魔導変移リリカルプラネット【更新停止】   作:共沈

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おまたせしてしまったので今回は2話同時更新の1/2。

最近「残酷な描写」タグが「残念な描写」に見えて仕方ない。俺は幻術を受けてしまっている!!

h24.4.28 メガフロート説明部分修正


Dawn of magic_1

 季節は夏、場所は国際競技場。8月半ばの最も暑くスポーツの激しくなる時期。その頂点を目指す若者たちの園に今年、ある爆弾がぶちこまれた。

 

 マギテクススポーツ

 

 いわゆる魔力、魔法を用いた新機軸のスポーツである。デバイスさえあれば形態を特定の形に依存しないこのスポーツは、現運動部にとって眉唾だった。新しいものへの興味と、用意されるデバイスさえあれば己の鍛えた肉体をそのままシフトできるのである。おかげで高校で魔導部なんてものが早々に立ち上がった場所では他部からの流入が凄まじかったという。その勢いはアメリカの開拓移民か!?とも思ってしまうほどだ。

 すわ、ここでリンカーコアが無ければ出来ないのでは?と思う方もいるだろう。しかし魔導はこれからの技術発展において礎を担う役割を持つため、誰でも扱えるよう補助が成されている。

 

 具体的にはランク制度を用いた能力の均一化、つまるところ規格分けである。

 

 おおまかにCからB、A、Sと順序を上げていき、ソレに従ってルールの開放が行われる。マギテクスは他のスポーツと違い精密機械であるデバイスを扱うことになるため、このランク分けはいわゆるフォーミュラに近いものを採用している。要約すれば魔力炉出力やリンカーコアリミットの設定、デバイスの調整などがそれにあたる。

 

 順に説明していこう。基準となるルールとしていくつかの魔法が使用を禁止される。細かい部分は色々あるが、主にバインド、転移(ただし召喚は規定を満たしたものは許可)、加えて魔力を伴わない攻撃や刃物などの危険物を用いた攻撃は禁止となる。勝敗の判定はライフポイントを設定し、与えたダメージ判定を処理することで減少し全滅、もしくは時間切れによる残量判定によって決める。

 Cランクは上記に加え個別リンカーコアの使用不可。レギュレーションに従いデバイスはMGデバイス(小型魔力炉[MGドライヴ]より魔力を貯蔵できるバッテリーのみ)を用いること。また空戦も不可であり、Cランクは導入部分の役割を持っている。使用出来るMGデバイスは国際規格に準じた3種類。直射型と簡易誘導型のシューターが撃てるアサルトライフル型MGW-001CR。バスターが放てるキャノン型MGW-002OR。魔力刃を形成し、フィジカルブーストを与えられるソード型MGW-001IR。各ポジションによって役割を振るようになっており、機動力でいえばソード>ライフル>キャノン、射程はその逆。

 

 初心者、もしくはリンカーコアの無い人間向けであるCランクに用意されたルールはチームマッチ(TM)による4v4が主となる。一個小隊同士での戦いを想定しているルール設定はアメリカの意向が大きく反映されており、自然と軍人としての基礎をこの年代から仕込めるのではという目論見から来ている。また余談ではあるがこの大会以降サバゲーに対する印象も比較的緩和されている。魔力ペイント弾を発射できるモデルガンが出てからはそちらも人気種目となったそうだ。

 

 Bランクでは個人戦(複数人数による)であるフリーフォーオール(FFA)に陸戦と空戦の2タイプのTM。デバイスは市販品のモノで基準値以内のカスタマイズは容認される。また直接MGドライヴをバリアジャケットにセットすることが可能。MGドライヴ自体の魔力量は実質無制限であるが、小型ゆえの出力制限があるため実質リンカーコア所持者と比べると不利であるのは否めない。ただしリンカーコア所持者も主に試合会場の安全性の面で一定ランク以上の出力を持った魔法の使用は禁じられる。Cはフリーフィールドであるのに対してBはVRPES(仮想現実物理演習システム)を用いた擬似ブロックを大量に出現させる。これは実際に感触があり破壊も可能な魔力で作られた物質で、1試合毎に数パターンのランダム配置から選択される。フィールド次第で戦略をどのように構築するかが鍵だろう。Bランクは扱いとしてはミドルシップやアマチュアといったところだろうか。年齢幅を大きくとっているのは魔法の才能が年齢差に寄るものではないという、決定的な証拠を叩きつけてしまった少女がいるためである(それでも制御能力の欠如の可能性という点から、自由参加可能であるアマチュアランクでは小学生が出る事は出来ないのだが)。

