英雄よ、生まれ給ふ事勿れ   作:おーり

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前話で通信速すぎ問題定義したけども、web版原作見直すと襲撃前話くらいで遠距離通信魔道具造ってた描写を発見。尚、有線
どちらにしても国と国で設置するには配備が速すぎるし、漫画版では無線通信魔道具はもっと後で出てくるから辻褄が合わないよね。どういうことなのかしら・・・


※上記の通信速すぎ勘違いや反重力などの描写を無重力と勘違い、更には私的な科学解釈の間違いなどと、これまでに間違えていた部分を修正しました
大雑把に書くもんじゃねぇですね。反省反省


帝国を迎撃せよ!

『これは聖戦である!

 我ら帝国領民を脅かした、自称神聖国家への神罰の代行! 奴らの思い上がりを矯正するために、我らブルースフィア帝国軍は手始めに()()()を討伐する!

 彼らは神の代行を詐称するイースのケモノドモに連なる宗教国家であり、駆逐すべき悪であるためだ!!!』

 

 

 ――と、そんな宣誓が帝都で挙げられたらしい。

 意外と早かったな、というのがこちらの感想だ。

 

 農民一揆で領民からの反発を各所で喰らい、それを制圧するために帝国軍や、最低でもそこいらの領軍が稼働することくらいは想定していた。

 いたのだが、思った以上に怠け者であった彼らが動く前に、事前に通達していたクルト・カーナン・スイード・ダームの帝国領隣接国家が、対岸の火事と見做さずに鎮圧に乗り出してくれていった。

 

 

 そもそもは、反乱と暴動を働いた領民らが、悪感情を向けていたのが帝国そのもの。

 他国からの内政干渉と見咎めようとするのは国の上層であって、他国へは武器を向けるべき理由が領民には無い。

 『だから』鎮圧も比較的緩やかに、容易く終了したのだけど、問題は其れでは終わらなかった。

 

 他国に鎮圧された平民らは、再び帝国に属することを受け入れなかった。

 彼らは自分たちの処遇を、鎮圧に乗り出した、つまりは『相手として』見てくれた他国の国境軍に陳情を申し出た。

 『自分たちをそちらの国に所属させて欲しい』と。

 

 それを物理的に制限させようとする主導者、つまり領主らは其処には居なかった。

 そのために、仮にとはいえ平民らの言い分を聞く耳を備えている各国は、帝国へ対して彼らからの陳情を受けた上で、彼らを受諾した。

 

 帝国領が、削り始められたのである。

 

 

 認められる帝国では当然無い。

 しかし、其処に生きる者たちが帝国に不満を持ち、再び帝国民として搾取される側へ戻ろうとは思うわけが無い。

 

 帝国側は各隣接国家へ領地と領民を返還するように命令したが、国としての脆弱性を露見させてしまった帝国の横柄な対応をまともに取り合うわけもない。

 隣接国家らは、返還に当たっての受諾公約として鎮圧にも掛かった戦時費用、並びに帝国領民に支払うべきと見た莫大な賠償金を申請したのだが、帝国はそれを支払う意志を見せずに宣戦布告に至った、というわけである。

 

 

 理由としては、暴動を起こした農民らへ信仰を促した神聖国家が元凶であるかのように吠えたわけだが。

 大穀倉地帯であるクルトに、羊毛織物の一大産出国であるカーナン、それらの目立つ交易に隠れてしまって『古い国』という印象しか残っていないダームから『先に』潰してしまおう。

 そんな意図が透けて見えている。

 

 国家としての斜陽が、そのまま軍力の低度にイコールで結びついてしまって、組みし易い国とでも穿ったのかも知れんね。

 同じく国力の低さを国土の少なさで比較されて目立たないスイード王国なんかが狙われる可能性もあっただろうけど、そちらは仮想敵国であるアールスハイドにも隣接している。

 将来的に侵略対象である王国に真っ先に動かれることを懸念して、大義名分が通しやすいイースに連なる宗教国家から潰そうとか、そんな意図だろう。

 

