鬼愛の剣刃   作:Seli

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※これは鬼滅の刃のオリ主チート?&ハーレムものです。 
ご都合主義の展開もあり、原作&キャラ崩壊している部分もあります。
苦手な方はブラウザバックをお願いします。



拾弐話

<しのぶSide>

 

 私は最終選別の試験に向かいながら、姉さんと甘露寺さんと作戦会議を行っていた。

 

「ちょっとあの子、兄さんにくっつきすぎじゃないかしら」

 

「そうねー。私もおぶられるとかしたことないのに」

 

「良いなー真菰ちゃん。うらやましいよぉ。しのぶちゃん、なんかいつもより怖くない? カナエちゃん」

 

「そうねー。大好きな春樹さんが取られるって心配で動揺しているんじゃないのかしら?」

 

「い、いったい何をいっているのかしら、姉さんは。わ、私が兄さんを取られるくらいで動揺する訳ないじゃない!」

 

 姉さんの言葉が的を得ていて、少し動揺しかけたがバレないように表に出さないようにしたから大丈夫なはずよ! ええ、顔が熱いけれどきっと大丈夫よ。それよりあの真菰という子よ! 兄さんのべったりしすぎじゃないかしら?

私たちだってあんなにべったりしたことないのに・・・・。兄さんも兄さんよ! ここは外なのよ? 少しは自重しなさいよ! それにあの子の育手の鱗滝さんも注意しなさいよ! 微笑ましそうに笑顔で見送るのはダメじゃないかしら?

弟子が恥をかかないようにするべきだと思うのよ。

 でも大元の原因は、兄さんがだらしないことに原因があると思うの。あんなに好意を寄せられていてから気づかないものなの? 珠世さん、姉さん、甘露寺さんは間違いなく兄さんに恋しているはずよ。私? 私も当然その中の一人よ。

 ただ、兄さんのまえだと素直になれずついつい怒ってしまうから間違いなく嫌われているはずよ・・・。そんなの当然よね。姉さんや甘露寺さんの方が女の子らしくて可愛いもんね。ええ、そうよ。こんなガサツな女って恋人とか奥さんにするのもごめんって言われて逃げられるわよね。こんな私は独り身で生涯を終えるのが全うよね・・・。ぐすっ。

 

「しのぶちゃんがなんか怖いよ、カナエちゃん~」

 

「あらあら。こんなしのぶも可愛いわね」

 

「おい、お前等何してるんだ? しのぶが一人でぶつぶつ言っていて怖いんだけど」

 

「しのぶちゃんって変わってて面白いから、お兄ちゃんと同じだねー」

 

「俺が変人ってことですかね、真菰さん!?」

 

「むっ。春樹さんが真菰ちゃんと仲良くしているからしのぶちゃんがああなってしまったんじゃないのかな?」

 

「そうねー。真菰ちゃんと春樹さんと仲いいからしのぶがヤキモチやいてああなったのよ。二人はどういう関係なの?」

 

 

「「兄妹だな(よ)」」

 

「「へ?」」

 

「だから兄妹みたいなものだな」

 

「恋人とかじゃないの?」

 

「お兄ちゃんとして仲が良いだけだよねー」

 

「妹みたいなもので、昔からこういうことしていたからな。それに真菰は恋とかそういうのうといし興味ないからなー」

 

「そうだねー。そういうのはよく分かんないからねー。好きな人が出来るとしても、お兄ちゃんを異性として好きになることはないかなー」

 

「そうだよね! そんなことがあったら俺もびっくりだわ! だいたいこんな鬼を好きになるもの好きなんかいないだろ」

 

「お兄ちゃん、今言っちゃだめだよ・・・。苦労するね、三人とも。あっ、珠世さん入れたら四人か」

 

「すんごい冷たい目で見るの辞めてもらいますか・・・・ね? うん、俺がやらかしたみたいですね。とりあえず試験会場に着いたので、蜜璃さん、カナエさん殺気を放つのはやめてもらえませんかね?

しのぶの奴はまだぶつぶつ言っているな。おーい、しのぶ! 試験会場に着いたぞー。おーい」

 

「ああいう無自覚な所が春樹さんの悪いところよね。しのぶがうらやましいわ」

 

「しのぶちゃんいいなぁー」

 

 ん? 何か周りが騒がしいわね。いったい何を騒いでいるのかしら? え、どうして兄さんの顔が近くにあるの・・・・・・って兄さん!?

 私は一瞬で顔に熱が溜まり、現状を把握できてなかった。どうして兄さんが顔を近づけているの? まさか、みんなの前で告白するつもりなの?! そんな、いやよ! 告白は夜に二人きりの時が良いわ!

