独自解釈がブッコまれますが、原作者が深く考えてないだけで合ってるかと思います(ファイティングポーズ
「――つまり、帝国は自ら物価を下げている、と……!」
「ええ。原価投げ捨ててるような売り方で、特に首都の方が。これをどう読み解くのかは、とりあえずそちらへお任せします」
物価の下降によるデフレを経済用語で説明出来りゃ良いんだけど、この世界の文化水準って微妙に幼稚なところあるんだよなぁ。
でも危機意識を抱いてくれたのなら未だ救いようはあるか。
まあ、どういう形に転んだとしても、俺にはあんまり関係ないけど。
さらっと中学受験レベルの数式読解に、国政と歴史を紐解く程度の常識問題。
『難解な試験』と世間で謂われている三大高等学院の入学試験だが、世界そのものが科学的発展を伴っていないために、筆記で測れることは然程も無かった。
なので、「本当にこれで合ってるの?」と逆に問題を読み返すことを逃れられなかった俺だが、とりあえずは首席という形で合格。
直後にあった『使える魔法』のお披露目でも、試験管もとい試験官の目を剥かせた程度のデモンストレーションになったことも功を奏したらしい。
そんな首席になっての代表挨拶。
アールスハイドに乗り込んできた最初の目的を『これ』で果たせそうだったので、恥を忍んで『大発表』を執らせてもらった。
お隣、戦争の準備してますよ? ってね。
「……迂遠だが、確実な手法だな。物価を下げることにより、作物の製造者が生産力を自然と上げる。自分たちが食えなくなっては幾ら働いても旨味も無いから、造り手は必死になって領主や国へ納める作物を増やしてゆく。そうして無料同然で引き上げることで物資を積み上げて、戦争のための蓄財をしていた。そういうわけか……」
ディセウム・フォン・アールスハイド、この国の王が語る。
俺が演説で仄めかした事情を反芻しているだけなのだが、口にすることで理解を更新させようとしてるのかも知れない。
ちなみに、帝国は貴族至上主義。
農民の作物を無理矢理搾取することには何の躊躇いも持たず、いざとなったら堂々と戦争準備だという名目を隠しもせずに敢行するだろう。
それを行使していないのが、どうにも気に懸かるけど……。
ひょっとしたら、あの国『他国の現状』を『把握』し切れていないのやもわからんね。
斥候部隊というか、諜報機関のようなのも居たはずなんだが。
「しかし、よくそれを伝えに来てくれた。このままだと、我々は帝国の策略を知らぬままに侵略に乗り出されていたかもしれん」
「ああ、お気になさらず。遊学の嗜みのようなモノですから」
まぁね。
戦争に成ったら勝敗は知れないけど、戦争と『成立』する前に『被害』が出るからね。
具体的に言うなら進軍道中の街や村。
戦争は両者揃って『よーいどん』で始めるほどクリーンなモノでは無いのだから、そうなったらそうなるのも当然っちゃあ当然のことだけど。
それで納得して呑み込めるのなら、統治者としては優秀だけど人間としちゃ駄目だからね。
そして、俺の『王国でやりたかったこと』がまさにこれ!
帝国の秘匿事情
いやぁー、
大々的に代表挨拶ではっちゃけた甲斐があったってなもんさァ!
実際、ヒト死にが出ると中々苦渋で苦汁だから旨くも無いけれど、そういう命が絡まない程度の失敗を覗くことはそこそこ有意義な『遊学』に建て替えられる。
死なない程度の失敗学。
命を担保に換えることなく、人の振り見て我が振り直せるならば、それは充分に学べることだよねぇ。
「……しかしわからん。何故、こうして生産力向上だけに気を張れる……? あの国も、我が国も、魔物の脅威度は変わらないはず……」
「ああ。帝国は学習水準の低迷化のお陰で『魔法使い』が減ってますからねぇ。そりゃあ魔物だって減りますよ」
「――いま、なんと?」
……ん? あれ?
なんかみんなの目の色が変わったけど、俺ひょっとして、なんかやっちゃいました……?
