鬼愛の剣刃   作:Seli

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※これは鬼滅の刃のオリ主チート?&ハーレムものです。
ご都合主義の展開もあり、原作崩壊している部分もあります。
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陸話

 

<春樹Side>

 

 こんな所で鬼狩りと争う場合ではないんだが、この子達を守るためには仕方ないか。縁壱から貰った刀は宿に置いてきてしまったので呼吸は使えない。

血鬼術の護り刀でも呼吸を使えるがパワーが格段に上がる為、この人間を殺してしまう。さて、どうするか・・・・

俺が立ち去りこの鬼狩りに子供たちを預けるのが得策か。

 

「おい、鬼狩り。子供達をお前に渡す。なのでここでの戦闘は辞めにしないか? ここで争ってもお互いに良いことは無いだろう」

 

「南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏。鬼である貴様の言葉をみすみす信じるとでも?」

 

「信じてほしいんだけどな。俺の大事な者達を傷つけようとしない限り人間には手を出すつもりもない」

 

「根拠はあるのか? 鬼や子供はすぐ嘘をつく・・・」

 

「根拠か、そうだな。君たち、もう大丈夫だ。このお兄さんについて行き守ってもらうんだ。そこのお兄さんに頼めば親戚の所に連れていってくれる

はずだし、俺の側にいるより安全だ」

 

 少女達に話しかけ、鬼狩りの所に向かうように言い背を優しく押してあげた。俺の行動に鬼狩りは驚いていた。

 まあ、驚くだろうな。明らかにおかしい行動をしているからな。何にしても理不尽に奪われたこの姉妹が幸せになるよう手助けするのが一番だ。

 ん、なぜ少女達は俺から離れようとしないんだ?

 

「どうした二人とも?」

 

 訪ねてみると姉のほうが

 

「ぐすっ、嫌です。お兄さんがいないと私としのぶは鬼に殺されていました。私と妹の命を助けてくれた恩人です。貴方を殺そうとしたあの人に付いて行くのは嫌です」

 

 おいおい、まじかよ。まだ幼く目の前で両親を殺されて辛いだろうにここまでのことを言えるのか?

 この子は思ったより強いんだな。妹の方はまだ立ち直れてないってのに、流石はお姉ちゃんだ!

 よし、鬼狩りは俺の行動を観察しいつでも動けるような状態だな。少し姉妹と話をしよう。

 姉の頭を撫でながら

 

「君は強い子だな。良かったら君達の名前を教えてくれないか? 俺の名前は天羽春樹だ」

 

「春樹さん・・・・・私の名前は胡蝶カナエです。ほらしのぶも挨拶して」

 

「ぐすっ。妹のしのぶよ」

 

 姉はのんびりほわほわタイプで、妹はやんちゃできかんぼうって感じだな。

 

「カナエにしのぶか。二人とも良い名をご両親に付けられたんだな。カナエ、しのぶ。そこのお兄さんが先ほど言ったように、俺は君たちの両親を殺した鬼と呼ばれる存在だ。

人間であるお兄さんに付いていくべきだと思うんだが?」

 

「貴方が鬼だとしても私達を助けてくださいました! その事実は間違いありません!」

 

「そうよ! 私と姉さんを助けてくれたのには変わりないわ!」

 

「そうか。もしカナエとしのぶを後で襲って食べる為に騙していたとしたらどうするんだ? 鬼はそういう卑劣な手を平気で使うぞ・・・・」

 

「「貴方はそんなことしない人です(よ)!」」

 

「もし春樹さんが私達姉妹を連れて行ってくれないというなら私としのぶが勝手について行きます! ねえ、しのぶ?」

 

「もちろんよ、姉さん。どこまでもついていってやるわ!」

 

 はははははははははは! どこまでもついていってやるだってよ。

 ったく、どうしてここまで俺のことを信じれるのかね・・・。こういう頑固な物言いをするところは錆兎達にそっくりだ。

 珠世さんに怒られるかもしれないが仕方ない。

 

「カナエ、しのぶ。君達の気持ちには負けた。さて、鬼狩りよ。提案があるのだが・・・・」

 

 胡蝶姉妹の気持ちに押し負け、この姉妹を引き取る為に鬼狩りと交渉するのだった。

 

 

 

 

<カナエSide>

 

 あの恐ろしい夜から数日がたった。私としのぶは現在、春樹さんと一緒に歩いていた。彼は鬼から私たちを守ってくれた命の恩人だ。彼は「両親を守れずすまなかった。俺をいくら恨んでも構わない」と言い後悔

