ご都合主義の展開もあり、原作崩壊している部分もあります。
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<しのぶSide>
私が、姉さん達を走って追いかけ続けるとあっという間に目的地に着いた。
私と姉さんは疲れ呼吸を整えていた。彼は全然疲れておらず、息も乱れてなかったので訪ねてみた。
「はぁ、はぁ、はぁ。どうして貴方は全然疲れてないのよ」
「はぁ、はぁ、はぁ。そうね。私も疲れちゃったわ。春樹さんはどうして元気なの?」
「伊達に体鍛えてないからな。鬼とやり合うには体力や力が必要だったし、昔その友達にやたらしごかれたんだよ。アイツマジで容赦なかったからな・・・
だいたい鬼に鬼を狩る為の技を習わせるとか正気じゃないだろう」
春樹さんはと遠い目をしてぶつぶつ言っていた。いったいどんな鍛え方をしたのだろうか?
やっぱり彼は強いみたいね。彼になら頼めるわ。おそらく姉さんだと言えないだろうから。
「そ、そうなの。ねえ、お願いがあるんだけどいいかしら?」
「しのぶ、急にどうしたの?」
「頼みごとってどうした?」
「鬼狩りの方法を教えて欲しいの。私と姉さんに。鬼の頸を斬る方法を教えて。貴方は鬼のことについて誰よりも知っているはずだわ。だから教えて」
私がそう言った瞬間、春樹さんから凄い威圧感が私に向けて放たれた。全身から汗が出てきて、あの優しい人と同一人物だとは考えられない。
彼が初めて怖いと思い、涙も出てきた。姉さんも同様で驚き震えている。
「俺はお前達を鬼狩りにする為に助けた訳ではない。俺が引き取ったのは、お前たちが幸せな人生を歩むようにする為だ。お前たちは好きな男の人を見つけ普通の娘として幸せに生きるべきだ。両親もそれを望んでいるはずだし、危ない道を進ませたら顔向けできない。
それに鬼という存在は悲しい生き物だ。お前たちのように、両親や恋人、愛する人を殺され鬼になってしまったものがほとんどだ。確かに人を殺しているから鬼が悪い部分もある。だが、身近な者が殺されたからと鬼が全部悪いと決めつけて復讐心に囚われて殺すのだけはダメだ。復讐の連鎖が続いていくだけだ。鬼とはいえ元人間だ。鬼狩りをするということは人殺しをしていると理解した上で、鬼狩りになるというのか、しのぶ?」
「わ、わたしは・・・・」
彼は全て背負った上で鬼狩りをしてきたんだ。いや、鬼ですら助けようとしてきたのだろう。それでもダメな事ばかりで、心が折れてもおかしくないはずなのに。
何も知らないあかの他人の私達の幸せを願ってくれてるからこそ、厳しく言ってくれているのがよく分かる。これで私の気持ちは間違ってないって分かったわ。私は勇気を振り絞り言った。
「確かに父さん、母さんが目の前で殺されて復讐をする為に鬼を倒す方法を学びたいと思っていた気持ちが少しはあったわ。でも一番大きかった理由は、貴方と一緒に戦いたいからよ!