 

 帝国が『もう少し』決断が遅く、『もう少し』我慢を利かせられていたら、今回の各帝国領地での暴動はもっと連鎖的に拡大していったはずだ。

 返還費用を支払うにしても、こうした『成功』を知ってしまった帝国領民らは同じように動き出していただろう。

 それを繰り返すうちに、帝国領の削り取りは引き返しの付かないレベルにまで突き進んでいたと思われる。

 

 若しくは、帝国が心を入れ替えて、平民への待遇を改善していたら、このような反社会活動の乱立も鎮火されていったのかも知れないけど。

 ……まあ、無理な話だよね。

 それができていたら、そもそも『こう』はなっていない。

 それができるんなら今からでもそうしろよ、っていう話だし。

 

 

「――まあどちらにしても、事此処に至っては最早彼らに選択肢も無いんでしょうね。今更平民を対等に扱うことも、他国へ自粛することも、帝国貴族の高まり過ぎたプライドが邪魔をして真っ当な国政すら選べない……」

 

 

 と、説明してて気づく。

 へい聴衆、返事しよーぜ?

 

 

「そ、そんな呑気にしていられるか……」

「てっきり国内かと思っていたら、外国で、しかもその日のうちに連れて来られるなんて誰が思うってのよ……!?」

 

 

 力無く呻いた王子と違い、着いてきた魔法学院生の赤髪の少女は勝気に文句を言う。

 確かマリア=フォン=メッシーナだったか。

 着地直後に口が利けるなら充分元気、ダイジョウブダイジョウブ。

 

 

「敵兵と間違えられるのも嫌ですし、ダーム国境兵にしっかりと挨拶しときましょうかね。皆さん市民証の準備は宜しいですかー?」

 

 

 遠足の引率になった気分で、ダーム国境にまで連れて来た幾人かを急かす。

 体調的にも強行軍だろうがサクサク進もう。

 未だ帝国の進軍は到達してない様だけど、先立って襲撃を受けた元帝国領の幾つかの村では食料や畑を焼いたり井戸に毒を流したりと既に抵抗戦略を強いてるっぽいのだし。

 大変なのは当事者なのだしねー。

 

 

 

  ■

 

 

 

 マリアさんがオブシディアス(正直同年齢を『そう』呼ぶには違和感が強いけど)先生へ食って掛かることを華麗にスルーして、ビザはお持ちですかァ?などと何処かで聞き覚えがあるような無いような発言でダームの国境へ向かう。

 飄々と引率されて、少しだけイラっと来た。

 

 

「……シン、ヴァヴランテ講師の使った魔法、どういうものだったのかわかるか……?」

「わかる、ことはわかるんだけど……、俺には多分、再現できないな……。イメージが、繋がらない……」

「……賢者様なら、どうだ?」

「……じーちゃんにも難しんじゃないかなぁ、後で訊いてみるけど、とりあえず、あんな移動魔法を使えたのなら今あんなにふらふらになってないだろ」

 

 

 オーグが小声で訊いてくるので、こっちも気持ち小声になって返す。

 視線の先では、ディスおじさん達の中に埋もれて青い顔をしたじーちゃんやばーちゃんなんかが目に見える。

 訊かれたことは案の定、オブシディアス先生の使った『移動魔法』についてだった。

 

 説明不足だった、わけじゃない。

 王城から此処に、テンポは早かったとはいえ会話もあった。

 向こうが俺のことを覚えていなかったのは、ちょっと納得いかなかったけど。

 

 とにかく、じーちゃんやばーちゃん、見学に来ていた中等学院の先生やウチのクラスメイトに、講義を聴きに来ていたカートくんまで。

 揃って王城へ向かって行って、対策がどうのと尋ねて来たディスおじさんも引き連れて、俺たちは揃って此処にまで到着した。

 

 大体、1時間くらいで。

 

 ……ダームって、王国から見たら何処らへんの国なんだ?