■
魔物とは、ふぁんたじぃな異世界であるにも関わらず、前世の素敵な宇宙船に相乗りしていたアニマルなフレンズが、魔法の使い過ぎで
この世界の『魔法』は生物であれば誰でも扱える超文明的な『なんちゃってマジカル』で相候。
必要性の有無はさておいて、『使えるモノは使う』のが生物としての本領なれば、彼らは自ずから身を
参考文献、ウエスト侍放浪記より、抜粋。
ちなみにこの世界の竜、恐竜が絶滅『しなかった』理由は多分コレ。
生き延びられる
生物なのだから、自分から好き好んで絶滅に踏み出したりはしないよね。
逆に此奴ら生き延びてて哺乳類が進化に台頭出来るはずがない気がするのだけど、まあ、同時多発的に『発生』でもしたんじゃねーの? 何処かの箱舟伝説的に、纏めてこの星に降りたとか、そんな感じで。
で。
その辺りの『暴走』が発生する根本的な理由だけども、そもそも『そうなる』時点で自然として『おかしい』。
動物は良くも悪くも身を弁える。
特に野生生物なんかは、自分の分に合わないモノを得ようと無茶をすることがほぼ無いので、人間みたいに貪欲に『今以上』を要求することが稀すぎるのだ。
欲しいモノは欲しい分『だけ』。
言葉にすると難しいが、意図くらいは読んでくれると嬉しい。
では、なんで其処まで、魔法を使えなくなるレベルにまで『溜め込んだ』のか。
それは『そうしたモノ』が『其処に居るから』だ。
誰かが意図して魔物化させている、というMMR的な陰謀論も『在り』だが、俺的にはそうして個人事業でちまちま防波堤造るみたいな『ひとり遊び』じゃ限界点が在ると読む。
なので、意図も示唆も無い、単純な理屈で事を語る。
魔法を使うと、魔物が増える。
単純に言ってしまえば、これだ。
正確に云うと、多量の魔力を消費する攻撃魔法なんか、か。
雀の涙的に使い手で10円ずつ出し合って1億の魔法使いで
では何故魔法を『使う』ことで『増える』、何かのマネーロンダリング的な理屈が働くのか。
魔法とは感情の、明白には『意志』の延長線上に作用する現象だ。
其処に働く使い手の『意図』は、目的を以て集約された魔力にしっかりと付着して、『結果』に変換するように『魔法』を顕現させる。
このとき、使い手の『意図』は消失したりはしない。
そもそも、集約された魔力が魔法へ完全に変換しているかというと、そんなことは無い。
炎を生み出す化学現象でも、灰と炭がしっかり残る。
燃焼には空気ですら結合を果たし、炭素が酸化して二酸化炭素へと転換する。
エネルギーを取り出すだけでも、排出される『何か』が発生することは当然の理屈だ。
魔法と云う結果を引き出して、使用された魔力は『使い手の意図』つまりは『感情』を付着させたまま大気へと還る。
敢えて名称を付けるなら、『廃魔力』とでも云おうか。
産廃処理されない魔力、みたいなネーミングで。『排出』にも掛かってるが。
その廃魔力を取り込んだのが、魔物になる。
そういう理屈だ。多分。
ちなみに、廃魔力で人間が即魔物化しないのは、人間には他人を拒絶する『抵抗』が根本的に備わっているためだ。
『免疫』とも呼ぶが、自己と他者とを同一と見做さないようにする、生物的なその本質が『他人の魔力』を受け入れないように働いている。と、思う。
じゃあ動物にも『そういう部分』はアルンジャネーノ?