 そこで甘く囁きながら「俺の妻になって一緒に生きていこう」って言われて、「はい♪末永くよろしくお願いします、あなた!」って言うのが夢なのよ! それで結婚して春樹さんと幸せな家庭を築いて子供をたくさん産んで、大家族を作っていくのよ・・・・・・って何を考えているの私はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

 

「おい、ホントに大丈夫かしのぶ? 熱でもあるんじゃないのか? ちょっとおでこかしてみろ。うーん、熱はないみたいだな。体調悪いのか? どうして俺の足を蹴るんですかね?! お二人とも! 真菰の奴なんかいつの間にかいなくなってやがるし!」

 

「しのぶに変な事をしていたので蹴りました」

 

「しのぶちゃんにそんなことしちゃダメなんだよ!」

 

 もう煩いわね。結婚して二十年後までの生活を考えていたっていうのに・・・・兄さんの顔が近い!?

 

「きゃあぁぁぁ! な、何してるのよ貴方はぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

「なんでぇぇぇぇぇ!?」

 

「しのぶ!?」

 

「しのぶちゃん!?」

 

 

 私は兄さんをとっさに投げ飛ばし、全速力で駆け出した。顔の熱さは最終選別の説明を受けるまでおさまることはなかった・・・

 

 

<しのぶSide out>

 

 

 

 

 

 

<カナエSide>

 

最終選別の説明を受け試験が始まってすぐにしのぶと蜜璃ちゃんに話しかけた。

 

「蜜璃ちゃん、しのぶ。絶対に生きてまた会いましょう」

 

「ええ、姉さんも甘露寺さんも気をつけて」

 

「うん、カナエちゃん、しのぶちゃんも絶対に死なないでね!」

 

 私は二人と別れ試験を開始し、ずいぶんな時がたち辺りは夜になっていた。

 私たちは今鬼殺隊に入る為に最終選別試験を受けている。この最終選別試験とは、鬼の嫌いな藤の花に囲まれている藤襲山の中で七日七晩生き残らなければならない。しかも藤襲山には十数匹の鬼が囚われている為、鬼と戦いながら生き残らねばならない。

修練もきつかったが、試験ですら死ぬ確率が高い厳しい試験だ。鬼殺隊とはそれほどまでに過酷な所なの。私は鬼殺隊に入り春樹さんやたくさんの人や鬼を救いたいという思いがある。

 それに春樹さんに救ってもらった命を無駄にはしないわ! 警戒しながら移動していると、鬼が現れた。

 

「っ!」

 

「へへへ。久しぶりの人間でしかも女だ! たまんねぇぜ!」

 

 男型の鬼は私に向かって襲ってきた。大丈夫よ、カナエ。修業でたくさん習ったでしょう。私ならできるはず!

 

「すぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ。 全集中 花の呼吸 肆の型 紅羽衣。来世は貴方が幸せな生活を貴方が歩んでいけますかように」

 

 私は憐れみながら技を使い鬼の頸をはねた。紅羽衣は、下から上にかけて捻れる特殊な軌道をした斬撃で、刃の軌跡が羽衣のように見える技だ。

 

「ぎゃあぁぁぁぁぁ!」

 

 首を撥ねた鬼は、悲鳴を上げながら消滅した。

 

「よしっ。私の技でも通用するわね! 頑張って生き延びないと。しのぶ達は大丈夫かしら・・・」

 

 私はしのぶ達を心配しながらも、試験に臨み次々と鬼を倒していくのだった。

 

 

<カナエSide out>




今回から始めてみます。好評のようなら続けます.


春樹「うーん。どうしてしのぶに投げられたんだろう?」

縁吉「ちゅ、ちゅん! ご主人が鈍感だからだよ」

春樹「鈍感? しのぶに熱があるか測っていただけだぞ?」

縁吉「ちゅー、ちゅん。だからダメなんだよ、ご主人は」

珠世「春樹さん、女性は驚いてしまい私にした時にああいうことはやらないように注意しましたよね? またですか?」

春樹「珠世さん!? いえ、あれは忘れたわけではなくてですね。ってかどうしてここに!?」

珠世「女性の扱いについてあちらでじっくりとお話しましょうね。さぁ、行きますよ」

春樹「た、珠世さん!? ちょっと待って! 腕引っ張らないで! 正座して長時間の説教はいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

縁吉「ちゅん(ダメだ、こりゃ)。気を取りなおしてここで大正コソコソ噂話! 珠世さんは説教と言いながらもご主人と二人きりになれて内心嬉しくてたまらないそうで、柔らかいニコニコ笑顔になっているぞ。ただご主人には怒ると笑顔になると思われて怖がられており、それを愈史郎から聞いた時は一週間ほど寝込んだそうだよ」

珠世「縁吉さん? 春樹さんへの説教が終わったのでごはんにしますよー」

縁吉「ちゅん!? 分かりました、珠世さん。次回、第拾参話 カナエたちの最終選別試験の行方はどうなるのか!? 春樹が試験会場に付いてきた理由は何なのか?」

 つづく。 
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