私が力をつけて鬼を倒せるようになれば、その分貴方が鬼を倒す回数が減って、悲しい思いをする機会が減るじゃない! 自分だけ背負ってるんじゃないわよ! 私や姉さんにもアンタの背負っているものを背負わせなさいよ! それが家族ってものでしょ!?」
私は泣きながら思いきり気持ちをぶちまけた。すると、姉さんも私に続いて
「春樹さん、私もしのぶと同じ気持ちです。私も強くなって貴方を支えられるようになりたい。私達を引き取ってくださったので春樹さんはもう家族です。家族は辛いことがあったらお互いに助け合います。
だから、貴方を助けることができるようにする為に、人間や鬼を救うことができるようになる為に鬼狩りの方法を教えてください。お願いします」
姉さんはそういい頭を下げた。私も慌てて頭を下げた。少しして威圧感が無くなった。
「はあ、分かった。いじわるして悪かった。ただ問題点がある。カナエ、お前は優しすぎるし、しのぶは筋力が足りず鬼の頸を斬るのが難しいだろう。鬼狩りになったとしてお前たちの死ぬ確率は普通に人より高くなる」
「「そんな!?」」
私と姉さんは驚き固まってしまった。
「最後まで聞け。俺の修業についてくれば死なない術を叩きこんでやるが厳しいぞ。 覚悟はあるか?」
「はい!」
「もちろんよ!」
私と姉さんは元気よく返事をした。すると、小さな鳥が春樹さんの頭の傘の中から姿を現した。
「ちゅ、ちゅ、ちゅ、ちゅん」
上面が緑色で、目の周りが白い鳥が彼の肩に止まった。
「いい返事だ。っと、ようやく姿を現したのか、
「ちゅ、ちゅん。ご主人が取り込み中だったからね。邪魔しちゃ悪いかなと思って。ってか、またなのご主人? 毎回、子供達を拾ってきすぎだよ。珠世さんがまたですかって頭抱えてたよ?」
「マジかよ。説得できるかな? 珠世さん、怒ると怖いんだよなー。助けてくれよ、
「ご主人の自業自得だと思うよ? 二人が僕らの会話に驚いて固まってるよ?」
驚きすぎて開いた口が塞がらなかったわ。え、鳥が喋ってるの? 声も姿もすごく可愛いんだけど喋るの!?
姉さんの方を見てみると目をキラキラさせながら、
「かわいい~! 春樹さん、その子はなんなの?」
「ああ、紹介しないとな。じゃーん、手乗りメジロだ! ちなみに元気な男の子だぞ」
「ちゅ、ちゅ、ちゅん! 初めまして。僕はメジロの
春樹さんがえんきちと呼ばれるメジロを手に乗せて芸をしながら、メジロが自己紹介した。
姉さんが瞬時に近づきメジロを抱きしめてした。
「かわいい~! よろしくね、縁吉くん! 私は胡蝶カナエよ。ホント可愛いわ!」
「く、苦しいよ~、カナエ」
姉さんを止めないと! この子が嫌がってるわ! 私が決して抱きたいとかじゃないんだからね!
私は姉さんから、縁吉を奪取した。
「姉さん!
「ああ~! しのぶがとった! 返してよ」
「ありがとう、しのぶ。助かったよ」
「駄目よ。この子が嫌がっているじゃない。私は姉さんの妹の胡蝶しのぶよ、よろしく」
可愛すぎるわ、この子! けど、春樹さんのだから返さないと。今はね。ここで春樹さんと生活していくのだからいつでも縁吉と触れ合う機会はあるはずよ!
春樹さんに
「久しぶりに顔を見せましたね、春樹さん? それにいつまで玄関で話しているのでしょうか?」
声を聴いた瞬間、彼は顔色を真っ青にして汗をだらだらと流しはじめた。瞬きした次の瞬間彼は
「すみませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
土下座して謝っていた。彼が低い姿勢になった為、女性の姿が見えた。誰もが見惚れるほど綺麗な人だった。
その人を見た瞬間、春樹さんのことが一気にムカついてきたので、彼の背中を蹴った。
「って痛いよ!? しのぶはどうして俺のことを蹴るんだ!? それにどうして怒ってるんだ?」
「むっ。別に。ただムカついたから蹴っただけよ」
「もう反抗期なの!?」
「あらあら。春樹さん、この綺麗な方をちゃんと紹介してくださいね?」
姉さんもどうやら同じ気持ちみたいね。彼のことを笑顔でつねってるわ。
「カナエさん? つねらないでいただけると助かるのですが、ひえっ! 笑顔がこわいですよ?」
「ふふふ。そんなことありませんよー」
綺麗な女性も、ものすごい威圧感を彼に向けながら
「はぁ。またですか、春樹さん。詳しい話は中でしましょう。お二人も長旅で疲れたでしょう。さあ、中にどうぞ」
「は、はい・・・・・」
彼はうなだれながら中に入った。
「ご主人って女性関係になるとホントダメだよね・・・。これからどうなることやら。行くよ、カナエ、しのぶ」
「は~い」
「え、ええ」
私達は急いで後を追うのだった。
今回は主人公の相棒(ペット)を出しました(*'ω'*)
メジロはかわいいと思います。
名前の由来は分かる人は分かるかなと思います!
はたして彼らはこれからどうなっていくのだろうか。