 

 

「なあオーグ、俺よくわかんないんだけど、ダームって王国からどれくらい離れてるんだ?」

 

「ああ、シンは確か初等教育も受けて無いんだったか……。ダームは王国の隣であるスイードの更に隣だ、王国からだと、そうだな……馬車で3日から5日といったところか」

 

 

 うわぁ……、普通に規格外なことやってるよ……。

 そもそも、移動手段が馬車な世界で空中飛んで、ジェット機みたいな速度で来るのがおかしいって。

 文化のどうのこうのって、さっきも口にしてなかったか? お前のやってることなんなんだよ!?

 

 其処はまあいいとして、移動魔法に関してか。

 手順は、王城で先生が一つずつ説明して貰えたから、思い出すこともできる。

 

 

『まず全体を範囲で括り、そうですね、鎖か何かで繋げましょう。手を離しても問題は無いですが、心持ち安全に配慮をということで』

 

『次に範囲内を亜光体へ変換します。この状態ですが、正式な光子ではなく光子と同等の状態を維持するための便宜上の状態であり、正確には『なんなのか』までは俺も把握してません。しかし気圧の差、空気抵抗による摩擦、大気中の遮蔽物などの『状況』を透過するためには必須な変換でありますので、絶対に踏襲してください。ちなみに『光そのもの』に変換してしまうと『拡散』の懸念がありますので、初めはナマモノではなく小石や丸太なんかで練習すること』

 

『最後に風魔法の噴射による飛行に移るのですが、この時周囲への影響を決して忘れないように。僅かながらの気流が反動を生むのは仕様ですが、時速に計測して最低でも2万キロ以上、それくらいの速度を発生させる速射魔法ですので。反動を推進力へ転換するイメージが出来ないのならば、周囲にヒトの居ない状態でこそ使用することを心掛けてくださいね』

 

『センセー、ジソクニマンキロってどのくらいのスピードですかー?』

 

『大体1時間で2万、あー、伝わり辛いですね。瞬きする間に王都を横断するくらいだと思ってください』

 

『!?』

 

 

 あ、途中アリスの質問が混ざった。

 

 というかあのひと、絶対に転生者だろ……っ。

 ムチャクチャやるなよ、何考えてんだ!?

 

 ……とにかく、聞く限りでもふたつかみっつの魔法を同時に展開していた。

 俺でもせいぜいふたつまでだよ。

 先立って教わった『廃魔力への懸念講義』とかを省みても、全く魔力漏れも感じなかったし。

 まあ、それを実践したお蔭で、不満そうだったリンとかのクラスメイトは納得したようだけどさ。

 

 『頭でっかちの法経学院生に魔法の何を教わるんだー』ってぐちぐち言ってたもんな。

 本人は騒いでいなかったのだけど特にゴールデンクラッシャーのシシリーさんなんかが、何を仕出かすのかってちょっと恐れ多かった。

 実際には、始まってから終わるまで、ずっと静かなままで拍子抜けしたんだけど……。

 

 アレ? シシリーさんってあんなに美少女だったっけ? カートくん相手に『潰した』イメージが強くってあんまりちゃんと見たことなかったけど、改めて見ると可愛らしい気がする……。

 

 

「……とりあえず、賢者様を超える規格外だということはわかった。そうか、父上も、なんやかんやと呼びつけては国の仕事に関わらせるわけだ。敵対なんてしようものなら、絶対に禄でも無いことになるな」

 

「い、いきなり敵対を考えるのか? 索敵しても、欠片も害意なんて持ってないぞ?」

 

 

 思考が変な方向へ向きかけたけど、オーグの言葉に思わず動揺する。

 だけど、オーグの懸念は間違いじゃないって、この後で直ぐに判明することになる。

 

