どこらへんのどれだったのかは察して
※やや危ない表現がありますが15歳くらいならこれくらいセーフやろ
世界は、一巡した――。
驚くべきは錬金術記号ドラゴンとなんちゃって邪神群がコンビを結成したこと、その行動力に当たる。
両世界を繋いだ余波で魔力精製の法則が乱れ、俺が元の世界へ戻った時には一部を除いて時間軸が逆行していたのである。
合言葉も座標も無しに事を為してしまうたぁ、C-ムーンもびっくりだ。バランスブレイクもほどほどにしてよホントにもう。緑の赤子、カブトムシ、カブトムシ、カブトムシ……。
合言葉を忘れて神父がメイドインヘブンに突破できないことはさておいて。
俺がこの世界へ『堕とされた』のは、そういう事態を自覚したタイミングだった。
元より魔力精製を果たせる体質を備えていたから元の世界としてもイレギュラーだったこととか、山中に地殻変動で取り残された
まああの世界としても『枠』が残っているだろうから、俺が放り出されたことには納得はいって無い。
ひょっとしたら記憶またはキャビネッセンスの転写だけで、『俺自身』本人ではない可能性もあるけど。
というか、この世界に墜ちた際が肉体ズタボロだったから。
其処から強制再生させたから大元とか多分関係無いな。
どうせアレだろ?
上位存在とかそういう現象とかが『不思議なことが起こった!』とかいう適当な理屈で異世界にブレイクインしちゃったんだろ?
よくあるよくある。
異世界転生って、もうありふれてるよねー。
最初は、魔法がイメージと魔力だけでめっさ単純に稼働してるもんだから慌てたけどな。
え、こんな簡単にやっちゃうの、大丈夫? そんな感じの、単純すぎる法則無視。
宇宙の法則が乱れてる! これ多分ダメな奴だ!
魔法世界みたいに幻想生物とかが居るわけでも無い、普通に知的生物が人間だけの世界でこうなるって、でも外側へ脱出が難しい。
所謂『檻』みたいな世界だな。
『地獄』とも云う。
まあなんであれ、生まれたからには生きるしかない。
元の世界を目指すことは一端置いて、せめて人間らしい生活基盤目指そうかな、と旅をしていたわけである。
旅で話を聞くうちに、結構裕福な国がアールスハイドだということを知った。
彼ら自身に自覚があるかは怪しいが、この世界の主導と先進を先頭になって牽引していこう、という代表国家。
この世界の『基準』はこの国に当たるし、他の国も『人格者』的な国色を敬っている節が見当たられる。
だからこそなのか、この国は自分たちの蓄えた知識や知恵や技術を晒すことに抵抗が無く、また率先して諸外国との提携や連携を宛てにしている節がある。
国内に間諜の目が見当たらなかったのも、恐らくはそういう理由だ。
お隣の帝国なんかでは、貧しい国民に紛れて腹に逸物抱えていそうな秘密警察みたいなブラックな視線をよく感じたのだが。
それを国家上層がキチンと扱えているのかはさておいて。
ともあれ、色々と見て回った結果、アールスハイドは外国からての人材確保にも抵抗の無い国柄だったことが判明したので、俺もまた乗っかってやろうかという算段である。
乗るか反るかで云ったら乗るしか無いでしょう、いつやるの? 今でしょう、このbigなウェーブにYO!
「へぇ。マリーカさんは賢者様のところでメイドを」
「んっ、あっ、はぁん……っ、ええ……。おふたりと、そのお孫さんであるシン様に、仕えていますわ……んぁっ」
艶の乗った声音で、借りた部屋に連れ込んだ女性が腕の中で囀る。
所謂ピロートークという奴で、取り留めのない会話の中で、多少に順当に仲良くなって往けば、続ける会話には彼女自身の事柄が増えていた。
若干情報規制が必要そうな内容ではあるけれど、そういう部分を指摘することは『共感』の手段としては悪手。
呼吸の隙間が喘ぎ声に換わる前に、『理解できる』と言葉を滑らせた。
「それは大変そうだな。英雄の家族とか、仕事として誇らしいのは確かだけど」
「ええ……、っぁ、私自身……、もういい歳ですし……、ご満足いただけているかどうか……、ぁんっ」
「いやいや、マリーカさんならまだまだ現役だよ。全然若いじゃないか」
「ふふ、こんなおばさんをからかって、いけない子ですね……」
木窓で遮ったお蔭で部屋中に籠もった熱と、境界線すら失くしそうに隙間なく重なった肌と肌の繋がり、そして絶え間無いように続く全身運動が、自分でも何を口走っているのかを自覚できなくなっているだろう。
勿論、こちらからも色々と情報は投げている。
そういう遣り取りを繰り返すことで『信頼』は生じ、相互的に対等な関係であることを刷り込むのである。
彼女を『誘った』のは俺からだが、彼女自身、街中へは何某かの情報収集に赴いてきた気配があった。
推測するに、件の『賢者』の家族に関する事件の調査なのかも知れない。
