞こえてきて周りを探すと壁に映像が流れていた。そこに黒髪でツインテールの女の子が片手に棒を持ちながら喋っている。

 

『誰がドチビだこらぁっ! まな板神は黙ってるんだね! 出禁にするよ!』

「やれるもんならやってみぃ! キャロルたんの許可がなければできんやろうが!」

『ぐふぅっ!? そ、その通りだよちくしょう!』

 

 いろんな所で笑いが起き、女の子は悔しそうな顔をしてから、ニヤリと笑った。

 

『でもさぁ、レースの運営権。選手を選ぶ権利はボクが持ってるんだよねぇ。例えば誰かを後ろに回したり、最後尾からスタートさせたりもできる』

「こいつ!」

『ふはははは、まいったか! っと、他の神達にさっさと始めろと言われたから始めよう。皆、好きな選手に賭けたかい? 今回はロキファミリアとうちの可愛い団長君が遠征でいないから、ファミリア対抗戦だよ!』

「うちに対する嫌がらせやん!」

『なんのことかわからないね~。ボクのファミリアも参加しないんだから、公平だろ?』

「もとから一人やん!」

『さて、野次は無視してファミリア対抗について説明するよ。ファミリア対抗戦はその名の通り、神様を含む選手がバイクに乗ってリレー形式でタイムを図る。ステータスは各ファミリアが全員で合計レベル10に収まるように設定するように。五人いるどこに偏らせてもいいし、平均にしてもいい。レース中もピットインしたら変更可能だ。もちろん、妨害もありだ。賞金はモール内で使える食事券10万ヴァリスとゲームの優先参加券。そして、ランキングポイントだ。うんうん、できたみたいだね。おっと、一番人気はフレイヤ・ファミリアか。ていうか、オッタルをだしてくるなよ! まあいいや。それじゃあ、開始するよ。よーいスタート!』

 

 馬みたいなのが一斉に走り出していく。色んな人が目に何かをつけて楽しんでいる。聞いてみたら、ほとんどの人が神様みたい。

 でも、こんな大きな施設を運営しているファミリアが、ボクみたいな断られてばかりの人を受け入れてくれるのかな……

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 話を聞いて間違いに気付き、大きな教会の方にやってきた。そこで金色の髪の毛をした綺麗なシスターさんに聞いてみると、訓練所はいっぱいで二ヶ月先まで埋まってしまっているらしい。

 それを聞いてボクは思わず飛び出して、どこをどう走ったのかもわからない。それに途中で誰かにぶつかってしまい、何時の間にか財布もなくなっていた。

 裏路地で座り込み、お腹が空いて動きたくもなくなってくる。ボクは冒険を始めることもできないのかな……

 

「みつけたよ!」

「え?」

 

 顔を上げると、そこには壁に映っていた女の子が座り込むボクの前に視線を合わせてしゃがんでいた。

 

「シスターから聞いて慌てて探していたんだよ。君、訓練所に入りたいんだって?」

「は、はい……でも、お金も何時の間にかなくなっちゃって……」

「ふむふむ。それなら、ボクのファミリアに来るかい?」

「え? いいんですか?」

「良いも何も、常に募集中さ。もっとも、誰もきてくれないけれどね!」

「あ、あんなに立派な建物を持っているのにですか?」

「アレ、全部団長の個人資産なんだ。つまり、ファミリアにお金は一切ない!」

 

 立ち上がって胸を張って答える女の子に思わず噴き出してしまう。

 

「ボクと同じですね」

「そうだよ。働けども施設のレンタル代や、子供達の食費などで消えていくんだよね~キャロル君ってボクにはとっても厳しいんだ。あ、キャロル君っていうのが団長だね。でも、団長としての業務なんてほぼやってくれないから、入ってくれたら君にやってもらうことになるかも。ちなみにこんな理由でボクのファミリアに入ってくれる人はいない。だって、訓練して別のファミリアに行った方がいいもんね」

 

 確かにそうだ。それに聞いたら、ファミリアの現状を勧誘の時にしっかりと伝えるようにも指定されているらしい。

 

「そうなんですか……できないと思いますよ?」

「なに、色々と教えてもらえばいんだよ。キャロル君を説得だってするし」

 

 どうやら、神様にとってその団長さんはとっても厳しい人みたい。団員にも厳しいのかな? 