 

 Aランクからの扱いはプロとなり、チーム、または個人に対してスポンサーが付くようになる。デバイスではインテリジェントデバイスなどの非常に高価な品も登場しだすのはここからだろう。加えて年齢制限も完全に解除される。試合会場は魔法の上限がさらに解除されるため、現在アメリカ企業「ナンバーズ」が建造中のメガフロートを使用する。こちらには魔法開発区画も併設するらしく、地球における魔法の一大拠点となるようだ。また次元世界との貿易は一旦こちらのハブを経由することになる。ちなみに先日ジョニー・スリカエッティが「ナンバーズ」所属であることが明らかになり、公に顔を見せる機会も増えてきたという。手を広げた大仰な笑いは健在であり、そのキャラの濃さを世間に知らしめているようだ。何故今となって?という思いは各々あるだろうが、それは主に地球人にはわからない理由である。

 

 Sランクはもはや機械も人間も問題児扱いになる。フィールドは広域結界を用いた海上で行われ、魔法制限は禁止事項を用いたモノ以外は出力も完全解除。ライフ制などもなく、戦闘不能になったら終了というもはやボクシングがごとき闘争の世界だ。安全性さえ確保できるなら「お前それ最早デバイスじゃないだろ」と呼べるような兵器的なものすら用いることも出来る。撮影は複数のサーチャーを用いた多点撮影で競技場やお茶の間に放送される。競技場のものは特別に立体投影される選手たちの姿が見ることができるそうだ。

 

 

 さて、話は戻りこの国際競技場では初となるマギテクススポーツのエキシビジョンマッチが開催された。 ドン、ドンと高らかな空砲の音が真夏の空の下、つめ寄せる大勢の客をスタジアムが飲み込んでいく。果たして日本国内で、これほど競技場に人が集まることが最近はあっただろうかという盛況ぶりだ。その場には国籍など全く関係が無いほど多種多様な人であふれている。

 

 今回このエキシビジョンマッチでは試合会場となるメガフロートが未完成であるAランクを除き、C、B、そしてSランクの試合が行われる。エキシビジョンであるため選手の殆どは海鳴大学、東京大学の生徒がメインとなっているが、来年度からは時期に参加者が増えることになるだろう。試合は2日に分けて行われ、既に一日目であるC、Bランクは終了している。どちらも初々しさがあったものの、非常に白熱した戦いだったようだ。中でも優勝チームには魔力ブレードのみで魔力弾をバッサバッサと切り開きながら突っ込んでいく青年がいたらしい。魔法による強化アシストがあろうと無かろうとそもそも人外の動きだった、と評価されているとか。観客の外人はアイエエエエ!?ニンジャ!?ニンジャナンデ!?とノリノリである。

 

 そんなこんなで二日目を迎えた大会は、誰もが期待するとある2名によるSランク戦である。その注目度は並ではなく、両者の特殊性所以からきたものが多分を占めている。まずは日本人が熱狂する我らが魔法少女、高町なのは。魔法が公式に開示される前から扱っている、現在の地球で最も魔法に優れたうちの一人。その実力は自衛隊も認める折り紙つきである。

 

 そして、対する相手はなんと、――フェイト・テスタロッサ!隔たれた次元世界の彼方から、地球へ技術供与のためにやってきた公式では地球初の移民団体の一員である。まさか空想上の宇宙人が、実際はここまで普通の人間でそれが美少女であるなどと誰が思っただろうか。当たり前のように大勢が諸手を上げて歓迎していたのは記憶に新しい。次元世界人は地球とくらべ魔法技術に非常に先進的であるという情報から、ならばぜひその戦い方を見せてもらおうじゃないか!というくだりによって今回のカードが決定した次第である。今回の試合は特にインパクト等も求められる点もあり、加えて同年齢ならちょうどいいという思惑もあったということで。

