ある塔の最下部、そこに1人の少女がやってきた
少女は中心にある棺の蓋を開けると笑った
少女:あっはっはっは~、真乃ちゃん、ドラキュラにあやかって、永遠の命を手にしようってハラッすか……けど物事にはね、限りってモンがあるっす!!
棺の中の真乃の腹部に先のとがった木材を刺すと身体が上に向いた瞬間爆発した
━━━━ふふふふふ
吹っ飛んだ少女、あさひは声を聞き目を開けた、すると
ニヤリと笑った逆さまの真乃がいた
あさひは目をさらに見開き驚く
真乃:相変わらず殺気だってるねあさひちゃん
あさひ:ま、真乃ちゃん……君は死んだんすよ!?
真乃:らしいね、それで私も参ってるんだよ
あさひ:あれは確かに本物の真乃ちゃんだったっす、それは断言できるっす
真乃:簡単に言わないでよ、じゃ私はどうなるの
あさひ:それを確かめにきたっすよ!!
あさひはブンッと木材を振るがひょいっと避けられ逃げられる
あさひもそれを追いかける
するとそこにはハングライダーの発射装置が置いてあり真乃が立っていた
真乃:あさひちゃん、その話後でゆっくりと聞かせてもらうね
真乃は鳩型ハングライダーで飛んでいく
真乃:ほわぁ~バイバ~イ
あさひ:あの子は……あの子は本物っす!生きていたっす!生きていたんす!あはははは!君が死なないならあたしも死なないっす!こうなったら終わりはないっす!地獄の底まで付き合ってやるっす!君の骨にこの手で戒名を刻んでやるっすよ~!!!
あさひは拳銃を数発発砲した
ところ変わりエジプトのピラミッド内部
真乃:触っちゃったかな
めぐる:やばいね、急ごう
真乃:んーでも急ぐって言ってもこれじゃあね
真乃は暗視ゴーグルをかけると赤外線がいっぱい張り巡らされていた
真乃:左80センチ
めぐる:ほいきた、で真乃……例の件はどうなったの?
真乃:ほわ、それがね……処刑された私っていうのはどうやら本物らしいんだって
めぐる:頂けない話だねぇ~
真乃:うん私もだよ、なんだか自分が本人じゃない気がしてきたよ……まあそのうち何とかするよ
何とか最深部にたどり着いた2人、真乃は石碑の下を探る
すると小さな石を見つけた
めぐる:それ?
その後ガタッと音がして見てみると使った機材が不安定で倒れそうになっていた
真乃・めぐる:あ、あああ!!
ついに倒れて赤外線に触れ警報が鳴る
めぐる:逃げなきゃ!
真乃:こっちに行こう!
めぐる:いや、そっちはやばいよ!
とりあえず逃げる2人はあさひに見つかりまた逃げる
あさひ:真乃ちゃんが出たっすよ!何をボヤボヤしてるっすか!ライト点灯!
ライトが点灯すると隙間から銃を構える警官たち
署長:いやいや、あなたの勘が当たったようですな
あさひ:これは何の真似っすか
署長:何のとは?
あさひ:あたしの命令がない限り!勝手な発砲は許さないっすよ!!
署長:うぬぬぬ!いい加減にしろ!
あさひと署長が揉めていると
警官:ま、真乃です!
それと同時に真乃がめぐるを乗せたバイクで飛び越えてきた
一旦止まり、再び向きを変え、走り去る
署長:うぬぬぬ!真乃め!撃て!撃てぇ~!!
あさひ:あーっはっはっは!引っかかったっすね!真乃ちゃん!それは上へ通ずる一本道っすー!!
ピラミッドの出口につくと待っていた灯織が前輪のタイヤを切る
真乃:灯織ちゃん、脅かさないでよ
灯織:急ぐのよ
真乃:ほわ、来た来た
真乃はロープをシュルシュルっと伸ばす
あさひ:あわわわ!しまったっす!!
真乃とめぐるはバイクで、灯織は走ってロープの上を走行し車に乗り込む
あさひは落とし穴に落ち、車の排気ガスをかけられてしまい、真乃達は立ち去った
あさひ:くぅ~!真乃ちゃん!あたしがこれぐらいで諦めると思うなっす!覚えてるっす~!真乃ちゃ~ん!!
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