「お、フィンや~ん。どうしたんその子。」
「神ロキ、彼はコオウ・クロツキ。ダイダロス通りの案内人だよ。」
「……へぇ……。」
「そんなことよりさっさも離してくれないか?」
「これはすまない。」
コオウがフィンの手を振り払い、何とか立つ。
コオウとしてもここてファミリアに入ることはやぶさかではない。
それでも僅かながらの可能性を注意しているのだ。つまり……敵か、味方かを。
「あー、コオウたん?ウチのファミリアに入ってくれる?」
「……別に構わない。ただ、出来るのはダイダロス通りを案内することだけだぞ。」
「あー、わかっとるわかっとる。ほい、じゃあ始めるようか。」
コオウの背中に回り込んだロキは慣れた手つきでコオウのステータスを読み取っていく。
「ん?んんん?」
「どうかしたのか、神ロキ。」
「なんつーか、妙なステータスやとおもってな。」
「……どうゆうことだ?」
コオウは自分のステータスを覗き見しているロキとフィンから紙を奪い取り、ステータスを確認する。
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コオウ・クロツキ
Lv1
力|0
耐久|O
器用|O
敏捷|O
魔力|O
魔法
『■■■■』
全■魔■を■■■、■■■で使える
スキル
『■■■■』
悪■を纏う。不■不■。悪■の丈に■■■を超強化
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「……なにこれ?」
あまりにもおかしなステータスを見てコオウは口を大きく開けて驚く。
おおよそのステータスは予想がつく。コオウとしてもその全てを
「うーん、これも下界の可能性と言えばそうなんやけど……。幾らなんでもこれをギルドに伝えれへんし……。」
「……取りあえず隠す方向で。」
「わかっとる。」
「取りあえず、君の部屋を案内するから夕食まで待機できるかい?」
「わかった。」
隠す算段を整えたコオウはフィンに案内され、そのまま部屋へ向かった。
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「……ふう。やっぱり本性を隠すのは大変だぜ。」
俺はフィンが出ていった部屋の中で狂気じみた笑みを浮かべて椅子に座る。
あの神ですら俺の演技に気がつかないとか、演劇の才能でもあるんじゃないか、俺。
「さて、本来のステータスに書き換えますか。」
手に持ったまんまの紙を触媒にして
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コオウ・クロツキ
Lv20000
力|90000
耐久|∞
器用|30000
敏捷|80000
神秘|SSS
悪竜
魔法
『|二元宇宙』
全魔法を無詠唱、無魔力で使用可能。
『
自身のステータスを改竄可能。
起動式『神の罰を受けよ、悪竜』
『神穿ち』
対神特攻魔法
神、または眷属にのみ有効
当たった者に『即死』属性を付与
起動式『我が悲しみ、我が怒り、その全ての悪は貴様らが元凶、滅べ、滅べ、滅べ』
スキル
『
悪竜を纏える
疑似的不老不死
悪意と欲望の丈だけ全能力が超強化
人、または神がいる場所に転移可能
絶対悪。
不倶戴天
『神殺し』
全世界の神の恩恵の力が大きければ大きいほど全能力を強化
世界を壊す特権
『ヒトノアヤマチ』
悲劇の象徴
悲劇の数だけ魔法威力上昇
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「……うわあ……。」
予想以上におかしなステータスに俺は再び目を見開き外を見る。現実逃避である。
一応スキルと魔法は知ってたけどこのステータスは何?おかしすぎない?
「……取りあえず寝よ。」
証拠隠滅のため紙を灰に変えてゴミ箱に捨てて俺はベッドに潜り込む。
さて、寝よう。
……うん、チート過ぎる。
ベースとなったのは『問題児』に出てくる『アジ・ダハーカ』。主人公たち総出でかかっても最後は運の勝負になるようなキャラをベースに人間を作ったような感じ。