 

 

『それでは本日会場より実況を担当しますは私、松本修造がお送りしまっす!世界初となるだけあって誠に光栄です!そしてゲストはなんと!次元世界からいらっしゃられたプレシア・テスタロッサさんにお越しいただいております!そして彼女は試合に参加するフェイトちゃんの母上であるということで!本日の意気込みなどは!』

『うちのフェイトが勝つわ』

『はい!気合も十分ですね!……ところで不躾な質問なんですが、お聞きした情報によると今年で40歳になられるとか……本当ですか?』

『あら、一体何歳に見えるかしら?』

『20代にしか見えないですね……次元世界の方々はみんなあなたのようにキレイなのですか?』

『ふふ、ありがとう。とはいえ次元世界広しだから千差万別というものよ?ただリンカーコア所持者の容姿が整いやすいというのは科学的根拠から基づいても言われていることではあるわね』

『そ、そうなのですか?(嫁さん探しは次元世界にいこうかなぁ……)』

 

 等と試合が始まるまでの両者の雑談が続く。特にプレシア女史は持ち前の美人さに加え博学であり、移民団体の指揮をとっている。居住地はたっての希望から日本を選び、翠屋近隣のマンションに娘ともども転居してきた。また現在は自身が所持する時の庭園の施設を一部貸し出しており、一時的な国際交流研究所の役割を果たしている。ちなみにここで見た傀儡兵が日本人に大きなインスピレーションを与え、またしても日本人のトンデモ発明品が生まれてしまうのは余談である。何時の時代もこの国の研究者は脳内がアニメで出来ているのかもしれない。

 

 

「ああ、良かった間に合った!隣いいですか士郎さん?」

「おお、ユーノ君か。どうぞ、もうすぐ始まるところだ」

 

 一方、少し離れたゲストルームに慌てたユーノが到着した。日本に移住してからはその手際の良さから魔法の技術指導や開発に関わるようになっている。とはいえ彼も年齢で言えば小学生であるため、現在は聖祥大付属小学校に通う傍らで行なっているため二足のわらじと化していた。子供故あまり忙しくさせることはないが、それでも休日に時間を取られることは多い。本人はいたって気にしていない様子だが、日本人的な感覚からすれば逆にドンドン詰めようとするユーノは見ていて恐ろしい。今後は彼をしっかり制御できるようになり、技術的に下地が整った時点で彼を開放するのが目下の課題となっている。ちなみに現在の居住地は先の事件の流れからあっさりと高町宅におじゃますることとなった。

 

「あ、ユーノ君。ポップコーンあるけどいる?それとジュースも」

「ありがとうございます美由希さん」

「ケーキもあるわよ?」

「え、えぇと。ありがたいですがそれはちょっと」

「……うちの家族のユーノへの溺愛っぷりが加速しているな」

 

 スクライアという大勢の家族の中にいても、ユーノ自身に親がいた記憶はない。ソレを知った高町家の女性二人がやたら構うようになった。弟や息子のような扱いで、いや実際に高町家の人間ならば一緒に住んでいるだけでも私たちは家族だ!と言い出すだろう。恭也は苦笑しつつも、自分も同じ穴の狢のように弟分として彼を扱っているのだから。

 

「よーっし!しっかり応援するわよ!フレーフレー!ナ・ノ・ハ!」

「がんばってーフェイトちゃーん!」

 

 アリサとすずかは映像機器に映った空中に浮かぶ二人を力の限り応援している。スタートの合図まであとわずかだ。

 

「いやぁ、しかし魔法がこんなふうに娯楽方面メインで発展するとは思いもよらなかったね」

「その上各国総出ですから発達も早いですしね。素があったとはいえ地球人の技術力も素晴らしいものがあります」

 