 

「まあいいや。で、どうだい。ボクの家族になってみないかい? 少なくとも衣食住は保証するぜ!」

「こんなボクなんかでよければ、よろしくお願いします、神様」

「うん。よろしくね。ボクはヘスティア。君の名前は?」

「ベル。ベル・クラネルです」

 

 こうしてボクはヘスティア・ファミリアに入る事ができたみたい。神様に手を繋がれて、凄く大きな教会、大聖堂に戻るとシスターが迎えいれてくれた。

 

「戻ったよ、シスターちゃん」

「無事に見付かって良かったです。これもヘスティア様の日頃の行いがよいからですね」

「そうだろう、そうだろうとも」

「それで眷属になられたのでしょうか?」

「そうだよ」

「ベル・クラネルです。よろしくお願いします!」

「はい、よろしくお願いします」

「ところで、シスターちゃんもボクの眷属にならないかな?」

「……私は子供達の世話もありますし、戦いではなんの役にも立たないですから……それにキャロルさんの許可をもらわないと……」

「まあ、考えていてよ。それより、今日は歓迎会として何処かに食べに行こうかい」

「いいんですか? 怒られますよ。それにキャロルさんが戻ってきてからの方が、お金も出してもらえますよ」

「……それもそうだね。ごめんね、ベル君。歓迎会は少し待ってくれるかな? ちゃんと美味しいご飯は食べられるようにするから」

「お、おかまいなく!」

「とりあえず、部屋にご案内しますね」

「お願いします」

 

 建物を案内してもらうと、本当に広い事がわかった。施設も豪華だし、中庭では子供達が遊んでいる。別の場所ではいろんな人が訓練していた。

 貰えた部屋も凄く広くて、ベッドも質のいいので凄く柔らかい。タンスや本棚まであり、まるでボクが住んでいた家が部屋になったようにすら感じる。

 

「ボクの部屋は隣だよ。シスターちゃんの部屋はその隣。子供達の部屋も奥にある」

「団長さんの部屋はどこなんですか?」

「あの子の部屋は地下だね。まあ、ボクと一緒に寝る時はボクの部屋になるけど」

「そうなんですね」

 

 一緒に寝てるなんて、仲が良いのかな? 

 

「子供達はいいけれど、風呂の順番やトイレの使用中かどうかは確認してくれよ。シスターちゃんやボクも一緒に住んでるからね」

 

 想像したら真っ赤になってしまう。

 

「わ、わかりました」

「部屋は悪ガキもいるから鍵をかけるように。物を取られる心配もある。まあ、ベル君は大丈夫だけど下着を取るような馬鹿もいるからね」

「き、気をつけます」

「じゃあ、上を脱いでそこに寝転がって。ファルナを刻むし、その次が武器を選ぶからね」

「は、はい!」

 

 上を脱いでベッドに寝転がり、ファルナを刻んでもらう。特に変わったようには感じなかった。でも、これでボクは冒険者になれたんだ。

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 次の日から武器を選び、そのままダンジョンに……と思ったけれど、アドバイザーのエイナさんに言われて勉強と訓練にあてる。

 数日過ごし、理解したのはボクが弱い事と、シスターさんの料理が美味しくて、優しい事。怪我の治療とかもしてくれる。神様は皆の食費を稼ぐのに忙しいみたいで、働きにでている。

 ボクもシスターさんのお手伝いをして、子供達と一緒に遊んでいく。遊びといっても戦闘訓練も兼ねた奴らしく、ボクが一人で他は全員で叩いたり蹴ったりしてくる。それを防ぐ訓練だ。

 それに慣れたら、豊穣の女主人でシルさんからお弁当をもらう。彼女とは訓練中に食事ができる場所として神様に連れていかれた。ここでなら、朝と夜だけは無料で食べさせてもらえるらしいとのことだ。何故かお昼はシルさんがお弁当をくれることになった。

 お弁当を貰ってからダンジョン探索の許可をもらって順調に狩りを進めていく。調子に乗って奥に進んでいくと、絶望が居た。

 

 

牛頭人身の怪物、ミノタウロス

 

 

 必死に逃げた。でも、袋小路に追い詰められてボクは死を覚悟した。でも、ミノタウロスが綺麗な金髪の女性に斬られて、ボクは血塗れになり、彼女を見詰めていると胸が熱くなって、お礼も言えずに逃げだした。

 

 

 

 ◇

 

 

 

 エイナさんから彼女がアイズ・ヴァレンシュタインだと教えられ、ボクは彼女に──いや、なんでもない。

 そして、ボクはシルさんにお弁当箱を返し、そこで食事をしているとロキ・ファミリアが入ってきて、狼の人に色々と言われてボクはここでも逃げ出してしまい、そのままダンジョンに向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベートは銀髪犬耳尻尾ロリアイズから戻れるかどうか

  • ツンデレ銀髪犬耳尻尾ロリアイズは正義
  • ベート君が可哀想なので正規の方法で戻す
  • キャロルちゃんの気まぐれで直す
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