 今は其れには気づかず、俺は疑問を口にするだけだった。

 

 

「……ところで、戦場だって聞いたんだけど、俺たちやディスおじさん(王様)まで引き連れてきて良かったのかな。まさか戦力として連れて来たとか、そんなわけじゃないよな……?」

 

「……流石にそんなことに許可が下りるわけ、ないだろ……?」

 

 

 

  ■

 

 

 

「こんにちわー、ラルフさーん。見学に来ましたー」

 

「……呑気かね、キミは」

 

 

 戦時の緊急事態だと云うのに、ふらりと現れた褐色肌の少年にラルフ=ポートマンは顔を顰める。

 足早に技術指導を受けた恩があるとはいえ、王国の人間までぞろぞろと引き連れて『見学』と云われたら、そりゃあこんな貌もする。

 

 他国の介入があることは見咎められるし、自分たちの士気にも携わる。

 なので『参戦』と云われないだけマシなのだろうが、のほほんと首を突っ込まれるのも誰だって嫌なモノは嫌である。

 

 

「技術指導やったじゃないですかぁ。仕上がりを確認するっていう名目で、おひとつ見させてくださいよぅ」

 

「『名目』って言ってしまってるじゃないかキミ」

 

 

 呆れたが、恩があるのは確か。

 色黒白髪本人は帝国領民が一揆を興した対処として口出しをする代わりにと、新技術と銘打って武装を売り付けに出したに過ぎない。

 しかし其処の僅かな信用の天秤が、日頃は厳格で知られるダーム軍司令官のラルフの緊張交じりの心情を緩ませていた。

 あざとい、流石色黒、あざとい。

 

 

「まあ良い、好きに見て居たまえ。射線上の前へは出るんじゃないぞ」

 

「はーい」

 

 

 開拓が済んでいない荒野と森林を正面に見据えて、ダーム軍が()()を敷いている。

 彼らが手にしているのは剣や槍などではなく歪に伸びた木の棒で、そのどれもが魔道具だ。

 

 色黒が配した、使い手の発動させる『着火の魔法』で尖端に生じさせた火球を『送風魔法』で発射させるだけの魔道具。

 これの仕上げを、彼は観察に来ていた。

 

 

 

  ■

 

 

 

 ――結果は、上々に終わった。

 

 

「消火ぁーッ! 急ぎ火を消せー!」

「山火事になるぞ! チクショウ誰だこんなもん配ったのは!?」

「こんなもん戦争じゃねぇ! 帝国兵が炭になっちまった!!!」

 

 

 ……どうしよう。

 『火ィ付けるのは気持ちが良いなァ』とか、某ノッブみたいな科白がとても吐けない。

 

 流石に俺だって自粛するよ?

 というか、()()()()の規模までは計測してなかった。

 

 仕組みとしては、基本的に無手で魔法を扱えるこの世界の自流に敢えて逆らって、着火を杖の尖端に使わせる訓練を説いた後に、『撃ち出す』形式の送風魔法を付与した魔道具でバキュン。

 普通の火魔法が10メートル飛ぶか飛ばないかの飛距離なのに対して、風速40の風魔法での『併せ』で飛ばすので秒速50メートルにも届かない。

 しかし山なりに放物線を描くように撃ち出すことを指示してあったので、弾丸よりは弓矢の方が彼らのイメージになっていただろう。

 攻撃魔法も、放物射撃の方が飛距離を稼げるんだろうがなぁ、なんでこの世界の魔法って『射程』を考慮してないんだろ。

 

 で、一発一発は普通に火をぶつけるだけだが、ああして多重に合わされば、生じる熱で上昇気流が発生して。

 ……売り出すには使い方をキチンと教えないと売れないなぁ。

 

 

「……オブシディアス、此れが、キミの与えた『戦略』かね?」

 

 