して悲しそうな顔をしていた謝った後、悲鳴嶼さんと交渉し、私達を引き取って面倒を見てくれるようになった。私としのぶの命を助けてくれただけではなく、わがままも聞いてもらい両親の葬儀の準備もしてくれて

埋葬もしてくれた。彼には感謝してもしきれないし、なんと優しい人なのだろう。鬼だと言っていたがとても信じれない。

 しのぶも彼にはとても感謝しており懐いており、楽しそうに話をしている。ちょっとモヤモヤした感じがしたが楽しそうなので良しとしよう。いったい何の話をしているのだろうか?

 妹に変なことを言ってないか調べるだけよ。もし、変な事を言っていたら注意しなきゃ! ええ、それだけよ。

 

「ねえ、どこに向かってるの? 行先聞いてないんだけど」

 

「俺の知り合いの屋敷だ。そちらに当分帰っていないから帰ろうかと思ってな。カナエとしのぶのことも紹介しないといけないしな。珠世さんに向けて縁吉に文を送ってもらっているが・・・・

はたして大丈夫なのだろうか?」

 

「ふーん。珠世さんて誰? それと、えんよし? って人も」

 

「ああ、珠世さんは俺がめちゃくちゃ世話になった人で、優しくて綺麗な女性だからしのぶ達も気にいると思うぞ? 縁吉は・・・って痛いな! どうして蹴ったんだ?」

 

「別に・・・・」

 

「あらあらまあまあ。しのぶったら可愛いわね。珠世さんって人にヤキモチやいているんですよ。私もしのぶと同じでヤキモチやいてしまいました。珠世さんという方は、

春樹さんの奥さんか恋人ですか?」

 

「ね、姉さん! 何を言っているの!?」

 

 しのぶは顔を真っ赤にして可愛いわね。春樹さんに奥さんか恋人がいるのか気になってチラチラと見ている。かくいう私も気になっていたので直接聞いてみた。もし彼に恋人が奥さんがいたら間違いなく私たちは

邪魔になってしまうだろうから・・・・・。彼の言葉を待っていたら頭を撫でる感触がした。

 

「珠世さんは、そんなんじゃねえよ。俺に恋人や奥さんはいない。鬼に襲われ、人間に襲われてって生活ばかりで日中はあまり外に出られなかったし

そういうの考える余裕が今までなかったからな。それに俺が相手だったら珠世さんに失礼だろう」

 

「貴方はいつから鬼だったのですか?」

 

「500年ぐらい前からかな。その時から旅にでながらこういう生活を送っている。ってどうしたんだしのぶ?」

 

 彼がそういった瞬間、しのぶは春樹さんに抱きついていた

 

「貴方はそんな生活で辛くなかったの? 貴方が優しいってのは分かるわ。どうしてそんなに辛い目にあわないといけないのよ! こんなの間違えているわ・・・」

 

 私も春樹さんに泣きながら抱きついていた。

 

「そうです。そんなの余りに辛すぎます。鬼や人間からも襲われて、500年近くもそんな生活を続けているなんて・・・」

 

「・・・ありがとな、‭二人とも。辛いこと以上に幸せなことがたくさんあったんだぜ。こんな俺でも仲良くなってくれる人達がいたし、カナエやしのぶにも出あえた。だいぶ昔に会った親友や珠世さん達のおかげで

こんな俺でも守れる命があると分かったしな。だから。お前たちが悲しい顔をする必要は無いんだ。ほら、笑わないとせっかくの可愛い顔が台無しだぞ?」

 

「ぐすっ、うるさいわよ! 私と姉さんがいる限り退屈はさせないしアンタを幸せにしてあげる! 分かった!?」

 

「うふふ。なんだか婚姻の約束みたいね。春樹さんが義弟になるのかしら?」

 

「姉さん! ちゃかさないで!」

 

「あらあら。早く行きましょう。春樹さん」

 

「こらっ! 姉さん! 待ちなさい!」

 

 私は春樹さんの手を引っ張り駆け出した。しのぶが怒りながら私達を追ってくる。

 

「ったく、元気な姉妹だ」

 

 春樹さんは私たちを見ながら笑っている。

 うん、彼には笑顔が一番ね。

 彼に笑顔を返し、彼の側で生き続け笑顔にさせようと誓い、後ろの可愛い妹から笑いながら逃げるのだった。

 

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