 つい先ごろまでの管理局ではロストロギアのような災害はあったものの、競争相手がいなかったために基礎技術力の上昇は非常にゆっくりとしたものだった。何よりほとんど数百年前からシステムとしては完成されていたようなものだったので、誰も手を加えることがなかったらしい。次元世界ではデバイスはPCのように扱われ、細々としたパーツは売りに出すも「デバイス」としての枠を外れるものはほとんどなかったのだ。それと比較すればこの吸収力は異常というものだろう。

 

「あれ、そういえばアリシアはどこいったんだい?」

「あの娘でしたら、制御ルームで録画の準備をしてますよ」

「たはは、妹好きはさすが抜け目がないね」

 

『さぁ両選手、スタートポジションにつきました!間もなく試合が開始されます!』

 

 実況者のアナウンスが流れる。今、少女たちの非常に「健全」な何の柵もない戦いが火蓋を切ろうとしていた。

 

 

 

 

 

 バタバタと海上の潮風を受けたマントが靡く。結界に覆われた海の上空で、フェイトはただ静かに瞑目していた。生まれてから数年、フェイトには家族はあれど友達はいなかった。母親に寄り添う父の姿はなく、自分が生まれる理由もない。プレシアは過去の事件において容疑者扱いとされ、執行猶予付きの監視アリに近い状態に置かれていた。それでも時の庭園を購入し引きこもれたのは、彼女が人間不信を患ったために孤独を演じていたためだ。そのためフェイトは外に出る機会は死亡判定を受けた姉共々恵まれず、こうして地球という逃亡場所に至るまで友人が出来る事はなかった。

 

 初めて出来た友人たちは笑顔あふれる純粋な少女たちで、しかし彼女たちはそれぞれが何か大事なものを背負って生きていた。自立している、と言ってもいい。とにかく生まれてから学ぶことが多かったフェイトは、姉や母に付き従う雛鳥のような状態だった。クローンである自分はアリシアの最低限の知識を与えられたものの、自分という確固たるものを1から創りあげなければならなかった。

 

 果たして私は、彼女たちのように背負うものが見つかるだろうか。

 

 そう考えまずは趣味から入ることにした。魔導師として戦うこと。空を飛びリニスやアルフと輪舞曲を踊り、加速によるGを感じる事は一種の高揚感を産んだ。しかし同時に、母から姉が受け継ぐはずだった大事なものを取ってしまったかのような罪悪感も生まれた。アリシアにはなく、フェイトにはある母と同じといえる魔導師としてのスペック。今までの飛ぶ度に自分を見る姉の目に、羨望が潜んでいるような気がした。しかし

 

『そんな事気にしてたの?……あのね、私はフェイトが生まれてきてくれて、楽しそうにしてくれていたら、それだけで私も嬉しくなれるんだよ?出来ないはずの妹がいる。ジェックのおかげで本当は死んでいたはずのあなたの姉がいる……ってこれはなんのことかわからないか。それがどれだけ幸せなことか』

 

 そう言って、この程度は些細な違いでしかないじゃない。とアリシアはフェイトを抱き締める。13歳になり女性らしい体つきになり始めた姉の体はとても柔らかい。

 

『それにほら!フェイトだって私みたいにデバイスいじったりできないじゃん!だからこれは私の自慢!この腕でフェイトのサポートをしてあげるの!そしたら私たちはお互いを支えあう連理比翼の鳥!……ってこれはちょっと違うか』

 

 タハハ、と笑う向こうから「おーい、私達も数に入れなよ!」とアルフもヤジを飛ばす。

 

『オッケーオッケ!……ね、だからフェイトも思い切って自分の自慢にしちゃいなさい。そうしたらいつかきっとわかるから――』

 

 

(姉さん……姉さんの作ってくれたデバイスで、私は頑張ります)

 

 手の中にはバルディッシュが握られている。カートリッジシステムを当初から搭載していたそれは未来技術を駆使して作られた10年以上は先の最先端を行くデバイスだ。加えて背部、マントの両端にも工夫が加えられておりいまやバリアジャケットは相応にメカメカしくなっている。着込んでいるのはさながら軍服のようなインパルスフォーム。

 