と思われるだろうが、そもそも動物は魔法を使わなくたって生きていける。
魔力を集めているのではなく、攻撃的な意図を含んだ魔力を蓄えている『餌』を喰い貯めて、彼らは『魔物化した』と説を語る。
植物なんかは拒絶しないし、廃魔力たっぷり含んだそれを喰って、草食動物だって暴走するするー、テンション上げ上げー↑。みたいな。
または、そうしてギリギリにまで廃魔力溜めた草食動物を喰った肉食動物が、関ヶ原から脱出する島津みたいに血肉アゲアゲー↑↑。みたいな。
そんな自説。
「返答や、如何に」
「………………し、信じられん……っ!」
色々と掻い摘んで、この世界で『通じそうにない』喩えなんかをすっ飛ばして。
説明し終えたら国王様以下全員が茫然自失ですね。
やっべ、どうしよう。
「とりあえず、試しに火でも魔法で点けてみて、それを他の人から魔力探知で観測して見りゃ廃魔力(仮)が出てるかどうかだけでも分かるかと思いますよ?」
出るだろうけどねぇ。
出ない方がおかしい。
だって、物理現象働いてるのに、其処だけ都合良く産廃無いわけが無いだろうし。
そんな思惑で促せば、実際やってみてその通りに成って、ざわ・・・ざわ・・・ざわわ・・・ざわわ・・・となり逝く皆様方。
なんだか顎も尖ってきているような、そんな錯覚。
「……私は此れからこの話を宮廷魔法士団へ持ち帰り検証に合わせる。対帝国への検討も必要となってくるが、とりあえずは魔法使用の禁止令を発行することになるだろうな。済まないがオブシディアス・ヴァヴランテくん、キミにも王城への同行を求めたい」
「アッハイ」
そういう、ことになった(夢枕獏。
■
そんなこんなで話を突き詰め合わせた結果――。
――他国へ出張して帝国締め上げに参加することとなりました。
お仕事でーす、チクショウ!!!
~筆記試験
原作では何一つ触れずに終わったが、孫が間違った科学知識をお披露目していても作中でツッコミが入らない辺り水準低いことは明白。青い炎は酸素ブッコミーの温度上げーのだけでは再現できまッせん! ナニアレホントドウナッテンノ!? イメージのちからってスゲー!
で、此処からが問題点
試験問題出す以上は、知識を擦り合わせて『常識的』な学力の計測が目的かと思われる
語学系は『漢字』を誰も読めないことから『
社会系は街で生活したり初等科で歴史を学ぶ『常識問題』
数学・物理・薬学・保健体育なんかは
常識を知らない孫よ、お前は何を書いて首席を取れたのだ…?
ひょっとしたら音楽とか美術とか、
~ゼスト「!?」
偽情報与えなかった弊害
自分の国もアレだから相手もそうやろ。みたいな考えしちゃう皇帝なので、多分これくらいの暴走(平常運転)はやってた
いわゆるひとつのバタフライエフェクト。勝手に悪巧みしちゃう皇帝だからね。好きに出来る国民に対しては締め上げも適当に絞る(命を)
時系列で観て動きが早すぎる気もするけど、こんくらいの誤差起きるやろ
~紅茶が旨い!
原作読む感じ世界的に海洋貿易に手を出しているらしいし、ハーブティーの可能性も思ったけど執事が淹れるほどでも無いんだよね、ハーブ系は。そうなるとゴールデンルールが通用するくらいに執事の質を競い合わすくらいのことが執事&メイド選抜選手権で開催した可能性を省みた
賢者が執事に茶を要求したシーンで抹茶? 煎茶? 生茶? 烏龍茶? と色々可能性を考慮した結果紅茶に落ち着いたのは、アールスハイドがどうにも内陸国家であるらしき様子から。漫画の方にはちらっと地図が載ってただけなので参考が少ないよー。つーか其処の描写だけだとここら多分一大陸内だけでのいざこざだヨ、孫の物語
~初やっちゃいました
魔物発生異聞理論。原作は死ぬ
でもあんまり間違って無さそうな気がするのは俺だけか…?
~やっちゃいました重ね掛け
自説的魔法発生暴論。原作よ、貴様はもう死んでいる
でもこれ間違ってないよね?
~さぁ色黒よ、労働のお時間です
――ヤダァ!!!
オッス、オラ烏丸!
ヤダヤダ!小生ヤダ!
王国くんだりまで遊びに来たのにー!
孫との関りが無いまま他国へとんぼ返りとかフェードアウト案件じゃないですかヤダァー!
こうなったら容赦しないもんね!
貴族主義ぃ? 知ったこっちゃねぇ!
俺の遊びに(命がけで)付き合え帝国民!
次回、帝国死す! デュエルスタンバイ!