 魔道具特許で悠々自適生活は夢のまた夢、と反省していると、ディセウム陛下が。

 うん、やりすぎちったね☆

 とか、ふざけられる場面じゃねーな、うん。

 

 

「いやぁ、迎撃として武装を施したくらいなので、こんなになるとぁ」

 

「……攻撃魔法を注意した、その口でかね?」

 

「とは言いましても。今回使ったのはどれもこれも生活魔法の域を出てませんぜ? 攻撃の意図は魔法にも魔道具にも施して無いので、組み合わせで。魔法ってコワイね!」

 

 

 若干、呆れも含んでいる感じの視線――☆

 

 待ってくれ、これは帝国兵が真正面から進軍して来たことが問題なので在って、俺が武装を配したことは別問題なのでは?

 オブシーはそう提訴するよ。俺は悪くねぇ!

 

 

「……とりあえず、あんな強力な武装を他国へ売りつける、というのは流石に看過できん。せめてこちらにも融通を利かせて貰えないことには……」

 

「え? 初めから、『それ以上の魔法(兵器)』に関しては皆さん見てますよね?」

 

『え?』

 

 

 成り行きを見守っていた一同から、同音の疑問符が。

 ……皆さんも見ていたでしょうー? あの移動魔法、どんだけぶっ飛んでると思ってんのよ?

 




~抵抗戦略
 とっても見たことがある! 具体的にはポーション頼みのアレとかで!
 まあこの世界魔法あるんやし、井戸掘るどころか水を発生させる技術扱えるようになってれば意味の無い抵抗になるけどね。とりあえず、攻めてきた相手の士気は挫ける(ゲス顔
 せ、戦争に於いて無駄なことは無いんだよ! 何をやっても生きてりゃ勝ちさ!


~ロケットの打ち上げで大体秒速7,9キロ
 用途によって違いも出るけど、マッハ数に直すと大体23マッハ。ちなみにこちらのはオーストリアの物理学者エルンスト・マッハさんの名前が由来になっているそうなので使用にはご注意を
 弾丸の速度とか矢の速度とかも、色々調べるとちょっと面白いよね。最終的にはシモヘイヘおかしいってなるんだけど


~魔法同時展開
 正しくは並列的発動。右手で図形を描きながら左手で文章を書いて口先で相手の反応を伺いつつ詐術に唆す感じ。うん、無理☆
 鶴喰鴎みたいな真似をさらっとするゥー!


~マッチロックガナー造ったわヨあの子…!
 杉田来い! 驚愕するオカマのCVでどんとこい…!


~※この場にはシュトローム先生も居ます
 魔人先生「流石にドン引きです」



なんだか前話感想で火の温度に関して太陽を喩えに出すことに否定的な方が居られました
ので、此処でも説明

ええ、下から見上げたら太陽の色なんてのは赤っていうより白ですしね
『火』に関する講義として一回目始まりましたので、そちらでも云われた炎色反応実験に移行するために『着火魔法』に、中学レベルの授業からだし順当にね、という流れでもあったのですが、オブシーが説明すっ飛ばしたので描写も無しで、ということでご納得いただけたら幸いです

と、非を認めたのですが、
光の屈折も中学レベルでしょう。と追記感想
言葉の端から太陽そのものを喩えに出すのを拒否られた模様です。またはそこまで説明しないの?ということかも

…圧縮授業じゃ無いんだから、相手の学力だって何処までか把握せんといかんのだし、やることぁ順繰りにゆっくりやるもんでしょう…? 作中でも本人も言ってたじゃない…
手っ取り早く、にもやる烏丸ですけど、目的に沿って動くキャラですので

言い咎めてきた方がごちゃごちゃやるのもね、と追記で書かれたのでそちらに返すなってことなのかと思いました
が、気に懸かった人が他にも居るかも知れんと思い至ったのでこの場で注釈入れておきます

要するに、此奴の行動は割かし伏線と捉えてください
次へと理屈を引き継ぎます

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