 ステータスチェックを終え、目を開けた先にいるのは同様に浮かぶ高町なのは。黒い自分とは対照的に白と青が映えるバリアジャケットを装備している。この二ヶ月はエキシビジョンマッチに向けて、お互いに手の内を明かさないように特訓もカスタマイズもそれぞれ別々に行なっていた。それ故どのような改良が施されたのか、あれほどごつかった肩と腰部のスラスターは非常に薄く、スリムになっている。青いプレートと白のサイドフレーム、そして中央で膨らみ先端に向けて伸びた突起の形状はまるで葉のよう。しかしあれは紛うことなき羽である。腰部もそれを小型にしたものを搭載しており、以前との違いはそれら全てが背中から伸びたアームによって支えられているということだ。以前は限定的な可動範囲の関節でしかなかったが、最新の改良でほぼ全方位に対応させたのだろう。その加速力や旋回力は上昇しているに違いない。さらに顕著な違いは、レイジングハートがフレームごとまるっと変わっていることだ。果たして一体何をしてくるのか、今から楽しみでならない。

 

 お互いを見つめ合いながら笑顔で、しかしその内側には戦意が滾っている。今までも何度か模擬戦をしているが、それは狭いフィールドを用いた限定的なものだったためにお互いが全力を出すということはなかった。ソレが今、ここで本当の雌雄を決しようとしている。

 

『フェイトちゃん、大丈夫?』

『……なのは?うん、問題ないよ。体調も万全だから、いつでも戦える』

 

 念話でのなのはの問には、少しばかり深刻な表情をしていたフェイトの顔を案ずる声があった。

 

『そっか、だったらいいんだ。ほら、この試合テレビでも放映されるからもしかしたら緊張してるんじゃないかなって』

『そういえばそうだったね。でもそんなの気にしないし、それにきっと気にしていられない』

『にゃはは、そうだね。こうやって全力で戦える機会ってめったにないもんね。だったら大事にしないと勿体無いよね』

『うん、勿論手は抜かない』

『わかってるよ!こっちもそのつもり!』

 

 お互いに宣戦しあったことで、気構えがよりしっかりとしたものになる。コンディションとしてコレ以上いいものはないだろう。

 

 

――試合開始までのカウントダウンが始まった。3、

 

ガチャリと音を立てながら互いに武器を構える。

 

2、

 

肺から残った酸素を吐き出す。

 

1、

 

即座に飛び出せるように体を緩ませる。

 

――0!!

 

獣のように体を伸ばし衝撃波をまき散らしながら、一瞬で彼我の距離は消し飛んだ!

 




TIPS

[MGドライヴ]
新型の小型魔力炉。取り込んだ魔力素を魔力に変換、その魔力を格子状のドーナツにして回転させることで動的な魔力素を生み出しそれを同様に取り込むループ機能を持つ。ドライヴが励起状態になっていると常に魔力を生産し続けるために、一定以上の貯蔵量を超えるとコーンスラスターから外部に吐出される。限定機能として貯蔵された魔力を大量に使う「トランザム」機能が存在する。機能としては持続力のあるカートリッジシステムと似たようなものだが、貯蔵した魔力を使うことにより格子形成が不安定となり、暫くの間魔力生産量が激減する。

[マギテクススポーツ]
 魔法戦を主とし、以降様々なジャンルで流行る事となる競技種目。管理世界から取り入れたストライクアーツに似た格闘戦や、エアライドと呼ばれる空中レースなどが有名(になる予定)。

[株式会社ナンバーズ]
 アメリカに本社を置く魔法開発企業。新興でありながらその技術力と資本力に度肝を抜かれる。社長ウーノ、秘書ドゥーエ、営業トーレ、事務・経理クァットロ、開発主任チンク、広報セイン、現場担当ディエチ。

[ニンジャ]
 言わずと知れたタカマチのお兄さん。何故か土壇場で忍に出るように言われた。何?観客席にいなかった?まぁ責任者だからね。(うっかり書き忘れていたとは言えない。

[松本修造]
 後に管理世界熱血リポートで面白い人として一躍有名になる。もっと熱くなry

[プレシア・テスタロッサ]
 子煩悩ママ。とあるサポートのおかげでこれといって病気にもならずに元気に過ごしている。

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