お人好しなバカと人を信じることのできない少女【一時凍結状態】 作:如月 刹那
どうも!最近学校が忙しく、私の心の癒し、デート・ア・ライブの七罪の真の姿で、身悶えている、如月刹那です!
投稿遅れて、すいませんでした!学校とバイトが忙しく……。代わりに明久が焼き土下座を「なんで!?」……冗談ですよ。
「びっくりしたよ……」
まあ、前置きはこのへんにして、今回もゆっくりしていってください!!
side 雪
「ところでさ……」
馬鹿面の……じゃなくて、明久が話しかけてくる。一体、なんだろうか?とりあえず、話すことはなくなった筈なのに。
「お腹空いてない?」
……そういえば、あそこから逃げ出して来て、何も食べてなかったけ。でも、ここで食べ物に睡眠薬とか仕込む可能性も……。
「…………空いてない」
私は嘘をついた。本当はお腹が空いてるけど……。
————ぎゅるるるる
タイミングが悪過ぎでしょ。私のお腹。
「あはは……。今から作ってくるから、少し待ってて」
明久は部屋から出て行った。
「………………」
多分できるまで少し時間がかかるだろうし、ゆっくりしようかなとかんがえた。でも、相手のことも知っておいた方がいいし、部屋の中を調査(という名のガサ入れ)を始めた。
(この部屋ってあの人の部屋なのかな?)
容姿からして高校生のはずだが、見事に勉強に関連する物がない。変わりに男子には在り来たりなゲームやら漫画やらが沢山置かれていた。
そして、机の方に目を向けると、そこにはテストの様なものが置いてあった。
(これってテスト?……うわっ。どれも酷い点数)
そこに書いてあった点数は9点やら16点やら自分が見たこともない、ひどい有様だった。唯一、日本史だけが94点といい点数のものがあった。
(100点中、94点ってなかなかすごい……!……まあ、それ以外が酷すぎるけど)
しばらく、部屋の中をウロウロしていると、
「出来たよーーーー」
と声が聞こえてきた。私はあった物を元の場所に置き、ドアノブを捻り、部屋の外に出た。
(…………いい匂い)
私はその匂いに引かれるように明久の元へと向かった。
side 明久
さてと……。なんの料理を作ろうかな?ここは一番得意なパエリアかな。
僕の家に食料がある理由はついさっき、雪が寝てる間に買ってきたからだ。今月に買う予定だったゲームを諦め、それを食費に使ったのだ。
(…………なにがあったんだろうね)
道端に人が倒れていた。これだけで、なにかあったことはさすがの僕でも分かる。それに名前がないってことも奇妙だった。生まれてこのかた、名前がない人なんてあったことがない。
(とりあえず考えるのは後にして、早く作らないと。かなりお腹も減ってたようだし)
僕は作り慣れている、パエリアを手際良く作り、雪を呼んだ。
「出来たよーーーー」
呼んだら、すぐに雪の姿が現れた。匂いに誘われたのだろうか?
「こっちこっち。ほら、ここに座って」
雪を椅子に座らせ、パエリアを台所から持ってきた。
「…………これは?」
「パエリアだよ。僕の一番得意な料理なんだ」
雪はスプーンを持つとゆっくりと口に、一口運んだ。
「……!!」
美味しかったのか、どんどん口の中に詰め込んでいき、結構多めに作ったパエリアはあっという間にお皿から消え去った。
「お粗末様でした。どう?美味しかった?」
すると自分が夢中で食べていたのに気がついたのか、少し顔を赤らめ、俯いた後、僕の方をキッと睨んできた。
「…………別に」
「あはは……」
照れ隠しなんだなーと自分一人で納得し、お皿を片付けた。お皿をささっと洗い終わり、雪と対面するように椅子に腰掛けた。
「とりあえず、本題に入っていいかな?」
「…………本題?」
「そう。まあ、雪が何故、あそこで倒れていたかは置いといて、これからどうするの」
「それは…………」
「雪にも家はあるでしょ?連絡するなりしたら?家族もきっと心配を……」
「あるわけない!!!」
「!?」
びっくりした!!雪がいきなり椅子から立ち上がり、怒りを露わにして叫んだ。
「あんな人を道具としか思ってないような奴等が心配するはずがない!!心配したとしても、それは私への心配ではなく、自分の保身に対してだ!!私は絶対にあんなところへは戻らない!!」
……なんとなく雪が倒れていた理由がわかったかも。雪とその家族は仲が悪く、家出してきたってことかな。
「あなたもそうなんでしょ!!」
「えっ!?」
「あなたもどうせ私を道具として利用する気なんでしょ!?」
「そんなこと!!」
「信じない!!信じたってどうせ裏切られるだけ!!それなら最初から信じない!!」
「雪…………」
僕は雪がこれまで、どんな人生を送ってきたか、知らない。だけど、雪の言葉とその迫力には、それを物語っていた。
「……ここを出てく」
そう言うと、玄関に足を向けた。
「ちょっと!!」
家から出てこうとする雪の腕を掴み、止めようとする。
「離して!!」
「離さない。もし、このまま出てってもまた、倒れるだけだと思う」
「うるさい!!離せ!!」
「離さない!!」
「なんで私の邪魔をするの!?」
そんなの決まってる!!
「君に死んでほしくないから!!」
「………………えっ?」
僕は雪を抱きしめ、優しく頭を撫でた。
「僕たちはまだ出会って数時間だけど、君の話しを聞いてると、君はこのまま誰も頼らずに生きてくと思うんだ。でも、それだとまた同じことになっちゃうよ?」
「それでも…………」
「僕は馬鹿だからさ、難しいことはわかんないけど、それってすごく辛いことだと思うんだ。だからさ…………僕を少しは頼って。情けないやつかもしれないけど、いないよりはましだと思うよ?……一応、名付け親だし」
「あ……う……」
僕はもう一度、強く抱きしめた。
「大丈夫だから」
「うぅ……ひっく……あき……ひさ……」
僕はその後もずっと頭を撫で続けた。
side 雪
あの後、私は泣き続け、明久に頭をずっと撫でてもらった。明久の話ではどうやらその後、そのまま寝てしまったらしい。私が次に目を覚ましたのは、また明久のベッドの上だった。
「あ、起きた?」
目の前には明久の姿があった。ずっと様子を見ててくれたらしい。
「…………うん」
「そう。よかった」
明久はにっこりと微笑み、そう言ってきた。
「……私、あなたのこと信用したわけじゃないから」
私は明久のこと、信じたわけじゃない。今でも疑っているし、内心怯えていないこともない。
「そう……「でも」…?」
「ありがとう」
多分、今までで一番感情がこもっているんではないだろうか?もしかしたら、笑顔にもなっているかもしれない。……そうだったら、恥ずかしい。
「う、うん ///」
明久は顔を赤らめている。……なぜだろうか?
「……もう少し、ここに居ていい?」
「!!もちろんだよ!!」
「よろしく」
ここから私の新たな生活が始まる。一体、どんなことが待ってるのか。私は少しだけ……ほんの少しだけドキドキした。
こんな駄作を読んでくれてありがとうございました!!
どうでしたか?なんか明久が地味にバカじゃなくなっている気がする……。だ、大丈夫ですよね?キャラ崩壊のタグも付けてるし、大丈夫ですよね?(震え声
では、次回もゆっくり待って、見てくれるとうれしいです。
次回もゆっくりしていってね!!
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