イナイレの審判員の話、無いなと思い書いた話。
あと、イッチロー選手のレーザービームがめちゃくちゃ好きで、これも取り入れた。

サッカーだよ、でも軌道変更すること事態珍しくない、そんな話。


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レーザービーム、格好いいよね。
野球もサッカーもそんな詳しくはないんだ、すまない。

イナイレ、今どんな風に成っているんスかね。



あの選手に憧れた審判員

 

憧れのあの人になりたかった…あの人がやっていたスポーツを極めたかった。

だが、このスポーツもまた…俺のターニングポイントだって事が、ようやく理解できた。

 

あの人の放つその光線は、美しく気高いものだ。

この光線は、俺にとってあの人への敬意だ。違う道を選んだ俺は、この経緯をこの光線で表し続ける…何時までも。

 

 

甲高いホイッスルが、興奮冷めきらぬ会場に鳴り響く。

フィールド上のあちこちに、小さな星々たちがちりばめられておりこちらに視線を集中させる。ホイッスルが鳴った原因は、この星々の間で反則行為が行われたからだ。

この違反に対し、抗議する事について俺は咎める事はない。

誰しも、納得できぬ部分もあるだろう。審判もまた、この行為をするのに覚悟はいる、間違っていたらこの輝ける星々たちに、深い溝を作りかねない…それは審判員もまた、不本意なのだ。

だが、…。

「レッドカード。今すぐプレーを中止してください!」

その警告を無視し続ける。

再度、また警告を入れるも続行するプロトコル・オメガ側の選手たち。雷門側の選手は困惑する一方、何とか阻止しなければ…その時。

「うるさいよーだ」

ボールをこちらに向け、シュートをする女子選手。

プロトコル・オメガのキャプテンであるベータ選手、だったか。

ベータ選手が放ったボールはこちらに向かって吸い込む様に向かってくる…これ位は、受け止められるな。胸部を使ってボールを受け止め、そのはずみで高く上がるボール。降りてきたところを、リフティングを繋ぎ地面へとゆっくり降ろした。

今の行為は、出場停止以外にも罰金を科せる事の出来る違反行為である。

審判員を攻撃する事は、身勝手な自己主張をまき散らし相手側、観客たちに対し侮辱する行為だと、自身は思っている。彼らにとって審判員は不快な存在であろうが、どのようなスポーツにしろ…公平なジャッジを行わなければならない。身勝手さに満ち溢れた試合は、見世物の以下に過ぎない程下品で低俗。

彼らにはそのような試合をしてほしくない、その為ならば…。

「宣言…プロトコル・オメガ側、反則負けとする」

「はぁ?…何言っているか、分かんな…ひっ」

ベータ選手の顔は青ざめているが、構わず続ける。

周りの選手たちも、また顔色が悪い。今の自分は、どんな顔をしているのか一目瞭然だろう。

「度重なる雷門側への暴力行為。健全なプレーを求めるに対し、それと真逆なる不健全なるプレーまた、警告無視および審判への攻撃。

これにより、試合中断を宣言しかつ…雷門対プロトコル・オメガ戦はプロトコル・オメガ側の反側行為の数々により、今後の試合を長期出場停止と罰金を要求。

試合中止および反則負け、と宣言する」

「はぁ?!何様のつもりだよ、テメェ!」

「言葉を慎みなさい、これ以上罪を重ねるな」

「ふっざけんなぁ!!」

ベータ選手の怒号を合図にプロトコル側の選手たちが、こちらに向け攻撃をしかける。

カット、及びタックルが容赦なく振りかかるたび、それらを躱していく。たまに、地面へ向かって熱いベーゼを受けてしまう選手もいるが、そこは自己責任だ。どんなに強力な技でこちらには向かおうとも、私は審判としての誇りを掛け、宣言を通し抜く…。そうでなければ雷門側もまた、傷を負ってしまうのだ。

ゴールキーパー以外の選手はほとんどさばききっただろうか…残るはゴールキーパーのも。

「…一つ、チャンスをやろう。

私の技を止めて見なさい、止めたのならば私は無力を知る…。止められなければ、一刻も早くこの戦場から立ち去りなさい。」

「はっ。たかが、審判風情が調子に乗るんじゃねぇよ」

未来の子供はどうして、高圧的な態度を始終するのだろうか。向こうの審判はどうしているんだ、ここまで舐め腐っては、試合はお粗末になるのは確定だろうに。

未来の審判へ軽く悲観しながらも、ようやく間合いの位置につける。

「私の技は一つっきりだ。唯一の技、…あの人への敬意だ」

かつて大国アメリカで、野球で名を馳せつづけた一人の選手が居た。

今はもう、彼の活躍を見る事はないだろう…俺自身の原点。俺は結局あの人がやっているスポーツの才は無かった、代わりにこのサッカーの才はあった。

憧れの名は…イッチロゥ。

彼の代名詞とも言える、あの光線…レイザァビーム。この技は俺にとって、至高である。

 

 

「レイザァビーム」

 

 

蹴り上げたボールは、曲りを知らず只々、真っ直ぐな線を描き続ける。衰える事なく、逆に加速し続けるレイザァビーム。その光線を止めようとする選手たちは、いとも簡単に吹き飛ばされていく。

迫りくるボールに、怯みながらも立ち向かわんとするゴールキーパーの選手。その姿勢に敬意を示す…こうなる前に、少しは大人しくしてほしかったんだけどなぁ。

結果は言うまでもない…彼らは、この戦場を後にした。

それだけだ。

 

 




やっちまったなぁ!
申し訳なす。

あ、審判員のSS待ってます。

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