今は昔。昔々あるところに。はるか旧代の御世において。
語るとすれば、そのように語ってしまえるほどの昔のこと。
伝記伝説に描かれる生誕の物語。口伝口承に語られる原初の言伝。
その程度には歴史を遡ってしまえる過去のこと。
されど、この語りにはそのような大々的な価値は無い。
紐解かれるのは個人の記憶。名など残ってはいない、ただの一人の人間の話。
いわゆる与太話。

歳とりすぎた老人が語る。
そんな想い出長話を。

ご興味あれば、ご拝聴。


※この作品は「小説家になろう」様において、改訂以前の分を同名で掲載しています。
 ご了承をお願い致します。
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