王都で人伝に『聞き込み』の真似事のようなことを執っていたので、失敗前提で売春に似たような誘い文句で連れ込んでみた。情報屋の一種だと誇張も交えて。
これでもっと年若ければ『若さ』の価値観から断られていたのだろうけど、見え隠れしていた『使命感』のような部分を擽れば結構簡単に釣れてくれた。
其処が『賢者』の事情に携わる者としての、矜持に繋がっているのであろう。
美味しく頂ければどうでもいいが。
ちなみにこの国は貴族と平民との垣根が低い。
彼の賢者本人が平民の出で、貴族位も取得しようとしていないこと。
更には過去に貴族絡みで起こったらしい『魔人』の何某か。
そういういろんな要素が絡んだ結果、そういう情勢へと傾いたらしい。
他国からの移民などでも受け入れているのも、その辺りの風潮の影響かもしれない。
本人の言葉の通り、マリーカさんは目元の小じわなんかから割出すと、『いい歳』と読んでも差し支えは無さそうな年頃ではある。
30~40手前くらいか。
この世界がよくある中世ヨーロッパ的世界水準に准えると、10代後半には結婚して子供を産むのが『普通』に計算できるのだが。
聞く話によると、世間的に成人と見做されるのが15だ。
なのだがこの国の場合、中等部の卒業後に高等学院へ進学するのがメジャー(正しくは若者の目標。または国勢の指標)にもなってきており、在学中に結婚するのはやはり『多少早い』という認識にもなっているらしい。
若者の成人化離れか。日本か。
となっても、遅くとも20前後で子を産むのが妥当だとして、マリーカさんくらいなら産んだ子が成人していても可笑しくない辺り。
下手をすれば孫が居ても可笑しくない年頃で、だからこそ『
『おばさん』というのも自己評価だが、女性はいつだって若く在りたいもの。
本人がむしろ『おばあちゃん』と認識していてそれでも『若い』と鯖読みを口遊んでも、それを寄り上方向へ評価をスライドさせるのが女性にモテるコツである。
下手なホスト野郎みたーい(笑)
いやしかし。
俺の肉体的には成人すぐくらいなのだが、其れを差し引いてもマリーカさんは充分に魅力的だ。
肌は小奇麗でシミひとつ目立たないし、やや垂れかけだが揉むと張りのある乳房はしっとりと柔らかい。
むしろ充分な大きさがあるからこそ垂れているので、その上で余り使い込まれてい無さそうな敏感さに艶やかさが合わさってサイキョーに見える。
うねるように絞る膣の具合も丁度良く、後ろから獣のように突き上げた時の尻肉のたわみ具合など精を尚も昂らせるほどに至高的で官能的である。
これは一晩だけで済むかもわかりませんね。
「からかってなんかいないさ。……なぁマリーカさん、職務時間に余裕があるのなら、もうちょっとお相手、頼めない?」
「ぁ……ん、ふふ……、ええ、お好きなだけどうぞ……♡」
本人に間諜紛いの役割を執っている自覚があるのかどうかはどうでも良い。
どちらがどちらの罠に嵌まったのか、という裏を読むことも、勘繰るほどのことでもない。
ただ今は、良く熟れた身体を持て余した女性が、恋を知らなかった少女のように雄の身体を求める姿を。
情欲を迸らせて、嬌声を歌声のように朗々と上げ続ける様を。
貼り付くほどの特等席で、
ただ、それだけである。
~神父
強すぎる系のラスボス。DIOの系譜集めたのになんでジョバァーナは来なかったの…?
最終的に加速する舞台装置にまでスタンドを昇華させたけど、己の能力に振り回されて終わった感が割と強い。まあ、強すぎるキャラ作っちゃったらどうやって斃すのかわからなくなるよね…。双亡邸でも今藤田さんが頭抱えてますから
~キャビネッセンス
魂と同義らしい。失うと死ぬ
飴屋とかいう紙切れ置いてく怪盗が集めてる。四つの跡の一つらしい
~貴族の意識改革
賢者の友人が魔人に成っちゃって~という過去の事例から、原因貴族にあったわ、となって始まった平民を大事にしようぜ政策
賢者が普通に実力者なので国外へ亡命されないようにという必死さを感じる
貴族位取得しようとしないのは個人の勝手だろうけど
選民思想云々とは云うけれど、国のために働く人をそれなりに優遇しようと云うのは別に間違いでは無い
平民を持ち上げ過ぎた結果が「ひょっとして、魔人って大したことないんじゃね…?」だったらと思うと目も当てられない
~マリーカさん
ヒロイン(愛人)枠
原作では名前だけ出てるウォルフォード邸のメイド長
シンがパクられた事件の捜査に執事長辺りから話題を振られて乗り出した裏設定だけどこまけぇこたぁイインダヨォ!
漫画だと程よい年頃のおばさん、という感じだけど、俺的には熟女系の人妻だと推すね!
正直、身体のバランスがなんだか可笑しい原作ヒロインズよりも、琴線に触れたのはこのひと。みんなも可愛い子探してみようぜ!