藤襲山それは、最終選抜に使われる人一人二人喰っただけの弱い鬼が閉じ込められている山。
そこでずっと殺されることにびびりながら、暮らしている弱い弱い鬼がいましたとさ。
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墓守(はかもり)
それが多分名前である、最初に目覚めた頃なぜか回りの身内らしき人を喰っていたのでもう血の繋がった者はいない。
最初は喰ったあとすぐに逃げたと思う、お腹が減っても逃げた。頭がぐるぐるした、初めての血が美味しいと感じてしまったことに違和感と共に得体の知れない恐怖を感じた。
最初に考えたのは、自殺者やそこら辺で死んでいる浮浪者の死体を見繕って喰らうことだった。でも幸運か不幸か喰らうとすぐに腹が満たされしばらく長く食べる必要がなかった。
そしてだんだん死体が見つかることが無くなってきた、同じような喰らう鬼が増えたのかそれとも人が死ななくなったのかわからないが。
そうして考えに考えてある村の墓守として暮らし、そこで死んだものの遺体をすこしづつ喰らうことにした。多分これは少食だったからできたことなのだろう。多分そこで初めての 墓守 という名前がついた、いまでも気に入って使っているというより名前がついたのがこれしかない。
…………その生活を気に入ってはいたが当然長くは続かない、そろそろ人間の寿命やらで怪しまれる前に沢山食いだめをしようとしたとき。
「……キャァァァァァァー」
その様子を村人の一人に見られてしまった、本来ならば口止めのために殺すのが正しいのだろうだがそれができなかった。
只放心していた、何をしていいのか分からなかったコロスイガイノ方法をひたすらに考えていた。
でもそれは無理だった、そのあとすぐに刃を持った人が来て腕や足を切り飛ばし山に連れていかれたとても痛かった。だけど死なないのならまだよかった。
そうして藤襲山、と呼ばれる山でこれからずっと過ごすことになる。
死体とか食べ物は、他の集められた鬼によってさらに少なくなるそして人も来ない。だがある程度残飯が出ることがわかり人の骨等を集め砕いて腹を満たしている。
娯楽もなくずっと暇で近くの木などを折って拓き、掘っ建て小屋と食べるわけではないが小さな畑やら見るための池を作った。
畑で育てているのは、ほとんど綿だ。ここでは服は殆ど着れないだから新しい服がほしいと思ったら作るしかないのだ。
個人的には鶏の牡と牝があれば、増やして更に残飯集めをしなくて楽なのだがと考えている。
後最近同じ衣服の人がよく来ることがわかった、食い荒らされていた人が着ていたものが似ているのだ。もしかしたら閉じ込めた人達と同じものたちなのだろうか?よくわからないし比較的生きてはいけるので気にしてはいないが。
ちなみに最近の趣味は色々な色をした刀集めである。あの人たちが元々持っていたのととてもにていて綺麗、夜の残飯集めを兼ねた散歩で折れたものやそのままの物色々見つかる。
「にしても本当に綺麗な色だなぁ……」
もしここに人間が来たらどうしようか、殺されたら嫌なので盛大にもてなして見逃してもらうために野菜やら魚やらとれるようにしといた方がいいかもしれない。
鬼血術や呼吸を習得など(これから)
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鬼血術のみ習得
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呼吸のみ習得
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両方習得
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習得しない
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チートなど強くなさすぎないように習得