しばらく、うさぎや猪やらをとらなくても良くなったが一応取りすぎないように取ったり死体も普通に拾っている。
保存できるのなら、いくらで持っておいて損はない。人骨も粉にし終えたし。
貯めすぎたのなら刀見るなり、動くなり、だらけるなり好きにすれば良いだけだし。
「最低一ヶ月ぐらいはゆっくりできるかな、ここでは食糧がどれだけあるかと寿命は同じみたいなものだし。」
病気にはかからないし、怪我もすぐに直るからねお腹すくと大変なことになるけども自分以外でも。死体集めの時に、刀をまた集めたが今回は折れてないのが一本で折れたのが五本分かぁ……
折れてない刀って下手な死体よりも貴重なんだよね、だいたい見かけるやつは折れてるか錆びてるかの二択でとても飾れるものじゃない。
「集めた刀もすぐに手入れしないとダメになるしなぁ。」
刀が集まって部屋が埋まるやらなんやらあったが、実際によく集まるのは折れた刀でありそのまま使える形状などに問題のない刀は少ない。
問題のない刀だとしても刃零れ等を起こしているものがほとんどだ、だからこそ磨ぐ事もやりはじめたのだが。
あっ今回は狐面の破片は1つほど見つかった。
「いつものように夜になるまでだらけるか。」
えっ仕事しろ?昼に外出たら死ぬんだから仕方ないやん!昼にする事だいたい終わらせちゃったから暇なんだよ。
◆
「うーん、今回大分静かだなぁ……というよりはもといた鬼が急速に減ってる?
今回来た鬼狩りの卵、大分会うの危ういかもなぁ……ずっと引きこもってようかな。」
今回人間が来て同じ空気の変わりかたをしたが、今までのような騒がしさは消えているいや……その騒がしさをだす鬼がどんどん消滅している。
よっぽど鬼自体に怨念があるのか、基本この山に来る人自体に抱えてること多いけど。
自分でも分かるよ、選別って生き残ることでしょ何でバンバン遭遇して致死率あげてるの理解できない。
「でもどうしても外に出ないといけないときにあったら、なるべく逃げるか弁明頑張るか。
口は、それなりに回る自信はあるし。」
あくまで口は回る自信があるだけなので、今回は必死に逃げるだけになるのは自身でも分かりきっているが。
最悪一時的に家を明け渡す事も考えている、つまり野宿するって事だ……というかこの山の鬼家作って住むって考えしているの自分以外いないと思う。
一応普通の人間が使っても、ある程度畑もあって便利だし回りの日がでると日向で囲まれるから安全地帯だし……壊されることは少ないとは思うんだよね……
刀折ったりしたりとか、荒らされる可能性はものすごく高いけど。
「さてはて今回はどうなるかなぁ……念のため刀はお気に入りの二本は持っておこ。」
折られても大丈夫なようにね。
ちなみに一番のお気に入りは、刀に銘が一切掘られていない色は黒色吸い込まれるような綺麗な黒だ。
コレは拾った時からのお気に入りで、いやコレを見つけたときから刀集めを始めたんだっけ。
「さてはて、今回の者はどうなるか。」
今回拾えそうな食料は確実に少なくはなりそうだが、特に問題にはならないだろうまたいつでも拾えるあせる必要はない。
まず首を落とされないことを前提に動こう、死ぬまでは生きていきたいしそこまで無謀でもない。むしろ堅実な方だと思う。
「…………外出たくないし寝るか。」
鬼だから眠たくないし、眠れないけど。昼の何もできない時間を潰すのには横になるだけの行為が一番良かった。
…………何か読み物でもあればもっと楽しく暇が潰せるのだろうが、来た人の子の中で読み物を持ってきている人はいるのだろうか?
いるのなら畑で育てている野菜とかたんと渡したりするのだが、そんな下らないことを考えているうちに時間は過ぎる。
独りになるのは寂しいと言うが、馴れてしまえば時間だけは無限にあるから暇を潰そうとおもえばいくらでも潰してしまえた。
「あっこっちに来たヤバい。」
やっと布団から出て、足音のした方向から離れる。
昼になれば、人はあんまり動かない……夜になれば人は喰われないように動き回り鬼も人を喰らうために動き回る。だからそうやって中に入る人も結構いる。
「って夜だから寒いなぁ、布団くるまっていってもいいかぁ。久しぶりの野宿かぁ………あーさむさむ。
あっお面つけてこ。」
結構探るように歩き回ってるなぁ、そりゃあ当然か見たことないだろうし普通あるとも思わないだろうから。
食料は一応人っぽく無いように骨は乾かして粉にして、身は干し肉に加工中大丈夫かな。
匂いさえ気にされなければ、荒らされたりはしなさそうだな……ばれたら問答無用で殺される可能性高くなりそうだけど。
「ここまで危ないの来るの想定してなかったからなぁ……、裏口とか用意しておけば良かった。
というか家主なのに無断で入ってきた人間に怯えるとかいいのかコレ、言うところに言えばこっちが勝ち拾えそうだな。
その前に晒し首の刑にこっちがなるけどなっ!
この世は地獄だな全く。ポックリ死んでもあの世でも地獄行きだろうが。」
そうやってぶつぶつ呟きながら、出口に布団を引きずりながら二本の刀を持って向かう。正直後で直せるし、壁ぶち破って即席出口ってやってもいいが音が気になる。
たぶん、逃げるんじゃなくて鬼を殺しまくってる辺りすぐこっちに音でも出したら来るだろうからな!本当に殺意が高い、飛び火する恨みほど災厄な物はこの世に無いとも思う。
「さーて、夜のうちにここから離れないとなぁ……。」
手頃な部屋の窓から外に出る、空気が冷えて寒い。ちょっとかさばるが布団を持ってきた事は正解だったようだ。
野宿は池のそばがいいだろう、寒すぎるが魚取り遊びができる。あと純粋に手とか色々洗える。
「………ここに鬼がいな……!?」
家を漁った帰り道だろうか、ちゃんと獣の干し肉と持ちやすい野菜を持った割れていない狐面の二人組と遭遇する。
狐面の人の子は、同じ青い澄んだ色の刀を持っていた片方は刀が歯こぼれやらでぼろぼろだ。
その瞬間思った、なぜこの家を出てしばらく野宿しようと思った時に遭遇するんやとしかも歯こぼれから鬼殺し筆頭に。
二人の狐面の子どもと遭遇、墓守はこの先生きのこれるのか!